満月照らす夜の森

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1話 満月照らす夜の森 銀色の天然パーマの侍、坂田銀時は、気が付いた時には夜の森の中にいた。 夜空には満月が輝きそれなりに明るい。 「殺し合いねえ、何てこったい……」 頭をかいて現状に嘆息を漏らす銀時。 「新八に真選組のマヨネーズ中毒とサド王子もいるしなぁ。 取り敢えず奴らを捜すか…その前に」 傍に落ちていた、いや、置かれていたデイパックを拾い上げ、 近くの木の根元に座り込み中身を確認する。 参加者名簿を開くと、自分の営む万事屋の従業員志村新八、 江戸のチンピラ警察、もとい武装警察真選組の副長、土方十四郎と、 一番隊隊長、沖田総悟の三人の他にも大勢の名前が五十音順で記載されている。 名簿を地面に置き、次に地図を取り出す。 開くと川の流れる市街地、周囲に存在する森や廃村が描かれていた。 現在位置である森はどの部分に当たるのだろうか。 「まあそれは後で調べるか…さて……」 コンパスや食糧と言ったその他の基本支給品を取り出し、銀時はランダム支給品の確認に移る。 まず取り出したのは全体的に黒色の刀――黒作大刀であった。 「刀か。当たりだな」 侍である銀時には十分適性のある武器であった。 更に支給品はもう一つ入っていた。 「うおっ、イチゴ牛乳じゃねーか」 パック入りのイチゴ牛乳が五本。銀時の好物である。 基本支給品をデイパックの中にしまい、腰のベルトに黒作大刀を差し込む。 そして何気無く首にはめられた首輪に指を触れる。 この首輪がどういう物かはあの開催式でよく思い知らされた。 「あの香取ってヤロー、何者なんだ……攘夷志士って感じじゃ無さそうだしな……」 このような殺し合いを開く理由は何なのか。 銀時には己の想像の範囲を超えているのでそれは分からなかったが、 ただ一つ言える事は、このような殺し合いには絶対に乗らないと言う事だ。 だが、自分を含め全部で51人もいる参加者。 きっと殺し合いに乗る者も大勢出てくるだろう。そういった者に襲われたら戦うつもりではある。 「何にせよ、この首輪をどうにかしねーと…新八達捜すついでに、 首輪を外せそうな奴も……ん?」 背後の茂みから物音が聞こえたような気がした。 「……おい、誰かいるのか?」 銀時が茂みに向かって声を掛ける。 すると、ゆっくりと茂みから一人の参加者が出て来た。 灰色の狼獣人の少女、エルフィは、怯えた様子で目の前の銀髪天然パーマの男に話し掛け始めた。 「あ、あの、あなたは殺し合いには…」 「あぁ? 乗ってねーよ。お前は?」 「の、乗ってないです」 「そうか。俺は坂田銀時っつーんだ、お前は?」 「エルフィです…」 互いに自己紹介を交わす銀時とエルフィ。 「エルフィ、折角だし一緒に行かねーか?」 「良いんですか?」 「おう。殺し合いに乗ってない奴捜してた所だからな」 「ありがとうございます……宜しくお願いします、坂田さん」 「あー、銀さんで良い。坂田さんだとどっかの猫耳娘思い出して腹立つ」 「え? わ、分かりました、銀さん」 こうして銀髪天然パーマの侍と狼獣人の少女は共に行動する事となった。 「エルフィ、お前、何を支給されたんだ?」 「私は、この拳銃です」 そう言ってエルフィがスカートの腰の辺りから取り出したのは、 .45ACP弾を使用する大型軍用自動拳銃、インベルM911だった。 「そうかい…良い武器で良かったじゃねえか」 「はい、使う時が来ない方が良いんですけど…」 「…同感だ。だがそうも言ってられねえだろうな。 取り敢えず歩きながら話そうぜ。ずっと立ち止まってても仕方ねえ」 「はい……」 銀時とエルフィの二人は満月が照らす夜の森の中を歩きながら、 互いのこの殺し合いに呼ばれている知り合いの事などを話し合い始めた。 【一日目/深夜/A-2森】 【坂田銀時@銀魂】 [状態]健康 [装備]黒作大刀 [所持品]基本支給品一式、イチゴ牛乳(5) [思考・行動]  基本:殺し合いからの脱出。