「兄を超えられる弟はいない」

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50話 「兄を超えられる弟はいない」 『No.50、鈴仙・優曇華院・イナバ…No.51、脇坂忠行』 「…脇坂さん…」 目の前で目撃はしたが、死亡者の名前として同行していた男性、 脇坂忠行の名前が呼ばれると、やはり死んだのだと実感させられた。 最後に呼ばれた忠行の名前にペンで横線を引き、14人の名前が名簿から消された。 灰色の猫獣人の少女テトは、荷物をまとめて出発する準備を始める。 現在位置はエリアA-7のとある民家の庭先。 そしてエリアA-7は一時間後に禁止エリアになるため、早く避難しなければならない。 「そう言えばあの銀色の獣…私、混乱して撃っちゃったけど…。 名前分からないな。まだ生きてるのかな」 テトと同行していた忠行を、頭部に生えていた角で刺殺した銀色の獣。 首輪をはめ、デイパックも所持していた事から参加者の一人であろうが、 名前が分からない。テトは恐怖の余り半狂乱で、持っていた拳銃による銃撃を 銀色の獣に撃ち込んだが、果たしてその獣が死んだのかどうかは分からなかった。 もしかしたらさっきの放送で名前が呼ばれたかもしれないが。 「クラスメイトはみんな無事みたい、取り敢えず良かった」 テトのクラスメイトの名前は一人も呼ばれなかった。 彼らがどう行動しているかは別としてテトはクラスメイトの無事を素直に喜ぶ。 「おっと…いけない、早くこのエリアから出ないと」 禁止エリアになる時刻が迫っている事を思い出し、テトは道路に出た。 放送で自分がいるホテルのあるエリアA-7が一時間後に禁止エリアになると聞き、 狐獣人の青年香瀧宏叔は急いで荷物を纏め移動の準備を行う。 「しかしもう14人も死んでるのか…俺以外にもやる気になってる奴は結構いるみたいだな。 神庭さんのように殺し合いに乗っていない奴はどれくらいいるんだろう…まあいいか。 さっさとこのエリアから抜け出そう」 宏叔はM1ガーランドライフルを携えホテル一階の出入口へと向かった。 ホテルを出た宏叔はそのまま北方向に向かって歩き出す。 空は白み始め周りはだいぶ明るくなっている。夜明けは近いようだ。 「ふぅ…夜明け前は寒いな…」 毛皮を包む冷気を感じながら、宏叔は北に向かって歩き続ける。 「ん?」 途中、曲がり角から人影が現れた。 自分とは別の学校に通っていると思しき灰色の猫獣人の少女だった。 遠目でも分かる程、豊満な胸を持っていたが、宏叔には余り興味の無い代物である。 少女は宏叔にはまだ気付いていないようだった。 「チャンスですね、分かります」 宏叔はM1ガーランドライフルの銃口を、こちらに背中を向けている猫の少女の背に向けた。 と、猫の少女が突然倒れた。 (え? まだ俺撃ってな――――) ドゴォ! 宏叔が疑問に思った瞬間、彼は身体全体を軋ませるような凄まじい衝撃を感じ、 そのまま意識がブラックアウトした。 肉眼で捉えられない程速い「何か」に跳ね飛ばされ気絶した狐青年の前方で、 倒れていた猫少女――テトがゆっくりと身体を起こす。 「何だか、急に凄く強い風が……何だったんだろう、何か通り過ぎたような…。 い、いやそれより、早くこのエリアから出ないと…」 自分を倒れさせた強風の正体が気になる所であったが、 あと一時間足らずで禁止エリアになるこのエリアA-7からの脱出が優先と考え、 服に付いた汚れをはたき、テトは西方向へ伸びる道路を歩いて行った。 近くに倒れている狐の青年には気付かぬまま。 ライガーとギンギライガーは、ホテル前の駐車場で対峙した。 超高速で移動しながらの対決は、この駐車場を以て完結する。 「ゼェ、ゼェ、途中で何かに当たったような気がしたが……」 「フン、ゴミ箱にでも当たったんじゃないか? ライガー」 既に双方とも、身体中に爪と牙による裂傷が出来、血塗れになっていた。 走りながら攻撃を繰り返し、体力も限界に近付いている。 更に――。 「ギンギライガー……」 「何だ」 「今俺達がいる……エリアA-7は、一時間もしない内に禁止エリアになる。 それはお前も知っているな」 「ああ……」 そう、彼らが戦っているエリアは、午前5時、残り一時間足らずで、 禁止エリアとなる。