廃村で休もう!

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38話 廃村で休もう! かなりの年月放置されていると思われる錆と苔、枯れた蔓状植物に覆われた、 旧式の軽トラックと軽自動車の傍を通り、ダーエロ、ヴォルフ、リーヴァイの三人は、 朽ち果てた廃家が建ち並ぶ廃村へと足を踏み入れた。 「ここは…廃村か? 地図に載っていたな」 地図にエリアG-6、G-7に廃村が記載されていた事をダーエロは思い出す。 入って来た方角からして恐らくここはG-6の方だろう。 「崩れ掛けた建物が多いな、何も無さそうだ」 「何だか埃と黴の臭い…私、こういう所ちょっと苦手かも」 「…放送も結構近くなってきたし、ヴォルフ、リーヴァイ、 どこか、比較的綺麗そうな廃屋探して休もうぜ」 時計を確認しながらダーエロが人狼兄妹に提案する。 リーヴァイは明らかに苦い表情を浮かべていた。 その後三人は警戒しつつ休めそうな場所を探しにかかる。 一軒目、倉田家(表札より)。 「床が無いな」 「と言うより壁も無いぞダーエロ」 「それを言うなら天井板も無いよお兄ちゃん」 二軒目、松井家。 「変わった作りだな」 「変わったと言うか完全に倒壊してるぞダーエロ」 「表札だけ残ってるねお兄ちゃん」 三軒目(表札確認出来ず) 「奇抜なデザインだな」 「奇抜と言うか傾いてるだろ今にも崩れそうだぞダーエロ」 「中床抜けてるみたいだよお兄ちゃん」 四軒目、五軒目、六軒目…………。 「どの家も荒廃が激しくて無理だったので消防小屋になりました」 「ここもかなり居心地悪いがな」 「ダーエロが何で私の前なのかな、あそことか見ないでね」 「見るか! 俺はケモノには興味ねえよ!」 ガラクタ置き場と化している元消防小屋で休む事になった三人。 「まあ……それはそれとして、だ…ダーエロ、お前、 首輪が何とか出来そうって言うのは本当なのか?」 ヴォルフがやや真剣そうな表情をしてダーエロに尋ねる。 リーヴァイも興味深そうに耳を傾けた。 「俺は機械いじりには自信があるからな。 まあ、内部構造が分かれば…の話だが」 何故機械いじりに詳しいかはとても話せないがな、とダーエロは心の中で付け加える。 重度のエロゲオタクである彼は普段から何台ものパソコンをいじり回している。 それが長期に渡り彼はいつの間にか機械に強くなっていた。 もっとも普段その知識がまともな事に使われた事など余り無かったが。 だが、今回、その機械知識を、生還するために使う事になる。 (内部構造…だが、問題はそれをどうやって知るかだな) 参加者全員にはめられている金属製の首輪は、 主催者の香取亮太の話によれば、無理に外そうとしても爆発する。 つまり分解しようとするなど以ての外だと言う事だ。 それならば、機能を失った首輪で調べるべき、だが、 機能を失った――つまり、当該参加者が死亡した首輪を使うのには、 しなければならない事がある。 「首輪のサンプルが必要になる。機能を失った首輪だ。つまり――」 ダーエロが首輪を入手するための方法を二人に話し始める。 しかしこの時点でヴォルフとリーヴァイはその方法がどんなものか、 おおよその見当は付いていた。と言うより「それ」以外には無いだろう。 「死んだ参加者の首を切り落として首輪を手に入れるしかない」 「…そうなるな、やっぱり」 「…それしか無い、よね」 「……見当付いてたか…そう言う事だ。出来ればやりたくないけどな……」 「…脱出するためには、仕方無いさ……まあ、そうそう割り切れるものでも無いか。 ダーエロ…もしその時が来たら俺が首輪を取ろう」 「……いや、自分でやるよ」 「そうか…」 その後、三人はダーエロとヴォルフが交替で見張りをしながら、 放送を待つ事とした。 【一日目/黎明/G-6廃村消防小屋跡】 【ダーエロ@VIPRPGシリーズ】 [状態]健康 [装備]一〇〇式機関短銃(30/30) [所持品]基本支給品一式、一〇〇式機関短銃マガジン(30×5)、農作業用鎌、除草剤 [思考・行動]  基本:殺し合いからの脱出。首輪の解除方法を探す。  1:ヴォルフ、リーヴァイと行動。放送を待つ。  2:ドラゴナス、ムシャと合流したい。  3:首輪のサンプルを入手したい。 [備考]  ※魔法は一切使えなくなっています。 【ヴォルフ@オリキャラ】 [状態]健康 [装備]ショートソード [所持品]基本支給品一式 [思考・行動]  基本:殺し合いはしない。何とかして脱出したい。リーヴァイを守る。  1:リーヴァイ、ダーエロと行動する。放送を待つ。  2:襲われたら戦うつもり。 [備考]  ※特に無し。 【リーヴァイ@オリキャラ】 [状態]健康 [装備]ベレッタM93R(20/20) [所持品]基本支給品一式、ベレッタM93Rマガジン(20×3) [思考・行動]  基本:殺し合いはしない。何とかして脱出したい。ヴォルフから離れない。  1:ヴォルフ、ダーエロと行動する。放送を待つ。  2:襲われたら戦うつもり。 [備考]  ※特に無し。 |[[どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ]]|時系列順|[[警察+医者+人狼+女性…これ何の集団?]]| |[[どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ]]|投下順|[[警察+医者+人狼+女性…これ何の集団?]]| |[[彼は意外にも理性的だった]]|ダーエロ|[[]]| |[[彼は意外にも理性的だった]]|ヴォルフ|[[]]| |[[彼は意外にも理性的だった]]|リーヴァイ|[[]]|
