Uninhabited police station

「Uninhabited police station」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Uninhabited police station」(2010/10/10 (日) 21:28:11) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

24話 Uninhabited police station 緑髪を持った、やや軽装な変わった巫女服を身に纏った少女、 東風谷早苗は警察署のロビーに立っていた。 「誰もいないなぁ…」 カウンターの奥のオフィスに事務に勤しむ警官の姿は一人も見当たらない。 別に警官がいる事を期待していた訳では無いが。 この状況なら参加者以外の人間は街から退去させられていると見て間違い無いだろう。 受付近くの革張りの長椅子に座り、早苗は溜息をつく。 「殺し合いなんて無理、出来ない…」 ゲームが始まった直後、傍にはデイパックが置かれていた。 中に入っていたのは基本支給品一式と、USBメモリと、リボルバー拳銃及び予備の弾薬。 そのリボルバー、スタームルガー セキュリティシックスは、 現在スカートの腰の辺りに差し込んである。 早苗自身はこの拳銃を使って殺し合いをする気は無かった。 元々これはゲームだと割り切って人を殺すような性格では無い。 「だけど死にたくない………これからどうしよう、知り合いもいないし」 途方に暮れていたその時。 ガチャ。 「!!」 入口から見てロビー左の扉が突然開いた。 思わず身構える早苗。そして扉から出てきたのは。 「あ? 人間か…」 淡い銀色と白の毛皮、緑と橙のオッドアイ、そして白い毛皮に覆われた 巨乳と美しい肢体を持った、雌の人狼であった。 「よ、妖怪?」 「誰が妖怪だコラ。まあお前ら人間から見たらそうかもしんねぇけど。 初対面の奴に随分な口だなオイィ?」 「う、す、すみません」 雌の人狼は不機嫌そうに早苗に言う。目付きも口調も柄が良いとは言えない。 下手に怒らせない方が良いと直感した早苗は謝罪の言葉を述べた。 「あの、お名前、聞かせてくれますか?」 「あたしはトレディアってんだ。オメーは?」 「こ、東風谷早苗です」 「面倒くせーなサナエで良いだろ」 「は、はい………それであのトレディアさん、殺し合いには…乗ってるんですか?」 「……その質問してよ、はいって答える奴いると思ってんのか?」 「あ、いや、そのー」 「あー、乗ってねえよ。あんなクソ人間の言いなりになんかなってやるかよ」 早苗の向かいの椅子に座り、苛立った様子を見せつつも、 トレディアは殺し合いを否定する。 その言葉を聞いて早苗は一先ず安心した。 「あの、トレディアさん」 「何だ」 「出来ればその、一緒n」 「断る」 「ちょっ、最後まで言ってないのに!」 「お守りなんざごめんだぜ。オメー、見るからに足手まといにしかなんなそうだしなァ」 「そんな…自分の身くらいは自分で守れますよ! 一応、武器もあるし…」 「ほおー」 早苗は腰に差していたセキュリティシックスを、銃身を持ってトレディアに見せる。 「だからその、お願いします一人じゃ不安で押し潰されそうなんです…」 「……しょうがねぇな、好きにしろよ」 「! あ、ありがとうございます!」 (まあ弾避けにはなりそうだな) トレディアの真意を知らない早苗は同行を承諾してくれた事に素直に喜んだ。 その後、早苗はトレディアの支給品を見せて貰った。 「あたしはこいつだ」 そう言ってトレディアは、デイパックの中から、 短機関銃――PPs43を取り出した。 「うわあ、凄いですね」 「つってもあたしは銃なんざ使った事ねえんだけどな…まあ説明書も付いてっから、 何とかなるだろ」 PPs43の本体にセロテープで貼り付けられていた説明書に目を通すトレディア。 「トレディアさん、これからどうしましょう」 「あーそうだな。お互い知り合いもいねえし、下手に動き回んのもアレだ。 しばらくはこの警察署にいようや。もしかしたら武器とかもあるかもしんねえからな」 「そうですね……」 知り合いが殺し合いに一人も呼ばれていない二人は、 下手に外を動き回るのを避け、しばらく警察署を探索する事にした。 【一日目/深夜/F-1警察署一階ロビー】 【東風谷早苗@東方Project】 [状態]健康 [装備]スタームルガー セキュリティシックス(6/6) [所持品]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、USBメモリ [思考・行動]  基本:殺し合いはしたくない。