黒き淫狼

「黒き淫狼」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

黒き淫狼」(2010/07/30 (金) 00:12:24) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

7話 黒き淫狼 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 色黒の肌を持った美しいエルフの少女、ディオナは、 必死の形相を浮かべ息を切らしながら螺旋階段を駆け上がる。 そして時折、階下に向けて手にした小型短機関銃IMIミマイクロウージーを乱射する。 しかし当てたい相手にはどうしても当たらない。 マイクロウージーは拳銃並に小型ながら凄まじい連射速度を誇るため、 近距離ならまだしも遠距離ともなると命中率はほとんど期待出来ない。 言わば「弾丸ばら撒き器」と言った方が良い代物だった。 おまけに弾薬の消費も早い。何の考えも無しに撃ち続けているとすぐにマガジン内の弾は底を尽く。 「あ、た、弾がっ……!」 そしてディオナは、最初から銃本体に装填されていた分と、 予備マガジンの分合わせて190発以上あった弾薬を全て使い果たしてしまった。 「あははは! そんなに連射できる銃じゃ、後先考えず撃ってたら すぐ弾切れになるだろ。無駄撃ちさせて正解だったぜ」 階下から聞こえる若い青年の声。 声の主は、黒い体毛を持った巨躯の狼、レックス。 「は、はめたわね!!」 「他にも武器あるなら使った方が良いよ~?」 余裕そうな口調でレックスはディオナを挑発する。 それに対するディオナの返答は空になったマイクロウージーの投げ付けだった。 それすらレックスには当たらなかったが。 カン、カンと音を立て一気に一番下の床に落ちて行くマイクロウージー。 ディオナに支給された武器はマイクロウージーのみだった。 「ううっ!」 進退窮まり涙目になるディオナは、とにかく追跡してくる黒い狼から逃れようと、 螺旋階段を駆け上がる。だが、ついに最上階の回転灯が設置された部屋に出てしまう。 それでもディオナはまだ諦めず、外に出た、が、そこは逃げ場の無いベランダ部分。 「ああ、そんな、もう、逃げ場が……」 「追い付いたよ、エルフちゃん」 「!!」 背後には、舌舐めずりをしながらいやらしい目付きでこちらを見ている黒い狼。 「く、来るな! 私をどうするつもり!?」 ディオナはゲーム開始早々、自分がこの殺し合いにおいてどう行動するかも まだ決めていない時にレックスにいきなり襲われた。 しかし、目の前の黒い狼の目は獲物を殺そうとしているそれでは無い。 発情期の雌を見付けた時のような、情欲に満ちた目をしていた。 更に狼の下腹部には、黒い毛皮で尚更目立つ、赤い―――がいきり立っている。 かなりの長さと太さを誇るそれはそのグロテスクな外観も相まって、 悪魔の器官のように見える。先端からは透明な粘液が垂れていた。 目の前の黒い巨躯の狼が自分をどうしようとしているのか、ディオナはほぼ完璧に理解する。 「ふふふふ。良いなあ。褐色の肌のエルフっ娘っていうのも」 「ま、まさかアンタ……!?」 「中々理解が早い」 そう言うなり、レックスはディオナに飛び掛かり、衣服を爪牙で引き裂き始めた。 「きゃああ!? な、嫌! やめて! やめてぇ!」 「うるさいな。静かにしてよ。噛み殺すよ」 「……!」 ディオナの喉にレックスの鋭い牙が当てられた。 少しでも動けば喉笛が切り裂かれ、死ぬ。 「……」 「そうそう良い子良い子。大丈夫、気持ち良くしてあげるからね~」 「うっ……ひぐ……」 これから自分がされる事を想像し、ディオナは涙を流した。 「フー……気持ち良かった……」 大きく股を開いたまま遠くを見詰め放心しているディオナの上で、 夢心地といった表情の黒狼レックスが呟く。 そしてゆっくりと、ディオナから己のいきり立った分身を引き抜いた。 (獣に……犯されるなんて……でも、やっと、終わった……) ようやく自分は解放されるのだと、ディオナは心の中で安心していた。 だが、彼女は気付いていなかった。自分の勘違いに。 黒狼レックスは自分の欲望を満たせば解放する、などとは一言も言っていない。 「気持ち良かったよディオナちゃん」 「……そう……」 行為の途中で聞き出した名前を呼ぶレックスに、力の無い返事で応えるディオナ。 「それじゃ……さよなら」 「……え?」 