Wind of death

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28話 Wind of death 私ことセイファートは、市街地――恐らくエリアF-4――にある、 民家の一つに身を潜め、先刻入手した首輪を調べていた。 家にあった工具を使って無理矢理に外装を剥がし中身がどうなってるか調べる。 同じ事を自分の首にはめられている首輪で行えば、 間違い無く今自分は生きてはいないだろう。 無理矢理外そうとすれば爆発する、と、主催者の比叡は言っていたし。 「成程、こうなってるのね」 おおよその内部の構造は理解出来た。 爆薬、起爆装置、繊細な配線や基盤、それと、生体反応感知センサーと小型マイク。 センサーは分かるけど何故マイク? と思った。 だけど少し考えれば分かる。これは盗聴用だ。 ルール説明の時は一言も言っていなかったけど、参加者の会話は、 主催者側に全部筒抜けって事なのね。 で、肝心の解除出来るかどうかについてだけど、これはもう少し調べてみないと……。 「!!」 背後に何か殺気を感じた。 振り向いた時にはもう遅かった。私目掛けて飛び掛かる、黒い巨大な狼。 机の上に置いておいた拳銃を取る暇も無く。 ガブリ。 鋭い牙が私の喉笛に深く突き刺さった。 そのまま床に押し倒され、ぶち、という嫌な音と共に喉の肉が食い千切られた。 視界が真っ赤に染まる。魔法も使えなくなっている今、もうどうする事も出来ない。 油断した。まさか知らない内に入って来られているなんて。 首輪についての情報を得たけど、もう意味をなさない。 首輪を手に入れるために人を一人殺したって言うのに。 ついてないなぁ……。 女の匂いを嗅ぎ付けて民家の一つに入ってみたけど、 いたのは年増の狼獣人の女一人だけだった。 見た目は可愛いし若そうだしおっぱいもデカいけど騙されないよ。 多分、魔法使いか何かで、年を取らない魔法か何かでもかけてたんだろう。 実年齢はとっくに100は超えている筈だ。 さて、また牙を使って殺した訳だけれども、今の所、 俺の支給品であるサブマシンガン、スオミM1931の出番は無い。 俺、狼だけど器用だか銃とかも使えるには使えるんだぜ? 凄いだろ。 「ん? 何だこれ……分解された首輪?」 机の上に工具でバラされた首輪がある事に気付く。 この狼獣人の女、首輪について調べていたらしい。 でも、首輪はどうやって……あれ、デイパックが二つあるな。 そうか、多分、他の参加者を殺して……腰にバスタードソード差してるから、 これで首を切断して首輪を手に入れたんだろうな、多分。 一つ目のデイパックの中には基本支給品の他、小型拳銃用と思われるマガジン数個が 入っていた。机の上に小型の自動拳銃があるから多分これの物だろう。 もう一つのデイパックの中には、基本支給品に続いて、 発炎筒3本と、パンを切る時に使うナイフが入っていた。 「一応、拳銃と予備のマガジンと、バスタードソードを貰っていくか」 俺は机の上に置かれていた拳銃と、デイパックの中に入っていた予備マガジンを抜き取り、 更に狼獣人女の腰からバスタードソードを取って自分のデイパックの中に押し込んだ。 「さてと、女の子捜しに戻るかな、まだ近くにいそうな気がするんだ」 きっとこの殺し合いには俺好みの可愛い女の子がまだいる筈。 見付けたら、思う存分犯して殺す。 守備範囲外の女や男はさっさと殺すつもりだ。 ついでに優勝も狙うという算段。こんな殺し合いで死にたくも無いしね。 「お、また女の子の匂い」 長年女の子を漁り、犯し続けてきた俺の女の子センサー、もとい、鋭敏な鼻が、 目当ての匂いを再び探り当てる。 今度は当たりだと良いな。ふふ。 &color(red){【セイファート@オリキャラ・再登場組  死亡】} &color(red){【残り  29人】} 【一日目/午前/F-4市街地民家】 【レックス@オリキャラ・再登場組】 [状態]健康、口元が血塗れ、返り血(中) [装備]無し [所持品]基本支給品一式、スオミM1931(71/71)、  スオミM1931予備ドラムマガジン(71×5)、USSRマカロフ(8/8)、  USSRマカロフ予備マガジン(8×2)、バスタードソード [思考・行動]  基本:優勝を目指す。とにかく生き残る。女を犯す。  1:男は即、殺で。 [備考]  ※俺得ロワ本編開始前からの参戦です。 ※F-4市街地の民家の一つ、その内部にセイファートの死体、 首輪(牧野慶、分解済)、セイファートのデイパック(基本支給品一式入り)、 牧野慶のデイパック(基本支給品一式、発炎筒(3)、パン切りナイフ入り)が 放置されています。 ≪支給品紹介≫ 【スオミM1931】 フィンランドで開発された短機関銃で、1931年にフィンランド国防軍制式になった。 同時代の短機関銃に比べ重いがその分反動は小さい。 旧ソ連の短機関銃「PPSh41」の原型でもある。 【発炎筒】 鮮やかな赤い炎を上げる筒状の道具。 信号用に用いられる。 【パン切りナイフ】 その名の通りパンを切るためのナイフで、刀身が波打っている。 |[[ボウソウ、ジメツ]]|時系列順|[[]]| |[[ボウソウ、ジメツ]]|投下順|[[]]| |[[己がために]]|&color(red){セイファート}|&color(red){死亡}| |[[黒き淫狼]]|レックス|[[]]|
