Though it is not a real intention

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37話 Though it is not a real intention 森の中にある廃屋の離れの中には異臭が充満していた。 身体中を獣の白く濁った液まみれにした金髪の全裸の女性、浅井きららは、 気絶してしまった青と白の毛皮の雄の狼を愛おしそうに頭を撫でていた。 「久し振りにいい狼だわ……腰遣いも上手いし、アレも大きいし」 先刻までの行為での、狼――シクルゥの身体と行為の感想を述べる。 「いつ死ぬか分からないんだから……楽しまなくちゃ損よねぇ」 「グ……ウウ……」 うなされているシクルゥの、まだ元気な根元に瘤のある分身を握り締め、 まるでアイスキャンデーでも舐めるかのように口に含み味わうきらら。 「……む」 肉キャンデーを頬張るきららの視界に、シクルゥのデイパックが映る。 ふと、何が入っているのか気になった。 そもそも、銃や剣を支給されていたとしても、四足歩行である狼には 恐らく、いやほぼ間違い無く扱う事は出来ないだろう。 いやそもそも、デイパックのチャックを開けられるかどうか。 この狼は行為の最中、耳元で様々な淫らな言葉を呟く度に反応を示していた事から、 どうやら妖狼並に知能が高いようだが。 「むぐぐっ」 じゅぽ。じゅぽ。じゅぽ。じゅぽ。 「ウガア~~~……!!」 「……」 ごく、ごく、ごく、ごく。 「……ぷはっ、ふぅ、飲んだ飲んだ。それにしても全然起きないわねこの子。 まあいいか」 狼のカルピス原液を飲み干したきららはシクルゥのデイパックに近付き、 チャックを開け中身を漁り始めた。 シクルゥは、ピクピクと痙攣しながら白目を剥いてまだ気絶していた。 「これは……凄い」 出てきた物はポンプアクション式散弾銃ウィンチェスターM1897と、 予備弾である12ゲージショットシェル10発が入っていた。 自分の支給品は自分のデイパックの中に入っているフランベルジェという波打った刀身を持つ長剣と、 狼に散々使用し空になってしまった催淫剤の二つだった。 「貰っちゃおうかな……どうせ狼君じゃ扱えないだろうし」 きららが欲を出し、ウィンチェスターM1897をシクルゥのデイパックから取り出した。 女性が使うにはやや重いそれを冗談で構えてみる。 「格好良いかも」 ニヤニヤと笑みを浮かべるきららの耳に。 「グルルルル……(おい、お前)」 「……え?」 獰猛な獣の唸り声が届く。 気絶していた狼――シクルゥがいつの間にか意識を取り戻し、 全身の毛を逆立てながら殺意の籠った鋭い瞳をきららに向け、 牙を剥き出し眉間に皺を寄せながら、凄まじい唸り声を上げていた。 「あ、お、狼君、起きたの」 「ウガァウッ!! ガルルッ!!(起きたよ!! よくも好き勝手やってくれたな!!)」 「な、何で怒ってるの……別に怒られるような事してないじゃない」 薬を使い無理矢理行為に及んだという事に対して きららは罪の意識は全く持っていない。 従って目の前の狼の怒りの理由も彼女は理解出来るはずも無かった。 「グォォォオオオ!(そんなにイきたきゃイかせてやるよ!)」 「えっ……!? う、うあああ!」 シクルゥはきららに飛び掛かり、喉笛に食らい付く。 鋭い牙がきららの細い首に容赦無く食い込み、血が噴き出す。 「う、ぐ、あ、く、苦しい……い、嫌、お願いやめて……。 死にたくない、死にたくないよぉ……」 死の恐怖にきららが命乞いをするが、シクルゥは見逃す気など毛頭無い。 「グルルルルル……。(あの世へイきな……)」 シクルゥの顎と牙は、きららの喉笛をいとも簡単に食い破った。 白く濁った液で白く染められていた離れの中が、今度は大量の、 真紅のペイントを施された。 数分後。 自分の荷物を引っ提げた、青と白の狼が離れから出てきた。 その身体は返り血で赤く染まっていた。 「ウウウ……。