15話:とあるガンナーの少女
エリアD-2に存在する警察署二階のオフィスの窓から、
ブラインド越しに外の様子を窺う、某ゲームのナルガ装備に酷似した
露出の高い装具に身を包んだ少女、レイ・ブランチャード。
「むぅ…どうしたものか、これから」
レイには殺し合いに乗る意思は無い。そうなればこれからの行動指針は、
この殺し合いからの脱出を目指すと言う事になる。
同じく殺し合いに呼ばれている同じ冒険者ギルドの知人、エルザ・ウェイバー程では
無いにしろ、機械の知識も多少はある。
首輪の内部構造がどうなっているのか分かれば、首輪を解除する手立ても見付かるかもしれない。
「エルザ以外にも、フォナと、エイミスがいるんだったな」
殺し合いに呼ばれているレイの知人はエルザ以外にも二人、
女魔道士のフォナ・アンシュッツ、女狼獣人剣士のエイミス・フロリッヒャーがいる。
但し、エルザ以外の二人はほとんど交友関係が無かった。
「エルザは一応捜すか…後の二人は放っておこう」
レイは近くの机の上に置いてある、自分のデイパックと、
支給品である半自動小銃、M1ガーランドに近付いた。
ガンナーであるレイにとって適性のある支給武器である。
「出来ればいつも使っている方が良かったが、この際文句は言えまい……」
M1ガーランドを構えながら、レイが少し低めの声で言った。
「もう少し、この建物の中を調べてみよう…さっきから独り言多いな私」
レイはデイパックを引っ提げ、M1ガーランドを装備し、
警察署内の探索に赴いた。
【一日目/早朝/D-2警察署二階】
【レイ・ブランチャード】
[状態]良好
[装備]M1ガーランド(8/8)
[持物]基本支給品一式、M1ガーランド装弾クリップ(5)
[思考・行動]
基本:殺し合いからの脱出。首輪の調査を行いたい。知人についてはエルザは捜索する。
1:警察署内の探索。
[備考]
※特に無し。
≪支給品紹介≫
【M1ガーランド】
レイ・ブランチャードに装弾クリップ(弾薬8発入り)5個とセットで支給。
1936年に米軍制式となった優秀な部類に入る自動小銃。
弾が8発入ったクリップごと装填し、弾を撃ち尽くすと空になったクリップが自動で排出される。
その際「チャリーン!!」という独特の甲高い金属音が鳴る。
「スプリングフィールドM1」が正しい名前(だと思う)。
≪キャラ紹介≫
【名前】レイ・ブランチャード
【性別】女
【年齢】17
【職業】ガンナー
【身体的特徴】深い青色の髪に赤い瞳、グラマーで豊乳。大人びた魅力がある。
某モンハンのナルガ装備に非常に酷似した露出度の高い装具
【性格】冷静沈着で思慮深い、が、抜けた部分もある。男っぽい口調で話す
【趣味】射撃、銃器の手入れ
【特技】精密射撃
【経歴】同じくガンナーであった父の影響で、ガンナーとしての道を歩む。
父親は現在は後進の指導に当たっている
【好きなもの・こと】銃器の製作
【苦手なもの・こと】近接武器
【特殊技能の有無】射撃技能が高く、ある程度機械知識もある
【備考】RPGファンタジー風異世界出身で、エルザ・ウェイバー、フォナ・アンシュッツ、
エイミス・フロリッヒャーは同じ冒険者ギルド所属の知人。
エルザとは会話が弾む方。最近は性への興味が尽きないとか
最終更新:2010年12月12日 00:57