7-117 セクシャルバイオレット 凌統ナース!


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291 名前:セクシャルバイオレット 凌統ナース! 1/3 投稿日:2006/07/21(金) 22:53:03
すり潰された薬草の汁が塗られると、不思議なほどに痛みが引いていく。
正直半信半疑であったが、火傷に効く薬草を知っているというのは本当だったようだ。
初めこそ警戒を顕にしていた魏延であったが、今はくつろいだ姿勢で凌統の手当てを受けていた。
もちろん、油断しているわけではないが。
「呂蒙殿も、諸葛亮殿が魏文長様を重用していれば呉は終わりだったと常々言っておられたんですよー」
お世辞とは分かっていても、おだてられていやな気はしない。
そして薬草の効果か、焼けるような痛みを覚えていた皮膚がひんやりと心地良い。
概ねいい気分で、魏延はすぐ傍に落ちていた手ごろな石を拾った。
きれいな放物線を描き、草むらへ石が飛ぶ。

ごん。

いい音がした。凌統が思わず固まる。うっわ、直撃だ。
「どうした? 凌公績。手が止まっているぞ」
草むらに何らかの興味を抱いている様子はまったく見せず、魏延は治療の続きを促す。
「あ、い、いえ……」
動揺を押し隠し、凌統は再び手を動かす。
気持ち良さそうに目を閉じ、魏延は再び……草むらに石を投げた。しかも全く同じ場所へ。
ごん。
2撃目、命中。
「あ、あの……何をされているんですか?」
「ん? いや。なんだか妙に石を投げたくなる草むらだと思わないか?」
「そ、そっスね……あはは」
口の端に笑みを浮かべながら、もう一投。さっきよりも心なしか大きい石。
もちろん、命中した。



292 名前:セクシャルバイオレット 凌統ナース! 2/3 投稿日:2006/07/21(金) 22:55:23
結局火傷の治療が終わったときには、6個の石が草むらの馬謖に命中していた。
「大分楽になった。礼を言うぞ、凌公績」
「い、いえ、魏文長様のお役に立てたなら光栄ですッ」
「この借りはいつか返そう。ではな」
「お元気で」
軽く手を上げて立ち去る魏延を、いくぶん引きつった笑いを浮かべながら凌統は見送った。
背中はだんだん小さくなり、やがて見えなくなる。
その後ようやく、凌統はぎぎぎと音がしそうなほどぎこちない仕草で振り返り、
おそるおそる草むらを覗き込んだ。
「おい、生きてるか……?」
「許せんっ、許さんぞ、ぜったい許してやらないからなあぁ!!
 あの反骨め、次に会ったら殺せ! ぜったい殺せ!!」
見事にこぶができた頭を押さえながら、涙目で馬謖が吠えた。
つか『殺す』じゃなくて『殺せ』なんですか? 実行は俺ですか?
途方に暮れる凌統と怒りに震える馬謖、ふたりの足元にじゃれつく仔犬。
母犬は彼らを見つめて目を細め、ゆったりとしっぽを振っていた。


293 名前:セクシャルバイオレット 凌統ナース! 3/3 投稿日:2006/07/21(金) 22:58:02
一方、魏延。
もちろん、草むらにひそむ者が居た事は、初めから判っていた。
その正体も初めに聞いた悲鳴で気付いている。
諸葛亮の後ろによく居た、馬、馬……、とにかくなんか馬だ。
斬ってしまおうかと思ったが、考えようによっては奴も諸葛亮の被害者だ。
火傷の治療の礼もある。特に直接の被害は被っていないから、見逃す事にした。
得物のハルバードをぶんっと一振りする。
少し熔けた部分はあるが、なに、まだまだ使える。

さぁ、殺しにいこうか。



@魏延[右腕・顔面右側に火傷(痛み止め済)]【ハルバード(少し融けています)、M37ショットガン】
※痛み止めはされていますが根本的な治療ではありません
※漢中に戻り、丞相を捜せ!に報復するつもりです

<<既視感を追う旅/2名>>
凌統【???、犬の母子】馬謖【探知機】
※現在荊州北部。朝食を摂ってからどこへ移動するか考えます
※諸葛亮、周瑜、陸遜、呂蒙との合流を目指します
※探知機で近づく人間を察知可能
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