36話 絶望の架け橋
「……」
バギーの遺体を埋めた後に彼、山本武はB-2に来ていた。
「うわ…」
彼は目の前の惨状に驚いた。
四体の顔も見えないほど焼けている死体。
氷漬けにされている人間。
普通の人間が見たら気絶してもおかしくないような状態だった。
「……」
いつも陽気な彼でも静かにならざるを得なかった。
「いったい誰がこんな事を……」
彼はまず氷漬けの人間を調べる。
「……いったい何が?」
「ゥ」
「あ?」
何があったか分からなかった、でも
体が二つに切れていた。
「な…ん」
「すみません…僕は…」
山本を切ったのは、黒子テツヤだった。
手に持っているのは、生きているような刀。
妖刀紅桜だった。
「こいつも殺さないと……」
そして、その剣が氷漬けにされた人間に、向けられた。
「おい、お前何をしてるんじゃ?」
「!!」
命が二つ散ったころ、そこに一匹立っていた。
「く……」
黒子の紅桜は手と同化していた。
「ふん、そんなものでわしと遊ぼうとは……甘いな」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
もう彼、黒子は意識がなかった。紅桜に意識を持ってかれたいた。
つまり、剣に体を使われているということだ。
「うおっ!」
目の前に急に来てさすがに驚いていた。
「がああああああああああああああああああああ!!!!」
椎名の体に亀裂が入る。
「ふ、はははははははははははははは!!!!」
それでも尚笑う。
「おもしろ、い!おもし、ろいぞ!」
椎名は黒子を全力で殴った。
吹っ飛んでいく、そして、禁止エリアに入ってしまった。
「あ、あああ、ああはははははははははっははははは!!!」
ボン!
そんな音で彼の首はなくなってしまった。
「ふ、ははは、は、」
そして、椎名も倒れる。
体から血がなくなっていく。
彼はそのうち、ピクリとも動かなくなった。
【山本武@家庭教師ヒットマンREBORN 死亡】
【モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE 死亡】
【黒子テツヤ@黒子のバスケ 死亡】
【椎名@逢魔ヶ刻動物園 死亡】
最終更新:2011年01月25日 15:36