7-021

41 名前:無名武将@お腹せっぷく 投稿日:2006/07/08(土) 22:02:02
城の付近から少し歩いたとき、どこか遠くから声が聞こえた。
悲鳴、怒号、笑い声…この空気は確実に参加者達の精神を蝕んでいるのがわかる。
「狂ってる」
そう呟いた途端、スコップの冷たくて重い感触がいやに不快になった。
果たしてこの金属の塊で身を守ることはできるのだろうか?
…いや、守るのは自分の身だけでは無いかも知れない。
それに、何かあればこれで他の者の肉を抉ることにもなるかも――
そう思えば一層この武器が忌々しく思えるが
武器に対する思いはこの世界に対する思いでもあることに禰衡は気付かなかった。

「(孔融の行きそうな所を目指すか、どこかに居る適当な奴に聞くか。)」
あたりが薄暗くなってきた。これ以上ふらふらしていては危険かもしれない。
「(人は信用ならんがまともな奴に限っては情報源として最適かもしれん。)」
目測で動くよりは何か手がかりがあったほうがいいという一通りの考えをまとめ、
ふん、と鼻を鳴らして少しだけ満足そうな顔をした。

「あと、わしの天気予報は百発百中。今夜は満月な。」

@禰衡【農業用スコップ】
※孔融を捜していますが、どこに行くかは未定のようです

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最終更新:2007年02月03日 04:21
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