(何をしていたのかぼんやりとしか覚えていないが……)」 謎の薬――恐らく媚薬のようなものだろうが――を鼻先に吹き付けられてから、 あの金髪の女性と自分は激しく睦み合ってしまった。 幾度となく絶頂に達し、欲望を女性の奥に何度も注ぎ込んだのを、 ぼんやりとではあるが覚えている。 「グルルゥ……。(俺にはレラがいるのに……)」 薬のせいとはいえ主人以外の女性と一線を超えてしまった事に、 シクルゥは激しく後悔するのであった。 &color(red){【浅井きらら@オリキャラ・新規組  死亡】} &color(red){【残り  21人】} 【一日目/午前/D-2中央部廃屋】 【シクルゥ@サムライスピリッツシリーズ】 [状態]返り血(大)、左脇腹に刺し傷、後悔 [装備]無し [所持品]基本支給品一式、ウィンチェスターM1897(5/5)、  12ゲージショットシェル(10)、フランベルジェ [思考・行動]  基本:優勝し、レラの元へ帰る。  1:……ハァ……。 [備考]  ※性格などは作者の独自要素が多分に含まれています。 ※D-2中央部廃屋離れの中に浅井きららの死体、 デイパック(基本支給品一式、催淫剤(空)が放置されています。 ≪支給品紹介≫ 【ウィンチェスターM1897】 1897年に米軍制式となったポンプアクション式散弾銃。 第一次世界大戦の塹壕戦において活躍し「塹壕銃(トレンチガン)」の異名を得た。 引き金を引いたまま先台を前後させる事により連射が可能。 【フランベルジェ】 刀身が波打った特徴的な剣。波打った刀身は斬り付けた際に 傷口がズタズタになるため高い殺傷力がある。 美しい形状から美術品という面も持っている。 |[[過ちを過ちにしたくないのが僕らだろう]]|時系列順|[[集え、学び舎に]]| |[[過ちを過ちにしたくないのが僕らだろう]]|投下順|[[集え、学び舎に]]| |[[だめだこいつらはやくなんとかしないと]]|&color(red){浅井きらら}|&color(red){死亡}| |[[だめだこいつらはやくなんとかしないと]]|シクルゥ|[[]]|
37話 Though it is not a real intention 森の中にある廃屋の離れの中には異臭が充満していた。 身体中を獣の白く濁った液まみれにした金髪の全裸の女性、浅井きららは、 気絶してしまった青と白の毛皮の雄の狼を愛おしそうに頭を撫でていた。 「久し振りにいい狼だわ……腰遣いも上手いし、アレも大きいし」 先刻までの行為での、狼――シクルゥの身体と行為の感想を述べる。 「いつ死ぬか分からないんだから……楽しまなくちゃ損よねぇ」 「グ……ウウ……」 うなされているシクルゥの、まだ元気な根元に瘤のある分身を握り締め、 まるでアイスキャンデーでも舐めるかのように口に含み味わうきらら。 「……む」 肉キャンデーを頬張るきららの視界に、シクルゥのデイパックが映る。 ふと、何が入っているのか気になった。 そもそも、銃や剣を支給されていたとしても、四足歩行である狼には 恐らく、いやほぼ間違い無く扱う事は出来ないだろう。 いやそもそも、デイパックのチャックを開けられるかどうか。 この狼は行為の最中、耳元で様々な淫らな言葉を呟く度に反応を示していた事から、 どうやら妖狼並に知能が高いようだが。 「むぐぐっ」 じゅぽ。じゅぽ。じゅぽ。じゅぽ。 「ウガア~~~……!!」 「……」 ごく、ごく、ごく、ごく。 「……ぷはっ、ふぅ、飲んだ飲んだ。それにしても全然起きないわねこの子。 まあいいか」 狼のカルピス原液を飲み干したきららはシクルゥのデイパックに近付き、 チャックを開け中身を漁り始めた。 シクルゥは、ピクピクと痙攣しながら白目を剥いてまだ気絶していた。 「これは……凄い」 出てきた物はポンプアクション式散弾銃ウィンチェスターM1897と、 予備弾である12ゲージショットシェル10発が入っていた。 自分の支給品は自分のデイパックの中に入っているフランベルジェという波打った刀身を持つ長剣と、 狼に散々使用し空になってしまった催淫剤の二つだった。 