7-163 楊儀くん

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45 名前:楊儀くん1/3[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 23:45:55 荊州魏興の小集落。そこで楊儀は三回目の放送を聞いていた。 「だんだんと人の死ぬペースが上がってきているな…」 次々と呼ばれる死亡者の名を付け終わった後、自分を初め、魏延に狙われそうな人物の名、特に諸葛亮の名が出ていない事に安堵する。 「やはり丞相達を探すべきなのだろうか」 楊儀はこれまで、幾度となくそう思った。だがその後には浮かぶのは、決まって魏延の凄惨な笑顔。 迂闊に動けば殺される。その恐怖が楊儀を支配する。 「どうしたものか…」 これからの事を考えあぐねている楊儀の腕が、自然とMDウォークマンに伸びる。 「ふぅ、曲でも聴くか。何かいい考えが浮かぶかもしれん」 一曲目と二曲目の曲は自分に勇気と活力を与えてくれた。きっと次の曲もそういった物を与えてくれるに違いない。 そう信じて、楊儀はウォークマンのスイッチを押した。 三曲目の曲が流れてくる。他の曲とは随分と曲調違うようだ。 ---- 46 名前:楊儀くん2/3[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 23:46:51 エロイムエッサイム エロイムエッサイム さあ!バランガバランガ 呪文を唱えよう エロイムエッサイム エロイムエッサイム ほら!バランガバランガ 僕等の悪魔くん 地獄のナイフが 君を狙っている 勇気を出すんだ 戦いはこれから 平和の楽園 夢見てやって来た 不思議な仲間が 君の命令を待ってる 笛が歌えば Hiyu-Hiyu(ヒューヒュー) 嵐を呼ぶぜ Go-Go(ゴーゴー) 手強い敵は うじゃうじゃいるぞ! ここにも そこにも あそこにも!! エロイムエッサイム エロイムエッサイム さあ!バランガバランガ 涙も風になる エロイムエッサイム エロイムエッサイム ほら!熱い夢が 僕等の魔法だぜ! ---- 47 名前:楊儀くん3/3[sage] 投稿日:2006/07/30(日) 23:47:52 「こ、この曲は…!」 その曲を聴いて、ぷるぷると震える楊儀。 「まさに、今の私と、これから私がとるべき行動を示しているのではないか!?」 物凄い勘違いを起こしているものの、楊儀の目はこれまでと違い、妙に活き活きしている。 「地獄のナイフとは、まさに魏延の事。私は今まで奴から逃げ、怯える事しかしていなかった。だが、どうだ?私が勇気を出し、仲間と共に魏延を倒せば全て丸く収まる! しかも私が命令する立場になれば私は安全!素晴らしい!なんて素晴らしい話だ!」 楊儀は、二、三本、頭のネジが抜けたような笑顔を浮かべている。 「ふむ、まずは仲間を集める事を考えよう。仲間…不思議な仲間…」 不思議な仲間がいないか考えている楊儀に、何人かの姿が浮かんだ。 「南蛮の一味!うむ、奴等なら不思議な仲間に相違ない。どうせ奴等の事だ。南蛮に向かったに違いない。 そして交州が禁止区域となった今。奴等は益州周辺に向かうはず!こうしてはいられぬ!漢中にいるであろう魏延に殺されてしまう前に、奴等と接触せねば!」 楊儀は動こうとするが、回復しれていない疲労がそれを許さない。 「ぐっ!ええい!思い通りに動かぬ体め…仕方あるまい。ここは一時休息し、明日の朝出向くとしよう」 それだけを呟くと楊儀は目を閉じた。平和な楽園を夢見て @楊儀「睡眠中」【MDウォークマン】 ※明日の朝あたりには体を動かせそうです。目覚め次第、益州に向かい、阿会喃・孟獲・祝融を探し仲間に引き込む気です。現在地荊州魏興

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