レックスの言葉が理解出来ず、拍子抜けした声を出すディオナだったが、 次の瞬間、嫌でも理解し――そして、理解した時にはもう遅かった。 狼の鋭い牙が、色黒のエルフの少女の喉笛を食い破った。 灯台最上階ベランダの一部が真っ赤な鮮血で染まる。 「ふぅ……」 回転灯のある部屋の中に入り、身体を曲げてディオナと自分の体液に塗れた 自分の息子を舌で掃除する。 幸先良いスタートだと、レックスは思う。 殺し合いにただ単に優勝して帰るだけではつまらない。 折角だから、参加者の女達を性的な意味で食べていこうと、レックスは考えていた。 男は容赦無く殺すつもりでいた。自分にはそういう趣味は無い。 「可愛い女の子がいるかどうか分からなかったけど、 まさかいきなり上玉に出会えるなんて。これからもこんな調子で 行ければいいなぁ」 灯台の最上階の部屋で、黒い狼レックスは淫らな笑みを浮かべていた。 &color(red){【ディオナ@VIPRPG  死亡】} &color(red){【残り  45人】} 【一日目/朝方/G-4南部灯台最上階】 【レックス@オリキャラ・再登場組】 [状態]健康、口元が血塗れ、返り血(中)、満足 [装備]無し [所持品]基本支給品一式、不明支給品(本人確認済、1~2個) [思考・行動]  基本:優勝を目指す。とにかく生き残る。女を犯す。  1:男は即、殺で。 [備考]  ※俺得ロワ本編開始前からの参戦です。 ※G-4南部灯台最上階のベランダにディオナの死体、 ディオナのデイパック(基本支給品一式入り)、灯台一階床に IMIマイクロウージー(0/32)が放置されています。 ※G-4一帯に銃声が響きました。 ≪支給品紹介≫ 【IMIマイクロウージー】 IMI社の有名な短機関銃、ウージーの超小型版。 拳銃並のサイズで、連射力も高いため、フルオート射撃時の集弾率はかなり低く、 あまり実用的とは言えない。 |[[It leaves the stage.]]|時系列順|[[あちらこちらあんよは上手]]| |[[It leaves the stage.]]|投下順|[[あちらこちらあんよは上手]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|&color(red){ディオナ}|&color(red){死亡}| |&color(aqua){ゲーム開始}|レックス|[[]]|
7話 黒き淫狼 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 色黒の肌を持った美しいエルフの少女、ディオナは、 必死の形相を浮かべ息を切らしながら螺旋階段を駆け上がる。 そして時折、階下に向けて手にした小型短機関銃IMIミマイクロウージーを乱射する。 しかし当てたい相手にはどうしても当たらない。 マイクロウージーは拳銃並に小型ながら凄まじい連射速度を誇るため、 近距離ならまだしも遠距離ともなると命中率はほとんど期待出来ない。 言わば「弾丸ばら撒き器」と言った方が良い代物だった。 おまけに弾薬の消費も早い。何の考えも無しに撃ち続けているとすぐにマガジン内の弾は底を尽く。 「あ、た、弾がっ……!」 そしてディオナは、最初から銃本体に装填されていた分と、 予備マガジンの分合わせて190発以上あった弾薬を全て使い果たしてしまった。 「あははは! そんなに連射できる銃じゃ、後先考えず撃ってたら すぐ弾切れになるだろ。無駄撃ちさせて正解だったぜ」 階下から聞こえる若い青年の声。 声の主は、黒い体毛を持った巨躯の狼、レックス。 「は、はめたわね!!」 「他にも武器あるなら使った方が良いよ~?」 余裕そうな口調でレックスはディオナを挑発する。 それに対するディオナの返答は空になったマイクロウージーの投げ付けだった。 それすらレックスには当たらなかったが。 カン、カンと音を立て一気に一番下の床に落ちて行くマイクロウージー。 ディオナに支給された武器はマイクロウージーのみだった。 「ううっ!」 進退窮まり涙目になるディオナは、とにかく追跡してくる黒い狼から逃れようと、 螺旋階段を駆け上がる。だが、ついに最上階の回転灯が設置された部屋に出てしまう。 それでもディオナはまだ諦めず、外に出た、が、そこは逃げ場の無いベランダ部分。 「ああ、そんな、もう、逃げ場が……」 「追い付いたよ、エルフちゃん」 「!!」 背後には、舌舐めずりをしながらいやらしい目付きでこちらを見ている黒い狼。 「く、来るな! 私をどうするつもり!?」 