ゆっくりいじめ系822 ドスの中身


ドスまりさが登場します。
虐待対象もドスです。


人里からだいぶ離れた森の奥、生い茂る木々の間に開けた空間。
頭上にはぽっかりと草木の無い空間があり、空に浮かぶ月が良く見える。

草木も眠るような真夜中の静けさに、すうすうとゆっくり達の寝息が聞こえる。
中央で眠る巨大な塊、ドスまりさが守ってくれると言う安心感から
外敵に襲われないよう巣で眠るはずのゆっくりが、広場に数十匹も集まっている。
このドスまりさは帽子を含んだ全高が8メートルにも及び、寝姿すらも脅威を感じさせる。

一人の人間が、ドスまりさの背後へ向けて直線に歩いていた。
ドスは悪意のある人間に対して姿を見せないが、この個体は事前に罠で塗料をかけており
大体の輪郭、帽子の形等は判別がつく状態になっている。
周りで眠るゆっくりが起きて騒がれては水の泡、抜き足差し足でドスの後頭部に近づくと
髪の束を掴んでわしわしと上り始めた。ドスは巨体に成長した代わりに感覚が鈍くなっており、
後頭部を人間が登っていても全く起きる様子が無い。

頭部を上り詰め、巨大な帽子の前に到着する。幅広の鉈で帽子の側面に切れ込みを入れ、
中に入り込むとドスの頭頂部でも十数匹のゆっくりが眠っていた。
帽子に切れ込みを挿れる際の布を裂くような音、また切れ込みから入ってくる光に
1匹のれいむが「ゆ?」と目を覚ました。
ここまで来れば遠慮はいらぬ、と持参した麻袋にゆっくりをどんどん詰め込んでいく。
「ゆゆっ!なにするの!?ゆっくりだしてね!」
「どすおきて!ゆっくりできないひとがきたよ!」
詰め込まれながらもぎゃあぎゃあと騒ぐゆっくりの声に、ドスの体も眠りから覚めようと
頭頂部がゆさゆさ揺れ始めた。

ここから落とされては勝ち目は無い。
金属製の大きな杭を頭上まで持ち上げ、体重を掛けて勢いよく頭頂部に突き刺すと
ドスの分厚い皮が破られ、かえしの付いた杭の先端が餡子まで到達した。
「 ゆ っ が あ ぁ ぁ !?」
長い間感じた事の無い、餡子に響く痛みはドスの意識を急速に眠りから引き戻し、
森に大音量の悲鳴が響く。周りに眠るゆっくり達はあまりの音量に、
覚醒を通り越してそのまま白目を向いて固まってしまう。
ぐらぐらと揺れる頭頂部から突き出た杭の片側はリング状になっており、杭と腰のベルトを
ザイルで固定して命綱とする。これでドスが暴れても落とされる心配は無い。

「 ゆ っ ぐ り 抜 げぇ ! あ だ ま の 上 か ら お り ろ !!」
ドスほどのゆっくりになると、簡単な漢字くらいは使えるようだ。
ゆっさゆっさとさっき以上の揺れがあるが、片手でドスの髪の根元をしっかり掴み
今度は鉈を頭頂部に突き刺して行く。こちらは一気に餡子まで突き抜く事が出来ず、
のこぎりの様に上下に動かして皮を裂くように破る。
「 ゆ が ぁ ぁ ! 落 ち ろ !」
ドスが誇る殺人技の一つ、高い高いを放とうと体を低くしてタメを作る。
鉈を一旦引き抜き、両手で髪の根元をしっかりと握り、腰と両手の3点で体を固定すると、
強烈な勢いで体が上に持ち上げられた。が、ふんばって頭頂部に張り付き続ける。
先ほど捕らえたゆっくりの麻袋も腰のベルトに固定している為、ゆさっと上に跳ね上げられて
また落ちる。中のゆっくり達は急激な動きに目を回しているだろう。
頭から固定されていないドスの帽子だけがスポーンと上空にすっ飛んでいく。

すっ飛ぶ帽子から悲鳴が聞こえてきた。飛んだのは帽子だけではないようだ。
「ちんぽぉぉ───────!?」
「わからないよ───────っ!」
みょんとちぇん、帽子の隅にいたのか麻袋への回収の際に気付かなかったようだ。
元々人間を『わざと』落として殺す目的で放った高い高いの為、
若干斜め向きに飛ばされたみょんとちぇんは断末魔を上げる間もなく地面に激突し
放射状に餡子をばら撒く。
その後帽子がゆっくりと落ちて行き、真っ先にドスを見捨てて逃げ出していた
ゆっくりの集団にかぶさるように落ちる。
「どすとはもうこれまでだよ!」と走っていた先頭のまりさは突然視界が真っ暗になり、
「なんできゅうにかべができるのぉぉーっ!?」とパニックに陥ってしまった。


