エレキテルびりびり


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20話 エレキテルびりびり


澄んだ水を湛えた湖の畔。
和風の鎧に身を包み面で素顔を覆った侍、ムシャは、
自分のデイパックの中から参加者名簿を取り出し開く。

「ダーエロに弟子五郎がいるのか……他にも知っている奴がいるな」

自分と同じ魔王軍四天王の一人であり親友・仲間であるダークエルフの男と、
どこまでもついてきてくれる愛弟子の名前を確認する。

「ヘレンって……ダーエロやばいかもしれんなこれ」

ダークエルフ――ダーエロがストーカーしているエルフの少女、
ヘレンの名前もあった。
この少女の事になると半ば見境が無くなるダーエロが、
最後の一人しか生きて帰れないと言うこの殺し合いでどう動くか不安になる。
ヘレンを優勝させるために殺し合いに乗るという可能性は十分あった。

「何だかもう当たってるような希ガス、俺の予想。
……いや、あいつもそこまで……馬鹿なんだよなあ、はぁ。
まあこれは後にして、俺のランダム支給品とやらは何だ?」

危険な不安要素に頭を悩ませつつもムシャは自分の支給品を確認する。
まず出てきた物は日本刀、それもかなりの業物だった。

「刀か、こりゃいい。それに中々良い刀じゃないか」

鞘から抜くと美しい刃紋が浮き出た鋼の刀身が姿を現した。
剣術に関しては天下一品であるムシャにとって適性のある武器と言えよう。

「まだあるな……これは?」

次にムシャが取り出した者は、ホワイトカラーのニンテンドーDS。
殺し合いの最中にゲームをしろとでも言うのかとムシャは思ったが、
念のために説明書を読んでみると、これはただのゲーム機では無いらしかった。
ムシャはDSの電源を入れ、最初に表示された上画面の左下隅にある、
赤いボタンをタッチペンで押した。
すると、DSは半径300メートル以内にある参加者用の首輪を探知する、
首輪探知機へと変化した。
もう一度同じ位置にあるボタンを押すと元のゲーム機に戻った。

「これは便利そうだ……ゲームする予定は無いからな、
探知機モードにしておこう」

ムシャはDSを探知機モードに切り替えた。
すると自分からかなり近い場所に首輪の反応を示す光点が表示された。
上画面に光点、下画面に光点の主の名前が表示されている。
一人は自分の名前、もう一人は「新藤真紀」とあった。

「……新藤真紀、か?」
「……何で私の名前を? あなたみたいな鎧武者に会うのは初めてだけど」
「何、こいつに名前が表示されてたんだよ」

DSを見せるようにしながらムシャが後ろを振り向く。
そこには緑色の髪を持った若い女性が立っていた。
白いカッターシャツに紺色のスカートという格好で、
右手には自動拳銃Cz75が握られている。

「何それ? ニンテンドーDSにしか見えないけど……」
「確かにそうだ。だがどうも改造されているらしくてな、首輪探知機になるみたいだ」
「ふうん……そんな事をわざわざ説明するという事は、
あなたはこの殺し合いには?」
「乗っていない。お前は?」
「……まあ、乗ってない、かな。あなたの名前は? お侍さん」
「ムシャだ」
「……それ本名?」
「本名だ。悪いか!」
「いや別に……ムシャさん、折角だし一緒に行動しない?」

互いに殺し合いに乗っていない事は明らかになった所で真紀がムシャに同行を願う。
真紀としては一人より二人でいる方が生き残れる確率が上がると踏んだためなのだが。

「俺と一緒に、俺の知り合いを捜してくれると言うなら……」
「ええ、喜んで」
「ありがとう。よろしくな、真紀」
「こちらこそ、ムシャ」

鎧武者と緑髪の女性は手を取り合い、共に行動する事となった。



【一日目/朝方/B-5中央部湖の畔】
【ムシャ@VIPRPG】
[状態]健康
[装備]千鳥
[所持品]基本支給品一式、改造ニンテンドーDS
[思考・行動]
 基本:殺し合いからの脱出。ダーエロと弟子五郎の捜索。
 1:新藤真紀と行動する。
 2:ダーエロが心配(別の意味で)。
[備考]
 ※特に無し。

【新藤真紀@オリキャラ・再登場組】
[状態]健康
[装備]Cz75(15/15)
[所持品]基本支給品一式、Cz75予備マガジン(15×3)
[思考・行動]
 基本:殺し合いをする気は無い。取り敢えず死にたくは無い。
 1:ムシャと行動する。
[備考]
 ※俺オリロワ本編開始前からの参戦です。



≪支給品紹介≫
【千鳥】
オリジナル支給品で、鋭い切れ味を持つ業物の日本刀。

【改造ニンテンドーDS】
オリジナル支給品。ニンテンドーDSに首輪探知機能を搭載したもの。
探知レーダーの有効範囲は半径300メートルで、上画面にレーダー、
下画面に探知した首輪の所有者の名前が表示される。
勿論普通にゲームをプレイする事も出来る。

【Cz75】
1975年にチェコスロバキアで開発された自動拳銃。
命中精度の高さ、握り易いグリップ等から根強い人気を誇る。





金色のアルベルト 時系列順 もしも弟子五郎と狼獣人の少女
金色のアルベルト 投下順 もしも弟子五郎と狼獣人の少女

ゲーム開始 ムシャ 過ちを過ちにしたくないのが僕らだろう
ゲーム開始 新藤真紀 過ちを過ちにしたくないのが僕らだろう
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