死にたくない。  1:トレディアと行動。警察署内の探索。  2:襲われたら…? [備考]  ※特殊能力は一切使えなくなっています。 【トレディア@オリキャラ】 [状態]健康 [装備]PPs43短機関銃(35/35) [所持品]基本支給品一式、PPs43マガジン(35×5) [思考・行動]  基本:殺し合いに乗る気は無い。襲われたら戦う。  1:東風谷早苗と行動(但し守る気は無い)。警察署内の探索。 [備考]  ※特に無し。 ≪支給品紹介≫ 【スタームルガー セキュリティシックス】 1968年にアメリカのスタームルガー社が開発した同社初のリボルバー拳銃。 安価な上、安全装置が充実し耐久性が高いため人気がある。 【USBメモリ】 8GBの容量がある外部取付型記憶端末。 USB対応のパソコンが無ければ中身は見られない。 【PPs43短機関銃】 1943年に開発され、ソビエト赤軍に制式化された短機関銃。 第二次大戦の独ソ戦(旧ソ連呼称:大祖国戦争)の最中、 ドイツ軍に包囲された工業都市レニングラード(現サンクトペテルブルク)で、 アレクセイ・スダロフという技師が設計、開発した。 フルオート射撃のみで、精度も機能も必要最低限で有効射程も精々200メートルだが、 その分非常に頑丈で当時の兵士には好評だった。 この銃の功績は大きく、でレニングラード包囲戦は攻守逆転に至り、ソ連側の勝利となった。 ≪オリキャラ紹介≫ 【名前】トレディア 【年齢】26 【性別】女 【職業】とある森に住むワーウルフ(エンカウントモンスター) 【性格】短気 【身体的特徴】淡い銀色と白の毛皮、緑と橙のオッドアイを持った人狼、  巨乳、スタイル抜群 【服装】全裸(服を着る習慣が無い) 【趣味】酒飲み、暇潰しに交尾 【特技】我流格闘技、手先が器用 【経歴】幼少時に両親を失い孤児として育った 【備考】基本的に人間は余り好きでは無いようだ |[[追って追われて美女と野獣]]|時系列順|[[サキュバスと「マダオ」]]| |[[追って追われて美女と野獣]]|投下順|[[サキュバスと「マダオ」]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|トレディア|[[]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|東風谷早苗|[[]]|
24話 Uninhabited police station 緑髪を持った、やや軽装な変わった巫女服を身に纏った少女、 東風谷早苗は警察署のロビーに立っていた。 「誰もいないなぁ…」 カウンターの奥のオフィスに事務に勤しむ警官の姿は一人も見当たらない。 別に警官がいる事を期待していた訳では無いが。 この状況なら参加者以外の人間は街から退去させられていると見て間違い無いだろう。 受付近くの革張りの長椅子に座り、早苗は溜息をつく。 「殺し合いなんて無理、出来ない…」 ゲームが始まった直後、傍にはデイパックが置かれていた。 中に入っていたのは基本支給品一式と、USBメモリと、リボルバー拳銃及び予備の弾薬。 そのリボルバー、スタームルガー セキュリティシックスは、 現在スカートの腰の辺りに差し込んである。 早苗自身はこの拳銃を使って殺し合いをする気は無かった。 元々これはゲームだと割り切って人を殺すような性格では無い。 「だけど死にたくない………これからどうしよう、知り合いもいないし」 途方に暮れていたその時。 ガチャ。 「!!」 入口から見てロビー左の扉が突然開いた。 思わず身構える早苗。そして扉から出てきたのは。 「あ? 人間か…」 淡い銀色と白の毛皮、緑と橙のオッドアイ、そして白い毛皮に覆われた 巨乳と美しい肢体を持った、雌の人狼であった。 「よ、妖怪?」 「誰が妖怪だコラ。まあお前ら人間から見たらそうかもしんねぇけど。 初対面の奴に随分な口だなオイィ?」 「う、す、すみません」 雌の人狼は不機嫌そうに早苗に言う。目付きも口調も柄が良いとは言えない。 下手に怒らせない方が良いと直感した早苗は謝罪の言葉を述べた。 「あの、お名前、聞かせてくれますか?」 「あたしはトレディアってんだ。オメーは?」 「こ、東風谷早苗です」 「面倒くせーなサナエで良いだろ」 「は、はい………それであのトレディアさん、殺し合いには…乗ってるんですか?」 「……その質問してよ、はいって答える奴いると思ってんのか?」 「あ、いや、そのー」 「あー、乗ってねえよ。