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「美女と野獣の肉の宴、血の宴」(2011/04/25 (月) 20:25:27) の最新版変更点
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コヨーテ獣人の少年、尾上誠人は気が付くと妙な小部屋で椅子に座っていた。
「? 何だ…あれ? 俺の部屋じゃ…ない」
周囲を見渡すと前に大きなモニター、後ろに扉らしき物――取っ手も何も無く見るからに開けるのは無理――があるだけ。
後は自分の座っている椅子しか無い殺風景な小部屋だった。
自分の衣服を見ると、就寝時に下着になったはずだと言うのに学校の制服を着ていた。
首に違和感を感じ、手で調べると、固い金属製の首輪がはめられている。
「? ? 何だこれ、怖……ええ? 何これ?」
『……皆さん、目覚めました?』
「あ?」
モニターに、オッドアイの目をした、黒いローブのような服を着た若い女性が映し出される。
傍には白い大きな狼――恐らく妖狼或いは魔狼の類――がいる。
『どうも、私はセイファートと言います…本日、集まって貰った皆さんは、
そうですね、はっきり言って、変態さんばかりですね。エッチが大好きな人ばかりだと思います。
あと、人間の男の方は、一人もおりません。男の方は皆獣人や獣です』
「え? そうなの? って言うか俺の他にもいるの?」
『それはさておき、本日集まって頂いた皆さんには、あるゲームをして頂こうと思いまして』
「ゲーム?」
『これから皆さんに、ちょっと殺し合いをして貰います』
「…………は?」
呆気に取られる誠人。いきなり殺し合えとは何を言い出すのだろうか。何かの冗談だろうか。
『…冗談だと思っている方もおられると思うので…これから証拠をば』
そう言うとセイファートは何やら呪文のようなものを唱えた。
すると、光と共に、一人の中高生と思われる少女が現れる。首にはやはり首輪が見える。
『な、何? 何よ…』
『運が良いわねあなた。このゲームを棄権させてあげる』
『ふぇ? 本当?』
『本当よ…』
「……」
誠人は何か嫌な予感がした。そしてその予感はすぐに的中する。
セイファートはローブのポケットから小さなリモコンらしき物を取り出しそれを少女に向け、スイッチを押した。
ピィーーーーーーーーーーーー。
『えっ』
バァン!!
「……! あ、ああ」
少女の喉元が炸裂し、少女は鮮血を喉笛から噴き上げながら床に崩れ落ちた。
「何て…事を」
『どうですか皆さん、私は本気だと言う事が分かってくれましたか? 皆さんの首にはめられた首輪は、
無理に外そうとしたり、逃げようとしたり、ゲームを駄目にしようとすれば、今の、川越佳世さんのような死に方をする事になります。
気を付けて下さいね』
「……マジ? そんな危険な物なのこの首輪」
『それじゃ、ルールをさらっと説明します――――』
----
【基本ルール】
参加者全員で最後の一人になるまで殺し合って貰い、 最後まで生き残った一人が優勝者となり、
元の自分の世界へ帰る事が出来る。 参加者の間のやり取りに反則は無くゲーム会場の施設の利用も自由。
ゲームの確実な進行の為、参加者全員に特殊金属製の首輪を装着する。
首輪は無理に外そうとしたり、立入禁止エリアに進入したり、
主催者に刃向かったり(ゲーム進行に大幅な支障を来す恐れがあると判断された場合)
すると爆発する仕掛けになっている。首輪を爆破された参加者は死亡する。例外無し。
ゲーム開始の際、支給品の入った肩提げ式のデイパックを参加者に渡す。
デイパックは四次元構造で、参加者(死体含む)、明らかに規格外の物以外は何でも入れる事が出来、重量も変わらない。
基本支給品一式として最初から入っている物は以下の通り。
■ルール小冊子
■地図
■名簿(男女別五十音順、顔写真付)
■コンパス
■懐中電灯
■懐中時計(現在位置エリア表示機能付)
■メモ帳と鉛筆
■水と食糧(参加者個人の体格に合わせられた上で三日分)
■武器などのランダム支給品(1~2個)
0:00、4:00、8:00、12:00、16:00、20:00に主催者からの放送が行われる。
内容は死者と禁止エリアの発表。放送から一時間後に指定のエリアが禁止エリアになる。
また、地図の外や上空100メートル以上も禁止エリア扱いとなっており、侵入すると首輪が作動する。
12時間新たな死者が出なかった場合、その時点での生存者全員の首輪を爆破する。
