トロくて穏やかな奴は恐らく暴走すると危険

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13話:トロくて穏やかな奴は恐らく暴走すると危険 「ここは…ホテルかしら」 ほとんど裸の身体の上にグリーンのコートを羽織った、 金髪の売春婦、浅井きらら(あざい-)は、スタート地点であった建物の内部を探索していた。 右手には支給品であった半自動小銃SKSカービンが握られていた。 デイパックの中にはクリップにまとめられた予備弾が入っている。 最初、きららは自分が何の建物にいるか分からなかったが、 調べていく内、どうやら地図のエリアA-6に表示されているホテルらしい事が分かった。 「殺し合いかぁ、嫌だなぁ…そんな事より私はエッチがしたいのにぃ。 何かまどかもいるみたいだし」 溜息を吐きながら、きららは下の階へ続く階段を下りる。 エレベーターは壊れているのか、ボタンを押しても何の反応も示さなかったためだ。 「!」 「あら」 下の階に下りた所で、きららは一人の少女に遭遇する。 黒いブレザーを着た、桃髪のハーフ牛獣人の少女。 怯えた表情で、きららの事を見ていた。 右手には拡声器らしき物が握られているが。 「あ、う、あ」 「えーと…」 狼狽している様子の牛少女にどう応対するか。 きららが考えていた、その時だった。 少女は突然、拡声器を振り上げきららに襲い掛かった。 「うあああ!」 「きゃっ!?」 拡声器がきららの腹に思い切り投げ付けられる。大して痛みは無かったが思わず、 きららは後ろに大きく後退してしまい――足を踏み外した。 派手に階段を転がり落ち、中階付近できららはうつ伏せになったまま動かなくなる。 「いっ、たぁぁ……」 立ち上がろうとしたが、挫いたのか足がかなり痛い。 「!」 そう言えば自分の銃は? きららが視線を自分の周囲に向けて先程まで持っていた SKSカービンを探した。 「あ…」 そして発見する。階段の上にいる牛少女が銃口を自分に向けて構えているのを。 階段から落ちる直前、拡声器を当てられた時に落としてしまったようだ。 「待って、ねえ待って! お願い! 馬鹿な事しないで――――」 きららの悲痛な叫びも、五発の銃声が響いた後は、もう聞こえなくなった。 「はぁ、はぁ、はぁ」 焦点が定まらない目で、たった今撃ち殺した見知らぬ女性の死体を見下ろす、 ハーフの牛娘――中村アヤ(なかむら-)。 普段の彼女は鈍いながらも、心優しい少女だったが、今はまるで別人である。 「…殺される前に、殺す、殺される前に…殺される、前に」 階段を下りながら呪詛のようにアヤは呟き続ける。 いつ殺されるか分からない、一緒に呼ばれている友人も、 もしかしたら自分を殺しに来るかもしれない、首には爆弾付きの首輪がはめられ、 逃げる事も出来ない――殺し合いという異常状況は彼女の心を蝕み、 正常な思考能力を著しく低下させてしまっていた。 「殺される前に殺さなきゃ…じゃないと…死んじゃう…伊賀さんも…平池さんも……」 故に彼女は、自分の命を守るためだけに行動する。 例え彼女を救おうとする者が現れても、彼女はそれを理解するかどうかは分からない。 殺害した女性のデイパックから予備弾を回収し、 アヤはブレザーのポケットに入れていた参加者探知機を取り出し画面を見る。 「…このホテルには、私以外、もう誰もいない…」 ホテル及びその周辺に表示されている参加者が持ち主である自分だけと確認すると、 アヤはSKSカービンを携えホテルから出るべく一階を目指し始めた。 危険を冒したくないのであればホテルから下手に動かない方が良いのだが、 今のアヤはそこまで頭が回らない。 &color(red){【浅井きらら    死亡】} &color(red){[残り46人]} 【一日目/早朝/A-6ホテル】 【中村アヤ】 [状態]発狂寸前、死への恐怖 [装備]SKSカービン(5/10) [持物]基本支給品一式、SKSカービン装弾クリップ(5)、  参加者探知機(バッテリー残り95%) [思考・行動]  基本:殺される前に殺す。友人二人も同じ。  1:死にたくない。 [備考]  ※正常な判断力、思考力が低下しています。 ※A-6ホテル一階~二階の階段の中階に浅井きららの死体、 浅井きららのデイパック(基本支給品一式入り)が放置されています。 また、二階階段入口付近に拡声器(破損、使用不能)が放置されています。 ---- ≪支給品紹介≫ 【SKSカービン】 浅井きららに装弾クリップ(弾薬10発入り)5個とセットで支給。 1945年にソ連軍に制式採用された半自動小銃。「SKS」とは、 「Самозарядный карабин системы Симонова: Samozaridnya Karabina Simonova Obrazets(シモノフ半自動短小銃)」の略。 