38話 廃村で休もう! かなりの年月放置されていると思われる錆と苔、枯れた蔓状植物に覆われた、 旧式の軽トラックと軽自動車の傍を通り、ダーエロ、ヴォルフ、リーヴァイの三人は、 朽ち果てた廃家が建ち並ぶ廃村へと足を踏み入れた。 「ここは…廃村か? 地図に載っていたな」 地図にエリアG-6、G-7に廃村が記載されていた事をダーエロは思い出す。 入って来た方角からして恐らくここはG-6の方だろう。 「崩れ掛けた建物が多いな、何も無さそうだ」 「何だか埃と黴の臭い…私、こういう所ちょっと苦手かも」 「…放送も結構近くなってきたし、ヴォルフ、リーヴァイ、 どこか、比較的綺麗そうな廃屋探して休もうぜ」 時計を確認しながらダーエロが人狼兄妹に提案する。 リーヴァイは明らかに苦い表情を浮かべていた。 その後三人は警戒しつつ休めそうな場所を探しにかかる。 一軒目、倉田家(表札より)。 「床が無いな」 「と言うより壁も無いぞダーエロ」 「それを言うなら天井板も無いよお兄ちゃん」 二軒目、松井家。 「変わった作りだな」 「変わったと言うか完全に倒壊してるぞダーエロ」 「表札だけ残ってるねお兄ちゃん」 三軒目(表札確認出来ず) 「奇抜なデザインだな」 「奇抜と言うか傾いてるだろ今にも崩れそうだぞダーエロ」 「中床抜けてるみたいだよお兄ちゃん」 四軒目、五軒目、六軒目…………。 「どの家も荒廃が激しくて無理だったので消防小屋になりました」 「ここもかなり居心地悪いがな」 「ダーエロが何で私の前なのかな、あそことか見ないでね」 「見るか! 俺はケモノには興味ねえよ!」 ガラクタ置き場と化している元消防小屋で休む事になった三人。 「まあ……それはそれとして、だ…ダーエロ、お前、 首輪が何とか出来そうって言うのは本当なのか?」 ヴォルフがやや真剣そうな表情をしてダーエロに尋ねる。 リーヴァイも興味深そうに耳を傾けた。 「俺は機械いじりには自信があるからな。 まあ、内部構造が分かれば…の話だが」 何故機械いじりに詳しいかはとても話せないがな、とダーエロは心の中で付け加える。 重度のエロゲオタクである彼は普段から何台ものパソコンをいじり回している。 それが長期に渡り彼はいつの間にか機械に強くなっていた。 もっとも普段その知識がまともな事に使われた事など余り無かったが。 だが、今回、その機械知識を、生還するために使う事になる。 (内部構造…だが、問題はそれをどうやって知るかだな) 参加者全員にはめられている金属製の首輪は、 主催者の香取亮太の話によれば、無理に外そうとしても爆発する。 つまり分解しようとするなど以ての外だと言う事だ。 それならば、機能を失った首輪で調べるべき、だが、 機能を失った――つまり、当該参加者が死亡した首輪を使うのには、 しなければならない事がある。 「首輪のサンプルが必要になる。機能を失った首輪だ。つまり――」 ダーエロが首輪を入手するための方法を二人に話し始める。 しかしこの時点でヴォルフとリーヴァイはその方法がどんなものか、 おおよその見当は付いていた。と言うより「それ」以外には無いだろう。 「死んだ参加者の首を切り落として首輪を手に入れるしかない」 「…そうなるな、やっぱり」 「…それしか無い、よね」 「……見当付いてたか…そう言う事だ。出来ればやりたくないけどな……」 「…脱出するためには、仕方無いさ……まあ、そうそう割り切れるものでも無いか。 ダーエロ…もしその時が来たら俺が首輪を取ろう」 「……いや、自分でやるよ」 「そうか…」 その後、三人はダーエロとヴォルフが交替で見張りをしながら、 放送を待つ事とした。 【一日目/黎明/G-6廃村消防小屋跡】 【ダーエロ@VIPRPGシリーズ】 [状態]健康 [装備]一〇〇式機関短銃(30/30) [所持品]基本支給品一式、一〇〇式機関短銃マガジン(30×5)、農作業用鎌、除草剤 [思考・行動]  基本:殺し合いからの脱出。首輪の解除方法を探す。  1:ヴォルフ、リーヴァイと行動。放送を待つ。  2:ドラゴナス、ムシャと合流したい。  3:首輪のサンプルを入手したい。 [備考]  ※魔法は一切使えなくなっています。 【ヴォルフ@オリキャラ】 [状態]健康 [装備]ショートソード [所持品]基本支給品一式 [思考・行動]  基本:殺し合いはしない。何とかして脱出したい。リーヴァイを守る。  1:リーヴァイ、ダーエロと行動する。放送を待つ。  2:襲われたら戦うつもり。 [備考]  ※特に無し。 【リーヴァイ@オリキャラ】 [状態]健康 [装備]ベレッタM93R(20/20) [所持品]基本支給品一式、ベレッタM93Rマガジン(20×3) [思考・行動]  基本:殺し合いはしない。何とかして脱出したい。ヴォルフから離れない。  1:ヴォルフ、ダーエロと行動する。放送を待つ。  2:襲われたら戦うつもり。 [備考]  ※特に無し。 |[[どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ]]|時系列順|[[警察+医者+人狼+女性…これ何の集団?]]| |[[どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ]]|投下順|[[警察+医者+人狼+女性…これ何の集団?]]| |[[彼は意外にも理性的だった]]|ダーエロ|[[Great elder brother]]| |[[彼は意外にも理性的だった]]|ヴォルフ|[[Great elder brother]]| |[[彼は意外にも理性的だった]]|リーヴァイ|[[Great elder brother]]|

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