35話 紅に染まった
一護は姫川を追いかけてC-6公共プール内にいた。
「くそ……絶対に追いかけて……」
何をするつもりなんだ?
殺すのか?それとも…。
どっちにしろ捕まえなきゃいけないんだ…。
「……いた!」
姫川がいたのはプール内、つまり流れる~、みたいなものがあるところだ。
「…見つけたぜ」
「今更見つけて何をするつもりだ?」
「お前を殺す……かもしれないな」
「ふぅん…そうか」
「ああ」
「なら簡単だ、俺はお前を殺すしかないよな」
姫川はにやりと笑みを見せる。
「…」
一護は集中する。
どうすれば確実に倒せるか。
そう、戦闘経験の差なら確実に負けはしない。
あの死にそうな日々に比べれば、簡単なはずだ。
一歩踏み出し姫川の懐に入る。
「腹に注意した方がいいぜ!」
そして、斬る。
「…な」
姫川はプールに落ちる。
そして、プールが紅く染まる。
「…は」
殺した、殺してしまった。
「本当に…笑えないな」
仕方ないか。
と、プールを離れようとした時。
一護の頭に赤い点が3つ。
「な、なんで、だ。う、そだろ、」
一護もプールの中に沈んでいく。
「は……俺がこれで死ぬと思ったか」
姫川は生きていた。かろうじてではあったが。
「合討ち…だな」
そうしてまた水の中に沈んで行った。
プールの水は紅く、紅に染まっていた。
【黒崎一護@BLEACH 死亡】
【姫川竜也@べるぜバブ 死亡】
※黒崎一護、姫川竜也の死体及び支給品(基本支給品、カットラス、
銃仕込みナイフ、警棒型スタンガン)はプールに浮かんでいます。
【支給品説明】
【銃仕込みナイフ@オリジナル】
サバイバルナイフの大きさに、銃弾が3つ仕込まれているもの。
スイッチを押せばナイフの先端から弾が出てくる。
リロードは出来ないため使い捨てである。
最終更新:2011年01月24日 14:39