折畳式のナイフ形銃剣が付いており、性能も優秀だったが、1947年に傑作突撃銃、 AK-47が登場したため日の目を見た期間は短かった。 【拡声器】 中村アヤに支給。 ロワの死亡フラグの代名詞的存在。 【参加者探知機】 中村アヤに支給。 所持者より半径50メートル以内にいる参加者を光点で表示する小型端末。 ちなみに生存=黄色、死亡=赤色で表示され、名前は表示されない。 充電式だが本ロワでは充電用のコードが無いため、バッテリーが切れたら使用不能になる。 ≪キャラ紹介≫ 【名前】浅井きらら(あさい-) 【性別】女 【年齢】25 【職業】売春婦 【身体的特徴】金色の長髪に赤い瞳、巨乳でスタイル文句無し。  裸ニーソ+長手袋の上にコート着用 【性格】艶めかしい、淫乱 【趣味】男漁り、獣姦(特に狼のオスが大好き) 【特技】ベッドテクニック(笑) 【経歴】不明 【好きなもの・こと】獣姦(狼のオスが大好き) 【苦手なもの・こと】中年の人間相手の商売 【特殊技能の有無】一般人 【備考】日宮まどかは売春婦仲間。獣姦ジャンキーでもある。  その手の動画サイトに狼との行為の動画を多数投稿し、一部にはファンもいる 【名前】中村アヤ(なかむら・あや) 【性別】女 【年齢】18 【職業】高校生、吹奏楽部所属 【身体的特徴】ハーフ牛獣人。桃色の長髪に牛の耳と角、尻尾。  当然爆乳でスタイル抜群、可愛らしい。学校の制服である黒のブレザーとスカート着用 【性格】おっとりしている、泣き虫 【趣味】映画観賞 【特技】母乳が出せる 【経歴】高校一年の時の宿泊学習で伊賀榛名と同じ部屋だったが、  深夜に榛名に寝込みを襲われる(性的な意味で) 【好きなもの・こと】ショートケーキ 【苦手なもの・こと】伊賀榛名 【特殊技能の有無】記憶力が良い 【備考】運動神経が著しく悪い上に手先が不器用、おまけに勉強も苦手だが、  なぜか記憶力だけは抜群。伊賀榛名と平池千穂は同じ学校の友人。  とても濃厚で甘い母乳を出す事が出来る ---- |[[ナイスバディも良い事ばかりじゃない]]|時系列順|[[女の子って怖いね]]| |[[ナイスバディも良い事ばかりじゃない]]|投下順|[[女の子って怖いね]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|&color(red){浅井きらら}|&color(red){死亡}| |&color(aqua){ゲーム開始}|中村アヤ|[[]]|
13話:トロくて穏やかな奴は恐らく暴走すると危険 「ここは…ホテルかしら」 ほとんど裸の身体の上にグリーンのコートを羽織った、 金髪の売春婦、浅井きらら(あざい-)は、スタート地点であった建物の内部を探索していた。 右手には支給品であった半自動小銃SKSカービンが握られていた。 デイパックの中にはクリップにまとめられた予備弾が入っている。 最初、きららは自分が何の建物にいるか分からなかったが、 調べていく内、どうやら地図のエリアA-6に表示されているホテルらしい事が分かった。 「殺し合いかぁ、嫌だなぁ…そんな事より私はエッチがしたいのにぃ。 何かまどかもいるみたいだし」 溜息を吐きながら、きららは下の階へ続く階段を下りる。 エレベーターは壊れているのか、ボタンを押しても何の反応も示さなかったためだ。 「!」 「あら」 下の階に下りた所で、きららは一人の少女に遭遇する。 黒いブレザーを着た、桃髪のハーフ牛獣人の少女。 怯えた表情で、きららの事を見ていた。 右手には拡声器らしき物が握られているが。 「あ、う、あ」 「えーと…」 狼狽している様子の牛少女にどう応対するか。 きららが考えていた、その時だった。 少女は突然、拡声器を振り上げきららに襲い掛かった。 「うあああ!」 「きゃっ!?」 拡声器がきららの腹に思い切り投げ付けられる。大して痛みは無かったが思わず、 きららは後ろに大きく後退してしまい――足を踏み外した。 派手に階段を転がり落ち、中階付近できららはうつ伏せになったまま動かなくなる。 「いっ、たぁぁ……」 立ち上がろうとしたが、挫いたのか足がかなり痛い。 「!」 そう言えば自分の銃は? きららが視線を自分の周囲に向けて先程まで持っていた SKSカービンを探した。 「あ…」 そして発見する。階段の上にいる牛少女が銃口を自分に向けて構えているのを。 階段から落ちる直前、拡声器を当てられた時に落としてしまったようだ。 「待って、ねえ待って! お願い! 馬鹿な事しないで――――」 きららの悲痛な叫びも、五発の銃声が響いた後は、もう聞こえなくなった。 「はぁ、はぁ、はぁ」 焦点が定まらない目で、たった今撃ち殺した見知らぬ女性の死体を見下ろす、 ハーフの牛娘――中村アヤ(なかむら-)。 普段の彼女は鈍いながらも、心優しい少女だったが、今はまるで別人である。 「…殺される前に、殺す、殺される前に…殺される、前に」 階段を下りながら呪詛のようにアヤは呟き続ける。 