7-082 袁劉


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192 名前:袁劉1/2 投稿日:2006/07/16(日) 04:59:21
袁尚は冀州の林道を歩いていた。
彼は夜になるまでギョウ(鄴)にて父・袁紹を待ち続けていた。
しかし袁紹はギョウに来なかったのかいても気がつかなかったのか、父には会えなかった
父の居場所がわからない彼には、もうもはや頼るべき人間はいない。
袁尚はギョウを離れると、ふらふらと南へ歩き出した。
どこに行くかなど決めていない。だが、自分と袁家が没落していった華北の地にはいたくなかった。
林道に入ると、小太りの男がすでに前方を歩いていた。、
やたらキョロキョロと辺りを見回し、落ち着きがない。その脚取りは重く、ふらついていて、今にも倒れそうだ。
(ま、俺には関係ねえな)
袁尚は男から見えなくなるように、林の奥深くに入ろうとした。が、その前に男と視線があってしまった。
男は最初信じられないような驚きの目つきでこっちを見つめていた。
袁尚は慌てて視線をそらし、急いでこの場を離れようとしたが、男はそれより速く袁尚の方へ駆け走ってきた。
さっきまでふらついていたのが嘘のよう、男はあらん限りの猛スピードを出し迫ってきた。
「ま、待て! 俺は―――」
「助けてくださぁああい!!」
「……は?」
やがて男の小太りな体が袁尚に衝突し、袁尚は劉禅は袁尚が下敷きになる形で地に倒れた。
「ほんと助けてください! 困ってるんです!」
「うるせーよ!! まず俺の体からどけ!」


193 名前:袁劉2/2 投稿日:2006/07/16(日) 05:00:14
少し経ち、袁尚は男の身の上を聞くことになった。
男はどうやら、前世で恨みを持たれた輩に追いかけ回されたあげく、この林道に迷い込んだらしい。
道もわからず、その輩もこの林道にいるらしく、ビクビクしていたそうだ。
だから俺を道案内に、さっさとこの林を脱出したいのだそうだ。
最初は袁尚も苛立って相手にしなかったが、なおも劉禅が腰を低くしながらせがんでくると、
袁尚は自分が父に寵愛され誰もが自分にへりくだっていた時を思い出していた。
(思えばあの頃が一番幸せだったな………)
父が死んでからというもの、自分の人生は真っ逆さまに落ちていったのだ。
狡猾な曹操、馬鹿な兄、裏切る味方………
領地をすべて奪われ、極寒の烏丸の地に亡命し、果てには遼東まで行き、そこで騙し討ちにあった屈辱と生の終焉。
地獄よりも辛い、自分から全てが奪われていった日々。誰もが自分を見捨て、最後には味方していた兄にも軽蔑のまなざしを受けた。
もう一度、一からやり直せるなら。何度そう思ったことか。
そこまで思考が進んだとき、袁尚はハッとした。
この世の中なら……殺戮ゲームを名乗るこの世の中なら
また俺は帰り咲けるかもしれない。
それは優勝という方法ではない。たとえ俺が優勝しても、まだ上に帝がいる。帝がいる限り、おれの命は握られてるも同然だ。
仲間を集め、帝は倒さなければならない。そして俺が新たな帝になって、曹操にも兄にも、誰にも文句を言わせない存在になるのだ。
ならば眼中にいるこの男にも利用価値はあろう。
「お前、名前は?」
「ち……わ、私は劉禅、字は公嗣です」
「いいだろう劉禅、俺についてこい。その代わり、お前は生涯俺に服従するのだ!」

≪お坊ちゃんズ/2名≫
袁尚【モーニングスター】&劉禅【バナナ3本】
※林を抜け仲間を集めるようです。

@劉諶【諸葛弩】
※劉禅を狙ってます
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