それ以後留まっていれば首輪が作動し、死ぬ。 それはライガーもギンギライガーも重々理解している事だったが。 「……制限時間付きのデスマッチ、と言う訳か?」 ニヤリと笑みをうかべながらギンギライガーが言う。 「……フフ、そうだな……決着を着けるのは相応しいだろ」 「……ああ……」 冷たい風が吹き抜ける。 ライガーとギンギライガーは互いにデイパックを下ろし、身構える。 「……これで終わりにしよう、ギンギライガー」 「……ああ……お前の死を以てな!」 そして、二匹の獣は互いに向かって駆け出した。 「ウオオオオオオオオ!!」 「ガアアアアアアアアア!!」 ぽたぽた、ぽたぽたと、血がアスファルトに落ちる。 デイパックを背負った、血塗れの銀の獣が、薄ら笑いを浮かべながら、 無人の市街地の道路を走っていた。 「クク、ハハ、アハハハハ! 勝った、勝った! 俺は、ライガーに勝ったんだ……!」 遂に倒した、因縁の敵を。自分の兄、ライガーを。 これで証明された、自分は兄より強い。もう昔の自分では無いのだ。 「アハハハハハハ!!」 高らかに笑いながら、ギンギライガーは残り30分足らずで禁止エリアとなる、 エリアA-7から抜け出すべく道路を疾走した。 彼が走った後には血の跡が点々と続いていた。 決して少なくない量の血液が、彼の身体から流れ続けている。 このまま走り続けていれば出血は更に酷くなる。 すっかり高揚しているギンギライガーはその事など頭に無い。 ホテル前の駐車場。 血溜まりの中に横たわる、青と白の獣。 身体中を切り裂かれ、鋭い角で突き破られた腹からは臓物がはみ出している。 だが、彼――ライガーはまだ生きていた。 「クク……やっぱり……あいつは…昔とちっとも変わって、いない……」 喉の奥に何かが詰まったようなくぐもった声でライガーが言う。 ギンギライガーは自分を完全に殺したと思っていたようだが、それは違っていた。 現にこうしてまだ息がある。つまりギンギライガーは自分を倒せなかった。 詰めが甘い――と、ライガーは笑う。 だが、もはや身動きを取る事は出来ない。 この傷と出血ではもう自分は助からないだろう。 禁止エリアになるのを待つまでも無く、間も無く自分は死ぬ。 「…無様だな…こんな死に方をするなんて」 少しずつではあるが、確実に意識と身体の感覚は薄くなっていく。 死が怖い訳では無かった。今までずっと死と隣合わせの世界で生きてきたのだから。 ただ、ゲンキ、ホリィ、モッチー、スエゾー、ゴーレム、ハム。 ヒノトリを見付けるために共に旅をしてきた仲間達の事を思い出すと、 まだ生きたい、死にたくないと思ってしまう。 そして、ギンギライガー。 ムーに攫われワルモンになってしまった弟を、心の底ではライガーは救いたいと思っていた。 だがもうそれも叶わない。 「…あの頃に…」 遠退いていく意識の中、ライガーは虚ろな目で呟いた。 「ギンギライガーと…一緒に暮らしていた…あの頃に……もう一度…戻りたい……」 目を閉じた瞬間、ライガーの目から光るものが零れ落ちた。 『警告。禁止エリアに侵入しています。脱出が確認されない場合、30秒後に首輪を爆破します』 ん? 俺、どうしたんだっけ…ああそうだ、何かに思い切りぶつかられて、 それで俺吹っ飛ばされて…気絶してたんだな。 いてて…くそっ、身体中が痛い…何だったんだ一体。 『警告。禁止エリアに侵入しています。脱出が確認されない場合、20秒後に首輪を爆破します』 え? 何この声。無機質な機械っぽい女性の声が聞こえる。 俺の顔の下辺りから聞こえるな。 …え? 禁止……え? ちょ、今何時? 確かこの辺って――――! 『爆破10秒前』 いや、いやちょっと待って、無い無い無い! これはナイ! 有り得ないよ意味が分からない! 『9』 『8』 『7』 『6』 『5』 嫌だ! 嫌だ! 死にたくない! 死にたくないよ! 誰か助けて! 誰か! 誰か!! 『4』 『3』 『2』 『1』 「うわああああああああああああああああああああ!!!!」 『0』 ピィ―――――バァン。 &color(red){【ライガー@モンスターファーム~円盤石の秘密~  死亡】} &color(red){【香瀧宏叔@オリキャラ  死亡】} &color(red){【残り30人】} 【一日目/早朝/A-6或いはB-6市街地】 【テト@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]肉体的疲労(中)、打撲(軽度)、西へ向かっている [装備]シグP210(8/8) [所持品]基本支給品一式、シグP210マガジン(8×2)、コンデンスミルク [思考・行動]  基本:殺し合いには乗らない。  1:これからどこへ行こう……。  2:クラスメイトを捜索する? [備考]  ※本編開始前、太田達に暴行を受ける前からの参戦です。  ※超能力は封印され、使えなくなっています。 【一日目/早朝/B-7市街地?】 【ギンギライガー@モンスターファーム~円盤石の秘密~】 [状態]肉体的疲労(中)、精神的疲労(中)、胴体に三発被弾、  身体中に切り傷と噛み傷、深刻な出血、高揚感、達成感、南へ向かっている [装備]無し [所持品]基本支給品一式、不明支給品(未確認) [思考・行動]  基本:ライガーに勝った……! 勝ったんだ……! [備考]  ※アニメ27話、一対一の対決直前からの参戦です。従ってワルモンです。  ※源ちずる、テト(名前は知らない)の容姿を記憶しました。  ※出血が酷く、このまま出血が続くと危険です。本人はその事にまだ気付いていません。 |[[宿命-sadame-]]|時系列順|[[現実は時に想像すらも超える]]| |[[宿命-sadame-]]|投下順|[[現実は時に想像すらも超える]]| |[[どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ]]|テト|[[]]| |[[ジャスティスブレイカー]]|&color(red){香瀧宏叔}|&color(red){死亡}| |[[宿命-sadame-]]|&color(red){ライガー}|&color(red){死亡}| |[[宿命-sadame-]]|ギンギライガー|[[]]|
50話 「兄を超えられる弟はいない」 『No.50、鈴仙・優曇華院・イナバ…No.51、脇坂忠行』 「…脇坂さん…」 目の前で目撃はしたが、死亡者の名前として同行していた男性、 脇坂忠行の名前が呼ばれると、やはり死んだのだと実感させられた。 最後に呼ばれた忠行の名前にペンで横線を引き、14人の名前が名簿から消された。 灰色の猫獣人の少女テトは、荷物をまとめて出発する準備を始める。 現在位置はエリアA-7のとある民家の庭先。 そしてエリアA-7は一時間後に禁止エリアになるため、早く避難しなければならない。 「そう言えばあの銀色の獣…私、混乱して撃っちゃったけど…。 名前分からないな。まだ生きてるのかな」 テトと同行していた忠行を、頭部に生えていた角で刺殺した銀色の獣。 首輪をはめ、デイパックも所持していた事から参加者の一人であろうが、 名前が分からない。テトは恐怖の余り半狂乱で、持っていた拳銃による銃撃を 銀色の獣に撃ち込んだが、果たしてその獣が死んだのかどうかは分からなかった。 もしかしたらさっきの放送で名前が呼ばれたかもしれないが。 「クラスメイトはみんな無事みたい、取り敢えず良かった」 テトのクラスメイトの名前は一人も呼ばれなかった。 彼らがどう行動しているかは別としてテトはクラスメイトの無事を素直に喜ぶ。 「おっと…いけない、早くこのエリアから出ないと」 禁止エリアになる時刻が迫っている事を思い出し、テトは道路に出た。 放送で自分がいるホテルのあるエリアA-7が一時間後に禁止エリアになると聞き、 狐獣人の青年香瀧宏叔は急いで荷物を纏め移動の準備を行う。 「しかしもう14人も死んでるのか…俺以外にもやる気になってる奴は結構いるみたいだな。 神庭さんのように殺し合いに乗っていない奴はどれくらいいるんだろう…まあいいか。 さっさとこのエリアから抜け出そう」 宏叔はM1ガーランドライフルを携えホテル一階の出入口へと向かった。 ホテルを出た宏叔はそのまま北方向に向かって歩き出す。 空は白み始め周りはだいぶ明るくなっている。夜明けは近いようだ。 