28話 Wind of death 私ことセイファートは、市街地――恐らくエリアF-4――にある、 民家の一つに身を潜め、先刻入手した首輪を調べていた。 家にあった工具を使って無理矢理に外装を剥がし中身がどうなってるか調べる。 同じ事を自分の首にはめられている首輪で行えば、 間違い無く今自分は生きてはいないだろう。 無理矢理外そうとすれば爆発する、と、主催者の比叡は言っていたし。 「成程、こうなってるのね」 おおよその内部の構造は理解出来た。 爆薬、起爆装置、繊細な配線や基盤、それと、生体反応感知センサーと小型マイク。 センサーは分かるけど何故マイク? と思った。 だけど少し考えれば分かる。これは盗聴用だ。 ルール説明の時は一言も言っていなかったけど、参加者の会話は、 主催者側に全部筒抜けって事なのね。 で、肝心の解除出来るかどうかについてだけど、これはもう少し調べてみないと……。 「!!」 背後に何か殺気を感じた。 振り向いた時にはもう遅かった。私目掛けて飛び掛かる、黒い巨大な狼。 机の上に置いておいた拳銃を取る暇も無く。 ガブリ。 鋭い牙が私の喉笛に深く突き刺さった。 そのまま床に押し倒され、ぶち、という嫌な音と共に喉の肉が食い千切られた。 視界が真っ赤に染まる。魔法も使えなくなっている今、もうどうする事も出来ない。 油断した。まさか知らない内に入って来られているなんて。 首輪についての情報を得たけど、もう意味をなさない。 首輪を手に入れるために人を一人殺したって言うのに。 ついてないなぁ……。 女の匂いを嗅ぎ付けて民家の一つに入ってみたけど、 いたのは年増の狼獣人の女一人だけだった。 見た目は可愛いし若そうだしおっぱいもデカいけど騙されないよ。 多分、魔法使いか何かで、年を取らない魔法か何かでもかけてたんだろう。 実年齢はとっくに100は超えている筈だ。 さて、また牙を使って殺した訳だけれども、今の所、 俺の支給品であるサブマシンガン、スオミM1931の出番は無い。 俺、狼だけど器用だか銃とかも使えるには使えるんだぜ? 凄いだろ。 「ん? 何だこれ……分解された首輪?」 机の上に工具でバラされた首輪がある事に気付く。 この狼獣人の女、首輪について調べていたらしい。 でも、首輪はどうやって……あれ、デイパックが二つあるな。 そうか、多分、他の参加者を殺して……腰にバスタードソード差してるから、 これで首を切断して首輪を手に入れたんだろうな、多分。 一つ目のデイパックの中には基本支給品の他、小型拳銃用と思われるマガジン数個が 入っていた。机の上に小型の自動拳銃があるから多分これの物だろう。 もう一つのデイパックの中には、基本支給品に続いて、 発炎筒3本と、パンを切る時に使うナイフが入っていた。 「一応、拳銃と予備のマガジンと、バスタードソードを貰っていくか」 俺は机の上に置かれていた拳銃と、デイパックの中に入っていた予備マガジンを抜き取り、 更に狼獣人女の腰からバスタードソードを取って自分のデイパックの中に押し込んだ。 「さてと、女の子捜しに戻るかな、まだ近くにいそうな気がするんだ」 きっとこの殺し合いには俺好みの可愛い女の子がまだいる筈。 見付けたら、思う存分犯して殺す。 守備範囲外の女や男はさっさと殺すつもりだ。 ついでに優勝も狙うという算段。こんな殺し合いで死にたくも無いしね。 「お、また女の子の匂い」 長年女の子を漁り、犯し続けてきた俺の女の子センサー、もとい、鋭敏な鼻が、 目当ての匂いを再び探り当てる。 今度は当たりだと良いな。ふふ。 &color(red){【セイファート@オリキャラ・再登場組  死亡】} &color(red){【残り  29人】} 【一日目/午前/F-4市街地民家】 【レックス@オリキャラ・再登場組】 [状態]健康、口元が血塗れ、返り血(中) [装備]無し [所持品]基本支給品一式、スオミM1931(71/71)、  スオミM1931予備ドラムマガジン(71×5)、USSRマカロフ(8/8)、  USSRマカロフ予備マガジン(8×2)、バスタードソード [思考・行動]  基本:優勝を目指す。とにかく生き残る。女を犯す。  1:男は即、殺で。 [備考]  ※俺得ロワ本編開始前からの参戦です。 ※F-4市街地の民家の一つ、その内部にセイファートの死体、 首輪(牧野慶、分解済)、セイファートのデイパック(基本支給品一式入り)、 牧野慶のデイパック(基本支給品一式、発炎筒(3)、パン切りナイフ入り)が 放置されています。 ≪支給品紹介≫ 【スオミM1931】 フィンランドで開発された短機関銃で、1931年にフィンランド国防軍制式になった。 同時代の短機関銃に比べ重いがその分反動は小さい。 旧ソ連の短機関銃「PPSh41」の原型でもある。 【発炎筒】 鮮やかな赤い炎を上げる筒状の道具。 信号用に用いられる。 【パン切りナイフ】 その名の通りパンを切るためのナイフで、刀身が波打っている。 |[[ボウソウ、ジメツ]]|時系列順|[[もうどうにも止まらない]]| |[[ボウソウ、ジメツ]]|投下順|[[もうどうにも止まらない]]| |[[己がために]]|&color(red){セイファート}|&color(red){死亡}| |[[黒き淫狼]]|レックス|[[もうどうにも止まらない]]|

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