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「さすがに1歳児は守備範囲外」(2011/01/07 (金) 12:42:03) の最新版変更点
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D-5、学校。北郷軍君主・北郷一刀は、そこで眉間にしわを寄せながら名簿に目を通していた。
「愛紗……。それに甘寧や朱拠さん、呂布子や曹操たちまで……。
あーもう……。俺たちが何したっていうんだよ……」
名簿に名を連ねる仲間たちを確認し、一刀は溜め息を漏らす。
一部問題のある連中もいるが、彼らは皆かけがえのない仲間たちだ。
こんなわけのわからない、殺し合いゲームで死んでいい人間ではない。
ただし孔明は除く。
あの男が死んでも、きっと一刀は一切悲しむことはないだろう。むしろ死んでほしい。というか殺す。
もっとも、あのクリーム色を殺すなど奇跡でも起きないかぎり不可能だろうが。
仮に死んでも、あとで何事もなかったかのように堂々と登場しそうなのがすごくいやだ。
「とにかく、こんなふざけたゲームに付き合ってられるか。どうにかして、ゲームを止める方法を見つけ出さないと……」
一刀は、戦いが日常の世界で生きてきた男だ。
だが、だからといって戦いが好きなわけではない。
人が傷つくのはいやだし、もちろん人が死ぬのも嫌だ。殺し合いゲームなど、許容出来るものではない。
ゲームを止める方法は、まだ皆目見当も付かない。
だが、相手だって人間だ。必ずどこかに穴がある。一刀はそう信じていた。
(愛紗も甘寧たちも……見ず知らずの他の参加者だって、みすみす死なせてたまるか!
俺なんかの力はたかが知れてるけど……全力でみんなの命を守ってみせる!
ただし孔明、てめーは駄目だ)
◆ ◆ ◆
まず一刀が向かったのは、校内の保健室だった。
ここが殺し合いの場である以上、自分に戦意がなくとも戦闘に巻き込まれる可能性は非常に高い。
そしてそうなれば、傷を負うことは避けられない。
その時に備えて、医療品を確保しておこうと考えたのである。
(まあ、こんないかれたゲームを実行するようなやつが、親切に医療品を置いていてくれる保証はないけどな……。
仮にあったとしても、俺と同じ事を考える人はいるだろうし……。
全部持っていくわけにはいかないか)
そんなことを考えながら、一刀は保健室の扉を開ける。
すると彼の目に、まぶしいピンク色が飛び込んできた。
「なんだ!?」
正体不明のものを目にして、一刀は思わず右手に握った支給品の剣を構える。
だが彼はすぐに、自分が見たものが危険なものでないことを理解した。
「子ども……?」
そこにいたのは、ピンク色の服を着た幼い少女であった。
彼女は床に突っ伏し、すぅすぅと安らかな寝息を立てている。
「こんな小さな子まで……殺し合いに参加させられてるのか?」
少女の首元では、一刀につけられているものとほぼ同じ首輪が、蛍光灯の光を反射して冷たく輝いている。
それは彼女もまたこのバトルロワイアル・ゲームの参加者だという、何よりの証明だ。
「どこまで……非道な真似をするんだ! 涼宮ハルヒ!」
剣を握る手に力を込めつつ、一刀は絞り出すように主催者の名を叫ぶ。
一刀が知る涼宮ハルヒは、星の数ほどいる武将の中の一人に過ぎなかった。
彼女がなぜ、そしてどうやってこのようなイベントを起こしたのか、一刀には見当も付かない。
だが、そんなことは彼にとってどうでもよかった。
彼女のしたことは、許してはいけない大罪である。それだけがわかっていれば充分だった。
「……っと。こんなところで熱くなってもしょうがないか。
それより、この子を起こして……」
少女を起こそうと手を伸ばす一刀だったが、ふと何かを思いつきその手を止める。
彼は手の進行方向を変えて少女の体を持ち上げると、その小さな体をベッドまで運んだ。
そして、起こさないよう慎重に布団を掛けてやる。
「こんな現実を認識するのは、あとでいいさ……。今は、せめていい夢を見てくれ」
穏やかな少女の寝顔を見ながら、一刀は静かに呟いた。
【一日目・深夜/D-5・】
【北郷一刀@中華武将祭り】
【状態】健康
【装備】鋼鉄の剣@ドラゴンクエスト4コマ漫画劇場
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:北郷軍メンバーとの合流(ただし孔明を除く)
2:できるかぎり、誰も死なせない(ただし孔明を除く)
※呂布軍との交戦中、覚醒イベント発生後からの参戦です
【あちゃくらりょうこ@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱】
【状態】睡眠中
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:???