「ひどいなぁドス、お前の高い高いでゆっくりが死んじゃったよ」
麻袋にも聞こえるように言ってやると、袋のゆっくり達からも苦情が飛ぶ。
「なんでごろじだのぉぉぉ!」
「そんな゛ひどいどすはどすじゃないよ!!」
「 ゆ゛う゛っ !?!?」
驚いたのはドスである。頭の上のゆっくり達が死ぬのをやむなしとして放った高い高い、
まさかそのゆっくり達が死なずに文句を言ってくるとは予想していなかったのだ。
人間も死なず仲間だけを殺し、苦情を受ける羽目になるのではもう高い高いは使えまい。
再び鉈に手を掛けると、またドスの頭皮に切れ目を入れる作業に戻る。

「 そ れ な ら ゆ っ く り し ろ ! ね て る 間 に こ ろ し て や る !
  ゆ~~~~~っくりぃ~~~~~~~~~~~!」
物騒な事を言うとドスは、髪の毛の隙間から霧を出して来た。
ドスが誇る殺人技の一つ、ゆっくりオーラである。
幻覚キノコの粉末で周りの生物を強制的にゆっくりさせ、行動力を奪う技だが
事前に対策を打ってきたので効果が無い。
スッポンの生血にマムシドリンク、巫女の腋汗等様々な精力剤を片っ端から摂取して来たので
ゆっくりオーラを浴びた所でゆっくりなど出来る状況ではないのだ。主に股間が。
「 な ん で ゆ っ く り し な い の ぉ ぉ ぉ !」
ドスの悲鳴をBGMに作業を続け、頭皮にゆっくり数匹分は直径のある穴を開ける事に成功した。
蓋となる頭皮も残しており、マンホールの様に持ち上げた頭皮を穴の横に置いておく。

穴からはどす黒い大量の餡子が覗いている。皮膚を取り除いてしまえば
中身の餡子は透明に見えないようだ。
ここからは鉈を園芸用シャベルに持ち替え、餡子を掘り出して行く。
ドスの前面へ放物線を描くように、勢い良く掻き出して餡子を飛ばすと、
中身を穿られる痛みと共に、ドスの目の前に自分の中身だったものが落ちてくる。
「 ゆ げ げーっ ! や゛め゛ろ ! や゛め゛ろ !」
ドスは体を横に振ったり、上下に跳ねたりして頭上の人間を落とそうとするが
目の前にボトボトと落ちる餡子の勢いは止まらない。
「 ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛───っ」
ついには穴から手を突っ込んで届く範囲の餡子を全て出し切ってしまった。

ここから先は穴から降りないと届かないが、うかつにゆっくりの体内にはいれば
消化されて餡子になってしまう恐れがある。
そこで頭頂部で捕まえた、麻袋の中のゆっくりを3匹ほど穴から落としてやった。
「ゆべっ!」と顔面から餡子につっこみ、ここどこ?とキョロキョロするゆっくり達。
餡子の上にゆっくりが落ちてきた衝撃で、ドスもびくっと反応する。
「やあ、そこはドスの体の中だよ」
穴から覗いて説明してやると、敵意に満ちた顔をこちらに向けてきた。
「わるいにんげんだね!ここからだして、さっさとしんでね!」
「ゆっくりしてるとドスに消化されて、ゆっくり出来なくなるよ」
「ゆゆっ!?ゆっくりできなくなるのはいやだよ、どすはしょうかしないでね!」
消化を止めろとは無理な相談である。

「消化されたくなかったら、逆にそこにある餡子を食べて、
 ドスが消化出来ないようにするしかないよ!」
要するに内側から食い殺せ、と言う事になる。
「でも、ゆっくりのあんこをたべるのはよくないって、どすがいってたよ!」
「 そ う だ よ ! ド ス の あ ん こ 食 べ な い で ね !?」
話を聞いていたドスが制止しようとするが、食べなければ自分が消化されてしまう。
穴の中のゆっくりのうち、裏切りに定評のあるゆっくりまりさが真っ先に餡子にかじりつき
「 ゆ が っ !?」とドスが呻き声を上げる。
それを見た他の2匹、れいむとみょんも命には代えられぬと餡子を食べ始めた。
「 ゆ゛っ や っ や っ め っ で っ ねねね っ 」
三匹同時に食べられ、呻きながらの制止が忙しそうである。

