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35 名前:1/2 投稿日:2006/07/08(土) 06:02:11
――あのときの魏延の顔が、今も脳裏に強く焼き付いている。

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遡る事数刻前。

姜維は間も無く呼ばれるであろう順番を待っていた。
彼はこんなもの――最後のひとりになるまで殺し合い――には、まったく乗り気ではなかった。だから一部の者が抱いている
ある種の期待とか高揚感といった物は心に皆無で、むしろ強烈な苛立ちと、幾許かの不安に包まれながらの待機であった。
首輪の存在が著しく癇に障る。ただでさえ邪魔な物が、ましてや目の前で爆発などされて、より一層忌々しい物に思えてくる。

「そこで、今日は、皆さんに、ちょっと、殺し合いを、してもらいます……か……」
献帝の言葉を何度か反芻する。言葉の意味は解るが、意図が解らない。
例えば説明の通り、優秀な者が生き残ったとして、ではその者はひとりでその後どうするのだろうか?

 本当は、我々の知らない理由が何処かに――

そこで思考が微かな音に遮られた。先に呼ばれた魏延が去り往くところだった。出て行く際に一度だけ振り向き、眼が合った。
ぎらりと光る双眸から放たれた凍て付く視線に、背筋を絡め取られた。
「次に逢った時は必ず殺す。そしてその対象はお前だけじゃない」
と、彼の目がそう言っていた。

その視線の意味を正確に悟る。【対象】に諸葛亮が含まれる事も。一刻も早く合流しなければ互いに危ないと、直感した。

ややあって、今度は姜維が呼ばれ、表に出た。どうやら付近に魏延がいないことに、つい安堵してしまう。
身を隠す場所を確保して落ち着くと、不意に手渡された鞄の重みを覚えた。中にはそこそこの重量の物が入っているようだった。


36 名前:2/2 投稿日:2006/07/08(土) 06:03:30
取り出してみると、中に無色透明の液体が入った瓶だった。しっかりと密栓されている。片の掌に収まるかどうか、という大きさ。
中身の液体は何なのかが明記されている様子はない。ただの水かも知れないし、何かの劇薬かも知れないが、今はそれを知る由はない。

――これは武器……なのか?

余り役に立つようには思えない。普通の得物や、あの高性能な飛び道具を持っている連中もいるというのに。
もし、他の何かが手に入る前に、殺意を抱く誰かに遭遇してしまったら……?
ここは認めようが認めまいが、既に『殺し合い』の場だ。誰一人として信用など出来る由もない!

心底から抱いてしまった恐怖を思考から払い落とすかのように頭を振り、小瓶を鞄に収めた。
せめて、私はあの人を信じよう。
「先ずは、丞相を捜して合流しましょう。そしてふたりで協力して真実に迫ってみせます。
“最後のひとりになるまで殺し合い”なんて、私は御免です」
ひとり呟く声は、他の誰の耳にも届いてはいない。


@姜維【謎の液体が入った小瓶】
※諸葛亮と合流するつもりでしたが、城から出てくるところを見逃してしまったようなので捜しています(西に移動中)。
※戦闘は極力回避する方針で、常に潜伏気味。(また、このゲームの真の意図が気になっています)

【諸葛亮 生存確認】
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