ゆっくりいじめ系765 子沢山(植物篇)


「子沢山(植物篇)





まだ成体とは言えないがそこそこの大きさのれいむを見つけた。
どうやら里の近くまで遊びに来たようだが、他のゆっくりを見つけることは出来なかった。

「ゆっくりしていってね!!」
「やあ、れいむ。ゆっくりしてるかい?」
「すごくゆっくりしてるよ!」
「れいむはどこのゆっくりだい?」
「れいむはね、このもりのどすのところにすんでるんだよ!」
「そうなんだ。ところで突然なんだけどさ。れいむは子供が欲しいかい?」
「ゆう! こどもはほしいよ!
 でも、いまこどもができるとゆっくりできなくなるっておかーさんがいってたよ。
 だから、もうすこしおおきくなってから、おねーちゃんとゆっくりつくるよ!」

近親相姦かい!と心の中で突っ込みをいれたが、別に珍しいことではない。
大きな群れでなければ、他に相手もいないであろうから必然的にそうなるのだろう。
まりさ種とのつがいは数多く見られるが、まりさ種に連れられて里までくることが多いためである。
れいむ種のみであると、親からの教育もあるだろうが
人間を恐れてあまり人里まで降りてこないのである。

「そうか。でもお兄さんなら、今からでも子供を作れるようにしてあげられるよ。」
「ゆゆ!! それはほんとなの?」
「ああ、だからうちに来ないか? それでれいむは沢山の子供が欲しいか?」
「いっぱいのこどもといっしょにいれるとゆっくりできるよ。」
「じゃあ、おいで。」

そうしてれいむを手に抱え、家まで戻る。
家までの距離はそう遠くなく、数分足らずで着くことができた。

「少し待っててね。今準備するからそこでゆっくりしているといいよ。
 それにお友達も沢山いるから、仲良くなるといいよ。」

そう言うとれいむをゆっくり用の遊具がある部屋に連れて行く。
その部屋には、捕食種を除く数多のゆっくりがいた。
どれもこれも1匹ずつではあったが。
こいつらはお兄さんの虐待用のペットである。
知り合いからゆっくり用の繁殖液を各種1本ずつ頂いたので、自分が欲しい種をわざわざ森まで探しに行かなくてもいいようにそろえたのである。
母体さえあれば、どんなゆっくりでも作ることが出来た。
しかし、今回はゆっくり達のコミュニティを持っているほうがいろいろと都合が良かったため、森まで出向いたのである。
それよりも準備には時間がかかりそうだ。つかの間のゆっくりタイムを満喫してもらおうじゃないか。

準備が終わり、部屋まで戻るとどうやら存分にゆっくり出来たようだ。
顔にしまりがなく、潰れているようにすら見える。

「ゆっくりしていってね。」
「ゆっくりしていってね。」

無理やりに現実へ戻してやると繁殖室まで連れて行く。
名残惜しそうにするれいむであったが、みんなのところに戻って暇が出来たらまた来る様に言ったら納得したようである。

「れいむ、よく聞いてほしいんだが、今のままだとやっぱりお母さんが言ったとおりゆっくりできなくなっちゃうんだ。」
「おにーさん、やくそくがちがうよ!!」
「最後まで話を聞いてもらえるかな? 確かにそのままだとゆっくり出来なくなっちゃうんだけど、それは子供に自分の栄養を取られちゃうからなんだ。
 だから、ちょっとつらくなったらこれを飲めば大丈夫なんだよ。」

そう言ってホースに似たような物を見せる。
そのホースはタンクに繋がっていた。
このタンクの中身はオレンジジュースである。

「ゆゆっ!!わかったよ。これをのんだらだいじょうぶなんだね!」
「そうだよ。じゃあこれから始めるよ。」

最初は、れいむをゆっくりとやさしく揺する。そして段々とスピードを速くしていく。

「おおおににーさん。すっごくじょうずだよ。おにーさんのてくにれいむはめろめろだよ。
 んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!すっきりーーーー!!!!」

一度達しさせてからのほうが種付けは上手くいくため、最初は自らの手で行う。
しかしこれからは両手がふさがると厳しいので振動発生器にくくりつける。
まだ余韻に浸っているれいむに二度目の快感が訪れる。

「ゆう!! まださっきのがからだにのこってるよ!!!」

れいむの悲鳴も聞き流し、お兄さんはれいむの頭に液体をかけていく。
すっきりする前に全ての液体をかけおえたらば、二度目のすっきりを待つ。

「にかいめなのに、れいむまた!! んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
 すっきりーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

