7-132

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347 名前:無名武将@お腹せっぷく 投稿日:2006/07/24(月) 21:59:13 爆風と爆音に追われながら、爆走を続ける夏侯楙 その姿は、ただただ必死さだけに溢れていた。 酒をあれだけ飲んだというのに、常人ならば立ち上がるのがやっとという量であったのに、 夏侯楙は勢いを緩めることなく、酔いを見せることなく疾駆を続ける。 見なれた通りが炎に包まれ、自らと偉大なる父の幻影が燃えて行くのを傍目で見ながら。 昔にも、どこかで父と語らった気がする。 啖呵を切り、命を落とした、そんな気がする。 火の粉が容赦なく降り注いでくるが、それを避けながら、それでも速度を落とさず走り続けた。 火勢は強くなってきたようだ、さて、どうしたものかな。 黒い大きな影が夏侯楙の前に現れた・・・ ああ、南門だ。 そうか、この辺りももう既に・・・ 俺以外はいないんだ、さらば、許昌 @夏侯楙[両腕擦り傷]【越乃寒梅】 ※南門より脱出、曹丕達には気付きませんでした。

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