慟哭と去りぬ

「慟哭と去りぬ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

慟哭と去りぬ」(2011/02/26 (土) 22:33:28) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

28:慟哭と去りぬ 「お腹の中にワイバーンの赤ちゃんがいるのね…」 「可愛い雌か、女の子だったら良いなー」 「ちょっとカイテル、自分の娘とも子作りする気?」 「近親相姦も良いなぁ」 「駄目だこりゃ…でも男の子だったら?」 「ショタも良いかな」 「これはひどい……ん?」 島役場を目指し歩いていた飛竜のカイテルと淫乱女子高生百瀬ほのか。 ほのかが前方に何かを発見する。 シャッターが下りた店先に蹲り震えている、竜種の少年のようだった。 「カイテル、あそこ…」 「ん……ドラゴンの少年、か? 震えてるな…」 「行ってみよ」 「ああ」 放っておく気にもなれず、二人はその少年竜に歩み寄る。 少年竜、片山長晟は頭を抱え、ガクガクと震えるばかりで二人にはまだ気付いていない。 (僕は…僕はどうしたら良いんだろう…僕は……) 先刻、島役場にて彼は誤って一人の女性獣人を射殺してしまった。 その事が彼の心に大きな影を落としているのは言うまでも無い。 何度も何度も、殺してしまった宮崎嘉乃と言う犬獣人の女性に謝り続けた。 (うう、もう駄目だ……僕、もう……) 「ねぇ、君?」 「…え? ……ッ!? あ、あぁあ!?」 「お、おい落ち着け! 俺達はお前に危害を加えるつもりは無い」 「……ぁ、あ」 いつの間にか、目の前に赤色の飛竜種と、綺麗な人間の少女が立っていた。 「……(ブルブルブルブル)」 「君も、この殺し合いに巻き込まれたのね? 私は百瀬ほのかって言うの。 それでこっちがカイテ……」 ほのかがカイテルを紹介しようとしたその時。 「……あああぁあーーーーーーーーーーー!!!」 「!?」 「えっ」 ダァン! ダァン!! ダァン! 三発の銃声が鳴り響く。 ほのかの胸元と腹を.45ACP弾が抉り内臓組織を破壊した。 その場に崩れ落ちるほのかを見て、カイテルは一瞬呆然としていたが、 すぐに我に返り、長晟の事を睨み付けた。 「…この野郎ォォォォォ!!!」 そして、自分に支給されていた自動小銃FNFALを長晟に向けて乱射した。 「ぁ――――」 長晟は悲鳴を上げる間も無く、無数の7.62㎜NATO弾に身体を貫かれ、 真っ赤な肉塊と化してしまった。 「ほのかァ! …ほの………あ……」 地面に倒れた少女に駆け寄るカイテル。 だが、もう息をしていなかった。 「そんな……くそっ……何でこんな事に……!」 自分の子を孕んだ事をほのかは喜んでくれていたと言うのに。 少しの間しか行動を共にはしていないがそれでもこの殺し合いにおいて、 共に居てくれた事にカイテルは多少なりとも心を救われていた。 絶対に守ると心に誓ったはずなのに、何も出来なかった。 赤い飛竜は自分の不甲斐なさを呪いながら、少女の亡骸の傍で悲嘆に暮れた。 &color(red){【百瀬ほのか  死亡】} &color(red){【片山長晟  死亡】} &color(red){【残り22人】} 【朝方/F-6市街地】 【カイテル】 [状態]深い悲しみ、後悔 [服装]無し(服を着る習慣無し) [装備]FNFALセミオートモデル(8/20) [道具]基本支給品一式、FNFAL予備マガジン(5) [思考] 1:殺し合いからの脱出。首輪を調べたい。 2:……。 [備考] ※特に無し。 |[[どっちの解体ショー]]|時系列順|[[Ways To Destroy Your Ambition]]| |[[どっちの解体ショー]]|投下順|[[Ways To Destroy Your Ambition]]| |[[この世界に自重と言う言葉は一応存在するが]]|百瀬ほのか|&color(red){死亡}| |[[この世界に自重と言う言葉は一応存在するが]]|カイテル|[[]]| |[[いつだって気付いた時には遅い]]|片山長晟|&color(red){死亡}|
