遙か彼方-僕らのstory-

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パァァアアアアアァァアアアン!!という音と同時に、ユーの頭を砕くはずの闇が消失した。 さやかは光の無い瞳をゆらり、と動かし、面倒くさそうに乱入者ーーー上条当麻を見つめた。 「何者だ、てめえ。魔術師か!?」 「あはは。当ったりー。あたしは魔法少女……魔女を殺し尽くす兵器♪」 理樹がユーの前に立ち、彼の支給品の電子制御シールドを構えてさやかを待つ。 さやかは再び狂ったように笑い始めると、再び闇の翼を広げ、理樹ごとユーを殺そうとする。 理樹は攻撃からユーを守り、叫ぶ。 「何でこの子を狙うんだよ!?ただの女の子じゃないか!」 「ただの女の子ぉ?あははは!傑作だよね!その子は人間じゃないよー。私は魔法少女だから雰囲気で分かるの。化け物は殺さなきゃダメでしょ?」 ユーの瞳が揺らぐ。彼女自身が忌まわしいと感じるネクロマンサーの力。 ここでも足を引っ張るのか。というやり場のない虚無感にユーはおそわれていた。 「ふっざけんじゃ…ねえぞ……!何が化け物だ!人間じゃなかったら生きてちゃいけねえのかよ!?違うだろうが!」 突然上条が激高した。彼の友人に、ひとりの少女がいる。 「黙れ!おまえにあたしの何が分かる!……ふ、ぐぅッ!?がァァァあああああっ!?」 激しい憤怒による魔女化。こんなことをするのは一人しかいない。フィアンマが操作をしているのだ。 とっさに上条はさやかの闇を殴りとばし、魔女化を解除する。追撃の左ストレートがさやかの顔を捉え、そのままはねとばした。 しかしすでに、何もかも遅すぎた。ユーめがけて、一本の闇の長剣が飛来したのだ。速度はほとんど音速。 ザシュウッ、という音と同時に、紅い鮮やかな血が飛び散った。 「理、樹。理樹ィィいいいいいいいっ!」 理樹はユーの盾になって串刺しにされていた。すでに肉体は闇に消えはじめ、消失しだしている。 「理樹…畜生ッ!俺がちゃんとしたヒーローだったら!くそォォおおおおおッ!」 理樹は、消え逝きながらも微笑んで言った。 「当麻はもう十分なヒーローだよ。これは…僕もヒーローになりたかったから、かな。でもいいよ。当麻は心配しちゃいけない。」 一拍の間を置いて。 「当麻が正しいことは、ほかの誰でもないこの僕が証明してあげるからさ」 完全に直枝理樹は消滅した。最後まで他人の為に戦い、他人のために彼は死んだ。 「あはは、は。あはははははははははははははははははははははっ!」 魔女化の解けたさやかにとって、人殺しという事実は受け入れられなかったのだろう。 奇声を上げながら、自らの奥歯で自らのソウルジェムを噛み砕いて、そのまま二度と起き上がりはしなかった。 &color(red){【直枝理樹@リトルバスターズ!エクスタシー】} &color(red){【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】    死亡確認} &color(red){【残り23/30人】} 【一日目/夜明け/b-3廃村】 【上条当麻@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]基本一式、不明2 [思考・行動] 基本:このゲームを潰す 【ユークリウッド・ヘルサイズ@これはゾンビですか?】 [状態]罪悪感 [装備]なし [所持品]基本一式、筆談セット [思考・行動] 基本:殺し合いには乗らない。 |[[スネ夫、大長編になるとすぐへたれる。]]|投下順|[[数多の殺意、奔流。]]| |[[スネ夫、大長編になるとすぐへたれる。]]|時系列順|[[数多の殺意、奔流。]]| |[[ふたりのヒーロー]]|直枝理樹|&color(red){GAME OVER}| |[[悲哀の螺旋/怪物ふたり]]|美樹さやか|&color(red){GAME OVER}| |[[ふたりのヒーロー]]|上条当麻|[[たったひとつの希望]]| |[[悲哀の螺旋/怪物ふたり]]|ユークリウッド・ヘルサイズ|[[たったひとつの希望]]| |[[とある世界の中心で――――――――。]]|フィアンマ|[[]]|
