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「落ち着く場所ありますか?」(2010/12/05 (日) 19:51:13) の最新版変更点
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5話:落ち着く場所ありますか?
緑深い森に、銃声が響く。
そしてその度に木に止まっていた小鳥達が、木から一斉に逃げ出す。
「はぁ、はぁ、はぁ……!」
桃色と白の身体、美しい金髪を持った竜人の少女、津野美鈴(つの・みすず)が息を切らせながら走る。
ふと立ち止まり、振り向き、さっきまで自分を襲っていた狐の青年の姿が無い事を確認すると、
安堵の溜息を漏らした。
(危なかった…まさか、殺し合いに乗る人がいるなんて…。
こんな殺し合いする人なんていないと思っていたのは間違いだった)
適当な木の幹にもたれ座り込む美鈴。
右手には彼女の支給品の一つであるバトルナイフが握られている。
美鈴自身は殺し合いをする気など無かったが、護身用として装備していた。
デイパックの中にはもう一つの支給品、遠隔操作爆弾入りテディベアが一つ入っている。
遠隔操作で爆破出来るという代物であるが使い所は難しそうだ。
「…銃で撃たれる事があるなんてね…」
先刻襲い掛かってきた狐の青年が銃を撃ってきた事を思い出し、
美鈴はまだ薄暗い空を眺めた。
◆
狐獣人の青年、高原正封(たかはら・まさとし)は、
狙っていた桃色の竜人の少女を見失ってしまった事に気付き、肩を落とす。
「逃げられたか…」
右手に装備したリボルバー拳銃、スタームルガーGP100の残弾を確認し、
ズボンのポケットの中に突っ込んでいた予備の.357マグナム弾を装填する。
「…これで良いんだよな。生きて帰るにはこれしか無い…んだよな」
本当は彼もまた殺し合いなど本望では無かった。
苦労して入った大学で知り合った友人達、久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬もいる。
優勝を目指すと言う事は彼らも殺さなければ、死ななければならないと言う事だ。
そんな事はしたく無い。だが所詮は他人の命で、自分の命と天瓶にかけ、
どちらが重いかは明白。
生まれて初めて拳銃を扱った。流石にマグナムは反動も強いが、
慣れれば問題は無いだろう。
「…やってやる…やってやる…やってやる…」
自分に言い聞かせるように狐の青年は何度も呟いた。
【一日目/早朝/F-7森】
【津野美鈴】
[状態]肉体疲労(小)
[装備]バトルナイフ
[持物]基本支給品一式、遠隔操作爆弾入りテディベア、起爆リモコン
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。何とかして脱出したい。
1:しばらく休む。
[備考]
※高原正封(名前は知らない)の外見を記憶しました。また、正封とは離れた場所にいます。
【高原正封】
[状態]良好
[装備]スタームルガーGP100(6/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(13)
[思考・行動]
基本:殺し合いに乗る。優勝を目指す。だがまだちょっと迷っている。
1:友人達(久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬)とは会いたくない。
[備考]
※津野美鈴(名前は知らない)の外見を記憶しました。また、美鈴とは離れた場所にいます。
※F-7一帯に銃声が響きました。
----
≪支給品紹介≫
【バトルナイフ】
津野美鈴に支給。
その名の通り戦闘用に作られたナイフ。頑丈かつ切れ味が鋭い。
【遠隔操作爆弾入りテディベア】
津野美鈴に起爆リモコンとセットで支給。
見た目は普通の可愛いテディベアだが中に強力な爆弾が仕込まれている。
小型リモコンで遠隔操作し爆破させる。
【スタームルガーGP100】
高原正封に.357マグナム弾18発とセットで支給。
1968年に開発されたリボルバー拳銃、スタームルガーセキュリティシックスの後継モデルで、
マグナム弾の強烈な反動を和らげるため、一回り細くしたグリップフレームを
厚いラバー(ゴム)のオーバーサイズグリップで包んでいるのが特徴。
安価で頑丈、良質な事から人気が高い。
≪キャラ紹介≫
【名前】津野美鈴(つの・みすず)
【性別】女
【年齢】17
【職業】高校二年生
【身体的特徴】桃色に白の身体、艶やかな金髪の竜人。学校の制服である、
白いシャツに赤いリボン、その上に明るい肌色のベスト、スカートを着ている
【性格】開放的
【趣味】ショッピング、サイクリング
【特技】暗算
【経歴】両親と祖父母、兄と姉がいるごく普通の家庭で育った
【好きなもの・こと】メール、友人と過ごす事
【苦手なもの・こと】鶏肉(唐揚げは食べられる)
【特殊技能の有無】一般人
【備考】胸が余り無いのを気にしているとか
【名前】高原正封(たかはら・まさとし)
【性別】男
【年齢】19
【職業】大学生
【身体的特徴】黄色の狐獣人。それなりに引き締まった体格。
白いカッターシャツに灰色のズボン着用
【性格】ややいい加減
【趣味】TVゲーム、自慰
【特技】特に無し
【経歴】ギリギリで大学受験に成功した
【好きなもの・こと】チャーハン、TVゲーム、自慰
【苦手なもの・こと】梅干し
【特殊技能の有無】 一般人
【備考】こちらの正封は大学受験に成功したためか多少マシな性格になっている。
久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬は同じ大学に通う友人
----
|[[奈落に咲いてしまった紅い華]]|時系列順|[[妹への愛は海よりも深く]]|
|[[奈落に咲いてしまった紅い華]]|投下順|[[妹への愛は海よりも深く]]|
|&color(aqua){ゲーム開始}|津野美鈴|[[]]|
|&color(aqua){ゲーム開始}|高原正封|[[「友」]]|
5話:落ち着く場所ありますか?