28:慟哭と去りぬ 「お腹の中にワイバーンの赤ちゃんがいるのね…」 「可愛い雌か、女の子だったら良いなー」 「ちょっとカイテル、自分の娘とも子作りする気?」 「近親相姦も良いなぁ」 「駄目だこりゃ…でも男の子だったら?」 「ショタも良いかな」 「これはひどい……ん?」 島役場を目指し歩いていた飛竜のカイテルと淫乱女子高生百瀬ほのか。 ほのかが前方に何かを発見する。 シャッターが下りた店先に蹲り震えている、竜種の少年のようだった。 「カイテル、あそこ…」 「ん……ドラゴンの少年、か? 震えてるな…」 「行ってみよ」 「ああ」 放っておく気にもなれず、二人はその少年竜に歩み寄る。 少年竜、片山長晟は頭を抱え、ガクガクと震えるばかりで二人にはまだ気付いていない。 (僕は…僕はどうしたら良いんだろう…僕は……) 先刻、島役場にて彼は誤って一人の女性獣人を射殺してしまった。 その事が彼の心に大きな影を落としているのは言うまでも無い。 何度も何度も、殺してしまった宮崎嘉乃と言う犬獣人の女性に謝り続けた。 (うう、もう駄目だ……僕、もう……) 「ねぇ、君?」 「…え? ……ッ!? あ、あぁあ!?」 「お、おい落ち着け! 俺達はお前に危害を加えるつもりは無い」 「……ぁ、あ」 いつの間にか、目の前に赤色の飛竜種と、綺麗な人間の少女が立っていた。 「……(ブルブルブルブル)」 「君も、この殺し合いに巻き込まれたのね? 私は百瀬ほのかって言うの。 それでこっちがカイテ……」 ほのかがカイテルを紹介しようとしたその時。 「……あああぁあーーーーーーーーーーー!!!」 「!?」 「えっ」 ダァン! ダァン!! ダァン! 三発の銃声が鳴り響く。 ほのかの胸元と腹を.45ACP弾が抉り内臓組織を破壊した。 その場に崩れ落ちるほのかを見て、カイテルは一瞬呆然としていたが、 すぐに我に返り、長晟の事を睨み付けた。 「…この野郎ォォォォォ!!!」 そして、自分に支給されていた自動小銃FNFALを長晟に向けて乱射した。 「ぁ――――」 長晟は悲鳴を上げる間も無く、無数の7.62㎜NATO弾に身体を貫かれ、 真っ赤な肉塊と化してしまった。 「ほのかァ! …ほの………あ……」 地面に倒れた少女に駆け寄るカイテル。 だが、もう息をしていなかった。 「そんな……くそっ……何でこんな事に……!」 自分の子を孕んだ事をほのかは喜んでくれていたと言うのに。 少しの間しか行動を共にはしていないがそれでもこの殺し合いにおいて、 共に居てくれた事にカイテルは多少なりとも心を救われていた。 絶対に守ると心に誓ったはずなのに、何も出来なかった。 赤い飛竜は自分の不甲斐なさを呪いながら、少女の亡骸の傍で悲嘆に暮れた。 &color(red){【百瀬ほのか  死亡】} &color(red){【片山長晟  死亡】} &color(red){【残り22人】} 【朝方/F-6市街地】 【カイテル】 [状態]深い悲しみ、後悔 [服装]無し(服を着る習慣無し) [装備]FNFALセミオートモデル(8/20) [道具]基本支給品一式、FNFAL予備マガジン(5) [思考] 1:殺し合いからの脱出。首輪を調べたい。 2:……。 [備考] ※特に無し。 |[[どっちの解体ショー]]|時系列順|[[Ways To Destroy Your Ambition]]| |[[どっちの解体ショー]]|投下順|[[Ways To Destroy Your Ambition]]| |[[この世界に自重と言う言葉は一応存在するが]]|百瀬ほのか|&color(red){死亡}| |[[この世界に自重と言う言葉は一応存在するが]]|カイテル|[[孤竜模索]]| |[[いつだって気付いた時には遅い]]|片山長晟|&color(red){死亡}|

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。