現実は時に想像すらも超える


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51話 現実は時に想像すらも超える


万事屋の従業員である志村新八が死んだ。
土方十四郎が唯一、放送で眉を動かしたのは彼の名前が呼ばれた瞬間である。

「あの眼鏡が死んだのか……」

土方と新八はそれなりに付き合いは多かった。
新八の姉を連れ戻すため柳生家に戦いを挑んだり、
お通FC決定戦で対決したり、文通の文章を代わりに書いたり――。
悲しい訳では無いがあのツッコミがもう聞けなくなると思うと少し寂しい気もした。

現在土方は三人の同行者と行動している。
医者の佐藤文博、途中で遭遇した人狼のシリウスと水色髪の女性紺野優佳。
シリウスは負傷しているにも関わらず見張りを買って出てくれている。

「土方さん、志村新八って……」

優佳が心配そうに土方に声を掛ける。死亡者として呼ばれた14人の名前の中の一人が、
土方から聞かされた知り合いの一人だったためだ。

「ああ…気にすんな。元々特別親しい訳じゃなかったしな」
「…そう…」

(だがまぁ、万事屋の奴がどうなるかが気になるがな――まさか自暴自棄になっちまう程、
心が脆いとは思えねぇが……いや、別にあいつの事が心配な訳じゃねぇけど)

土方がそんな事を考えていると、入口の扉が開いた。
その場にいる全員の視線が入口の方へ向けられる。

「あぁみんな。ちょっと一人、客が来たんだが」

右手にチェーンソーを持ち外で見張りについていた銀色の人狼シリウスが、
土方が着るものと同じ制服を着た少年を建物の中に連れて来る。

「総悟!」
「土方さん、やっと見付けましたぜ」

それは紛れも無く、真選組一番隊隊長沖田総悟。
土方の部下に当たる人物であり彼が捜索していた人物の一人であった。

「いやな、見張ってたら通り掛かってよ、土方さんと同じ制服着てっからこれはと思ってな」
「そうか……取り敢えず総悟、無事で良かった」
「土方さんも無事で何より…まあ簡単に死ぬ訳無いとは思ってやしたが。
…そっちのお二方も土方さんの連れですかィ」

総悟が土方の背後に立つ二人に視線を向けながら言う。

「あ…あなたが沖田さんですか? 初めまして、佐藤文博と言います」
「私は紺野優佳」

総悟に文博と優佳の二人は自己紹介をした。



(新八君が死ぬとはねェ…万事屋の旦那、大丈夫か?)

どこかで生きていると思われる銀髪天然パーマの侍。
彼と強い絆で結ばれていた眼鏡のツッコミ少年が死んだらしい。
総悟が心配するのはよもや銀髪天然パーマの侍――坂田銀時が、
ヤケになったりしないかどうかという事だった。

(…精神面は結構強い人だからなァ、多分心配は無いとは思うが……)

ふと、この殺し合いにはいないが、新八と同じく万事屋で働いている――と言うより、
居候している大食い毒舌中華娘の顔が思い浮かんだ。
彼女もまた、銀時や新八と強い絆で結ばれている。
もし、新八が死んだ事を知ったら。または銀時にもしもの事があったら――。

(…オイオイ、何してんだ俺は。あのチャイナ娘の心配なんてする必要ねェじゃねェか…)

普段喧嘩ばかりしていると言うのに何故いざと言う時には心配をしてしまうのか。
総悟自身にもよく分からなかった。



その後、総悟と土方、文博、優佳、シリウスの間で支給品の確認及び、
情報交換が行われ、一先ず各自食事を取る事となった。

しかしここで総悟を除く全員が土方の食事を見て絶句する事となる。
無理も無い、何しろ食べ物と言う食べ物に覆い尽くさんばかりのマヨネーズを掛け、
それを美味そうに食べているのだから。

「土方さん、どうしたんですかィそのマヨネーズは」
「これか? 文博の奴の支給品だったんだが譲って貰ったんだ」
「マヨネーズが支給品…主催の考える事が分かりませんね」
「確かに…だが俺にとっては刀にも等しい当たりだ」

土方が重度のマヨラーである事は一応、文博、シリウス、優佳の三人も本人から
知らされてはいたが、現実は時に想像すらも超える。
とにかく一度の摂取量が半端では無い、見ていた優佳は吐き気を覚えてしまう。