「ふぅ…夜明け前は寒いな…」 毛皮を包む冷気を感じながら、宏叔は北に向かって歩き続ける。 「ん?」 途中、曲がり角から人影が現れた。 自分とは別の学校に通っていると思しき灰色の猫獣人の少女だった。 遠目でも分かる程、豊満な胸を持っていたが、宏叔には余り興味の無い代物である。 少女は宏叔にはまだ気付いていないようだった。 「チャンスですね、分かります」 宏叔はM1ガーランドライフルの銃口を、こちらに背中を向けている猫の少女の背に向けた。 と、猫の少女が突然倒れた。 (え? まだ俺撃ってな――――) ドゴォ! 宏叔が疑問に思った瞬間、彼は身体全体を軋ませるような凄まじい衝撃を感じ、 そのまま意識がブラックアウトした。 肉眼で捉えられない程速い「何か」に跳ね飛ばされ気絶した狐青年の前方で、 倒れていた猫少女――テトがゆっくりと身体を起こす。 「何だか、急に凄く強い風が……何だったんだろう、何か通り過ぎたような…。 い、いやそれより、早くこのエリアから出ないと…」 自分を倒れさせた強風の正体が気になる所であったが、 あと一時間足らずで禁止エリアになるこのエリアA-7からの脱出が優先と考え、 服に付いた汚れをはたき、テトは西方向へ伸びる道路を歩いて行った。 近くに倒れている狐の青年には気付かぬまま。 ライガーとギンギライガーは、ホテル前の駐車場で対峙した。 超高速で移動しながらの対決は、この駐車場を以て完結する。 「ゼェ、ゼェ、途中で何かに当たったような気がしたが……」 「フン、ゴミ箱にでも当たったんじゃないか? ライガー」 既に双方とも、身体中に爪と牙による裂傷が出来、血塗れになっていた。 走りながら攻撃を繰り返し、体力も限界に近付いている。 更に――。 「ギンギライガー……」 「何だ」 「今俺達がいる……エリアA-7は、一時間もしない内に禁止エリアになる。 それはお前も知っているな」 「ああ……」 そう、彼らが戦っているエリアは、午前5時、残り一時間足らずで、 禁止エリアとなる。それ以後留まっていれば首輪が作動し、死ぬ。 それはライガーもギンギライガーも重々理解している事だったが。 「……制限時間付きのデスマッチ、と言う訳か?」 ニヤリと笑みをうかべながらギンギライガーが言う。 「……フフ、そうだな……決着を着けるのは相応しいだろ」 「……ああ……」 冷たい風が吹き抜ける。 ライガーとギンギライガーは互いにデイパックを下ろし、身構える。 「……これで終わりにしよう、ギンギライガー」 「……ああ……お前の死を以てな!」 そして、二匹の獣は互いに向かって駆け出した。 「ウオオオオオオオオ!!」 「ガアアアアアアアアア!!」 ぽたぽた、ぽたぽたと、血がアスファルトに落ちる。 デイパックを背負った、血塗れの銀の獣が、薄ら笑いを浮かべながら、 無人の市街地の道路を走っていた。 「クク、ハハ、アハハハハ! 勝った、勝った! 俺は、ライガーに勝ったんだ……!」 遂に倒した、因縁の敵を。自分の兄、ライガーを。 これで証明された、自分は兄より強い。もう昔の自分では無いのだ。 「アハハハハハハ!!」 高らかに笑いながら、ギンギライガーは残り30分足らずで禁止エリアとなる、 エリアA-7から抜け出すべく道路を疾走した。 彼が走った後には血の跡が点々と続いていた。 決して少なくない量の血液が、彼の身体から流れ続けている。 このまま走り続けていれば出血は更に酷くなる。 すっかり高揚しているギンギライガーはその事など頭に無い。 ホテル前の駐車場。 血溜まりの中に横たわる、青と白の獣。 身体中を切り裂かれ、鋭い角で突き破られた腹からは臓物がはみ出している。 だが、彼――ライガーはまだ生きていた。 「クク……やっぱり……あいつは…昔とちっとも変わって、いない……」 喉の奥に何かが詰まったようなくぐもった声でライガーが言う。 ギンギライガーは自分を完全に殺したと思っていたようだが、それは違っていた。 現にこうしてまだ息がある。つまりギンギライガーは自分を倒せなかった。 詰めが甘い――と、ライガーは笑う。 だが、もはや身動きを取る事は出来ない。 この傷と出血ではもう自分は助からないだろう。 禁止エリアになるのを待つまでも無く、間も無く自分は死ぬ。 