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160 名前:奇人と殺人マシーン 投稿日:2006/07/14(金) 15:30:43
「君の為に往くのだぞ」
そうだ。わしも君も互いの考えを理解していた。
あの少し分かってくれたような、心底驚いたような顔は今でもよく覚えている。
歳は離れていたがやはり君は良き友だった。
だからこそ、こんな世界で死んで欲しくない。
陳留入りした禰衡は向こうの方から物凄い閃光と音がしたと思ったら
「…ッ!?」
何も聞こえない、見えない。そんな状況が5秒間ほど続いた。
ようやく感覚が戻ってきたころには自分の前に何者かが立っているのが見えた。
目の前にいたのは―酒糟。いや、違う。満寵だった。
刺身包丁を逆手に握り締めて、ひどく息を荒げて、微笑んでいる。
「………殺…す」「…」
禰衡は立ち上がり、逃げなくてはと思ったものの、
「ころして、や…る…」
血の付着した刃がぎらりと光り、禰衡の方を向いていた。
必死にスコップを両手で振り上げ、満寵の頭に叩きつける。
ここで死ぬわけには、いかない……
@禰衡[満寵に狙われてる]【農業用スコップ】
@満寵[洗脳されている?]【刺身包丁、S&W M60 チーフスペシャル 弾は4発】