緑深い森に、銃声が響く。
そしてその度に木に止まっていた小鳥達が、木から一斉に逃げ出す。
「はぁ、はぁ、はぁ……!」
桃色と白の身体、美しい金髪を持った竜人の少女、津野美鈴(つの・みすず)が息を切らせながら走る。
ふと立ち止まり、振り向き、さっきまで自分を襲っていた狐の青年の姿が無い事を確認すると、
安堵の溜息を漏らした。
(危なかった…まさか、殺し合いに乗る人がいるなんて…。
こんな殺し合いする人なんていないと思っていたのは間違いだった)
適当な木の幹にもたれ座り込む美鈴。
右手には彼女の支給品の一つであるバトルナイフが握られている。
美鈴自身は殺し合いをする気など無かったが、護身用として装備していた。
デイパックの中にはもう一つの支給品、遠隔操作爆弾入りテディベアが一つ入っている。
遠隔操作で爆破出来るという代物であるが使い所は難しそうだ。
「…銃で撃たれる事があるなんてね…」
先刻襲い掛かってきた狐の青年が銃を撃ってきた事を思い出し、
美鈴はまだ薄暗い空を眺めた。
◆
狐獣人の青年、高原正封(たかはら・まさとし)は、
狙っていた桃色の竜人の少女を見失ってしまった事に気付き、肩を落とす。
「逃げられたか…」
右手に装備したリボルバー拳銃、スタームルガーGP100の残弾を確認し、
ズボンのポケットの中に突っ込んでいた予備の.357マグナム弾を装填する。
「…これで良いんだよな。生きて帰るにはこれしか無い…んだよな」
本当は彼もまた殺し合いなど本望では無かった。
苦労して入った大学で知り合った友人達、久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬もいる。
優勝を目指すと言う事は彼らも殺さなければ、死ななければならないと言う事だ。
そんな事はしたく無い。だが所詮は他人の命で、自分の命と天瓶にかけ、
どちらが重いかは明白。
生まれて初めて拳銃を扱った。流石にマグナムは反動も強いが、
慣れれば問題は無いだろう。
「…やってやる…やってやる…やってやる…」
自分に言い聞かせるように狐の青年は何度も呟いた。
【一日目/早朝/F-7森】
【津野美鈴】
[状態]肉体疲労(小)
[装備]バトルナイフ
[持物]基本支給品一式、遠隔操作爆弾入りテディベア、起爆リモコン
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。何とかして脱出したい。
1:しばらく休む。
[備考]
※高原正封(名前は知らない)の外見を記憶しました。また、正封とは離れた場所にいます。
【高原正封】
[状態]良好
[装備]スタームルガーGP100(6/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(13)
[思考・行動]
基本:殺し合いに乗る。優勝を目指す。だがまだちょっと迷っている。
1:友人達(久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬)とは会いたくない。
[備考]
※津野美鈴(名前は知らない)の外見を記憶しました。また、美鈴とは離れた場所にいます。
※F-7一帯に銃声が響きました。
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≪支給品紹介≫
【バトルナイフ】
津野美鈴に支給。
その名の通り戦闘用に作られたナイフ。頑丈かつ切れ味が鋭い。
【遠隔操作爆弾入りテディベア】
津野美鈴に起爆リモコンとセットで支給。
見た目は普通の可愛いテディベアだが中に強力な爆弾が仕込まれている。
小型リモコンで遠隔操作し爆破させる。
【スタームルガーGP100】
高原正封に.357マグナム弾18発とセットで支給。
1968年に開発されたリボルバー拳銃、スタームルガーセキュリティシックスの後継モデルで、
マグナム弾の強烈な反動を和らげるため、一回り細くしたグリップフレームを
厚いラバー(ゴム)のオーバーサイズグリップで包んでいるのが特徴。
安価で頑丈、良質な事から人気が高い。
≪キャラ紹介≫
【名前】津野美鈴(つの・みすず)
【性別】女
【年齢】17
【職業】高校二年生
【身体的特徴】桃色に白の身体、艶やかな金髪の竜人。学校の制服である、
白いシャツに赤いリボン、その上に明るい肌色のベスト、スカートを着ている
【性格】開放的
【趣味】ショッピング、サイクリング
【特技】暗算
【経歴】両親と祖父母、兄と姉がいるごく普通の家庭で育った
【好きなもの・こと】メール、友人と過ごす事
【苦手なもの・こと】鶏肉(唐揚げは食べられる)
【特殊技能の有無】一般人
【備考】胸が余り無いのを気にしているとか
【名前】高原正封(たかはら・まさとし)
【性別】男
【年齢】19
【職業】大学生
【身体的特徴】黄色の狐獣人。それなりに引き締まった体格。
白いカッターシャツに灰色のズボン着用
【性格】ややいい加減
【趣味】TVゲーム、自慰
【特技】特に無し
【経歴】ギリギリで大学受験に成功した
【好きなもの・こと】チャーハン、TVゲーム、自慰
【苦手なもの・こと】梅干し
【特殊技能の有無】 一般人
【備考】こちらの正封は大学受験に成功したためか多少マシな性格になっている。
久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬は同じ大学に通う友人
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|[[奈落に咲いてしまった紅い華]]|時系列順|[[妹への愛は海よりも深く]]|
|[[奈落に咲いてしまった紅い華]]|投下順|[[妹への愛は海よりも深く]]|
|&color(aqua){ゲーム開始}|津野美鈴|[[こんな村おこしは嫌だ]]|
|&color(aqua){ゲーム開始}|高原正封|[[「友」]]|