人として軸がぶれている…ってレベルじゃねーぞ!

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出会った瞬間、二人の拳はぶつかり合った。 特に因縁があったわけでも、危険人物だと知っていたわけでもない。 答えは一つ、答えは単純。 野生の勘で感じたからだ。 こいつはやばい、と。 ぶつかり合った拳は衝撃波を発生させ、二人の体を吹き飛ばす。 しかし、吹き飛ばされた次の瞬間には、両社とも次の一撃の動作へと移っていた。 それから先は、嵐ともいうべき乱舞だった。 手と手が、足と足が、手と足が、足と手が、ぶつかり合うたびに衝撃を生む。 赤い女と、コートの男。 女はシニカルに、楽しそうに笑っているが、男はあくまで無表情。 それでも両者は拳を、足を、交え続ける。 戦いのボルテージは上がって行き、フィナーレへと達する。 最後の一撃。 それがぶつかり合った瞬間、 彼らは、空高く放り上げられた。 コートについた汚れを軽く払いながら男―大尉は考える。 あの女は一体何なのだろうか。 制限とやらで弱体化したとはいえ、人狼である自分と同等のあの力。 それをくらって尚、立ち上がり続ける肉体。 あきらかに人間の範疇から逸脱している。 しかし、あの女からは吸血鬼の類の気配はしなかった。 もしあれが人間であるというのなら、人間をやめるしかなかった自分が馬鹿らしく思えてくる。 袋から取り出した名簿を見る。 その先頭にあるのは、少佐が殺したかった存在。 少佐が戦争を仕掛けた相手。 この場にそいつがいて、もし自分と同じく制限を受けているのなら、 あるいは、自分でも殺せるかもしれない。 立ち上がり、帽子を目深にかぶりなおす。 探そう。 探して、殺してみせよう。 戦争犬(ウォードッグ)の自分には、これくらいしかできないのだから。 こうして、死にたがりの戦争犬(ウォードッグ)は歩き出す。 伯爵を殺すために。 あるいは、殺され生き返り、もう一度殺されるために。 【B-2・町中/一日目・夜中】 【大尉@HELLSING】 [状態]ダメージ(中) [装備]なし [道具]基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考]基本:アーカードを探して殺す 1:島を周ってみる 2:アンデルセン、ウォルター、赤い髪の女は警戒 ※参戦時期は死亡後 ※制限に気づいています 「いってーなおい。思わず吹っ飛ばされちまったよ」 一方、赤い髪の女―哀川潤は頭をかきながら背伸びをしていた。 その姿は、とても生身で飛ばされたなどとは想像できない。 人類最強は伊達ではない、ということだろうか。 「しっかし、アイツはなかなかいい線いってたな。つーか本当に人間かよありゃあ」 自分のことは棚に上げ、先ほどの男を好きかってに言う。 まあ、その男は人間ではないのだが。 「さーてと、じゃあいーたん探しを再開するとすっか」 そして、何事もなかったかのように歩き出した。 人類最強。やはり底が知れず。 【B-3・町中/一日目・夜中】 【哀川潤@戯言シリーズ】 [状態]ダメージ(中) [装備]なし [道具]基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考]基本:この殺し合いをぶち壊す 1:とりあえずいーたんを探す 2:一姫も探すか 3:コートの男とは再戦したい 4:零崎人識に会ったら今回は半殺しで許してやってもいい ※参戦時期はサイコロジカル~ヒトクイマジカルの間 |[[堕ちる翼]]|投下順|[[]]| |&color(cyan){実験開始}|大尉|[[]]| |&color(cyan){実験開始}|哀川潤|[[]]|
出会った瞬間、二人の拳はぶつかり合った。 特に因縁があったわけでも、危険人物だと知っていたわけでもない。 答えは一つ、答えは単純。 野生の勘で感じたからだ。 こいつはやばい、と。 ぶつかり合った拳は衝撃波を発生させ、二人の体を吹き飛ばす。 しかし、吹き飛ばされた次の瞬間には、両社とも次の一撃の動作へと移っていた。 それから先は、嵐ともいうべき乱舞だった。 手と手が、足と足が、手と足が、足と手が、ぶつかり合うたびに衝撃を生む。 赤い女と、コートの男。 女はシニカルに、楽しそうに笑っているが、男はあくまで無表情。 それでも両者は拳を、足を、交え続ける。 戦いのボルテージは上がって行き、フィナーレへと達する。 最後の一撃。 それがぶつかり合った瞬間、 彼らは、空高く放り上げられた。 コートについた汚れを軽く払いながら男―大尉は考える。 あの女は一体何なのだろうか。 制限とやらで弱体化したとはいえ、人狼である自分と同等のあの力。 それをくらって尚、立ち上がり続ける肉体。 あきらかに人間の範疇から逸脱している。 しかし、あの女からは吸血鬼の類の気配はしなかった。 もしあれが人間であるというのなら、人間をやめるしかなかった自分が馬鹿らしく思えてくる。 袋から取り出した名簿を見る。 その先頭にあるのは、少佐が殺したかった存在。 少佐が戦争を仕掛けた相手。 この場にそいつがいて、もし自分と同じく制限を受けているのなら、 あるいは、自分でも殺せるかもしれない。 立ち上がり、帽子を目深にかぶりなおす。 探そう。 探して、殺してみせよう。 戦争犬(ウォードッグ)の自分には、これくらいしかできないのだから。 こうして、死にたがりの戦争犬(ウォードッグ)は歩き出す。 伯爵を殺すために。 あるいは、殺され生き返り、もう一度殺されるために。 【B-2・町中/一日目・夜中】 【大尉@HELLSING】 [状態]ダメージ(中) [装備]なし [道具]基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考]基本:アーカードを探して殺す 1:島を周ってみる 2:アンデルセン、ウォルター、赤い髪の女は警戒 ※参戦時期は死亡後 ※制限に気づいています 「いってーなおい。思わず吹っ飛ばされちまったよ」 一方、赤い髪の女―哀川潤は頭をかきながら背伸びをしていた。 その姿は、とても生身で飛ばされたなどとは想像できない。 人類最強は伊達ではない、ということだろうか。 「しっかし、アイツはなかなかいい線いってたな。つーか本当に人間かよありゃあ」 自分のことは棚に上げ、先ほどの男を好きかってに言う。 まあ、その男は人間ではないのだが。 「さーてと、じゃあいーたん探しを再開するとすっか」 そして、何事もなかったかのように歩き出した。 人類最強。やはり底が知れず。 【B-3・町中/一日目・夜中】 【哀川潤@戯言シリーズ】 [状態]ダメージ(中) [装備]なし [道具]基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考]基本:この殺し合いをぶち壊す 1:とりあえずいーたんを探す 2:一姫も探すか 3:コートの男とは再戦したい 4:零崎人識に会ったら今回は半殺しで許してやってもいい ※参戦時期はサイコロジカル~ヒトクイマジカルの間 |[[堕ちる翼]]|投下順|[[ドSは続くよ何処までも]]| |&color(cyan){実験開始}|大尉|[[]]| |&color(cyan){実験開始}|哀川潤|[[]]|

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