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64話 修羅場乗り越え今に至る
エリアC-6の橋を南へ渡る前に、坂田銀時とエルフィは放送を聞いた。
『……まずは禁止エリアから。今から一時間後に、B-3、D-8、E-2、G-4、G-6。
もう一度繰り返します、今から一時間後に、B-3、D-8、E-2、G-4、G-6……』
発表された禁止エリアの場所を二人は地図に書き込んで行く。
ブライアンとの合流予定地である市役所があるエリアD-4は大丈夫のようだった。
「市役所は禁止エリアにはなってねぇか…」
「そうですね…」
『残念な事に、先の四時間の間に禁止エリアで死亡した方が一人出てしまいました……』
「マジか…」
首にはめられた首輪が禁止エリアに侵入しても爆発するとは知っていたが、
それで死んでしまった者がいるらしい。
誰かは分からないが、気の毒にと銀時とエルフィは思った。
『それでは、新たに死亡した方の名前を発表します』
「来たか…今度は何人だ…今何人生き残っている」
「ブライアンさん…無事かな」
参加者名簿を取り出し、二人は放送に耳を澄ませた。
主催者香取亮太が死者の名前を番号順に読み上げていく。
『No.04 ヴォルフ、No.11 ギンギライガー、No.12 クレアス、No.13 黒崎奈桜、
No.14 香瀧宏叔、No.16 東風谷早苗、No.18 紺野優佳……』
「クレアス…ブライアンが言っていたな」
「うん…」
ブライアンが注意すべきと話していたクレアスという人物は死亡したようだ。
読み上げられた名前を二人は線を引いて消していく。
名前が呼ばれた者は、もうこの世にいないのだ。
そう思うとエルフィは他人事とは思えず悲しい気持ちになった。
『No.22 佐藤文博、No.25 シリウス、No.26 宿禰千恵、No.28 高村紀嗣……』
「多いな……」
銀時が呟く。ある程度予想はしていたがやはり死亡者が多い。
『No.29 テト、No.30 ドラゴナス』
「テトさん…」
「……」
数時間前、目の前で殺害されたエルフィのクラスメイト、テト。
そして殺害犯もまた、銀時によって倒された。
その時は気付かなかったが、後になって冷静になってからその殺害犯は、
ショッピングモールで戦ったあの少女――ドラゴナスだと言う事を思い出した。
『No.31 トレディア、No.32 ノーチラス……』
「…ノーチラス…」
前回の殺し合いで自分を助けてくれ、そして別れた後死んでしまったノーチラス。
今回の殺し合いでは、一度も会えなかった。そして、再び死んでしまった。
エルフィは耳を伏せ、悲しみの表情を浮かべる。
『No.33 野比のび太、No.34 土方十四郎……』
「……!」
銀時が目を見開く。自分とよく張り合っていた真選組の鬼の副長であり、
マヨネーズ星の王子である土方十四郎が、死んだ――――。
『No.35 冬月蒼羅、No.40 マティアス、No.41 見月そはら、No.43 源ちずる、No.45 森屋英太……』
「森屋君まで…」
再びエルフィのクラスメイトの名前が呼ばれた。
『No.46 ライガー、No.49 リリア……以上、24人です』
「リリア…ブライアンさんの仲間…」
そして、ブライアンが話していた彼の仲間の一人、リリアの名前も呼ばれる。
『これは凄い…もう残りは13人ですか。たった八時間で38人も死んだ事になりますね…。
では確認のため現時点で生き残っている方の名前も発表します。
No.02 アレックス、No.03 伊東結、No.07 沖田総悟、No.05 エルフィ、No.10 銀鏖院水晶、
No.20 坂田銀時、No.23 シーザー、No.27 ダーエロ、No.36 ブライアン、No.37 フラウ、No.44 ムシャ、
No.47 リーヴァイ、No.48 リュティ……以上です。
これなら優勝者が決まるのも、すぐかもしれませんね。それでは次の放送は正午になります。
…もしかしたらこれで最後の放送になるかもしれませんが。では、失礼します……』
そして放送が終わった。
「土方が死ぬとは……」
「銀さん…」
銀時は土方の死に少なからずショックを受けているようだった。
決して仲間と言う訳では無く決して悲しい訳でも無かったが、
それでも、腐れ縁で接する機会も多かった故、思う所はあった。
「…いや、すまねぇな…ただ、結構強い奴だったから正直死ぬとは思っていなかった。
