7-076 馬超

180 名前:馬超1/2 投稿日:2006/07/15(土) 22:50:37
袁譚・袁煕・顔良・郭図・許攸・朱霊・淳于瓊・辛評の旧袁家勢力の8人は、
洛陽東門前で合流するや、曹一族への復讐を誓ってそのまま待ち伏せすることにした
が、曹操等を囲んで激戦を引き起こしたわりには、殺せたのは無関係の者だけであり、朱霊・淳于瓊は討死した。
二人を失った彼等は、ひとまず東へ向かうこととし、その途上の小屋の中で脚を休めた。
「次に曹操どもが向かう場所はどこであろう?」と、リーダー袁譚
「やはり許昌であると……曹操のみならず、曹操の武将参謀はここに集まると思われますが」と郭図
「いいや、曹操がそのようなわかりやすい場所に行くとは思えん。奴は自分が狙われる身だということを自覚しているはずだ」と許攸
「ならば旗揚げの地の陳留か……曹一族や曹操の古参なら、ここに集まる可能性は高い」と辛評
やがて次の目的地は陳留と決まった。が、いよいよここを出ようとした時、袁煕は入り口の戸が開いていることに気付いた。
(ちゃんと閉めたはずなのに……)
訝しんで戸に近づくと、突如戸の外から黒い球体が目の前に飛んできた。
その物体は袁煕に驚く暇も与えず、まばゆい光を放った。


181 名前:馬超2/2 投稿日:2006/07/15(土) 22:51:44
爆風に身を晒しながら、馬超は呟いていた。
「ここまでとは…」
馬超が投げた、こぶしより一回り大きい球体手榴弾。それは小屋を全壊させる威力を発揮した。
ピンを取り戸の中に投げるや、大きな爆発が引き起こされた。
馬超はある程度距離を取って投げたのにもかかわらず、爆風に身を倒すこととなった。
爆発の衝撃に、小屋の天上はたちまち崩れ落ちた。
崩れ、大きな音を立て破片を飛び散らせ、それは馬超の体にもいくらか襲ってきた。
壁は割れ、砕け、倒れ、柱は一本を覗きすべて根本から倒れ砕けた。
そうやってほとんど崩れた後も、まだ炎は残っていた。藁を焼き、木材を焼き、土を焼き、火の粉ははるか天へ昇っていく。
馬超はそれらの様子を、しばらく食い入るように見つめていた。
やがて炎が下火となると、馬超は民家の跡へと近づき、瓦礫をどかす作業を始めた。
当然まだ熱いが、猛将の厚い手の皮には耐えられる程度だった。
木や石をどかし、出てくる5人分の死体。焼けこげたものや、潰れて原型を留めていないもの、ばらばらに四散しているものもあった。
その死体と死体の荷物を集め、荷物の中身を点検した。
6つあったアイテムのうち、サブマシンガンとダガーを取り、自分のザックにいれる。
それ以外の物は取るに足らぬ物か、爆発で壊れた物だった。
「さて、と…」
馬超はふらふらと、行くあてもなくその場を去っていった。

死体の数とアイテムの数の不一致にも気付かずに


@馬超【高威力手榴弾(残り7個)、MP5、ダガー】
※殺すか殺さないかは気分次第。行き先も気分次第。

@顔良[?]【なし】
※運良く脱出できたようです。裴元昭を撃った羅刹の男はこいつです。行き先は陳留?

【袁譚、袁煕、郭図、許攸、辛評 死亡確認】
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最終更新:2007年11月18日 11:19
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