7-041

「7-041」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

7-041」(2007/02/04 (日) 00:41:00) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

92 名前:1/2(楊儀ありがと~) 投稿日:2006/07/11(火) 02:05:04 身体の脇を一陣の風が通り過ぎて行く。その風は、血と火薬の臭いがした。 この臭いが強くなって行く分だけ、人が死んでいるということなのか。 -------------------------------------------- 姜維としては、魏延の行動に思うところがあった。 というのも、魏延が出てから自分が出るまで余り間がなかった筈なのに、魏延は『姜維を待っていなかった』。 つまり『先に出た誰かを真っ先に殺しに行った』、という推測である。 (――果たしてその推測は正しかったが、余りにも原形を留めてなかったからか、それとも慌てていたからか、 あるいは微妙に道を逸れていたか――とにかく姜維は王平を見逃していた。) ということは、何れの方角にせよ、既に自分よりも遠くに行っているだろう、と仮定する。 その上で彼の行動目的を加味すれば、おそらくは皆が蜀を目指すと読んで待ち伏せを試みるだろう、という結論に至る。  不用意に近づくのは危険極まりないですが、かといって、その目的故に野放しにする訳にもいかず。  ならば、こちらは――先に回り込んで逆に待ち伏せをしたらどうでしょうか。全速力で行けば不可能ではなさそうです。  ですが、今の私には満足に戦える武器などありません。どう致しましょう…… ---- 93 名前:2/2(1レスで入らんかったorz) 投稿日:2006/07/11(火) 02:06:15 ……などと考えていると、不意に人の呟く声が耳に飛び込んで来た。(>>23) 「諸葛孔明。現常どちらでもないこの世で、今お前にその答えを請おう」 聞こえてきた名前に耳を疑う。今、何と言った? こっそりと影から覗き込む。そこに司馬懿がいて、足元に誰かの首が転がっている。……司馬懿が手を下したのだろうか? その後続いて聞こえてきた言葉を姜維は聞き逃さなかった。 「あ、でも蜀の奴らに見つかったら殺されそうだな…どうしよう…隠れながら行こうかな……」 ……そんなやたらめったら殺しませんよ、と姜維はそっぽを向きかけたが、直ぐに思い直す。 (彼は潜伏しつつ丞相を捜すつもりなのでしょうか。でしたら、暫く様子を見る事にしましょう。 もしかしたら、行く当ての見当が付いているのかも知れません) 隠れながら往く者、それを隠れながら後を追う者。そして――彼らを待つ者。 という図式が、朧ながらも出来上がりつつある…… @姜維【謎の液体が入った小瓶】 ※(諸葛亮を捜す為に)司馬懿を尾行する事にしました。但し、可能であれば魏延より先行するつもりでいます。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。