……エルフィのクラスメイトも何人か呼ばれたな、あのテトって子以外にも」
「はい……」
「…お互い…知り合いが死んでんだな。だけど、またへこたれる訳にはいかねぇよ。
……香取をブッ倒してこの殺し合いから脱出するんだ……それが、
死んで行った奴への最大の手向け…そうだろ?」
「…そうですね。まだ、頑張らないといけないですよね」
「ああ。まだブライアンも、総悟の奴も生きている。行こうぜエルフィ。
市役所まではもうそう遠く無い」
「分かりました」
銀時とエルフィは別行動しているブライアンとの合流を果たすべく、
市役所へ向かい再び歩き始めた。
【一日目/午前/C-6橋北側】
【坂田銀時@銀魂】
[状態]肉体的疲労(中)、返り血(大)
[装備]黒作大刀
[所持品]基本支給品一式、イチゴ牛乳(3、2本消費)、フランベルジェ、
志村新八の眼鏡(破損、使用不可)
[思考・行動]
基本:殺し合いからの脱出。そのために首輪を何とかしたい。
1:市役所に向かう。
2:エルフィと行動。 仲間を集う。
3:沖田総悟を捜す。
[備考]
※原作かぶき町四天王篇終了後からの参戦です。
※エルフィのクラスメイト(銀鏖院水晶、フラウ)と、ブライアンの仲間、知人
(アレックス、ダーエロ、ムシャ)の情報を得ました。
【エルフィ@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]インベルM911(7/7)
[所持品]基本支給品一式、インベルM911マガジン(3)、コルト アナコンダ(2/6)、
.44マグナム弾(12)、ファイアクリスタル(2)
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。
1:市役所に向かう。
2:銀さんと行動。 仲間を集う。
3:クラスメイトは……。
[備考]
※本編死亡後からの参戦です。
※沖田総悟と、ブライアンの仲間、知人(アレックス、ダーエロ、ムシャ)の情報を得ました。
|[[第二回放送(俺得ロワ3rd)]]|時系列順|[[ココヨリトワニ]]|
|[[第二回放送(俺得ロワ3rd)]]|投下順|[[ココヨリトワニ]]|
|[[愚者の舞]]|坂田銀時|[[]]|
|[[愚者の舞]]|エルフィ|[[]]|
64話 修羅場乗り越え今に至る
エリアC-6の橋を南へ渡る前に、坂田銀時とエルフィは放送を聞いた。
『……まずは禁止エリアから。今から一時間後に、B-3、D-8、E-2、G-4、G-6。
もう一度繰り返します、今から一時間後に、B-3、D-8、E-2、G-4、G-6……』
発表された禁止エリアの場所を二人は地図に書き込んで行く。
ブライアンとの合流予定地である市役所があるエリアD-4は大丈夫のようだった。
「市役所は禁止エリアにはなってねぇか…」
「そうですね…」
『残念な事に、先の四時間の間に禁止エリアで死亡した方が一人出てしまいました……』
「マジか…」
首にはめられた首輪が禁止エリアに侵入しても爆発するとは知っていたが、
それで死んでしまった者がいるらしい。
誰かは分からないが、気の毒にと銀時とエルフィは思った。
『それでは、新たに死亡した方の名前を発表します』
「来たか…今度は何人だ…今何人生き残っている」
「ブライアンさん…無事かな」
参加者名簿を取り出し、二人は放送に耳を澄ませた。
主催者香取亮太が死者の名前を番号順に読み上げていく。
『No.04 ヴォルフ、No.11 ギンギライガー、No.12 クレアス、No.13 黒崎奈桜、
No.14 香瀧宏叔、No.16 東風谷早苗、No.18 紺野優佳……』
「クレアス…ブライアンが言っていたな」
「うん…」
ブライアンが注意すべきと話していたクレアスという人物は死亡したようだ。
読み上げられた名前を二人は線を引いて消していく。
名前が呼ばれた者は、もうこの世にいないのだ。
そう思うとエルフィは他人事とは思えず悲しい気持ちになった。
『No.22 佐藤文博、No.25 シリウス、No.26 宿禰千恵、No.28 高村紀嗣……』
「多いな……」
銀時が呟く。ある程度予想はしていたがやはり死亡者が多い。
『No.29 テト、No.30 ドラゴナス』
「テトさん…」
「……」
数時間前、目の前で殺害されたエルフィのクラスメイト、テト。
そして殺害犯もまた、銀時によって倒された。
その時は気付かなかったが、後になって冷静になってからその殺害犯は、
ショッピングモールで戦ったあの少女――ドラゴナスだと言う事を思い出した。
