少年と、猫

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3話:少年と、猫 エリアA-2教会の礼拝堂の中で、小学生の少年大沢木小鉄と、 青い髪を持った猫女、フェリシアが会話していた。 「すげーな、ねーちゃん人間じゃねーの?」 「アタシはキャットウーマンだからね~、本当は猫なんだよ」 最初フェリシアが礼拝堂のパイプオルガンに登って遊んでいる小鉄を発見し、 自分の見た目で忌避されないかどうか心配だったが、小鉄少年は意外にも、 少し驚いた程度で済ませてしまった。 「本当の猫に変身も出来るんだけど…どうも、力が封印されてるっぽくてね。 多分この首輪のせい」 「首輪かぁ…俺にもはまってるぜ。これ、爆発するとか何とか…下手にいじんねぇ方が 良いって事は分かる」 「何とかしたいニャ……小鉄君、小鉄君はこの殺し合いに知り合いっている?」 フェリシアが小鉄に訊く。 「ああ、名簿見たんだけど二人いた。土井津仁と春巻龍」 「ドイツ人?」 「違う違う土井津仁。土井津が苗字で仁が名前なんだよ」 「そ、そうなんだ…変わった名前だね」 「まあな…仁は俺の友達で、春巻は俺の担任なんだ…けど、俺より弱くて馬鹿なんだぜ。 …フェリシアねーちゃんは誰かいるのか?」 「いるよ…ガロンって言う、青っぽい狼男」 「マジか! 狼男って本当にいたんだな……」 小学生故の純粋さかそれとも彼自身の大らかさか、 普通なら疑ってしまいそうなフェリシアの話も易々と信じる小鉄。 「支給品見てなかったね…私は……」 フェリシアは自分のデイパックからランダム支給品を取り出す。 一つはメリケンサック、もう一つは――――。 (!! ちょ、何これ…これは小鉄君には見せられないわ…) それは男の象徴を模した大人の玩具――デ○ルド。 それの各種サイズのセットで、どう考えても小学生の前で提示出来る代物では無い。 いや、そもそも殺し合いの道具にこんな物を支給する主催者の考えが分からない。 自分でも分かる程頬が熱くなっていく。 ――主催者。そう言えば主催者は一体何者なのだろうか。 テレビ越しのメッセージだけで、姿は愚か声も聞いていない。 このような狂ったゲームを開催するのだからきっとロクな奴ではないだろうが。 「フェリシアねーちゃん? どーした?」 「え? いやいや何でもないよ! わ、私の支給品はこのメリケンサックみたいね!」 「……」 「そ、それより小鉄君は何を支給されたの?」 「お、俺か? 俺は……」 自分のデイパックを漁る小鉄。 そして、黒光りする一丁の自動拳銃を取り出した。 FNブローニングハイパワーMk.III――9ミリパラベラム弾使用の堅牢な拳銃である。 予備のマガジンが3個付属していた。 「銃か…良いね」 「あ…まだあるぞ」 小鉄がデイパックの奥から、更にもう一丁、今度は超小型の自動拳銃を取り出した。 コルトM1908――ベストポケットの愛称がある護身用拳銃だった。 こちらもマガジンが3個付属している。 ハイパワーは小学生である小鉄が使うには大き過ぎたため、 M1908ベストポケットを小鉄は装備する事にした。 「すげぇ…本物の銃だよなこれ」 「うん……気を付けてね、使う時は」 「使う時か…出来れば使いたくねぇな」 無駄な願いだとは分かっていたが、この拳銃で他人を撃つ時が来ない事を小鉄は願った。 【一日目/早朝/A-2教会礼拝堂】 【大沢木小鉄@浦安鉄筋家族】 [状態]良好 [装備]コルトM1908ベストポケット(6/6) [道具]基本支給品一式、コルトM1908ベストポケットのマガジン(3)、 FNブローニングハイパワー(13/13)、FNブローニングハイパワーのマガジン(3) [思考] 1:殺し合いには乗らない。仁と春巻を捜したい。 2:フェリシアねーちゃんと行動。 [備考] ※ガロンの特徴をフェリシアから聞きました。 