※OPでは起きていたので、自分の現状は理解しています
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D-5、学校。北郷軍君主・北郷一刀は、そこで眉間にしわを寄せながら名簿に目を通していた。
「愛紗……。それに甘寧や朱拠さん、呂布子や曹操たちまで……。
あーもう……。俺たちが何したっていうんだよ……」
名簿に名を連ねる仲間たちを確認し、一刀は溜め息を漏らす。
一部問題のある連中もいるが、彼らは皆かけがえのない仲間たちだ。
こんなわけのわからない、殺し合いゲームで死んでいい人間ではない。
ただし孔明は除く。
あの男が死んでも、きっと一刀は一切悲しむことはないだろう。むしろ死んでほしい。というか殺す。
もっとも、あのクリーム色を殺すなど奇跡でも起きないかぎり不可能だろうが。
仮に死んでも、あとで何事もなかったかのように堂々と登場しそうなのがすごくいやだ。
「とにかく、こんなふざけたゲームに付き合ってられるか。どうにかして、ゲームを止める方法を見つけ出さないと……」
一刀は、戦いが日常の世界で生きてきた男だ。
だが、だからといって戦いが好きなわけではない。
人が傷つくのはいやだし、もちろん人が死ぬのも嫌だ。殺し合いゲームなど、許容出来るものではない。
ゲームを止める方法は、まだ皆目見当も付かない。
だが、相手だって人間だ。必ずどこかに穴がある。一刀はそう信じていた。
(愛紗も甘寧たちも……見ず知らずの他の参加者だって、みすみす死なせてたまるか!
俺なんかの力はたかが知れてるけど……全力でみんなの命を守ってみせる!
ただし孔明、てめーは駄目だ)
◆ ◆ ◆
まず一刀が向かったのは、校内の保健室だった。
ここが殺し合いの場である以上、自分に戦意がなくとも戦闘に巻き込まれる可能性は非常に高い。
そしてそうなれば、傷を負うことは避けられない。
その時に備えて、医療品を確保しておこうと考えたのである。
(まあ、こんないかれたゲームを実行するようなやつが、親切に医療品を置いていてくれる保証はないけどな……。
仮にあったとしても、俺と同じ事を考える人はいるだろうし……。
全部持っていくわけにはいかないか)
そんなことを考えながら、一刀は保健室の扉を開ける。
すると彼の目に、まぶしいピンク色が飛び込んできた。
「なんだ!?」
正体不明のものを目にして、一刀は思わず右手に握った支給品の剣を構える。
だが彼はすぐに、自分が見たものが危険なものでないことを理解した。
「子ども……?」
そこにいたのは、ピンク色の服を着た幼い少女であった。
彼女は床に突っ伏し、すぅすぅと安らかな寝息を立てている。
「こんな小さな子まで……殺し合いに参加させられてるのか?」
少女の首元では、一刀につけられているものとほぼ同じ首輪が、蛍光灯の光を反射して冷たく輝いている。
それは彼女もまたこのバトルロワイアル・ゲームの参加者だという、何よりの証明だ。
「どこまで……非道な真似をするんだ! 涼宮ハルヒ!」
剣を握る手に力を込めつつ、一刀は絞り出すように主催者の名を叫ぶ。
一刀が知る涼宮ハルヒは、星の数ほどいる武将の中の一人に過ぎなかった。
彼女がなぜ、そしてどうやってこのようなイベントを起こしたのか、一刀には見当も付かない。
だが、そんなことは彼にとってどうでもよかった。
彼女のしたことは、許してはいけない大罪である。それだけがわかっていれば充分だった。
「……っと。こんなところで熱くなってもしょうがないか。
それより、この子を起こして……」
少女を起こそうと手を伸ばす一刀だったが、ふと何かを思いつきその手を止める。
彼は手の進行方向を変えて少女の体を持ち上げると、その小さな体をベッドまで運んだ。
そして、起こさないよう慎重に布団を掛けてやる。
「こんな現実を認識するのは、あとでいいさ……。今は、せめていい夢を見てくれ」
穏やかな少女の寝顔を見ながら、一刀は静かに呟いた。
【一日目・深夜/D-5・】
【北郷一刀@中華武将祭り】
【状態】健康
【装備】鋼鉄の剣@ドラゴンクエスト4コマ漫画劇場
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:北郷軍メンバーとの合流(ただし孔明を除く)
2:できるかぎり、誰も死なせない(ただし孔明を除く)
※呂布軍との交戦中、覚醒イベント発生後からの参戦です
【あちゃくらりょうこ@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱】
【状態】睡眠中
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:???
※OPでは起きていたので、自分の現状は理解しています
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