「貰っちゃおうかな……どうせ狼君じゃ扱えないだろうし」 きららが欲を出し、ウィンチェスターM1897をシクルゥのデイパックから取り出した。 女性が使うにはやや重いそれを冗談で構えてみる。 「格好良いかも」 ニヤニヤと笑みを浮かべるきららの耳に。 「グルルルル……(おい、お前)」 「……え?」 獰猛な獣の唸り声が届く。 気絶していた狼――シクルゥがいつの間にか意識を取り戻し、 全身の毛を逆立てながら殺意の籠った鋭い瞳をきららに向け、 牙を剥き出し眉間に皺を寄せながら、凄まじい唸り声を上げていた。 「あ、お、狼君、起きたの」 「ウガァウッ!! ガルルッ!!(起きたよ!! よくも好き勝手やってくれたな!!)」 「な、何で怒ってるの……別に怒られるような事してないじゃない」 薬を使い無理矢理行為に及んだという事に対して きららは罪の意識は全く持っていない。 従って目の前の狼の怒りの理由も彼女は理解出来るはずも無かった。 「グォォォオオオ!(そんなにイきたきゃイかせてやるよ!)」 「えっ……!? う、うあああ!」 シクルゥはきららに飛び掛かり、喉笛に食らい付く。 鋭い牙がきららの細い首に容赦無く食い込み、血が噴き出す。 「う、ぐ、あ、く、苦しい……い、嫌、お願いやめて……。 死にたくない、死にたくないよぉ……」 死の恐怖にきららが命乞いをするが、シクルゥは見逃す気など毛頭無い。 「グルルルルル……。(あの世へイきな……)」 シクルゥの顎と牙は、きららの喉笛をいとも簡単に食い破った。 白く濁った液で白く染められていた離れの中が、今度は大量の、 真紅のペイントを施された。 数分後。 自分の荷物を引っ提げた、青と白の狼が離れから出てきた。 その身体は返り血で赤く染まっていた。 「ウウウ……。(何をしていたのかぼんやりとしか覚えていないが……)」 謎の薬――恐らく媚薬のようなものだろうが――を鼻先に吹き付けられてから、 あの金髪の女性と自分は激しく睦み合ってしまった。 幾度となく絶頂に達し、欲望を女性の奥に何度も注ぎ込んだのを、 ぼんやりとではあるが覚えている。 「グルルゥ……。(俺にはレラがいるのに……)」 薬のせいとはいえ主人以外の女性と一線を超えてしまった事に、 シクルゥは激しく後悔するのであった。 &color(red){【浅井きらら@オリキャラ・新規組  死亡】} &color(red){【残り  21人】} 【一日目/午前/D-2中央部廃屋】 【シクルゥ@サムライスピリッツシリーズ】 [状態]返り血(大)、左脇腹に刺し傷、後悔 [装備]無し [所持品]基本支給品一式、ウィンチェスターM1897(5/5)、  12ゲージショットシェル(10)、フランベルジェ [思考・行動]  基本:優勝し、レラの元へ帰る。  1:……ハァ……。 [備考]  ※性格などは作者の独自要素が多分に含まれています。 ※D-2中央部廃屋離れの中に浅井きららの死体、 デイパック(基本支給品一式、催淫剤(空)が放置されています。 ≪支給品紹介≫ 【ウィンチェスターM1897】 1897年に米軍制式となったポンプアクション式散弾銃。 第一次世界大戦の塹壕戦において活躍し「塹壕銃(トレンチガン)」の異名を得た。 引き金を引いたまま先台を前後させる事により連射が可能。 【フランベルジェ】 刀身が波打った特徴的な剣。波打った刀身は斬り付けた際に 傷口がズタズタになるため高い殺傷力がある。 美しい形状から美術品という面も持っている。 |[[過ちを過ちにしたくないのが僕らだろう]]|時系列順|[[集え、学び舎に]]| |[[過ちを過ちにしたくないのが僕らだろう]]|投下順|[[集え、学び舎に]]| |[[だめだこいつらはやくなんとかしないと]]|&color(red){浅井きらら}|&color(red){死亡}| |[[だめだこいつらはやくなんとかしないと]]|シクルゥ|[[女狐と狼]]|

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