【フェリシア@ヴァンパイアシリーズ】 [状態]良好 [装備]メリケンサック [道具]基本支給品一式、デ○ルドセット [思考] 1:殺し合いをする気は無いが襲われたら戦う。ガロンと合流したい。 2:小鉄君と行動。 [備考] ※土井津仁、春巻龍の特徴を大沢木小鉄から聞きました。 ※デ○ルドセットの事を隠しています。 ※特殊能力がかなり制限されています。 ≪支給品紹介≫ 【FNブローニングハイパワー】 支給者:大沢木小鉄(予備マガジン3個とセット) 天才銃工ジョン・ブローニングが晩年に設計し、 その死後FN社の技術陣によって1934年に完成した自動拳銃。 開発当時としては装弾数が13発と多かった事から「ハイパワー」と名付けられた。 信頼性が高い、近代オートマチックピストルの教科書的存在。 【コルトM1908ベストポケット】 支給者:大沢木小鉄(予備マガジン3個セット) .25ACPという小型弾を使用するコルト社製の超小型自動拳銃。 隠し持ち易く扱いも容易だがあくまで護身用なので威力は低い。 【メリケンサック】 支給者:フェリシア 拳にはめて打撃力を強化するための武器。 【デ○ルドセット】 支給者:フェリシア 男のシンボルを模した大人の玩具の各種サイズ詰め合わせ。 |[[愛に狂うのかそれとも狂った愛なのか]]|時系列順|[[I could not look back you'd gone away from me]]| |[[愛に狂うのかそれとも狂った愛なのか]]|投下順|[[I could not look back you'd gone away from me]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|大沢木小鉄|| |&color(aqua){ゲーム開始}|フェリシア||
3話:少年と、猫 エリアA-2教会の礼拝堂の中で、小学生の少年大沢木小鉄と、 青い髪を持った猫女、フェリシアが会話していた。 「すげーな、ねーちゃん人間じゃねーの?」 「アタシはキャットウーマンだからね~、本当は猫なんだよ」 最初フェリシアが礼拝堂のパイプオルガンに登って遊んでいる小鉄を発見し、 自分の見た目で忌避されないかどうか心配だったが、小鉄少年は意外にも、 少し驚いた程度で済ませてしまった。 「本当の猫に変身も出来るんだけど…どうも、力が封印されてるっぽくてね。 多分この首輪のせい」 「首輪かぁ…俺にもはまってるぜ。これ、爆発するとか何とか…下手にいじんねぇ方が 良いって事は分かる」 「何とかしたいニャ……小鉄君、小鉄君はこの殺し合いに知り合いっている?」 フェリシアが小鉄に訊く。 「ああ、名簿見たんだけど二人いた。土井津仁と春巻龍」 「ドイツ人?」 「違う違う土井津仁。土井津が苗字で仁が名前なんだよ」 「そ、そうなんだ…変わった名前だね」 「まあな…仁は俺の友達で、春巻は俺の担任なんだ…けど、俺より弱くて馬鹿なんだぜ。 …フェリシアねーちゃんは誰かいるのか?」 「いるよ…ガロンって言う、青っぽい狼男」 「マジか! 狼男って本当にいたんだな……」 小学生故の純粋さかそれとも彼自身の大らかさか、 普通なら疑ってしまいそうなフェリシアの話も易々と信じる小鉄。 「支給品見てなかったね…私は……」 フェリシアは自分のデイパックからランダム支給品を取り出す。 一つはメリケンサック、もう一つは――――。 (!! ちょ、何これ…これは小鉄君には見せられないわ…) それは男の象徴を模した大人の玩具――デ○ルド。 それの各種サイズのセットで、どう考えても小学生の前で提示出来る代物では無い。 いや、そもそも殺し合いの道具にこんな物を支給する主催者の考えが分からない。 自分でも分かる程頬が熱くなっていく。 ――主催者。そう言えば主催者は一体何者なのだろうか。 