「…無様だな…こんな死に方をするなんて」 少しずつではあるが、確実に意識と身体の感覚は薄くなっていく。 死が怖い訳では無かった。今までずっと死と隣合わせの世界で生きてきたのだから。 ただ、ゲンキ、ホリィ、モッチー、スエゾー、ゴーレム、ハム。 ヒノトリを見付けるために共に旅をしてきた仲間達の事を思い出すと、 まだ生きたい、死にたくないと思ってしまう。 そして、ギンギライガー。 ムーに攫われワルモンになってしまった弟を、心の底ではライガーは救いたいと思っていた。 だがもうそれも叶わない。 「…あの頃に…」 遠退いていく意識の中、ライガーは虚ろな目で呟いた。 「ギンギライガーと…一緒に暮らしていた…あの頃に……もう一度…戻りたい……」 目を閉じた瞬間、ライガーの目から光るものが零れ落ちた。 『警告。禁止エリアに侵入しています。脱出が確認されない場合、30秒後に首輪を爆破します』 ん? 俺、どうしたんだっけ…ああそうだ、何かに思い切りぶつかられて、 それで俺吹っ飛ばされて…気絶してたんだな。 いてて…くそっ、身体中が痛い…何だったんだ一体。 『警告。禁止エリアに侵入しています。脱出が確認されない場合、20秒後に首輪を爆破します』 え? 何この声。無機質な機械っぽい女性の声が聞こえる。 俺の顔の下辺りから聞こえるな。 …え? 禁止……え? ちょ、今何時? 確かこの辺って――――! 『爆破10秒前』 いや、いやちょっと待って、無い無い無い! これはナイ! 有り得ないよ意味が分からない! 『9』 『8』 『7』 『6』 『5』 嫌だ! 嫌だ! 死にたくない! 死にたくないよ! 誰か助けて! 誰か! 誰か!! 『4』 『3』 『2』 『1』 「うわああああああああああああああああああああ!!!!」 『0』 ピィ―――――バァン。 &color(red){【ライガー@モンスターファーム~円盤石の秘密~  死亡】} &color(red){【香瀧宏叔@オリキャラ  死亡】} &color(red){【残り30人】} 【一日目/早朝/A-6或いはB-6市街地】 【テト@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]肉体的疲労(中)、打撲(軽度)、西へ向かっている [装備]シグP210(8/8) [所持品]基本支給品一式、シグP210マガジン(8×2)、コンデンスミルク [思考・行動]  基本:殺し合いには乗らない。  1:これからどこへ行こう……。  2:クラスメイトを捜索する? [備考]  ※本編開始前、太田達に暴行を受ける前からの参戦です。  ※超能力は封印され、使えなくなっています。 【一日目/早朝/B-7市街地?】 【ギンギライガー@モンスターファーム~円盤石の秘密~】 [状態]肉体的疲労(中)、精神的疲労(中)、胴体に三発被弾、  身体中に切り傷と噛み傷、深刻な出血、高揚感、達成感、南へ向かっている [装備]無し [所持品]基本支給品一式、不明支給品(未確認) [思考・行動]  基本:ライガーに勝った……! 勝ったんだ……! [備考]  ※アニメ27話、一対一の対決直前からの参戦です。従ってワルモンです。  ※源ちずる、テト(名前は知らない)の容姿を記憶しました。  ※出血が酷く、このまま出血が続くと危険です。本人はその事にまだ気付いていません。 |[[宿命-sadame-]]|時系列順|[[現実は時に想像すらも超える]]| |[[宿命-sadame-]]|投下順|[[現実は時に想像すらも超える]]| |[[どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ]]|テト|[[愚者の舞]]| |[[ジャスティスブレイカー]]|&color(red){香瀧宏叔}|&color(red){死亡}| |[[宿命-sadame-]]|&color(red){ライガー}|&color(red){死亡}| |[[宿命-sadame-]]|ギンギライガー|[[耳障りな誘惑、花椿の香り]]|

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