狐少女の憂鬱


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1話 狐少女の憂鬱


意識を取り戻した時、狐獣人の少女フラウは赤錆が浮き出た鉄骨で出来た、
朽ち果てた鉄塔の狭い足場にいた。
起き上がって自分の状況を整理する。

「そうだ、殺し合いをしろって言われたんだっけ。はあ、何でこんな事に……」

いきなり殺し合いに参加させられた事が理解出来ずフラウは溜息をつく。

「支給品があるって言ってたけど……あ、これか」

すぐ傍に黒い肩提げ式のデイパックを発見し、手に取る。
チャックを開け、中に入っている物を漁り始めた。
地図、コンパス、名簿、メモ帳、鉛筆、懐中電灯、懐中時計、食糧。
そして、自動拳銃スタームルガーP85とそのマガジンが3個。

「当たりね……」

フラウはスタームルガーP85を取り出し、スカートの腰の辺りに差し込んだ。
しかしこれを使って殺し合いをする気は彼女には無かった。
どうにかしてこの殺し合いから逃げ出したいと思っていた。

名簿を開くと自分を入れ総勢48人の殺し合いの参加者の名前が五十音順で記されている。
その中にはノーチラス、エルフィ、サーシャ、シルヴィア、テトの五人のクラスメイトの名前もあった。
皆殺し合いに乗るような人物では無いと思いたいが。
いつ命を狙われるか分からない極限状態の下ではどうなるか分からない。
しかし出来る事ならば会いたい。

「さて、これからどうするべきか」

地図を広げ、周囲の風景から現在位置を割り出す。
古い鉄塔の中程にある足場にいる。つまり現在位置はエリアD-4と見て間違い無さそうだ。
周囲には森林地帯が広がっており、もっと鉄塔の上に昇れば遠くまで見渡せるだろう。
しかし、上に上がるための階段は途中で抜け落ちており、
無理をすれば通れなくも無いが地面までの高さを考慮すると非常に危険だった。
鉄塔を更に昇るのは諦め、フラウはデイパックを肩に提げ、下へ降りる階段を降り始めた。

ギシギシと不安な音を立てる錆びた階段を何とか降り切り、
地面へと辿り着くフラウ。

これからしなければいけない事はまず、首にはめられた首輪の解除。
爆薬内蔵の首輪によって殺し合いの参加者達は主催者の青白狼――比叡憲武に
命を握られ殺し合いを強制されている。
これを解除する事が出来れば、きっと脱出への糸口も見付かる筈だとフラウは考える。
しかしそれには仲間が必要だ。クラスメイトもそうだが、きっと自分以外にも、
殺し合いを拒む人がいる筈、そう言った参加者と結託出来れば。

上手く行く保証などどこにも無いが、何もしないよりマシだろう。

「よし、行くか……」

どこに行くか考えた末、フラウは北の方角に向け歩き出した。



【一日目/朝方/D-4中央部鉄塔付近】
【フラウ@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]スタームルガーP85(15/15)
[所持品]基本支給品一式、スタームルガーP85予備マガジン(15×3)
[思考・行動]
 基本:殺し合いはしない。脱出方法及び首輪の解除方法を探す。
 1:クラスメイトに会いたい。だがもし殺し合いに乗っていたら……。
 2:自己防衛のためなら戦う。
[備考]
 ※自作ロワ本編開始前からの参戦です。



≪支給品紹介≫
【スタームルガーP85】
スタームルガー社が1987年に発売した自動拳銃。
価格が安いにも関わらず頑丈で、安全面でも必要十分な機能を備えている。




オープニング 時系列順 二つの「青」
オープニング 投下順 二つの「青」

オープニング フラウ ボウソウ、ジメツ
ツールボックス

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