テレビ越しのメッセージだけで、姿は愚か声も聞いていない。 このような狂ったゲームを開催するのだからきっとロクな奴ではないだろうが。 「フェリシアねーちゃん? どーした?」 「え? いやいや何でもないよ! わ、私の支給品はこのメリケンサックみたいね!」 「……」 「そ、それより小鉄君は何を支給されたの?」 「お、俺か? 俺は……」 自分のデイパックを漁る小鉄。 そして、黒光りする一丁の自動拳銃を取り出した。 FNブローニングハイパワーMk.III――9ミリパラベラム弾使用の堅牢な拳銃である。 予備のマガジンが3個付属していた。 「銃か…良いね」 「あ…まだあるぞ」 小鉄がデイパックの奥から、更にもう一丁、今度は超小型の自動拳銃を取り出した。 コルトM1908――ベストポケットの愛称がある護身用拳銃だった。 こちらもマガジンが3個付属している。 ハイパワーは小学生である小鉄が使うには大き過ぎたため、 M1908ベストポケットを小鉄は装備する事にした。 「すげぇ…本物の銃だよなこれ」 「うん……気を付けてね、使う時は」 「使う時か…出来れば使いたくねぇな」 無駄な願いだとは分かっていたが、この拳銃で他人を撃つ時が来ない事を小鉄は願った。 【一日目/早朝/A-2教会礼拝堂】 【大沢木小鉄@浦安鉄筋家族】 [状態]良好 [装備]コルトM1908ベストポケット(6/6) [道具]基本支給品一式、コルトM1908ベストポケットのマガジン(3)、 FNブローニングハイパワー(13/13)、FNブローニングハイパワーのマガジン(3) [思考] 1:殺し合いには乗らない。仁と春巻を捜したい。 2:フェリシアねーちゃんと行動。 [備考] ※ガロンの特徴をフェリシアから聞きました。 【フェリシア@ヴァンパイアシリーズ】 [状態]良好 [装備]メリケンサック [道具]基本支給品一式、デ○ルドセット [思考] 1:殺し合いをする気は無いが襲われたら戦う。ガロンと合流したい。 2:小鉄君と行動。 [備考] ※土井津仁、春巻龍の特徴を大沢木小鉄から聞きました。 ※デ○ルドセットの事を隠しています。 ※特殊能力がかなり制限されています。 ≪支給品紹介≫ 【FNブローニングハイパワー】 支給者:大沢木小鉄(予備マガジン3個とセット) 天才銃工ジョン・ブローニングが晩年に設計し、 その死後FN社の技術陣によって1934年に完成した自動拳銃。 開発当時としては装弾数が13発と多かった事から「ハイパワー」と名付けられた。 信頼性が高い、近代オートマチックピストルの教科書的存在。 【コルトM1908ベストポケット】 支給者:大沢木小鉄(予備マガジン3個セット) .25ACPという小型弾を使用するコルト社製の超小型自動拳銃。 隠し持ち易く扱いも容易だがあくまで護身用なので威力は低い。 【メリケンサック】 支給者:フェリシア 拳にはめて打撃力を強化するための武器。 【デ○ルドセット】 支給者:フェリシア 男のシンボルを模した大人の玩具の各種サイズ詰め合わせ。 |[[愛に狂うのかそれとも狂った愛なのか]]|時系列順|[[I could not look back you'd gone away from me]]| |[[愛に狂うのかそれとも狂った愛なのか]]|投下順|[[I could not look back you'd gone away from me]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|大沢木小鉄|[[頭が四つもあれば発想も……。]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|フェリシア|[[頭が四つもあれば発想も……。]]|

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