山本洋平(筑波大)投手
09dy-1
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「一人意識の違う男がいた!」 私が平塚球場で、ぼんやり首都大学野球の試合を観戦していると、明らかに動きの違う一人の男のプレーが目に入ってきた。その男の名前は、山本 洋平。試合前練習から、一際目を惹いた彼を、初めてチェックを入れてみた。すると、中々興味深い選手であることがわかったのだ。09年度のドラフト戦線では、大学・社会人に極めて内野手が不足している。そんな中、数少ない上のレベルでも二遊間を意識出来るプレーヤーだった。(守備・走塁面) 一塁までの塁間は、4.3秒前後。これを左打者に換算すると、4.0秒前後に相当する。昨秋首位打者・ベストナインに輝いた彼だが、盗塁は4個と可も不可なしといった感じ。彼の場合、走塁への気持ちが強すぎて、私の観戦した試合では、二度も牽制でアウトになってしまっていた。少々気持ちが先走る傾向はあるようだ。通常塁間の目安となるのは、3.9秒弱 プロで足を売りに出来るレベル4.0秒前後 足を売りに出来るのかは走塁センスにもよるが、プロでも俊足の部類4.2秒前後 スカウトが、プロの基準と判断するタイム4.3秒以下 プロの基準以下となり、割り引いて考えるとなる。上記の数字は、左打者の目安であり、通常右打者の場合、タイムから、0.3秒を引くと、同等の走力が計測することが出来る。ただし、セーフティバントや左打者が一二塁間に引っ張ったような、最初から一歩目のスタートをきっているような場合は、参考資料とはならない。 ボールへの反応が素早く、一歩目が素早い。そしてフットワークには、実にスピード感がある。ボールへの合わせ方なども好く、フィールディング・フットワーク・キャッチングともプロでも、二遊間を意識出来るプレーヤーだ。スローイングは、肩で投げるタイプと言うよりは、スナップの強さで送球するタイプ。しかし送球に弱さはなく、プロの基準を充分満たしている。何より常に、内外野に指示を出し、チームの守りを担っており、複雑なサインプレーを得意とする、天性の二遊間選手と言う気がして来る。
(プレースタイル) この選手を一番気に入ったのは、野球への意識が素晴らしかったことだ。ネクストバッターボックスでは、常にしっかり立ってバットを振り、次の打席へ備える。その際には、投手のフォームに合わせタイミングを合わせる。また投球中も、目線を切ることなく集中して見据えられている。 ボールへも、例え好い当たりでなくても食らいついて当てる姿勢が見られ、プレーでは常に次のことを考えて行動出来ている。ただ先日もう一度見た時に、少しプレーが雑になってきているので、その辺の、いつも安定して自分のやるべきことをやる精神的な安定感が欲しい。とにかく考えて野球が出来るプレーヤーで、複雑なプレーが求められる二遊間には、まさに打ってつけの人材なのだ。
(打撃スタイル) チームの三番打者を担う選手。この選手の一番好いところは、ボールに食らいつくしぶとさがあるところだ。野球への意識が極めて高く、それが彼のプレーにも現れている。打球は、右に左にセンターへと広角ながら、内野手の間を抜けたり、外野手前に落とすようなヒットが多い。 さすがに秋のリーグ戦で.340厘で首位打者になったように、ボールをバットに当てるセンスは高い。ただ食らいついてボールをヒットゾーンに落とす上手さはあるのだが、スイングに、もう一つ強さがないのが気になる。プロを意識するのであれば、強い打球を打てるスイングを身につけるべきだろう。(打撃フォーム) いつものように、上記の動画を見て、彼の打撃フォームについて考えてみたい。
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