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275 名前:無名武将@お腹せっぷく 投稿日:2006/07/20(木) 19:24:36
力任せの大声と、それによって生まれた絶妙なる不協和音が辺りを異空間にした。
さらには人を不快にする酒の匂いが、その音に乗って飛んでいた。

「これは素敵なちょいといかすー! 歌って笑って御陽気にー!
 しゃんしゃん手拍子足拍子ー! しっかりやりましょ時間までー!
 貴方が私にくれたもの!麒麟が食べ残したピラフ! キャラメル拾たら箱だけ~!! おかしな言葉を喋る、酒井のりピー!! 
 誰だ誰だ誰だ! ストーブコンロに火をつける!赤い炎のチャッカマーン!!
 サラダー、自由よー! 食べ放題よー! レタスータマネギー!トーマトー!!

 っときたもんだぁ!」

(ここまで反応がないとなると、本当に誰もいない、と考えた方が良いか。
 さぁ、懐かしの許昌、何が待っているのだろうな。)

夏侯楙が門に足を踏み入れたその時、足に細い糸が引っ掛かった。
さすがの夏侯楙も気付いた、しかし、それは糸に対してではなく、後ろからの巨大すぎる爆音に対してであった。

「のごぁっ!!??」 

前方の道路に大きくに吹き飛ばされる夏侯楙、かろうじて大怪我は防げたものの、衝撃を防いだ両腕から血が滴った。

「っっ!! っ痛ぇな、糞!! 誰が仕掛けやがった・・・
 はん、こんな罠じゃあ俺は死なないぜ! 親父くらいの輩がごろごろ来るっていうならかかってこいやぁ!!」
(故郷に罠を仕掛けられるとはな・・・ おそらく魏の者達ではないな。)
「おうおうおう。コノヤロウ! 姿を見せろってえうんだ!
 俺は奥歯も凍るようなキスをするまでは死なないからな!」

燃え上がる北門をバックに、夏侯楙は叫びながら南門へと向かう………

@夏侯楙[両腕擦り傷]【越乃寒梅】
※許昌内部に来ました 韓玄の罠にかかり北門が炎上開始、他の門より脱出を試みます。

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最終更新:2007年03月13日 01:59
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