『No.31 トレディア、No.32 ノーチラス……』
「…ノーチラス…」
前回の殺し合いで自分を助けてくれ、そして別れた後死んでしまったノーチラス。
今回の殺し合いでは、一度も会えなかった。そして、再び死んでしまった。
エルフィは耳を伏せ、悲しみの表情を浮かべる。
『No.33 野比のび太、No.34 土方十四郎……』
「……!」
銀時が目を見開く。自分とよく張り合っていた真選組の鬼の副長であり、
マヨネーズ星の王子である土方十四郎が、死んだ――――。
『No.35 冬月蒼羅、No.40 マティアス、No.41 見月そはら、No.43 源ちずる、No.45 森屋英太……』
「森屋君まで…」
再びエルフィのクラスメイトの名前が呼ばれた。
『No.46 ライガー、No.49 リリア……以上、24人です』
「リリア…ブライアンさんの仲間…」
そして、ブライアンが話していた彼の仲間の一人、リリアの名前も呼ばれる。
『これは凄い…もう残りは13人ですか。たった八時間で38人も死んだ事になりますね…。
では確認のため現時点で生き残っている方の名前も発表します。
No.02 アレックス、No.03 伊東結、No.07 沖田総悟、No.05 エルフィ、No.10 銀鏖院水晶、
No.20 坂田銀時、No.23 シーザー、No.27 ダーエロ、No.36 ブライアン、No.37 フラウ、No.44 ムシャ、
No.47 リーヴァイ、No.48 リュティ……以上です。
これなら優勝者が決まるのも、すぐかもしれませんね。それでは次の放送は正午になります。
…もしかしたらこれで最後の放送になるかもしれませんが。では、失礼します……』
そして放送が終わった。
「土方が死ぬとは……」
「銀さん…」
銀時は土方の死に少なからずショックを受けているようだった。
決して仲間と言う訳では無く決して悲しい訳でも無かったが、
それでも、腐れ縁で接する機会も多かった故、思う所はあった。
「…いや、すまねぇな…ただ、結構強い奴だったから正直死ぬとは思っていなかった。
……エルフィのクラスメイトも何人か呼ばれたな、あのテトって子以外にも」
「はい……」
「…お互い…知り合いが死んでんだな。だけど、またへこたれる訳にはいかねぇよ。
……香取をブッ倒してこの殺し合いから脱出するんだ……それが、
死んで行った奴への最大の手向け…そうだろ?」
「…そうですね。まだ、頑張らないといけないですよね」
「ああ。まだブライアンも、総悟の奴も生きている。行こうぜエルフィ。
市役所まではもうそう遠く無い」
「分かりました」
銀時とエルフィは別行動しているブライアンとの合流を果たすべく、
市役所へ向かい再び歩き始めた。
【一日目/午前/C-6橋北側】
【坂田銀時@銀魂】
[状態]肉体的疲労(中)、返り血(大)
[装備]黒作大刀
[所持品]基本支給品一式、イチゴ牛乳(3、2本消費)、フランベルジェ、
志村新八の眼鏡(破損、使用不可)
[思考・行動]
基本:殺し合いからの脱出。そのために首輪を何とかしたい。
1:市役所に向かう。
2:エルフィと行動。 仲間を集う。
3:沖田総悟を捜す。
[備考]
※原作かぶき町四天王篇終了後からの参戦です。
※エルフィのクラスメイト(銀鏖院水晶、フラウ)と、ブライアンの仲間、知人
(アレックス、ダーエロ、ムシャ)の情報を得ました。
【エルフィ@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]インベルM911(7/7)
[所持品]基本支給品一式、インベルM911マガジン(3)、コルト アナコンダ(2/6)、
.44マグナム弾(12)、ファイアクリスタル(2)
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。
1:市役所に向かう。
2:銀さんと行動。 仲間を集う。
3:クラスメイトは……。
[備考]
※本編死亡後からの参戦です。
※沖田総悟と、ブライアンの仲間、知人(アレックス、ダーエロ、ムシャ)の情報を得ました。
|[[第二回放送(俺得ロワ3rd)]]|時系列順|[[ココヨリトワニ]]|
|[[第二回放送(俺得ロワ3rd)]]|投下順|[[ココヨリトワニ]]|
|[[愚者の舞]]|坂田銀時|[[Decisions,decisions]]|
|[[愚者の舞]]|エルフィ|[[Decisions,decisions]]|