そのために首輪を何とかしたい。  1:エルフィと行動。  2:新八と真選組の二人を捜す。 [備考]  ※原作かぶき町四天王篇終了後からの参戦です。 【エルフィ@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]健康 [装備]インベルM911(7/7) [所持品]基本支給品一式、インベルM911マガジン(3) [思考・行動]  基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。  1:銀さんと行動。  2:クラスメイトと合流? [備考]  ※本編死亡後からの参戦です。 ≪支給品≫ 【黒作大刀】 7世紀~8世紀頃の日本で使われた刀で、金具の材質が銅もしくは鉄であり、 握りには糸、紐、革等を巻き付けられている。そして木で作った鞘には黒漆が塗られている。 このように全体的な色の割合が黒で占められている為、黒作大刀(くろづくりのたち、こくさくたち)、 或いは黒漆太刀(くろうるしのたち、こくしつたち)と呼ばれる。 【イチゴ牛乳】 普通の牛乳パック入りイチゴ牛乳。 【インベルM911】 有名な45口径の自動拳銃コルト ガバメントのブラジル産コピーモデル。 ブラジル軍元制式拳銃で、数あるガバメントクローンの中では古株。 取り立てて特徴はないが、軍用拳銃らしい無骨さ・素っ気なさが逆に魅力。 |[[試合開始~オープニング~]]|時系列順|[[Gold&Silver]]| |[[試合開始~オープニング~]]|投下順|[[Gold&Silver]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|坂田銀時|[[]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|エルフィ|[[]]|
1話 満月照らす夜の森 銀色の天然パーマの侍、坂田銀時は、気が付いた時には夜の森の中にいた。 夜空には満月が輝きそれなりに明るい。 「殺し合いねえ、何てこったい……」 頭をかいて現状に嘆息を漏らす銀時。 「新八に真選組のマヨネーズ中毒とサド王子もいるしなぁ。 取り敢えず奴らを捜すか…その前に」 傍に落ちていた、いや、置かれていたデイパックを拾い上げ、 近くの木の根元に座り込み中身を確認する。 参加者名簿を開くと、自分の営む万事屋の従業員志村新八、 江戸のチンピラ警察、もとい武装警察真選組の副長、土方十四郎と、 一番隊隊長、沖田総悟の三人の他にも大勢の名前が五十音順で記載されている。 名簿を地面に置き、次に地図を取り出す。 開くと川の流れる市街地、周囲に存在する森や廃村が描かれていた。 現在位置である森はどの部分に当たるのだろうか。 「まあそれは後で調べるか…さて……」 コンパスや食糧と言ったその他の基本支給品を取り出し、銀時はランダム支給品の確認に移る。 まず取り出したのは全体的に黒色の刀――黒作大刀であった。 「刀か。当たりだな」 侍である銀時には十分適性のある武器であった。 更に支給品はもう一つ入っていた。 「うおっ、イチゴ牛乳じゃねーか」 パック入りのイチゴ牛乳が五本。銀時の好物である。 基本支給品をデイパックの中にしまい、腰のベルトに黒作大刀を差し込む。 そして何気無く首にはめられた首輪に指を触れる。 この首輪がどういう物かはあの開催式でよく思い知らされた。 「あの香取ってヤロー、何者なんだ……攘夷志士って感じじゃ無さそうだしな……」 このような殺し合いを開く理由は何なのか。 銀時には己の想像の範囲を超えているのでそれは分からなかったが、 ただ一つ言える事は、このような殺し合いには絶対に乗らないと言う事だ。 だが、自分を含め全部で51人もいる参加者。 きっと殺し合いに乗る者も大勢出てくるだろう。そういった者に襲われたら戦うつもりではある。 