つまり優勝者無し(ゲームオーバー)となる。 また、参加者が全員死亡しても同様。
なお、魔法や特殊能力の類は威力、効果を大幅減少、ゲームを破綻しかねないものは使用不可能とする。
----
『とまあこんなものです。分からない事はルール小冊子見て下さい』
「ちょ…マジ? マジで? マジで殺し合わなくちゃいけないの? うわ…何てこった。
いや待て…変態だらけと言っていた…逆に考えるんだ…童貞捨てるチャンス…」
『…ああそう、エッチな事はいくらでもして良いですけど、ちゃんと殺し合いもして下さいね』
「殺し合いは嫌だがエッチはしてぇな」
『それではゲーム開始です。皆さん頑張って下さいね』
「!」
まばゆい光に包まれ、誠人は意識を失った。
◆◆◆
「セイファート様、人間形態とは珍しいですな」
「そう? ヴェルガー……このローブの下、何もつけてないの」
「良いですな…」
「それはそれとして…痴漢や痴女、変態やビッチばかり集めたから、どうなる事やら。ふふふ」
&color(red){【♀07番:川越佳世 死亡】}
&color(red){【残り31人】}
&color(red){【バトルロワイアル 開始】}
----
【名前】尾上誠人(おのうえ まこと)
【性別】男
【年齢】18歳
【職業】高校三年
【身体的特徴】コヨーテの獣人。スリム体型で尻の形が良い
【性格】利己的だが多少正義感を持っている
【備考】人に見付かりそうな場所で自慰をするのが趣味。男が欲情する身体らしく、
男に尻を狙われる事が多いのが悩み。童貞
【名前】川越佳世(かわごえ かよ)
【性別】女
【年齢】17歳
【職業】高校二年生、水泳部所属
【身体的特徴】明るい茶髪、巨乳
【性格】勝気
【備考】水泳が好きだが巨乳のせいで泳ぎ辛いらしい。水着姿でセクロスするのが好き
----
|&color(deepskyblue){GAME START}|目次順|001:[[願いが叶う場所]]|
|&color(deepskyblue){GAME START}|尾上誠人|001:[[願いが叶う場所]]|
|&color(deepskyblue){GAME START}|セイファート||
|&color(deepskyblue){GAME START}|ヴェルガー||
|&color(deepskyblue){GAME START}|&color(red){川越佳世}|&color(red){死亡}|
コヨーテ獣人の少年、尾上誠人は気が付くと妙な小部屋で椅子に座っていた。
「? 何だ…あれ? 俺の部屋じゃ…ない」
周囲を見渡すと前に大きなモニター、後ろに扉らしき物――取っ手も何も無く見るからに開けるのは無理――があるだけ。
後は自分の座っている椅子しか無い殺風景な小部屋だった。
自分の衣服を見ると、就寝時に下着になったはずだと言うのに学校の制服を着ていた。
首に違和感を感じ、手で調べると、固い金属製の首輪がはめられている。
「? ? 何だこれ、怖……ええ? 何これ?」
『……皆さん、目覚めました?』
「あ?」
モニターに、オッドアイの目をした、黒いローブのような服を着た若い女性が映し出される。
傍には白い大きな狼――恐らく妖狼或いは魔狼の類――がいる。
『どうも、私はセイファートと言います…本日、集まって貰った皆さんは、
そうですね、はっきり言って、変態さんばかりですね。エッチが大好きな人ばかりだと思います。
あと、人間の男の方は、一人もおりません。男の方は皆獣人や獣です』
「え? そうなの? って言うか俺の他にもいるの?」
『それはさておき、本日集まって頂いた皆さんには、あるゲームをして頂こうと思いまして』
「ゲーム?」
『これから皆さんに、ちょっと殺し合いをして貰います』
「…………は?」
呆気に取られる誠人。いきなり殺し合えとは何を言い出すのだろうか。何かの冗談だろうか。
『…冗談だと思っている方もおられると思うので…これから証拠をば』
そう言うとセイファートは何やら呪文のようなものを唱えた。
すると、光と共に、一人の中高生と思われる少女が現れる。首にはやはり首輪が見える。
『な、何? 何よ…』
『運が良いわねあなた。このゲームを棄権させてあげる』
『ふぇ? 本当?』
『本当よ…』
「……」
誠人は何か嫌な予感がした。そしてその予感はすぐに的中する。
セイファートはローブのポケットから小さなリモコンらしき物を取り出しそれを少女に向け、スイッチを押した。
ピィーーーーーーーーーーーー。
『えっ』
バァン!!