「どすのあんこ、ぱさぱさしてておいしくないぜ」
「こんなにまずいどすは、ゆっくりしてないね!」
成長したゆっくりの餡子は次第に甘味が無くなり、ぱさつくものだが
ここまで成長したドスともなると相当にまずいのであろう。
「 だ ん で ぞ ん な ご ど 言 う の ぉ ぉ ぉ !」
ドスも泣き出してしまう。ドスを慕って集まったゆっくりだろうに、ひどい事を言うものである。
そんなまずい餡子を食べるのが苦痛なのか、裏切りだけでなく怠慢にも定評のあるまりさが
「ゲェーッ!もうたべられないんだぜ…」
と下品にゲップしながらへたり込んでしまった。
ドスの体内の餡子はそのスキを逃さず、ゆっくりしているまりさの足がずぶずぶと沈みこむ。
「ゆげっ!?たんまなんだぜどす、しょうかしないでぇぇ!」
タンマと言っても生理現象は止められず、まりさはそのまま餡子の海に飲み込まれてしまった。
「ぢんぽ───っ!!」
「まりざ!まりざぁぁ!なんでじょうかじじゃうの!?どずのばがぁぁぁぁぁ!」
まりさと特別仲が良かったのかれいむはボロボロと涙を流して叫ぶが、
足元に違和感を感じると自分も餡子に沈みそうになっている事に気付き慌てて食事を再開する。

まりさが消化されたので麻袋からゆっくりの補充として、
食事の成果で餡子が減った分スペースも増えたので3匹一気に投下する。
「しょうかはや゛だぁぁー!」
「ここがらだじでぇぇ!」
「わがらないよー!」
口々に叫ぶが消化が怖いのかすぐに食事を始める。
ここからはドスの胃腸の働きが勝つか麻袋のゆっくりが勝つかである。
満腹を感じ始めても動きを止めれば餡子に飲み込まれる。
ぱさぱさの餡子を無理やり飲み下しては吐き出し、また餡子を食べては吐き出し、
ドスの餡子か自分達が履いた餡子かわからない黒い塊と格闘を続ける。
だんだんと餡子が減って行き、支えがなくなった分厚い皮が頭部の辺りから
べこべこと窪みだすと、ドスの感じる苦痛に反応して餡子に甘みが加わり始めた。

それでも全体の量が多い為、急に美味くなるものでもない。
「むっしゃむっしゃ…それなりー」
大変失礼なセリフだが、食べられるドスに取ってはそれどころではない。
「「「むっしゃむっしゃ、むっしゃむっしゃ」」」
「ぺーにぺーに、いちもつー!」
「 ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛あ゛ぁ ぁ ぁ ぁ !」
餡子が半分も減るとドスの眼球がぼとりと落ち、抵抗の動きも見せなくなる。
身体機能も弱くなり数を減らすこともなくなった体内のゆっくりは
苦痛でますます甘くなるドスの餡子を蹂躙するのみだった。

深夜から始めたドス退治だが、大量の餡子をゆっくりが食べきる頃には朝日が昇り始めている。
ドスが死んで透明では無くなったデスマスクの横では、ドスを内側から殺したゆっくりが
パンパンに張った体で苦しそうに転がっている。麻袋の中身は使い切り、残ったのは6匹だ。
辺りに居たそれ以外のゆっくりは、ドスが暴れたときに潰されたか、
異常に苦しむドスの様子を見て逃げてしまったようだ。
「ゆひゅー、ゆひゅー、これでれいむたちはたすかるんだね…」
ドスを食べなければ消化される、がドスを食べれば死ななくて済む、に変換されたらしい。
だが厄介な巨大ゆっくりを倒した功労者なのでせめて苦しませずに潰してやる事にする。

背後から拳を振り下ろすと、パンパンに詰まった餡子がぐしゃっと崩れる。
「ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁ!」
「ん!?まちがったかな…」
「でいぶのあ゛んごがぁぁぁ!ふびゅべ!」
手が滑ってしまう。6匹全部が体の半分程度を残して生き残り、餡子を吐き出しながら
苦悶の表情を浮かべる。
「だんでごんだごどずるの゛ぉぉぉぉ!」
「ゆ゛っぐりも゛どにもどじでぇぇぇぇ!」
手が滑ってしまったのでは仕方が無い。絶叫を上げるゆっくり達を放って
ドスまりさの皮と帽子を回収して里に帰る事にする。

