もう一度与えられた命で彼は

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17話:もう一度与えられた命で彼は 「……あの~」 女子大生佐藤真由美は、廃墟のホテル内の一室に倒れていた、 学生と思われる茶色毛皮の狼獣人青年に声を掛けていた。 「…うう」 「! 生きてる…良かった」 「……ん、ここは……」 狼青年――ノーチラスは頭を擦りながら周囲を見渡す。 コンクリートの壁、廃材と言った無機質な風景に混じり美しい女性の姿が。 「気が付いた?」 「ええと…あんたは」 「私? 私もついさっき目が覚めて…ここで倒れてる君の事見付けたんだけど。 あ、私、佐藤真由美。君は?」 「…ノーチラス…」 女性が自己紹介したため自分も名前を言うノーチラス。 立ち上がり、改めて周囲を見渡す。 壁紙も床板も天井板のほとんど無くなり、錆びた脚立や鉄パイプ、段ボール箱と言った、 建築廃材や不法投棄物が目立ち、窓ガラスも割られているが、間取り的に、恐らく元はホテルか 何かだったのだろう。使われ無くなって久しいようだ。 (俺は…そうだ。俺は、死んだはずじゃ…) ノーチラスは一度、別の殺し合いにてその命を落としていた。 だが、死んだはずの自分はこうして生きており、失ったはずの衣服も元通りになり、 致命傷だった胸の傷も綺麗に無くなっている。 (俺…生き返ったのか?) 「ねぇ、どうしたの?」 「あ、いや…こっちの事だ」 「?」 事情を知らない真由美は怪訝な顔をする。 ノーチラスは首にはめられた首輪に触れた。 前回の殺し合いの時にも同じような物がはめられていた。当然だ、今いるこの場も「殺し合い」なのだから。 「殺し合いか…くそ、乗ってたまるか……佐藤さん、だったっけか? 頼む、協力してくれ。この殺し合いを潰すために……」 「……分かった。私もこんな殺し合いなんてしたくないし、一緒に頑張ろ」 共闘する事を約束した二人は、まず支給品の確認を始めた。 ノーチラスのランダム支給品は自動拳銃ベレッタM92再初期型と予備マガジン3個、 佐藤真由美は短剣ミセリコルデと、旧日本軍が使用していた九九式手榴弾5個。 三個の九九式手榴弾を、真由美はノーチラスに渡す。 一人で全て持っているよりも分けた方がいざと言う時戦術が広がり易い。 そしてノーチラスは参加者名簿に目を通す。 そこには43人の参加者の氏名が印刷されており、 クラスメイトの名前も幾つか見受けられた。 一方真由美は、知っている名前は見当たらないようであった。 「これからどうしようか、ノーチラス」 「うーん、取り敢えずこのホテルの中を見てみよう。と言っても、 何も無さそうだけどな……」 ノーチラスと佐藤真由美は廃墟ホテル内部の探索に向かった。 【一日目/早朝/B-6ホテル跡四階】 【ノーチラス@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]良好 [装備]ベレッタM92(15/15) [道具]基本支給品一式、ベレッタM92のマガジン(3)、九九式手榴弾(3) [思考] 1:殺し合いからの脱出。 2:佐藤さんと行動。クラスメイトも捜したい。 [備考] ※本編死亡後からの参戦です。 【佐藤真由美@オリキャラ・女】 [状態]良好 [装備]ミセリコルデ [道具]基本支給品一式、九九式手榴弾(2) [思考] 1:殺し合いからの脱出。 2:ノーチラスと行動。 [備考] ※特に無し。 ≪支給品紹介≫ 【ベレッタM92】 支給者:ノーチラス(予備マガジン3個とセット) 1975年にイタリアの老舗銃器メーカーベレッタ社が開発した自動拳銃。 スライド上部を大きく切り欠いているのが外見上の大きな特徴。 幾多の実戦経験と実績に加え、メディアへの露出が高いことから、 現在、世界で最も信頼性が高く知名度が高い拳銃として知られている。 本ロワに登場する物は最初期型で、現行の物とは安全装置の位置等が異なる。 【ミセリコルデ】 支給者:佐藤真由美 長く棒状の刀身を持つ短剣。「ミセリコルデ」とはフランス語の「慈悲」を意味する。 14~15世紀の西欧にて、落馬や戦においての重傷を負った者を苦しめずに、 とどめを刺すために用いた為、こう呼ばれた。 【九九式手榴弾】 支給者:佐藤真由美(5個セット) 1939年(昭和14年・皇紀2599年)に大日本帝国陸軍で開発された手榴弾。 起爆筒に付属している安全ピンを抜いた後、起爆筒を叩くことで内部の導火線部に 摩擦発火させ投擲を行い使用する。 ≪オリキャラ紹介≫ 【名前】佐藤真由美(さとう・まゆみ) 【性別】女 【年齢】20歳 【職業】大学生 【身体的特徴】黒髪に赤いリボン、胸はそこそこ 【好きな事・もの】テレビゲーム(ホラー系が好き) 【苦手な事・もの】シュミレーション系のゲーム 【特技】暗記 【趣味】ゲームショップ巡り 【特筆すべき能力】頭の中に独自のゲーム攻略本があると言われる 【備考】動画サイトにゲームの実況動画を投稿していたりする女ゲーマー |[[狂わば死鐘、狂わば笑え]]|時系列順|[[ここまで来るともはや立派な動物虐待]]| |[[狂わば死鐘、狂わば笑え]]|投下順|[[ここまで来るともはや立派な動物虐待]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|ノーチラス|| |&color(aqua){ゲーム開始}|佐藤真由美||