「……! あ、ああ」
少女の喉元が炸裂し、少女は鮮血を喉笛から噴き上げながら床に崩れ落ちた。
「何て…事を」
『どうですか皆さん、私は本気だと言う事が分かってくれましたか? 皆さんの首にはめられた首輪は、
無理に外そうとしたり、逃げようとしたり、ゲームを駄目にしようとすれば、今の、川越佳世さんのような死に方をする事になります。
気を付けて下さいね』
「……マジ? そんな危険な物なのこの首輪」
『それじゃ、ルールをさらっと説明します――――』
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【基本ルール】
参加者全員で最後の一人になるまで殺し合って貰い、 最後まで生き残った一人が優勝者となり、
元の自分の世界へ帰る事が出来る。 参加者の間のやり取りに反則は無くゲーム会場の施設の利用も自由。
ゲームの確実な進行の為、参加者全員に特殊金属製の首輪を装着する。
首輪は無理に外そうとしたり、立入禁止エリアに進入したり、
主催者に刃向かったり(ゲーム進行に大幅な支障を来す恐れがあると判断された場合)
すると爆発する仕掛けになっている。首輪を爆破された参加者は死亡する。例外無し。
ゲーム開始の際、支給品の入った肩提げ式のデイパックを参加者に渡す。
デイパックは四次元構造で、参加者(死体含む)、明らかに規格外の物以外は何でも入れる事が出来、重量も変わらない。
基本支給品一式として最初から入っている物は以下の通り。
■ルール小冊子
■地図
■名簿(男女別五十音順、顔写真付)
■コンパス
■懐中電灯
■懐中時計(現在位置エリア表示機能付)
■メモ帳と鉛筆
■水と食糧(参加者個人の体格に合わせられた上で三日分)
■武器などのランダム支給品(1~2個)
0:00、4:00、8:00、12:00、16:00、20:00に主催者からの放送が行われる。
内容は死者と禁止エリアの発表。放送から一時間後に指定のエリアが禁止エリアになる。
また、地図の外や上空100メートル以上も禁止エリア扱いとなっており、侵入すると首輪が作動する。
12時間新たな死者が出なかった場合、その時点での生存者全員の首輪を爆破する。
つまり優勝者無し(ゲームオーバー)となる。 また、参加者が全員死亡しても同様。
なお、魔法や特殊能力の類は威力、効果を大幅減少、ゲームを破綻しかねないものは使用不可能とする。
----
『とまあこんなものです。分からない事はルール小冊子見て下さい』
「ちょ…マジ? マジで? マジで殺し合わなくちゃいけないの? うわ…何てこった。
いや待て…変態だらけと言っていた…逆に考えるんだ…童貞捨てるチャンス…」
『…ああそう、エッチな事はいくらでもして良いですけど、ちゃんと殺し合いもして下さいね』
「殺し合いは嫌だがエッチはしてぇな」
『それではゲーム開始です。皆さん頑張って下さいね』
「!」
まばゆい光に包まれ、誠人は意識を失った。
◆◆◆
「セイファート様、人間形態とは珍しいですな」
「そう? ヴェルガー……このローブの下、何もつけてないの」
「良いですな…」
「それはそれとして…痴漢や痴女、変態やビッチばかり集めたから、どうなる事やら。ふふふ」
&color(red){【♀07番:川越佳世 死亡】}
&color(red){【残り31人】}
&color(red){【バトルロワイアル 開始】}
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【名前】尾上誠人(おのうえ まこと)
【性別】男
【年齢】18歳
【職業】高校三年
【身体的特徴】コヨーテの獣人。スリム体型で尻の形が良い
【性格】利己的だが多少正義感を持っている
【備考】人に見付かりそうな場所で自慰をするのが趣味。男が欲情する身体らしく、
男に尻を狙われる事が多いのが悩み。童貞
【名前】川越佳世(かわごえ かよ)
【性別】女
【年齢】17歳
【職業】高校二年生、水泳部所属
【身体的特徴】明るい茶髪、巨乳
【性格】勝気
【備考】水泳が好きだが巨乳のせいで泳ぎ辛いらしい。水着姿でセクロスするのが好き
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