女は狼より強し


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18話 女は狼より強し


街灯が灯る橋の上にて、水色の髪を持った女性と、
銀と白の毛皮を持った雄の人狼が対峙していた。

「早速一人目に出会ったか」
「あの、あなたは殺し合いに乗っている、の?」

女性――紺野優佳は目の前の人狼――シリウスに尋ねる。

「いや? 殺し合いなんてする気はねぇよ。そう言うあんたはどうなんだい」
「私も、こんな殺し合いをする気は無い」

お互いに、殺し合いを拒絶する旨をはっきりと口に出した。

「それじゃ俺達は仲間だな。俺はシリウスってんだ。あんたは?」
「私は紺野優佳。シリウスさん、あの」
「呼び捨てで良いぜ」
「あー…シリウス。ここで立ち話も何だから、適当な家に入って話をしよう」
「そうだな……」

二人は橋を渡り、適当な民家に隠れて話をする事にした。

橋のすぐ近くの和風の家に入り茶の間にて優佳とシリウスは互いの支給品を見せ合った。
優佳が自分のデイパックから取り出した物は、チェーンソーだった。

「チェーンソーか、凄いな」
「重くて私、多分使いこなせないと思う……」
「それなら、俺の支給品と交換しても良いぞ」

そう言ってシリウスは卓袱台の上に自分の支給品、
小型自動拳銃コルトM1903と予備マガジン3個を取り出す。

「これならお前でも使えるだろ。俺には小さ過ぎて使いづらい」
「それじゃ、交換して貰って良いかな?」
「おう」

二人は支給品を交換し、優佳がコルトM1903を、シリウスがチェーンソーを装備する事になった。

「優佳はこの殺し合いに誰か知り合いは呼ばれているのか? ちなみに俺は誰もいないが」
「いや、私も……」
「そうか…お互い知り合い無しか」
「どうかしたの? シリウス」

考え込むシリウスを優佳が心配する。

「いや、この殺し合いから脱出するならやっぱり仲間を集めて、
この首にはめられた首輪をどうにかするべきだよな」
「うん」
「知り合いゼロとなると、仲間集めも難しくなるかな、と思って……いや、
後ろ向きに考えるのは良くねぇや」

そう言うとシリウスは不意に立ち上がり、大きく背伸びをした。
座っている優佳の視線の高さに、シリウスの息子がぶら下がる股間が来てしまう。

(お、大きい……)

普段直視する事の無い雄の象徴に、思わず優佳は顔を赤らめた。
そんな優佳の様子にシリウスが気付く。

「どしたの?」
「し、シリウスの……×××が」
「おっと失礼。我慢してくれ」
「わ、私の事、食べないよね……?」

顔を赤らめ胸元を押さえながら優佳が言う。

「食べるってあっちの意味って事か?」
「……(こくり)」
「…………」

シリウスは突然無言になる。と、いきなり優佳に近付き、押し倒した。

「きゃっ! し、シリウス……むごっ」

驚いて叫ぼうとした優佳の口をシリウスの大きな手が押さえた。

「そうだなぁ、いつ死ぬか分からないし、気持ち良くなっとくか」
「……!」

舌舐めずりをする人狼の顔を見ながら、優佳はさっき自分が言った事が、
これから現実になるのだと感じた。
凄まじい力で押さえ込まれ身動きが取れない。どうしようも無かった。

「……なーんてな」
「うぇ?」

しかし、シリウスの軽い口調の言葉と共に優佳は解放された。
事態が飲み込めず目をぱちくりさせる優佳に悪戯心が籠った表情を浮かべながら、
シリウスが言う。

「冗談だよ。ごめんごめん。いやね、俺は男としかヤらないタチなんだ。
女はどうにも、こう、欲情出来ないんだわ」
「……ああ、そう。そうなの。もう、シリウスったら。あははははは」

緊張の糸が解れ、涙目で笑う優佳。
しかし、その手は卓袱台の上のコルトM1903に伸びていた。
彼女の心は怒りの炎に燃えていたのだ。

「シリウス君」
「ん? 何だ…………え? ちょ、待て待て待て優佳! いやごめんマジごめ」
「お死になさい♪」

パンッ! パンッ! パンッ!

