小野 晋吾 29番 右投右打 投手 179/74 御殿場西高-千葉ロッテ
140キロ強のストレートに、スライダーとシュートで内野ゴロの山を築く右腕。
00年には、毎週日曜に登板し勝ち続けたことからサンデー晋吾と呼ばれて13勝を挙げたが、その後持病の腰痛が悪化し、その存在感は薄れていった。しかし2004年には主に中継ぎとして一軍で投げ続け、2005年には無類の安定感で10勝を挙げてチームの優勝に大きく貢献した。2006年は一年間ローテを守り抜き、防御率2.66という成績を残したものの味方の援護に恵まれず7勝に終わった。しかし、その安定感が評価され、「ファンが選ぶ2006年にもっとも活躍した選手」に選ばれている。ちなみにどういうわけか完封には縁がない。
前述のように、打者の内に食い込むボールと外へ逃げるボールを投げ分け、凡打の山を築く。長所として調子が悪くても低め低めに集めて最低限試合を作ることができ、防御率の良さにつながっている。また、ランナーが溜まったときにゲッツーを取る技術に優れ、牽制・フィールディングもかなり上手い。総じて見栄えはしないが実戦に強い投手と言える。なお、打たせて取る投球スタイルを反映して、奪三振は非常に少ない。
(プロ入り後の実績をスカウティング通信簿で点数化)
94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 通算P 平均P
0P 0P 0P 0P 0P 3P 12P 9P 5P 2P 6P 12P 8P 57P 2.8P