それは単なる通過点

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40話 それは単なる通過点 D-2の校庭に彼は立っていた。 放送を聞いても彼は何もする気が起きなかった。 「もう……何もしたくない」 彼は立ちあがり、学校に入ろうとした。 その時。 「ま、待って!助けて!そこの人!」 黒い髪の人が走ってきた。 何があったのか顔が涙でくしゃくしゃになっている。 「……どうしたんですか?」 「か、刀を持ってる人に追いかけられて…」 「見つけた」 その刀を持った女が来た。 「おいおい、なんだよこれ…」 後ろから巨体な男も来る。 血まみれだが攻撃的な雰囲気を出していた。 「……ワカガシンダ……ワカガ」 もう何を言っているかもわからない。 「くそ!逃げよう!」 学校の中に走っていく本好と蒼井。 雨宮がそれを追いかける…事はなかった。 そして、刀で青田坊を一閃する。 その後追いかけて行った。 「くそ……意味分からない」 中をずっと走りまわっていた。 「うわ!走ってきたよ!」 「ごめん、お姉さん、ここからは別行動だ!」 「え!ちょっと待ってよ!」 本好がどこかに走って行ってしまう。 「ってうわああああああああこっち来た!!」 蒼井華が全力で逃げだす。 「ちっ!待ちなさい!」 雨宮がそれを追いかける。 (SENSE!) 雨宮は今までより速く走りだした。 「う、うそ!な、なんでええええええええええ」 「死ね!」 蒼井華の体に刀が刺さる。 「い、痛い……痛いよ……」 「そう、じゃあ」 「せめてあと一撃で死になさい」 ■ 一方本好は放送室にいた。ある仕込みを終えて放送機材に触れていた。 「……いいよな?」 マイクを取ってスピーカーの音量を最大にする。 「明日葉!聞いてくれ!僕だ!本好だ!」 大音量が流れ出す。 「派出須先生は死んじゃったけど!あきらめないで!絶対に脱出する方法はある!」 「僕はダメかもしれないけど!せめて君は生き残ってくれ!」 そして、マイクの電源を切る。 「ふぅん……これがあなたのやりたかった事なのね……」 雨宮が入口に立っていた。 「まあ、せめてもの遺言になったんじゃないの?」 雨宮が部屋に入った。 その瞬間。 あらゆる方向から、錐、鋸、ペンチ、金鎚といった学校にある工具が飛んでくる。 「ぐ、あ、あんた、なに…これ…」 「罠ですよ、さすがに死にませんか、お手上げです」 「そう、じゃあ潔く死になさい」 本好の体が腹から二つに分かれる。 (美っちゃん……僕も……せめてもの救い……出来たかな?) そして、雨宮が 「アゲハ……どこにいるの」 部屋から出ようとした瞬間 後ろから飛んできたのはチェーンソーだった。 「え?」 チェーンソーは頭に刺さり、鮮血が吹き出す。 そして、学校は血の海となったのである。 &color(red){【青田坊@ぬらりひょんの孫 死亡】} &color(red){【蒼井華@逢魔ヶ刻動物園 死亡】} &color(red){【本好暦@保健室の死神 死亡】} &color(red){【雨宮桜子@PSYREN 死亡】} |[[終わりへの前奏曲]]|時系列順|[[]]| |[[終わりへの前奏曲]]|投下順|[[]]| |[[道連れロマンティック]]|&color(red){青田坊}|&color(red){死亡}| |[[それは最悪の終わり方(BADEND)]]|&color(red){蒼井華}|&color(red){死亡}| |[[終わりし者たちへの鎮魂歌]]|&color(red){本好暦}|&color(red){死亡}| |[[それは最悪の終わり方(BADEND)]]|&color(red){雨宮桜子}|&color(red){死亡}|
40話 それは単なる通過点 D-2の校庭に彼は立っていた。 放送を聞いても彼は何もする気が起きなかった。 「もう……何もしたくない」 彼は立ちあがり、学校に入ろうとした。 その時。 「ま、待って!助けて!そこの人!」 黒い髪の人が走ってきた。 何があったのか顔が涙でくしゃくしゃになっている。 「……どうしたんですか?」 「か、刀を持ってる人に追いかけられて…」 「見つけた」 その刀を持った女が来た。 「おいおい、なんだよこれ…」 後ろから巨体な男も来る。 血まみれだが攻撃的な雰囲気を出していた。 「……ワカガシンダ……ワカガ」 もう何を言っているかもわからない。 「くそ!逃げよう!」 学校の中に走っていく本好と蒼井。 雨宮がそれを追いかける…事はなかった。 そして、刀で青田坊を一閃する。 その後追いかけて行った。 「くそ……意味分からない」 中をずっと走りまわっていた。 「うわ!走ってきたよ!」 「ごめん、お姉さん、ここからは別行動だ!」 「え!ちょっと待ってよ!」 本好がどこかに走って行ってしまう。 「ってうわああああああああこっち来た!!」 蒼井華が全力で逃げだす。 「ちっ!待ちなさい!」 雨宮がそれを追いかける。 (SENSE!) 雨宮は今までより速く走りだした。 「う、うそ!な、なんでええええええええええ」 「死ね!」 蒼井華の体に刀が刺さる。 「い、痛い……痛いよ……」 「そう、じゃあ」 「せめてあと一撃で死になさい」 ■ 一方本好は放送室にいた。ある仕込みを終えて放送機材に触れていた。 「……いいよな?」 マイクを取ってスピーカーの音量を最大にする。 「明日葉!聞いてくれ!僕だ!本好だ!」 大音量が流れ出す。 「派出須先生は死んじゃったけど!あきらめないで!絶対に脱出する方法はある!」 「僕はダメかもしれないけど!せめて君は生き残ってくれ!」 そして、マイクの電源を切る。 「ふぅん……これがあなたのやりたかった事なのね……」 雨宮が入口に立っていた。 「まあ、せめてもの遺言になったんじゃないの?」 雨宮が部屋に入った。 その瞬間。 あらゆる方向から、錐、鋸、ペンチ、金鎚といった学校にある工具が飛んでくる。 「ぐ、あ、あんた、なに…これ…」 「罠ですよ、さすがに死にませんか、お手上げです」 「そう、じゃあ潔く死になさい」 本好の体が腹から二つに分かれる。 (美っちゃん……僕も……せめてもの救い……出来たかな?) そして、雨宮が 「アゲハ……どこにいるの」 部屋から出ようとした瞬間 後ろから飛んできたのはチェーンソーだった。 「え?」 チェーンソーは頭に刺さり、鮮血が吹き出す。 そして、学校は血の海となったのである。 &color(red){【青田坊@ぬらりひょんの孫 死亡】} &color(red){【蒼井華@逢魔ヶ刻動物園 死亡】} &color(red){【本好暦@保健室の死神 死亡】} &color(red){【雨宮桜子@PSYREN 死亡】} |[[終わりへの前奏曲]]|時系列順|[[銀色の侍、立つ]]| |[[終わりへの前奏曲]]|投下順|[[銀色の侍、立つ]]| |[[道連れロマンティック]]|&color(red){青田坊}|&color(red){死亡}| |[[それは最悪の終わり方(BADEND)]]|&color(red){蒼井華}|&color(red){死亡}| |[[終わりし者たちへの鎮魂歌]]|&color(red){本好暦}|&color(red){死亡}| |[[それは最悪の終わり方(BADEND)]]|&color(red){雨宮桜子}|&color(red){死亡}|

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