あんなクソ人間の言いなりになんかなってやるかよ」 早苗の向かいの椅子に座り、苛立った様子を見せつつも、 トレディアは殺し合いを否定する。 その言葉を聞いて早苗は一先ず安心した。 「あの、トレディアさん」 「何だ」 「出来ればその、一緒n」 「断る」 「ちょっ、最後まで言ってないのに!」 「お守りなんざごめんだぜ。オメー、見るからに足手まといにしかなんなそうだしなァ」 「そんな…自分の身くらいは自分で守れますよ! 一応、武器もあるし…」 「ほおー」 早苗は腰に差していたセキュリティシックスを、銃身を持ってトレディアに見せる。 「だからその、お願いします一人じゃ不安で押し潰されそうなんです…」 「……しょうがねぇな、好きにしろよ」 「! あ、ありがとうございます!」 (まあ弾避けにはなりそうだな) トレディアの真意を知らない早苗は同行を承諾してくれた事に素直に喜んだ。 その後、早苗はトレディアの支給品を見せて貰った。 「あたしはこいつだ」 そう言ってトレディアは、デイパックの中から、 短機関銃――PPs43を取り出した。 「うわあ、凄いですね」 「つってもあたしは銃なんざ使った事ねえんだけどな…まあ説明書も付いてっから、 何とかなるだろ」 PPs43の本体にセロテープで貼り付けられていた説明書に目を通すトレディア。 「トレディアさん、これからどうしましょう」 「あーそうだな。お互い知り合いもいねえし、下手に動き回んのもアレだ。 しばらくはこの警察署にいようや。もしかしたら武器とかもあるかもしんねえからな」 「そうですね……」 知り合いが殺し合いに一人も呼ばれていない二人は、 下手に外を動き回るのを避け、しばらく警察署を探索する事にした。 【一日目/深夜/F-1警察署一階ロビー】 【東風谷早苗@東方Project】 [状態]健康 [装備]スタームルガー セキュリティシックス(6/6) [所持品]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、USBメモリ [思考・行動]  基本:殺し合いはしたくない。死にたくない。  1:トレディアと行動。警察署内の探索。  2:襲われたら…? [備考]  ※特殊能力は一切使えなくなっています。 【トレディア@オリキャラ】 [状態]健康 [装備]PPs43短機関銃(35/35) [所持品]基本支給品一式、PPs43マガジン(35×5) [思考・行動]  基本:殺し合いに乗る気は無い。襲われたら戦う。  1:東風谷早苗と行動(但し守る気は無い)。警察署内の探索。 [備考]  ※特に無し。 ≪支給品紹介≫ 【スタームルガー セキュリティシックス】 1968年にアメリカのスタームルガー社が開発した同社初のリボルバー拳銃。 安価な上、安全装置が充実し耐久性が高いため人気がある。 【USBメモリ】 8GBの容量がある外部取付型記憶端末。 USB対応のパソコンが無ければ中身は見られない。 【PPs43短機関銃】 1943年に開発され、ソビエト赤軍に制式化された短機関銃。 第二次大戦の独ソ戦(旧ソ連呼称:大祖国戦争)の最中、 ドイツ軍に包囲された工業都市レニングラード(現サンクトペテルブルク)で、 アレクセイ・スダロフという技師が設計、開発した。 フルオート射撃のみで、精度も機能も必要最低限で有効射程も精々200メートルだが、 その分非常に頑丈で当時の兵士には好評だった。 この銃の功績は大きく、でレニングラード包囲戦は攻守逆転に至り、ソ連側の勝利となった。 ≪オリキャラ紹介≫ 【名前】トレディア 【年齢】26 【性別】女 【職業】とある森に住むワーウルフ(エンカウントモンスター) 【性格】短気 【身体的特徴】淡い銀色と白の毛皮、緑と橙のオッドアイを持った人狼、  巨乳、スタイル抜群 【服装】全裸(服を着る習慣が無い) 【趣味】酒飲み、暇潰しに交尾 【特技】我流格闘技、手先が器用 【経歴】幼少時に両親を失い孤児として育った 【備考】基本的に人間は余り好きでは無いようだ |[[追って追われて美女と野獣]]|時系列順|[[サキュバスと「マダオ」]]| |[[追って追われて美女と野獣]]|投下順|[[サキュバスと「マダオ」]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|トレディア|[[死をも許されぬ傀儡]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|東風谷早苗|[[死をも許されぬ傀儡]]|

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。