Silver&white

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第七話≪Silver&white≫ エリアE-6温泉旅館。 海が一望出来る特等の客室に、座イスにもたれて思案中の、 白いYシャツの上に青色のVネック、赤いネクタイ、 青のスカートと黒のタイツ、革靴という外見の、 銀と白の毛皮を持った狼獣人の少女がいた。 「殺し合いか……はぁ、私、死んじゃうのかなぁ」 いつものように自分の部屋で寝たはずだったのに、 起きたら知らない人が一杯いる教室にいて、 スピーカーから「殺し合え」って言われるなんて。 男の人の首輪が爆破されて殺された時、普通悲鳴とかあげたりするんだろうけど、 いや私の場合あまりのシュールな光景に絶句してた。何の声も出なかった。 それで殺し合いが始まったら、この温泉旅館の入口に飛ばされてたのよね。 はぁぁ、嫌だなぁ死ぬの。一応私身体頑丈には出来てるけどさ、 多分銃で胴体撃たれたり、喉掻き切られたりされたぐらいじゃ全然大丈夫。 いや、痛いし気を失う事もあるし大丈夫って言うのは おかしいかもしれないけど。 でもさすがに頭吹き飛ばされたり身体焼かれたりしたらアウト。 つまりはこの首輪が爆発したらほぼ間違い無く死ぬって事。 だから私は死ぬならロクな死に方しないと思う……多分。 「でも殺し合いに乗るのもなぁ……」 そう言って私は畳の上に置いた自分の支給武器であるライフル、 モシンナガンM1891と、まっすぐな刀身を持った片刃の刀、直刀を見つめた。 ライフルと刀。これは非常に恵まれた支給武器だと言わざるを得ない。 でも……私は人殺しなんてしたくない。自分が生きるためだからって、 簡単に人を殺していいはずが無い。 ああだけどそんなの、甘っちょろい戯言なのかもなぁ。 何かさっき銃声みたいの聞こえたし。かなり遠かったけど。 やっぱり殺し合いに乗っている人もいるんだなー……ふぅ。 「じゃあ私は、どうしようかな」 黙って殺されるのを待つ? だが断る。 とにかく生きられるだけ生きてみよう。襲われたら戦おう。 これだけいい武器があるんだから、全く戦闘経験の無い私でも戦えるっしょ。多分。 もちろん進んで戦う事は出来るだけしないようにしたい。 それともし殺し合いに乗っていない人もいるなら、仲間を集めたいな。 みんなで考えれば、もしかしたらこの殺し合いから 脱出出来る術が見つかるかも。 いや、”かも”だけどね。まだ”かも”の段階だけども。 ぶっちゃけ、お父さんやお母さん、お姉ちゃん、 学校のみんなにもまた会いたいし。 それに処女のまま死ぬのは嫌だし。 一度も体験無しっていうのは勘弁よ! マジで! 「あーそうだ、ここ温泉なんだよね。入ってみようかなぁ」 私はモシンナガンと直刀をデイパックに入れ、温泉へ向かった。 せっかくだから温泉入ってみようと思って。 まあそんな場合じゃないって事は重々承知しているけども。 いつ死ぬか分からないんだから、好きな事しておかないと……ね? 【一日目/明朝/E-6温泉旅館】 【藤堂リフィア】 [状態]:健康 [装備]:無し [所持品]:基本支給品一式、モシンナガンM1891(5/5)、7.62㎜×54R弾(50)、直刀 [思考・行動] 基本:殺し合いはしない。頑張って生きてみる。 1:襲われたら戦う。黙って殺されはしない。 2:殺し合いに乗っていない人と出くわしたら仲間になってくれるようお願いする。 3:温泉に入ってみようかナー。 [備考] ※生命力が異常に高いです。頭部破壊、焼殺、首輪爆発以外で死ぬ事はまずありません。 但し一定以上のダメージが蓄積すると数十分~一時間ほど気絶します。 |Back:006[[廻れ、廻れ]]|時系列順で読む|Next:008[[狼の使い魔と食堂のおっちゃん]]| |Back:006[[廻れ、廻れ]]|投下順で読む|Next:008[[狼の使い魔と食堂のおっちゃん]]| |&color(cyan){GAME START}|藤堂リフィア|Next:|
