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207 名前:1/2 投稿日:2006/07/16(日) 23:02:46
「ハァ…、ハァ…」
宛の道を走る一人の男の影がある。
「くそ、…なんて運がない。まさか、いきなり攻撃されるとは…」
その影の主、曹植は自分の運の無さを嘆いている。彼の右腕からは血が流れている。
少し前の話である。
「僕みたいな文官がなんでこんな殺し合いに参加する羽目に…」
そんな事を言いながら曹植は自分の兄、曹彰を探していた。洛陽に集められていた時、確かに曹彰は入り口で待っていると、言っていた。
だが、曹植が入り口に向かった時、そこには誰もいなく、微量の血痕が点々と続いていた。不安に駆られた曹植はその血の跡を追ったのだが、それは森に入った途端、忽然と消えていた。
それからは行く宛もなく、助けてくれそうな仲間と、兄を探してふらふらしていた。
「彰兄、無事だといいけど…」
そんなことを呟いたその時、
「ぐわーっはっは!!! ほれ、踊れい!!!」
どこからかそんな傲慢そうな声がした瞬間、曹植の腕に熱い痛みが走る。
「グゥッ!な、なんだ!?」
何が起きたかを確認する前に、体は自然とその場から離れるために逃げていた。
「ハァッ、ハァッ、いったいなんなんだよ!」
悪態をつきながら後ろを見る、どうやら追ってくる気はなさそうだ。
「くそ、何で僕が狙われるんだ…何で…」
だが、まだ安心はできない。そう考え、悪態をつきながら、走り続けた。そして現在にいたる。
あたりは夕闇が空を覆うとしている。と、そのとき、第一回の放送が流れた。


208 名前:2/2 投稿日:2006/07/16(日) 23:03:49
「楽進殿…それに夏侯の皆も…」
知った人物の名があがり落胆する曹植、だが、自分の家族はまだあがっていないことに、少しほっとした。
「彰兄も丕兄も幹の奴もまだ生きてるみたいだ。父さんも無事だ。だけど…」
だけどまだ、安心はできない。歴戦の勇将、楽進でさえ、あっけなく死んでしまったのだから。
「悪来殿や虎痴殿が守ってくれていればいいが…」
洛陽の城内で二人の姿を確認していた曹植は家族が彼等と会っている事を願った。
「って、僕自身の心配もしなきゃ駄目じゃないか」
夕闇から完全に夜へと変わった中、文官が怪我をして歩いているのだからどうぞ襲ってくださいと言っているような物だ。
「とりあえず、どこか身を隠せる場所を…」
身を隠すように森の中へと入りどこか身を隠し休息する場所を探そうとする曹植、しかし彼は気づいていなかった。彼を尾行している影がある事を…
その影の主の名は孟獲と祝融、彼等は気づかれないように曹植の後をつけていく。その真意は、まだわからない。


【許褚、曹彰 生存確認】

@曹植[右腕負傷]【???】

@孟獲【???】
※曹植を追跡中、真意は不明

@祝融【???】
※同上
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