17話:もう一度与えられた命で彼は 「……あの~」 女子大生佐藤真由美は、廃墟のホテル内の一室に倒れていた、 学生と思われる茶色毛皮の狼獣人青年に声を掛けていた。 「…うう」 「! 生きてる…良かった」 「……ん、ここは……」 狼青年――ノーチラスは頭を擦りながら周囲を見渡す。 コンクリートの壁、廃材と言った無機質な風景に混じり美しい女性の姿が。 「気が付いた?」 「ええと…あんたは」 「私? 私もついさっき目が覚めて…ここで倒れてる君の事見付けたんだけど。 あ、私、佐藤真由美。君は?」 「…ノーチラス…」 女性が自己紹介したため自分も名前を言うノーチラス。 立ち上がり、改めて周囲を見渡す。 壁紙も床板も天井板のほとんど無くなり、錆びた脚立や鉄パイプ、段ボール箱と言った、 建築廃材や不法投棄物が目立ち、窓ガラスも割られているが、間取り的に、恐らく元はホテルか 何かだったのだろう。使われ無くなって久しいようだ。 (俺は…そうだ。俺は、死んだはずじゃ…) ノーチラスは一度、別の殺し合いにてその命を落としていた。 だが、死んだはずの自分はこうして生きており、失ったはずの衣服も元通りになり、 致命傷だった胸の傷も綺麗に無くなっている。 (俺…生き返ったのか?) 「ねぇ、どうしたの?」 「あ、いや…こっちの事だ」 「?」 事情を知らない真由美は怪訝な顔をする。 ノーチラスは首にはめられた首輪に触れた。 前回の殺し合いの時にも同じような物がはめられていた。当然だ、今いるこの場も「殺し合い」なのだから。 「殺し合いか…くそ、乗ってたまるか……佐藤さん、だったっけか? 頼む、協力してくれ。この殺し合いを潰すために……」 「……分かった。私もこんな殺し合いなんてしたくないし、一緒に頑張ろ」 共闘する事を約束した二人は、まず支給品の確認を始めた。 ノーチラスのランダム支給品は自動拳銃ベレッタM92再初期型と予備マガジン3個、 佐藤真由美は短剣ミセリコルデと、旧日本軍が使用していた九九式手榴弾5個。 三個の九九式手榴弾を、真由美はノーチラスに渡す。 一人で全て持っているよりも分けた方がいざと言う時戦術が広がり易い。 そしてノーチラスは参加者名簿に目を通す。 そこには43人の参加者の氏名が印刷されており、 クラスメイトの名前も幾つか見受けられた。 一方真由美は、知っている名前は見当たらないようであった。 「これからどうしようか、ノーチラス」 「うーん、取り敢えずこのホテルの中を見てみよう。と言っても、 何も無さそうだけどな……」 ノーチラスと佐藤真由美は廃墟ホテル内部の探索に向かった。 【一日目/早朝/B-6ホテル跡四階】 【ノーチラス@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]良好 [装備]ベレッタM92(15/15) [道具]基本支給品一式、ベレッタM92のマガジン(3)、九九式手榴弾(3) [思考] 1:殺し合いからの脱出。 2:佐藤さんと行動。クラスメイトも捜したい。 [備考] ※本編死亡後からの参戦です。 【佐藤真由美@オリキャラ・女】 [状態]良好 [装備]ミセリコルデ [道具]基本支給品一式、九九式手榴弾(2) [思考] 1:殺し合いからの脱出。 2:ノーチラスと行動。 [備考] ※特に無し。 ≪支給品紹介≫ 【ベレッタM92】 支給者:ノーチラス(予備マガジン3個とセット) 1975年にイタリアの老舗銃器メーカーベレッタ社が開発した自動拳銃。 スライド上部を大きく切り欠いているのが外見上の大きな特徴。 幾多の実戦経験と実績に加え、メディアへの露出が高いことから、 現在、世界で最も信頼性が高く知名度が高い拳銃として知られている。 本ロワに登場する物は最初期型で、現行の物とは安全装置の位置等が異なる。 【ミセリコルデ】 支給者:佐藤真由美 長く棒状の刀身を持つ短剣。「ミセリコルデ」とはフランス語の「慈悲」を意味する。 14~15世紀の西欧にて、落馬や戦においての重傷を負った者を苦しめずに、 とどめを刺すために用いた為、こう呼ばれた。 【九九式手榴弾】 支給者:佐藤真由美(5個セット) 1939年(昭和14年・皇紀2599年)に大日本帝国陸軍で開発された手榴弾。 起爆筒に付属している安全ピンを抜いた後、起爆筒を叩くことで内部の導火線部に 摩擦発火させ投擲を行い使用する。 ≪オリキャラ紹介≫ 【名前】佐藤真由美(さとう・まゆみ) 【性別】女 【年齢】20歳 【職業】大学生 【身体的特徴】黒髪に赤いリボン、胸はそこそこ 【好きな事・もの】テレビゲーム(ホラー系が好き) 【苦手な事・もの】シュミレーション系のゲーム 【特技】暗記 【趣味】ゲームショップ巡り 【特筆すべき能力】頭の中に独自のゲーム攻略本があると言われる 【備考】動画サイトにゲームの実況動画を投稿していたりする女ゲーマー |[[狂わば死鐘、狂わば笑え]]|時系列順|[[ここまで来るともはや立派な動物虐待]]| |[[狂わば死鐘、狂わば笑え]]|投下順|[[ここまで来るともはや立派な動物虐待]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|ノーチラス|[[逢いたくてでも逢えなくて]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|佐藤真由美|[[逢いたくてでも逢えなくて]]|

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