第七話≪Silver&white≫ エリアE-6温泉旅館。 海が一望出来る特等の客室に、座イスにもたれて思案中の、 白いYシャツの上に青色のVネック、赤いネクタイ、 青のスカートと黒のタイツ、革靴という外見の、 銀と白の毛皮を持った狼獣人の少女がいた。 「殺し合いか……はぁ、私、死んじゃうのかなぁ」 いつものように自分の部屋で寝たはずだったのに、 起きたら知らない人が一杯いる教室にいて、 スピーカーから「殺し合え」って言われるなんて。 男の人の首輪が爆破されて殺された時、普通悲鳴とかあげたりするんだろうけど、 いや私の場合あまりのシュールな光景に絶句してた。何の声も出なかった。 それで殺し合いが始まったら、この温泉旅館の入口に飛ばされてたのよね。 はぁぁ、嫌だなぁ死ぬの。一応私身体頑丈には出来てるけどさ、 多分銃で胴体撃たれたり、喉掻き切られたりされたぐらいじゃ全然大丈夫。 いや、痛いし気を失う事もあるし大丈夫って言うのは おかしいかもしれないけど。 でもさすがに頭吹き飛ばされたり身体焼かれたりしたらアウト。 つまりはこの首輪が爆発したらほぼ間違い無く死ぬって事。 だから私は死ぬならロクな死に方しないと思う……多分。 「でも殺し合いに乗るのもなぁ……」 そう言って私は畳の上に置いた自分の支給武器であるライフル、 モシンナガンM1891と、まっすぐな刀身を持った片刃の刀、直刀を見つめた。 ライフルと刀。これは非常に恵まれた支給武器だと言わざるを得ない。 でも……私は人殺しなんてしたくない。自分が生きるためだからって、 簡単に人を殺していいはずが無い。 ああだけどそんなの、甘っちょろい戯言なのかもなぁ。 何かさっき銃声みたいの聞こえたし。かなり遠かったけど。 やっぱり殺し合いに乗っている人もいるんだなー……ふぅ。 「じゃあ私は、どうしようかな」 黙って殺されるのを待つ? だが断る。 とにかく生きられるだけ生きてみよう。襲われたら戦おう。 これだけいい武器があるんだから、全く戦闘経験の無い私でも戦えるっしょ。多分。 もちろん進んで戦う事は出来るだけしないようにしたい。 それともし殺し合いに乗っていない人もいるなら、仲間を集めたいな。 みんなで考えれば、もしかしたらこの殺し合いから 脱出出来る術が見つかるかも。 いや、”かも”だけどね。まだ”かも”の段階だけども。 ぶっちゃけ、お父さんやお母さん、お姉ちゃん、 学校のみんなにもまた会いたいし。 それに処女のまま死ぬのは嫌だし。 一度も体験無しっていうのは勘弁よ! マジで! 「あーそうだ、ここ温泉なんだよね。入ってみようかなぁ」 私はモシンナガンと直刀をデイパックに入れ、温泉へ向かった。 せっかくだから温泉入ってみようと思って。 まあそんな場合じゃないって事は重々承知しているけども。 いつ死ぬか分からないんだから、好きな事しておかないと……ね? 【一日目/明朝/E-6温泉旅館】 【藤堂リフィア】 [状態]:健康 [装備]:無し [所持品]:基本支給品一式、モシンナガンM1891(5/5)、7.62㎜×54R弾(50)、直刀 [思考・行動] 基本:殺し合いはしない。頑張って生きてみる。 1:襲われたら戦う。黙って殺されはしない。 2:殺し合いに乗っていない人と出くわしたら仲間になってくれるようお願いする。 3:温泉に入ってみようかナー。 [備考] ※生命力が異常に高いです。頭部破壊、焼殺、首輪爆発以外で死ぬ事はまずありません。 但し一定以上のダメージが蓄積すると数十分~一時間ほど気絶します。 |Back:006[[廻れ、廻れ]]|時系列順で読む|Next:008[[狼の使い魔と食堂のおっちゃん]]| |Back:006[[廻れ、廻れ]]|投下順で読む|Next:008[[狼の使い魔と食堂のおっちゃん]]| |&color(cyan){GAME START}|藤堂リフィア|Next:020[[いい湯です~狼娘とシスターと子猫~]]|

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