その絶頂とともに頭から蔓が伸びる。
その数は数十本すぐにれいむは蔓の塊となる。

「おにーさん。これはどういう……あがががががが!!!!!」
「れいむ、言っただろ。はやくこれを飲むんだ。」

れいむの口にホースを突っ込む。
そして栓を開放してれいむの口に流し込む。
口の中に一気にオレンジジュースが流れ込み、少しむせたようであるが飲みだしたのと同時に眼を見開いた状態から戻る。
確かに成体前のゆっくりでは朽ちてしまうであろうが、失う栄養と同じだけ摂取すれば朽ちることもないだろう。
実際、今のれいむ顔色は最初に来たときよりも良くなり、艶も出ている。
しばらくすると安定したのかホースから口を離し、お兄さんに話しかけてくる。

「おにーさん。これじゃれいむ、ゆっくりできないよ!!」
「いや、れいむ。話している暇はあるのか?」
「ゆがっ!!」

みるみると餡子を吸われ、干からびそうになるれいむ。
慌ててホースを口に含み、オレンジジュースを飲み始める。
これで出産間近までは絶えず、栄養を補給しなければならないだろう。
しかし蔓を増やしすぎたかな? とも思ったが、この蔓が多くなりすぎると木になるとの噂も聞いていたので
蔓のままならば大丈夫だろうと思うことにした。
木になってしまったらそのとき考えよう。
大抵1日で赤ゆっくりが生まれるので生まれる直前までは暇だしと寝ることにする。

翌朝、れいむを見てみるとさすがに疲労の色が見える。
絶えず栄養を取らなければ死んでしまうから当然である。
しかし、そのかいあってかどの赤ゆっくりも畸形の様子はない。
それにもう栄養を取らずとも大丈夫なのか、ホースから口を離している。
これからは少しずつとっても大丈夫だろうと判断したお兄さんはれいむにはなしかけた。

「やあ、れいむ。おはよう。ゆっくりできたかな?」
「じぇん゙じぇん゙、ゆ゙っぐりでぎな゙がっだー!!! どうじでごん゙な゙ごどずる゙の゙ー!!!
「だってれいむが子供を沢山欲しいって言ったから手伝ってあげただけだよ。
 それにお兄さんがいたかられいむも生きてるじゃないか。これの何が不満なんだい。」
「こどもはたくさんほしいっていったけど、これはおおすぎるよ。」
「じゃあ、お兄さんが赤ちゃんを取ってあげようか?
 そうしたら、今よりも楽になるかもしれないからさ。」
「ゆゆっ!! それはだめだよ!! そんなことしたらあかちゃんがゆっくりできないよ!!」
「でもいらないんだろ? だったら遠慮なんかせずに採ってあげるのに。」
「だめだよ、おにーさん!! れいむのかわいいあかちゃんをとらないでね。」
「そんなにいうならわかったよ。でもこれかられいむの家に送ってあげようと思うんだ。」
「どうして? あかちゃんのためにもゆっくりしていたいよ。」
「れいむはもう大きいからいいけど、赤ちゃんはまだ人間をよくわかってないんだ。
 だから人間になれちゃうと悪いことをするゆっくりになって、ゆっくり出来なくなるかもしれないからね。
 そういうことがあるからみんなのいる場所に戻してあげるんだよ。」
「そうだったの。おにーさんありがとう!」

こうして台車に頭の蔓が折れないようにやさしく置いてあげ、栄養のためのタンクも取り付ける。
ゆっくりのコミュニティに近くなると、れいむを地面に下ろしてあげる。

「おにーさん、どうしたの? れいむをおうちまでつれてってよ!!」
「悪いんだけどお兄さんはここまでしか行けないよ。
 前にドスに怒られてね。れいむ達の家まで行くと面倒なことになるからここで仲間を待っててね。
 このタンクは置いておくから残ったら赤ちゃんに上げるといいよ。」
「そうなの? おにーさんやさしいのに。 わかったおにーさんもはたけをあらしたからどすにおこられたんだね。
 もうやっちゃだめだよ!!」
「まあ、そんなとこかな。じゃあれいむ元気でな。」

そう言ってお兄さんは台車を引き家まで戻った。



れいむはしばらくごーく♪ごーく♪しあわせー♪とオレンジジュースを飲んでいるとそこに姉れいむがやってきた。

「れいむ、どこにいってたの。しんぱいしたでしょ!
 それにそのからだはどうしたの? まだこどもをつくるのは、はやいっておかーさんがいってたでしょ。」
「ゆゆぅ、ごめんなさい。でもれいむは、はやくおかーさんになりたかったんだよ。
 おにーさんが、れいむがしなないでこどもをつくれるほうほうがあるっていってたからためしたんだよ。」
「いきてたからよかったけど、こんどこどもをつくったらゆっくりできなくなるよ。ゆっくりはんせいしてね。」