(ちょ、ひ、土方さん、マヨラーだとは確かに自分で言ってましたけど…。
まさかこれ程とは…良く気持ち悪くならないな…)
(オイオイオイ何だあれはギャグだろ…もうほとんどマヨネーズ直接食ってるようなモンだぜあれ)
(うっぷ…気持ち悪くなってきた)

文博、シリウス、優佳の心はいつの間にか一つになっていた。



結局業務用マヨネーズを半分以上消費し土方は食事を終えた。
総悟、文博、シリウス、優佳も食事を終え、続いて五人はこれからの行動について
話し合い始める。

すぐ隣のエリアには警察署があるため、
土方とシリウスで警察署の探索をする事にし、総悟、文博、優佳は
建物に残留する事となった。五人全員で固まって動けば目立ち過ぎ、
返って危険であると土方からの提案によるものである。

「それじゃあ行くか、シリウス」
「ああ」
「気ィつけて下さいよ土方さん」
「分かってるよ」

留守の守りを任された総悟に見送られながら土方とシリウスは警察署に向かった。
探索に向かう側と残る側、双方がこれが今生の別れにならない事を願っていた。



【一日目/早朝/F-2市街地】
【土方十四郎@銀魂】
[状態]健康
[装備]直刀
[所持品]基本支給品一式(食糧一食分消費)、煙草(残り10箱、消費中)、
 業務用マヨネーズ(半分消費)、100円ライター(残りガス少ない、調達品)、
 F-1警察署へ移動中
[思考・行動]
 基本:殺し合いを潰す。首輪を何とかしたい。襲い掛かる者とは戦う。
 1:シリウスと共に警察署の探索。
 2:坂田銀時を捜す。
[備考]
 ※原作かぶき町四天王篇終了後からの参戦です。

【シリウス@オリキャラ】
[状態]腹部に三発被弾(命に別条は無い、包帯を巻いている)
[装備]チェーンソー(バッテリー残り100%)、F-1警察署へ移動中
[所持品]基本支給品一式(食糧一食分消費)
[思考・行動]
 基本:殺し合いからの脱出。首輪を何とかしたい。
 1:土方十四郎と共に警察署の探索。
 2:いい男がいたら掘りたい。
[備考]
 ※坂田銀時についての情報を得ました。


【一日目/早朝/F-2市街地会社事務所(何の会社かは不明)】
【沖田総悟@銀魂】
[状態]健康、外で見張り中
[装備]打刀
[所持品]基本支給品一式(食糧一食分消費)、双眼鏡
[思考・行動]
 基本:殺し合いには乗らないが、襲い掛かる者には容赦しない。
 1:佐藤文博、紺野優佳と一緒に土方十四郎とシリウスの帰還を待つ。
 2:可能なら協力者も捜す。
[備考]
 ※原作かぶき町四天王篇終了後からの参戦です。
 ※冬月蒼羅(名前は知らない)の容姿を記憶しました。

【佐藤文博@オリキャラ】
[状態]健康
[装備]二十二年式村田連発銃(8/8)
[所持品]基本支給品一式(食糧一食分消費)、8㎜×53R弾(16)、
 医療道具(包帯や消毒液等、調達品)
[思考・行動]
 基本:殺し合いはしない。脱出手段を見付けたい。
 1:沖田総悟、紺野優佳と一緒に土方十四郎とシリウスの帰還を待つ。
[備考]
 ※坂田銀時ついての情報を得ました。
 ※土方の言う「真選組」「江戸」等の単語に疑問を抱いていますが、
 特に言及するつもりは無いようです。

【紺野優佳@オリキャラ】
[状態]健康
[装備]コルトM1903(5/8)
[所持品]基本支給品一式、コルトM1903マガジン(8×3)
[思考・行動]
 基本:殺し合いからの脱出。首輪を何とかしたい。
 1:沖田総悟、佐藤文博と一緒に土方十四郎とシリウスの帰還を待つ。
[備考]
 ※坂田銀時、志村新八、沖田総悟についての情報を得ました。




「兄を超えられる弟はいない」 時系列順 白の夢
「兄を超えられる弟はいない」 投下順 白の夢

警察+医者+人狼+女性…これ何の集団? 土方十四郎 マコトノヤイバ、アヤカシノヤイバ
警察+医者+人狼+女性…これ何の集団? 佐藤文博 まもりきれぬもの
警察+医者+人狼+女性…これ何の集団? シリウス マコトノヤイバ、アヤカシノヤイバ
警察+医者+人狼+女性…これ何の集団? 紺野優佳 まもりきれぬもの
犬の散歩はリードを着けて 沖田総悟 まもりきれぬもの
ツールボックス

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