いつ殺されるか分からない、一緒に呼ばれている友人も、 もしかしたら自分を殺しに来るかもしれない、首には爆弾付きの首輪がはめられ、 逃げる事も出来ない――殺し合いという異常状況は彼女の心を蝕み、 正常な思考能力を著しく低下させてしまっていた。 「殺される前に殺さなきゃ…じゃないと…死んじゃう…伊賀さんも…平池さんも……」 故に彼女は、自分の命を守るためだけに行動する。 例え彼女を救おうとする者が現れても、彼女はそれを理解するかどうかは分からない。 殺害した女性のデイパックから予備弾を回収し、 アヤはブレザーのポケットに入れていた参加者探知機を取り出し画面を見る。 「…このホテルには、私以外、もう誰もいない…」 ホテル及びその周辺に表示されている参加者が持ち主である自分だけと確認すると、 アヤはSKSカービンを携えホテルから出るべく一階を目指し始めた。 危険を冒したくないのであればホテルから下手に動かない方が良いのだが、 今のアヤはそこまで頭が回らない。 &color(red){【浅井きらら    死亡】} &color(red){[残り46人]} 【一日目/早朝/A-6ホテル】 【中村アヤ】 [状態]発狂寸前、死への恐怖 [装備]SKSカービン(5/10) [持物]基本支給品一式、SKSカービン装弾クリップ(5)、  参加者探知機(バッテリー残り95%) [思考・行動]  基本:殺される前に殺す。友人二人も同じ。  1:死にたくない。 [備考]  ※正常な判断力、思考力が低下しています。 ※A-6ホテル一階~二階の階段の中階に浅井きららの死体、 浅井きららのデイパック(基本支給品一式入り)が放置されています。 また、二階階段入口付近に拡声器(破損、使用不能)が放置されています。 ---- ≪支給品紹介≫ 【SKSカービン】 浅井きららに装弾クリップ(弾薬10発入り)5個とセットで支給。 1945年にソ連軍に制式採用された半自動小銃。「SKS」とは、 「Самозарядный карабин системы Симонова: Samozaridnya Karabina Simonova Obrazets(シモノフ半自動短小銃)」の略。 折畳式のナイフ形銃剣が付いており、性能も優秀だったが、1947年に傑作突撃銃、 AK-47が登場したため日の目を見た期間は短かった。 【拡声器】 中村アヤに支給。 ロワの死亡フラグの代名詞的存在。 【参加者探知機】 中村アヤに支給。 所持者より半径50メートル以内にいる参加者を光点で表示する小型端末。 ちなみに生存=黄色、死亡=赤色で表示され、名前は表示されない。 充電式だが本ロワでは充電用のコードが無いため、バッテリーが切れたら使用不能になる。 ≪キャラ紹介≫ 【名前】浅井きらら(あさい-) 【性別】女 【年齢】25 【職業】売春婦 【身体的特徴】金色の長髪に赤い瞳、巨乳でスタイル文句無し。  裸ニーソ+長手袋の上にコート着用 【性格】艶めかしい、淫乱 【趣味】男漁り、獣姦(特に狼のオスが大好き) 【特技】ベッドテクニック(笑) 【経歴】不明 【好きなもの・こと】獣姦(狼のオスが大好き) 【苦手なもの・こと】中年の人間相手の商売 【特殊技能の有無】一般人 【備考】日宮まどかは売春婦仲間。獣姦ジャンキーでもある。  その手の動画サイトに狼との行為の動画を多数投稿し、一部にはファンもいる 【名前】中村アヤ(なかむら・あや) 【性別】女 【年齢】18 【職業】高校生、吹奏楽部所属 【身体的特徴】ハーフ牛獣人。桃色の長髪に牛の耳と角、尻尾。  当然爆乳でスタイル抜群、可愛らしい。学校の制服である黒のブレザーとスカート着用 【性格】おっとりしている、泣き虫 【趣味】映画観賞 【特技】母乳が出せる 【経歴】高校一年の時の宿泊学習で伊賀榛名と同じ部屋だったが、  深夜に榛名に寝込みを襲われる(性的な意味で) 【好きなもの・こと】ショートケーキ 【苦手なもの・こと】伊賀榛名 【特殊技能の有無】記憶力が良い 【備考】運動神経が著しく悪い上に手先が不器用、おまけに勉強も苦手だが、  なぜか記憶力だけは抜群。伊賀榛名と平池千穂は同じ学校の友人。  とても濃厚で甘い母乳を出す事が出来る ---- |[[ナイスバディも良い事ばかりじゃない]]|時系列順|[[女の子って怖いね]]| |[[ナイスバディも良い事ばかりじゃない]]|投下順|[[女の子って怖いね]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|&color(red){浅井きらら}|&color(red){死亡}| |&color(aqua){ゲーム開始}|中村アヤ|[[ライフル持った狂牛娘]]|

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