地面にそびえ立つ帽子を引っ張り上げると、下から数匹のゆっくりが現れた。
「はぁ、はぁ、も、もうやめてぇ…」
「いやがるまりさもかわいいわよぉぉぉぉ!」
「つんでれなのね、もういっかいせんいきましょうねぇぇぇ!」
息を切らせたまりさにありす2匹が擦りついて、3匹ほど朽ちている。
まりさの帽子の下からは何十本もの茎が伸びている。ドスの帽子に閉じ込められて
暗闇の中で興奮したありすに襲われ続けたのだろう。
今はドスの皮から手が離せないので、ありすだけを踏み潰す。
「ゆぎゃっ!」「ゆぎぇっ!」
このまりさには自然の中で存分に、茎数十本分の子育てして貰おう。






台車に畳んだドスの皮と帽子を乗せて里はずれの小屋に到着すると、
到着を待っていた人達から歓声が上がる。集まっていたのは里の虐待士達。
加工場で働く者、畑に来るゆっくりを憎む農家、ゆっくり専門の病院を営む者。
それぞれ全く別の生き方をしているが、ゆっくりに対する虐待愛を共通して持っていた。

普段は特に協力せずに、それぞれの好きなように虐待する事が多いが
今回の実験にはあるゆっくりの数が要る為、方々走って協力を頼み込んだのだ。
「やあ間に合ったね!」
手押し車を押して駆けつけたのは、温和そうな虐待お兄さん。
「頼まれてた物、持ってきたぞお」
大柄なお兄さんもホースの付いた機械を抱えてやって来る。

それでは、とお兄さんが小屋の戸を空けると、部屋一杯に広がるのは非常に大きく、
大人の腰ほどの高さもある透明ケース。中にみちっとゆっくりありすが詰め込まれている。
この日の為に協力して集め、捕まえてきたありす同士でも繁殖させて増やしたものだ。
もちろん増やすだけでなく、死なない程度に虐待もしている。
お兄さん達の姿を見たありすは皆、またひどい仕打ちを受けるのかと
ぽろぽろと涙を流す。ぎゃあぎゃあ泣かないのは自称とかいはだからだそうだ。
先ほどのお兄さんが押してきた手押し車にも、口を癒着されたありす達がぎっしり詰め込まれている。

「では始めますか」
と合図し、台車から下ろしたドスの皮を数人で広げ始める。
残ったお兄さん達はありすのケースに向かい、
「じゃあありす、今日でここから出してあげるよ」
と手に付いた個体から取り出していく。
「おにいさんほんとう?またとかいにもどれるのね?」
元々森に居たのにいい加減な事を言い出すありすを、外にある別の透明ケースの上に持って行き
「出すだけで、生きては帰れないけどね!」
「ゆ゛ぎゅっ!?」
力を挿れて潰してしまう。破れた皮からカスタードが漏れ、ケースの中にぼたぼたと落ちる。
これを数人係で、ありすが居なくなるまで続けるのだ。
ありすの数が数だけに一人では気が遠くなる作業である。
様子を見ていた小屋の中のありすからは
「や゛め゛でえぇぇ!どかいはのあ゛りずだちになに゛ずるの゛ぉ!」
と口々に悲鳴が上がり、お兄さん達には笑みがこぼれる。

カスタード用ケースの中にクリームがある程度溜まったところで、
ホースの先ををケースに入れ、機械のスイッチを入れる。
間に機械の付いたホースの反対側はドスの頭皮に開けた穴に差し込んであり、
ポンプがカスタードをドスの皮に送り込む。
「やめで!やめぎゅえ!」「とかい゛ばぼっ!」「んほおぉぉぼべ!」
ポンプで吸い取られるケース内に、どんどんカスタードが補充されて行く。
気分が高じたのか「ヒャッハー!」と奇声を上げるお兄さんも現れた。

カスタード用ケースの横にはありすの死骸が高く積みあがっていく。
「余ったありすの皮とか髪飾りはどうします?結構な数になりますけど」
医者お兄さんに確認すると、
「ああ、これも皮の中に入れちゃいましょう。食べ物と同じように消化して
 カスタードクリームに変換されますから」
と返答が返ってきた。無駄にならなくて良いと、手の空いたお兄さん達が
ドスの皮に空いた眼孔から投げ込んで行く。