「何にせよ、この首輪をどうにかしねーと…新八達捜すついでに、 首輪を外せそうな奴も……ん?」 背後の茂みから物音が聞こえたような気がした。 「……おい、誰かいるのか?」 銀時が茂みに向かって声を掛ける。 すると、ゆっくりと茂みから一人の参加者が出て来た。 灰色の狼獣人の少女、エルフィは、怯えた様子で目の前の銀髪天然パーマの男に話し掛け始めた。 「あ、あの、あなたは殺し合いには…」 「あぁ? 乗ってねーよ。お前は?」 「の、乗ってないです」 「そうか。俺は坂田銀時っつーんだ、お前は?」 「エルフィです…」 互いに自己紹介を交わす銀時とエルフィ。 「エルフィ、折角だし一緒に行かねーか?」 「良いんですか?」 「おう。殺し合いに乗ってない奴捜してた所だからな」 「ありがとうございます……宜しくお願いします、坂田さん」 「あー、銀さんで良い。坂田さんだとどっかの猫耳娘思い出して腹立つ」 「え? わ、分かりました、銀さん」 こうして銀髪天然パーマの侍と狼獣人の少女は共に行動する事となった。 「エルフィ、お前、何を支給されたんだ?」 「私は、この拳銃です」 そう言ってエルフィがスカートの腰の辺りから取り出したのは、 .45ACP弾を使用する大型軍用自動拳銃、インベルM911だった。 「そうかい…良い武器で良かったじゃねえか」 「はい、使う時が来ない方が良いんですけど…」 「…同感だ。だがそうも言ってられねえだろうな。 取り敢えず歩きながら話そうぜ。ずっと立ち止まってても仕方ねえ」 「はい……」 銀時とエルフィの二人は満月が照らす夜の森の中を歩きながら、 互いのこの殺し合いに呼ばれている知り合いの事などを話し合い始めた。 【一日目/深夜/A-2森】 【坂田銀時@銀魂】 [状態]健康 [装備]黒作大刀 [所持品]基本支給品一式、イチゴ牛乳(5) [思考・行動]  基本:殺し合いからの脱出。そのために首輪を何とかしたい。  1:エルフィと行動。  2:新八と真選組の二人を捜す。 [備考]  ※原作かぶき町四天王篇終了後からの参戦です。 【エルフィ@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]健康 [装備]インベルM911(7/7) [所持品]基本支給品一式、インベルM911マガジン(3) [思考・行動]  基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。  1:銀さんと行動。  2:クラスメイトと合流? [備考]  ※本編死亡後からの参戦です。 ≪支給品≫ 【黒作大刀】 7世紀~8世紀頃の日本で使われた刀で、金具の材質が銅もしくは鉄であり、 握りには糸、紐、革等を巻き付けられている。そして木で作った鞘には黒漆が塗られている。 このように全体的な色の割合が黒で占められている為、黒作大刀(くろづくりのたち、こくさくたち)、 或いは黒漆太刀(くろうるしのたち、こくしつたち)と呼ばれる。 【イチゴ牛乳】 普通の牛乳パック入りイチゴ牛乳。 【インベルM911】 有名な45口径の自動拳銃コルト ガバメントのブラジル産コピーモデル。 ブラジル軍元制式拳銃で、数あるガバメントクローンの中では古株。 取り立てて特徴はないが、軍用拳銃らしい無骨さ・素っ気なさが逆に魅力。 |[[試合開始~オープニング~]]|時系列順|[[Gold&Silver]]| |[[試合開始~オープニング~]]|投下順|[[Gold&Silver]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|坂田銀時|[[じっくりコトコト煮込んだ脳汁]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|エルフィ|[[じっくりコトコト煮込んだ脳汁]]|

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