「グガアアアア!? い、痛てえぇええ……ほ、本当に撃つ事無いだろ……!」

腹部に三発の銃撃を食らったシリウスは血塗れの腹を押さえ、
涙目になりながら優佳に反論した。

「うるさい! 本当に純潔オワタと思ったんだから!
そのデカ×ンかキ×タマに銃弾撃ち込んで去勢するぞコラァ!」
「うわあああああごめんなさいごめんなさいそれだけは勘弁して下さい」
「さあ大人しく股を開きなさい」
「ごめんなさい! ごめんなさい! 許して! 許してえええ」

泣きながら土下座をする人狼。

「……はぁ、もうやめてよね、冗談キツ過ぎるから」
「……はい」

すっかり意気消沈してしまったシリウスに背を向け、優佳はM1903をスカートに挟み込む。

(……でも、正直ちょっと、期待しちゃった)

心の中で優佳はそう呟いた。

「…さっきの銃声と声が外に漏れたかもしれないな。移動した方が良いだろう」
「でもどこへ?」
「うーん、歩きながら考えても良いだろ。痛てて…」
「だ、大丈夫シリウス? ごめん、私……」
「いや、大丈夫だ。余り威力が無い拳銃みたいだし、それに俺は仮にもワーウルフだぜ?
普通の人間よりタフなんだよ。心配するな。銃弾の数発身体に受けたぐらいでどうって事ねえ。
痛……だけど、どこかで包帯でも巻いた方が良いなこりゃ」
「そう言えば、さっき道で病院の案内看板を見かけたわ」
「マジか? そう言えば地図に病院ってあったな……よし、行ってみようぜ。
どうせ他に宛ても無いからな…」
「うん…」

二人はシリウスの怪我の治療のため、病院へ向かう事にした。



【一日目/深夜/E-2橋北部近くの民家】
【紺野優佳@オリキャラ】
[状態]健康
[装備]コルトM1903(5/8)
[所持品]基本支給品一式、コルトM1903マガジン(8×3)
[思考・行動]
 基本:殺し合いからの脱出。首輪を何とかしたい。
 1:シリウスと行動。病院へ向かう。
[備考]
 ※特に無し。

【シリウス@オリキャラ】
[状態]腹部に三発被弾(命に別条は無いが行動に支障が出る恐れ有り)
[装備]チェーンソー(バッテリー残り100%)
[所持品]基本支給品一式
[思考・行動]
 基本:殺し合いからの脱出。首輪を何とかしたい。
 1:紺野優佳と行動。病院へ向かう。
 2:いい男がいたら掘りたい。
[備考]
 ※特に無し。


※E-2北部近くの民家周辺に銃声及び紺野優佳、シリウスの声が漏れた可能性があります。



≪支給品紹介≫
【チェーンソー】
電動式の大型鋸。パロロワでは結構出る(と思う)。
自作ロワに登場した「チップカットソー」なる物も恐らくこれの一種か。

【コルトM1903】
「コルト.32オート」の名で知られる小型自動拳銃。
小型軽量で信頼性が高い為、かつては多くの軍隊や警察機関で使用され、
旧日本軍の将校にも人気が高かった。


≪オリキャラ紹介≫
【名前】紺野優佳(こんの・ゆうか)
【年齢】20
【性別】女
【職業】大学生・ピザ屋でバイト
【性格】明朗
【身体的特徴】水色の髪、赤みがかった瞳。スタイルは良い
【服装】赤色の半袖ジャケットに白いシャツ、オリーブ色のミニスカート
【趣味】料理、メール
【特技】料理
【経歴】両親と妹のいる普通の家庭で育った
【備考】処女を卒業したがっているが実現の見通し立たず

【名前】シリウス
【年齢】22
【性別】雄
【職業】とある森在住のワーウルフ(エンカウントモンスター)
【性格】飄々としているが、思慮深い一面も持っている
【身体的特徴】銀と白の毛皮を持った人狼。引き締まった身体つき
【服装】全裸(服を着る習慣が無い)
【趣味】男狩り
【特技】爪と牙を使った格闘術、衣服を肉体を傷つけず剥ぎ取る事
【経歴】幼少期からなぜか同性にしか欲情しない体質だった
【備考】女性や雌は嫌いではなく恋愛及び性的対象に見る事ができないだけ




宿禰千恵の憂鬱 時系列順 冷静な狐×馬鹿な天使
宿禰千恵の憂鬱 投下順 冷静な狐×馬鹿な天使

ゲーム開始 紺野優佳 警察+医者+人狼+女性…これ何の集団?
ゲーム開始 シリウス 警察+医者+人狼+女性…これ何の集団?
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