小屋のなかのケースからありすが目に見えて減って行き、
ドスの中に5割~6割程度カスタードクリームが溜まると、
それまで死んでいた皮がたまにビクッと反応を返すようになり、
眼孔にゼラチン質の眼球が再生され始めた。
「ここまで来ればもう一息だ」とお兄さん達にも力が入る。
再生を早める為にオレンジジュースを掛け、小屋に残ったありす達からも
残らずカスタードを搾り出す。


ありすが目を覚ますと、目の前で小さいお兄さん達がありすを見上げていた。
「あら、おにいさんたち、ここはどこ?おにいさんたちはゆっくりできるひと?」
生き返った。お兄さん達から感嘆の声が漏れる。
「とかいはのありすとしてはどうでもいいんだけど、
 どうしてもっていうならとくべつにゆっくりさせてあげてもいいわよ?」
お兄さん達の目の前にいるのは、髪型も帽子も完全にドスまりさの姿をしているが、
漢字を全く使わないセリフで自分の事をとかいはと言う。
ドスまりさ型ありすの完成である。
セリフ以外の点では、まりさ種の瞳色は髪と同じように綺麗なゴールドなのだが
このドスはカスタードを入れた後に瞳が再生したせいか、ありす種の特徴である
ブルーの瞳をしている。
だが自分がありすだと思っていても頭の上の帽子に違和感は感じていないようである。
皮が分厚いドスのものなので、感覚が鈍くなっているのだろう。
また瞳の色の違いがわかるように、見た目がドスでも透明化の能力が無い。
中身がただのありすのカスタードを集めただけだからだろうか。

「おにいさんたち、どうしてありすをむしするの?ぷんぷん」
ドスまりさ型ありすは頬を膨らませてゆさゆさ巨体を揺らす。
巨体の癖に普通のゆっくりと同じように動こうとするので、
いつこっちに倒れてこないかと気が気ではない。
「あ、ああごめん、実はありす達の群れにお菓子を上げようと思ってね、
 お菓子はお兄さんが運ぶから、一緒に群れに行かないかい?」
と申し出るとありすは目をキラキラさせる。
「ほんとう?ありすはきょうみないんだけど、むれのためにもらってあげるわ!
 とかいはのありすをしっかりえすこーとしてね!」
見た目がドスなのに用心深さが全く無い。見た目はドスだが可愛いやつだ。

代表で一人のお兄さんがありすを先導し、元々ドスの居た森に向かう。
カスタードの移植で復活したありすは元々の記憶が無く群れの場所などわからないが、
お菓子に釣られた事と場所を知っているお兄さんが先導してくれた事で
疑問を抱く事も無かった。離れて付いてくる他のお兄さん達にも気付かない。
ドスの居た森の広場までも距離があるが、ドスボディのありすは
歩行速度も人間に引けを取らない上、蘇生の為にたっぷりオレンジジュースを掛けていたので
疲労を訴える事もなく例の広場に到着した。

広場にはドスが襲われた際に逃げ出したゆっくり達の一部が戻ってきていた。
これまではドスの庇護の下でゆっくりしていたので途方にくれていたのだが、
聞き慣れた足音に目を向けると、死んだと思っていたドスが人間と一緒に帰って来た。

「ゆっ!?どすだいじょうぶだったの?そのにんげんはゆっくりできるひとなの?」
いち早くドスに近づいてきたれいむが声を掛けて来る。
夜中の襲撃で、ドスがつれて来た人間の顔が犯人と同じかどうかはわからない。
「どす?なんのことかわからないけど、
 とかいはのありすにかかればにんげんなんてめろめろよ♪」
れいむは何故ドスがありすの話を出すのか理解に悩んだが、
「やあ、僕はドスの群れにお菓子を上げたくて付いて来たんだ、
 ゆっくり出来るから安心していいよ」
と人間が懐からチョコレートを出してくると、もう考える事が出来なくなった。

れいむがお菓子を貰ったのを見て、他のゆっくりもわらわらと集まって来る。
お兄さんはそこらにお菓子をばら撒くと、
「それじゃゆっくりしていってね!」
と言い残しそそくさと去っていってしまった。
後に残ったのはドスまりさ型ありすと少なくなった群れのゆっくり。
うっめ!うっめ!とお菓子を食べるゆっくり達の中でれいむは
ドスが死なずに、ゆっくり出来る人間まで連れて戻って来た事で
またドスのそばでゆっくりして行けると安心しきっていた。