ディオナはゲーム開始早々、自分がこの殺し合いにおいてどう行動するかも まだ決めていない時にレックスにいきなり襲われた。 しかし、目の前の黒い狼の目は獲物を殺そうとしているそれでは無い。 発情期の雌を見付けた時のような、情欲に満ちた目をしていた。 更に狼の下腹部には、黒い毛皮で尚更目立つ、赤い―――がいきり立っている。 かなりの長さと太さを誇るそれはそのグロテスクな外観も相まって、 悪魔の器官のように見える。先端からは透明な粘液が垂れていた。 目の前の黒い巨躯の狼が自分をどうしようとしているのか、ディオナはほぼ完璧に理解する。 「ふふふふ。良いなあ。褐色の肌のエルフっ娘っていうのも」 「ま、まさかアンタ……!?」 「中々理解が早い」 そう言うなり、レックスはディオナに飛び掛かり、衣服を爪牙で引き裂き始めた。 「きゃああ!? な、嫌! やめて! やめてぇ!」 「うるさいな。静かにしてよ。噛み殺すよ」 「……!」 ディオナの喉にレックスの鋭い牙が当てられた。 少しでも動けば喉笛が切り裂かれ、死ぬ。 「……」 「そうそう良い子良い子。大丈夫、気持ち良くしてあげるからね~」 「うっ……ひぐ……」 これから自分がされる事を想像し、ディオナは涙を流した。 「フー……気持ち良かった……」 大きく股を開いたまま遠くを見詰め放心しているディオナの上で、 夢心地といった表情の黒狼レックスが呟く。 そしてゆっくりと、ディオナから己のいきり立った分身を引き抜いた。 (獣に……犯されるなんて……でも、やっと、終わった……) ようやく自分は解放されるのだと、ディオナは心の中で安心していた。 だが、彼女は気付いていなかった。自分の勘違いに。 黒狼レックスは自分の欲望を満たせば解放する、などとは一言も言っていない。 「気持ち良かったよディオナちゃん」 「……そう……」 行為の途中で聞き出した名前を呼ぶレックスに、力の無い返事で応えるディオナ。 「それじゃ……さよなら」 「……え?」 レックスの言葉が理解出来ず、拍子抜けした声を出すディオナだったが、 次の瞬間、嫌でも理解し――そして、理解した時にはもう遅かった。 狼の鋭い牙が、色黒のエルフの少女の喉笛を食い破った。 灯台最上階ベランダの一部が真っ赤な鮮血で染まる。 「ふぅ……」 回転灯のある部屋の中に入り、身体を曲げてディオナと自分の体液に塗れた 自分の息子を舌で掃除する。 幸先良いスタートだと、レックスは思う。 殺し合いにただ単に優勝して帰るだけではつまらない。 折角だから、参加者の女達を性的な意味で食べていこうと、レックスは考えていた。 男は容赦無く殺すつもりでいた。自分にはそういう趣味は無い。 「可愛い女の子がいるかどうか分からなかったけど、 まさかいきなり上玉に出会えるなんて。これからもこんな調子で 行ければいいなぁ」 灯台の最上階の部屋で、黒い狼レックスは淫らな笑みを浮かべていた。 &color(red){【ディオナ@VIPRPG  死亡】} &color(red){【残り  45人】} 【一日目/朝方/G-4南部灯台最上階】 【レックス@オリキャラ・再登場組】 [状態]健康、口元が血塗れ、返り血(中)、満足 [装備]無し [所持品]基本支給品一式、不明支給品(本人確認済、1~2個) [思考・行動]  基本:優勝を目指す。とにかく生き残る。女を犯す。  1:男は即、殺で。 [備考]  ※俺得ロワ本編開始前からの参戦です。 ※G-4南部灯台最上階のベランダにディオナの死体、 ディオナのデイパック(基本支給品一式入り)、灯台一階床に IMIマイクロウージー(0/32)が放置されています。 ※G-4一帯に銃声が響きました。 ≪支給品紹介≫ 【IMIマイクロウージー】 IMI社の有名な短機関銃、ウージーの超小型版。 拳銃並のサイズで、連射力も高いため、フルオート射撃時の集弾率はかなり低く、 あまり実用的とは言えない。 |[[It leaves the stage.]]|時系列順|[[あちらこちらあんよは上手]]| |[[It leaves the stage.]]|投下順|[[あちらこちらあんよは上手]]| |&color(aqua){ゲーム開始}|&color(red){ディオナ}|&color(red){死亡}| |&color(aqua){ゲーム開始}|レックス|[[Wind of death]]|

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。