パァァアアアアアァァアアアン!!という音と同時に、ユーの頭を砕くはずの闇が消失した。 さやかは光の無い瞳をゆらり、と動かし、面倒くさそうに乱入者ーーー上条当麻を見つめた。 「何者だ、てめえ。魔術師か!?」 「あはは。当ったりー。あたしは魔法少女……魔女を殺し尽くす兵器♪」 理樹がユーの前に立ち、彼の支給品の電子制御シールドを構えてさやかを待つ。 さやかは再び狂ったように笑い始めると、再び闇の翼を広げ、理樹ごとユーを殺そうとする。 理樹は攻撃からユーを守り、叫ぶ。 「何でこの子を狙うんだよ!?ただの女の子じゃないか!」 「ただの女の子ぉ?あははは!傑作だよね!その子は人間じゃないよー。私は魔法少女だから雰囲気で分かるの。化け物は殺さなきゃダメでしょ?」 ユーの瞳が揺らぐ。彼女自身が忌まわしいと感じるネクロマンサーの力。 ここでも足を引っ張るのか。というやり場のない虚無感にユーはおそわれていた。 「ふっざけんじゃ…ねえぞ……!何が化け物だ!人間じゃなかったら生きてちゃいけねえのかよ!?違うだろうが!」 突然上条が激高した。彼の友人に、ひとりの少女がいる。 「黙れ!おまえにあたしの何が分かる!……ふ、ぐぅッ!?がァァァあああああっ!?」 激しい憤怒による魔女化。こんなことをするのは一人しかいない。フィアンマが操作をしているのだ。 とっさに上条はさやかの闇を殴りとばし、魔女化を解除する。追撃の左ストレートがさやかの顔を捉え、そのままはねとばした。 しかしすでに、何もかも遅すぎた。ユーめがけて、一本の闇の長剣が飛来したのだ。速度はほとんど音速。 ザシュウッ、という音と同時に、紅い鮮やかな血が飛び散った。 「理、樹。理樹ィィいいいいいいいっ!」 理樹はユーの盾になって串刺しにされていた。すでに肉体は闇に消えはじめ、消失しだしている。 「理樹…畜生ッ!俺がちゃんとしたヒーローだったら!くそォォおおおおおッ!」 理樹は、消え逝きながらも微笑んで言った。 「当麻はもう十分なヒーローだよ。これは…僕もヒーローになりたかったから、かな。でもいいよ。当麻は心配しちゃいけない。」 一拍の間を置いて。 「当麻が正しいことは、ほかの誰でもないこの僕が証明してあげるからさ」 完全に直枝理樹は消滅した。最後まで他人の為に戦い、他人のために彼は死んだ。 「あはは、は。あはははははははははははははははははははははっ!」 魔女化の解けたさやかにとって、人殺しという事実は受け入れられなかったのだろう。 奇声を上げながら、自らの奥歯で自らのソウルジェムを噛み砕いて、そのまま二度と起き上がりはしなかった。 &color(red){【直枝理樹@リトルバスターズ!エクスタシー】} &color(red){【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】    死亡確認} &color(red){【残り23/30人】} 【一日目/夜明け/b-3廃村】 【上条当麻@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]基本一式、不明2 [思考・行動] 基本:このゲームを潰す 【ユークリウッド・ヘルサイズ@これはゾンビですか?】 [状態]罪悪感 [装備]なし [所持品]基本一式、筆談セット [思考・行動] 基本:殺し合いには乗らない。 |[[スネ夫、大長編になるとすぐへたれる。]]|投下順|[[数多の殺意、奔流。]]| |[[スネ夫、大長編になるとすぐへたれる。]]|時系列順|[[数多の殺意、奔流。]]| |[[ふたりのヒーロー]]|直枝理樹|&color(red){GAME OVER}| |[[悲哀の螺旋/怪物ふたり]]|美樹さやか|&color(red){GAME OVER}| |[[ふたりのヒーロー]]|上条当麻|[[たったひとつの希望]]| |[[悲哀の螺旋/怪物ふたり]]|ユークリウッド・ヘルサイズ|[[たったひとつの希望]]| |[[とある世界の中心で――――――――。]]|フィアンマ|[[第一回定時放送]]|

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