すると突然、ドスから振動音が聞こえて来た。
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」
「どうしたのどす?」
だんだんとドスの顔が紅潮して行き、息が荒くなって行く。
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛う…」
「どす?どす?」
普段見せないドスの異常な姿に、群れのゆっくり達も
お菓子に手を出すことを止め、ドスを見つめている。


離れた所でお兄さん達が集まって、広場を眺めている。
一人のお兄さんの手にはリモコンのようなものが握られていた。
「復活させる際に、ドスの産道にリモコンバイブを仕込んでおいたんです」
「リモコンバイブ?」
普段聞き慣れない言葉、別のお兄さんが聞き返す。
「離れた所からでも振動させて、ゆっくりを興奮させられるんですよ」
と答えお兄さんはリモコンのスイッチを切った。
同時に遠くに見えるドス型ありすの振動がぴたりと止まる。
なるほどそりゃ便利だあ、とお兄さんたちは感心する。


振動をいい所で止められてしまったドス型ありすが息を荒くして
群れのゆっくり達を見ると、その瞳にゆっくり達は怯え、すくんでしまう。
「はぁ、はぁ…よくみたらあなたたち、とてもちいさくてかわいいのね…」
「ゆ゛っ?なにいってるのどす、きょうのどすはなんかへんだよ!」
ドスの体から見れば目の前のゆっくりなど赤ちゃんのようなものだろう。
ありすのカスタードを集めて作られたドス型ありすは変態性まで集められたのか、
明らかに群れのゆっくり達を見て興奮していた。
「れっれっれいむ!ありすをすっきりさせてねぇぇぇぇぇ!」
とドスの巨体がれいむに襲い掛かる。
「やめ、ゆ゛ぎぇっ!!」
本人はゆっくり同士で頬をすり合わせるつもりでも、
分厚い皮で感覚の鈍ったドスの巨体では力加減が効かず
1すり目でれいむはひき潰されてしまう。

「!? れいむぅぅぅ!?どうしてありすをすっきりさせてくれないのぉぉぉ!」
「どすがおかしくなった!」
「どすがへんたいになったぁ!」
性欲の権化、ロリコンモンスターとなったありすが叫ぶと、
惨事を目撃したゆっくり達は蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
「かわいいあんよでひっしににげて!ありすのあいで、たいほしてほしいのねぇぇ!!
 いいわ!いいわ!ありすとすっきりしましょうねぇぇぇぇ!」
「ゆぎゃぁぁ!こないでぇぇぇ!」
狙いを定められたゆっくりは必死になってスピードを上げるが、
とてもドスの体からは逃げきれない。
この群れはドス型ありすに全滅させられるだろう。


「うーん、これじゃ逃げるゆっくりに恐怖は与えるけど、すぐに全滅しちゃいますね」
と生かさず殺さず派のお兄さんが苦笑すると、
「ヒャッハー!虐殺だあ!!」と別のお兄さんが心底嬉しそうに叫ぶ。
それなんですが、と先ほどリモコンを操作していたお兄さんが続ける。
「この群れを全滅させた後も、見た目はドスまりさなので
 何も知らないゆっくりがゆっくりさせて貰えると思って集まって来ます」

「ゆっくりさせて欲しい群れのゆっくりは変態に追いかけられ、
 ありすの方はドスの体のせいで全くすっきり出来ない、
 これでゆっくりの虐殺とドスまりさ型ありすの虐待がずっと続くんです」
なるほどそりゃお得だあ、とお兄さんたちは感心する。

群れが出来る度にありすが全滅させてしまうが、
ありすが落ち着いているうちは、他のドスまりさにするように
ゆっくりから食料も献上され、ありすは他のゆっくりとの体格差で勝手に興奮する。
このありすは簡単に死ぬことも無く、すっきり出来ずに苦しみ続けるのだ。

やがて、周りのゆっくりを全てすり潰してしまったありすが
「どうしてだれもすっきりさせてくれないのおぉぉぉ───!」
と叫ぶ声が森に響くのだった。


おわり。



  • 後半部分の作業を一人でこなす様がどうしても浮かばず、
 どこかで見たお兄さん達に助けを求めてしまいました。
 お兄さん達の作成者の方には誠に申し訳ありません。

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最終更新:2008年10月18日 14:32
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