7-153 ファイトだ諸葛瑾!


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425 名前:ファイトだ諸葛瑾! 1/3 投稿日:2006/07/28(金) 12:29:53
諸葛瑾は絶望していた。
ああ、なんだってこんな目に。


この遊戯が始まってからというもの、本当に踏んだり蹴ったりである。
同じ呉将の、朱桓と朱然に武器を巻き上げられ。
なんだか目つきの悪い男に絡まれて。
何処からか銃弾がかすり。
どっかの呂蒙だか阿蒙だかとクロス衝突して。
そして今。この状況は、どうだ。
全泣きで全力疾走して、大混乱のままぶつかったその壁は、言った。
「俺は呂布。字は奉こら待て逃げるな貴様オイ」

・・・襟首掴まれて引き戻された。


426 名前:ファイトだ諸葛瑾! 2/3 投稿日:2006/07/28(金) 12:30:28
「なんにも持っておらんのか貴様。ふん、使えんやつだ」
呂布は、諸葛瑾が何の武器も所持していないのを見て取ると、そう吐き捨てた。
使えん奴だとか言われても自分のせいではないしというかまず私の人生これで終結?
などと思考を廻らせる諸葛瑾。恐怖ゲージは、満タンを通り越して破裂気味である。
端的に言えば、怖すぎて放心状態にあった。
―――失禁していなかった事だけが唯一の救いか。
「しかし、袋ごと奪われてよく二日も飢え死にせずにすんだな・・・」
確かに、ザックごと朱桓に奪われていたけれど。
それはね、驢馬ですから。食べられる草とか根とか食ってましたよ。ええ。主君のお墨付きです。
いや、そんな事はいいから殺すんなら早く殺してくれ。できれば痛くないほうがいいなー。うふふ。
巡る巡る思考。諸葛瑾は現在、悟りの境地にあった。



427 名前:ファイトだ諸葛瑾! 3/3 投稿日:2006/07/28(金) 12:31:05
諸葛瑾を散々に調べつくした呂布は、おもむろに立ち上がると、
彼には想像もつかなかった言葉を紡ぎだした。
「行っていいぞ」
「え?」
「行っていいと言ったんだ。俺は殺したいのではなく戦いたいだけだ。
 武器を持ってないのなら貴様などどうでもいい。とっとと消えろ」
そう言って呂布は諸葛瑾から背を向け、さらに東方へと歩を進める。
驚いたのは諸葛瑾の方である。
いや消えろと言われてもこれまで生きてこれた事がすでに奇跡なわけで。
諸葛瑾はすぐさま呂布の背を追いかけて、縋り付いた。
「ままま待ってくれ本当に何にも持って無いんだ!私文官だしっ!弱いし!!
 情けをかけるのならちゃんと最後までかけてくれ!」
「どぁっ!」
タックルよろしく縋り付かれた呂布は、バランスを失ってそのまま前方へ倒れる――が、
そこはやはり天下無双の豪傑である。すんでのところで青竜刀を地に突き刺して
踏みとどまった。
憤怒の表情で、背後のひっつき虫を振り返り、怒鳴る。
「何しやがるこの驢馬面ァ!寄るな触るな着いてくるな!!
 お、俺は関羽だの、張飛だの、張遼だの高順だのとた、た、か、い、にいぃいィ!」
「やだもんやだもん一人は怖いもん!!つか正直もう脚が限界!」
必殺だだっこ攻撃で、呂布の背に張り付いたまま引きずられる諸葛瑾。
諸葛瑾を背中に付着させたまま、無理矢理前へと進む天下無双の男、呂布。
利点も面識もへったくれも無い、実に一方通行な同盟が、今締結した。


<<カミキリムシとオナモミ/2名>> 『現在地 楊州・盧江』
@呂布[背中の物体により速度低下]【関羽の青龍偃月刀、ドラグノフ・スナイパーライフル】
@諸葛瑾[ひっつき虫化]【なし】
※強者を求めてさまよっています。
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