「炎物語<ホノオモノガタリ>」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「炎物語<ホノオモノガタリ>」(2011/01/22 (土) 06:22:18) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
「―――――――――ローラ=スチュアートォォォォォおおおおおおおッ!!」
イギリス聖教の天才魔術師、ステイル=マグヌスは叫んだ。ありったけの怒りを、吐き出すように。
その片腕には、すべてを焼き尽くす紅蓮の炎が立ち上っている。
「はぁ……はあ……。しかし、ルーンのカードなしで何故魔術が使えるんだ…!?」
ステイルはとある少女を守るために、戦う覚悟をしていた。
インデックス以外を皆殺しにして、最後は自殺し、インデックスだけが生き残ればそれでいい。最悪、無駄な戦いを避けて、弱者のみを狙ってもいい。とにかく、インデックスが生き残ればそれでいい。
そして、ステイルは、つぶやく。”魔法名(ころしな)”を。
「Fortis931」
「おまえ、トウコと同じ魔術師か。殺しあう気らしいな」
声の主は黒髪長髪の美しい東洋系の美少女だった。何故か和服を羽織っており、その右手にはバタフライナイフが握られていた。東洋人の顔の見分けがつかないステイルだが、それでも美少女という印象を受ける。
「何者かは知らないが、今僕の前に立っているということは、焼き払われる覚悟はあるようだね」
「殺す気なら、しょうがないな。こちらも殺す気でいこう」
少女が駆ける。かなり速い。
「ハッ!いいじゃないか東洋人!」
ステイルは右手を掲げると、炎の渦を沸かせる。少女の体を焼くために。
「甘いな、おまえ。アラヤとかに比べると、どうしようもなく甘い」
渦のわずかな隙間を潜り抜けると、少女はステイルの元へ迫る。
「いいね、君。まさか、君みたいな女の子に使うとは思わなかったよ。――――――――――魔女狩りの王(イノケンティウス)!!」
「ッ」
突如、目の前に巨大な人型の炎の塊が現れた。
少女は、本能的に危険を察知して、後ろへ後退する。しかし、ナイフを下ろすことはない。瞳の殺意も消えてはいない。
「摂氏6000度の炎の塊だ。触れた瞬間、君の体は溶けてしまうだろうね」
だが、少女は再び走り出す。ナイフを前に突き出しながら、
「そこだ!!」
ザシュ、ジュウウウウウウッ、という音が鳴る。
「――――――――馬鹿な!?」
魔女狩りの王が、消滅していた。まるで、”殺された”かのように。
破壊されても再生する魔女狩りの王が、何故殺されている?
「吸血殺しの紅十字!!」
「―――――――――――――――――――――降参だよ、参った参った」
式の足元には、刃が消失したナイフが落ちていた。
「そんな温度の炎を斬ったら、鉄は溶けてしまうだろ。オレの武器はもうない。オレの負けだ」
そういうと、少女はステイルに背を向けて歩き出す。殺気は微塵も残っていない。
ステイルは追わなかった。今追えば、少なくとも少女は殺せるだろう。だが、少なくともステイルも大損害をこうむる。
「――――――――化け物が」
【一日目/AM0:40/A-2商店街】
【ステイル=マグヌス@とある魔術の禁書目録】
[状態]奉仕(インデックス)、魔力消費(小)
[装備]なし
[道具]基本支給品一式
[思考]
1:インデックスを生き残らせる。
[備考]
※三沢塾編終了時からの参戦です。
【両儀式@空の境界】
[状態]???
[装備]なし
[道具]基本支給品一式
[思考]
1:???
[備考]
※荒耶宗蓮を殺害した頃からの参戦です。