そこへ前から仲良くしていたまりさがやってくる。

「な゙ん゙でれ゙い゙む゙に゙ごども゙がいるのおおお!!!
 れいむはまりさといっしょになろうっていったのにいいいい!!!!」
「なにいってるの。れいむはおねーちゃんといっしょになるつもりだったよ!!
 まりさといっしょになるのはそのあとだっていったでしょ。
 でももうこどもができたから、これからはまりさといっしょになれるよ。」

このまりさはれいむのことが好きだったらしいが、れいむは親れいむに言われて姉れいむと子供を育て一人前になってから一緒になろうと思っていたのである。
しかし途中からは赤ちゃんが出来ればまりさと一緒になれると勘違いしていたみたいである。

「そんな、だれのこかもわからないこどもなんかとゆっくりできないよ。
 それにれいむのようなとっかえひっかえな、めすぶたとなんかいっしょにいたくないよ。」
「なんでそんなこというの!! まりさなんかきらいだよ!!」

顔を膨らましてまりさに威嚇するれいむ。
しかしまりさの言うことも一理ある。
れいむの蔓に生えている赤ゆっくりは、れいむにまりさ、ありす、ぱちゅりー、ちぇん、みょん他多数と
通常では考えられないぐらいの多くの種があったからである。
どうみても尻軽にしか見えない。
まずは自分の家に帰ろうとしたとき、頭に実った赤ゆっくりが産声をあげた。
1匹が生まれるとそれから次から次へと生まれる。
そうして生まれた赤ゆっくりの半分はれいむ種であり、その他の種は各2~3匹であった。
総数にして200を超えるぐらいか。

「ゆっくりしていってね。」
「「「「「「「「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね。」」」」」」」」」」

赤ゆっくりの大合唱が聞こえてくる。

「うまれちゃったんだね。じゃあおかーさんのところにもどるまえにドスのところへいこうよ。」
「そうだね。こどもがうまれたらドスにほうこくするんだよね。」

大所帯でドスの元へ進んでいくれいむ一家。
ドスの家の前まで着くと見張りのまりさに声をかける。

「まりさ。れいむあかちゃんできたから、ドスをよんできてほしいよ!」
「ゆゆ!! わかったんだぜ。しばらくそこでまっていてほしいんだぜ!!」

しばらく待つとドスがれいむの元へやってくる。
そしてその赤ゆっくりの数に呆然とする。

「れいむ、そのあかちゃんはどうしたの?」
「おにーさんにこどもがほしいっていったら、おにーさんがてつだってくれたんだよ。
 れいむのあかちゃんかわいいでしょ? あかちゃんがうまれたらどすのところまでみせにきてほしいっていってたからつれてきたよ。」

このコミュニティでは出産したときにはドスに報告する義務があった。
ドスがこのコミュニティの全体の数を把握していたことと、赤ゆっくりが出来たことによりあまり狩りにいけなかったときのために食料を分け与えていたためである。
しかし、ドスであろうとこの数を一度に与えられるほどの食糧の備蓄はなかった。
大体出産の前の時期に大量に集めておくのだが、一時出産の時期がすみ次の出産時期に備えて集めている最中であったのだから。
これまでも時期はずれに子供を作るゆっくりもいたがそんな家族は少数であったため、備蓄している最中でもなんとかなったのである。

「おかーしゃん、おにゃかちゅいたよ。」
「ごはんはまだなにょ?」
「おかーしゃん、おにゃかがしゅいちぇゆっきゅりできにゃいよ。」

その声に母れいむはまだ食事を取らしていないことに気づきドスに頼む。

「ねえドス。あたまのつるをとってあかちゃんたちにあげてほしいよ。」
「う、うん。」

ドスはこれからの食糧事情をどうしたらいいか必死に考えていたため上の空であった。

「ドス! はなしきいてるの? あかちゃんがゆっくりできないからつるをとってっていってるでしょ。」
「ご、ごめんね。ちょっとかんがえごとしてたからきがそれちゃってたよ。」

そうして頭の蔓をとり、赤ゆっくりに投げてやる。

「「「「「むーしゃむーしゃちあわせー!!!!」」」」」
「「「「「うんめ!! めえちゃうめぇ!!!!」」」」」

その蔓を頬張る赤ゆっくり達。
しかしどうしたものか。今の備蓄ではドスたちが集めている量では足りないため、
コミュニティの仲間からも分けて貰わないと、とてもじゃないがこの数を育てることは出来ない。
しかしその仲間も今が一番手のかかる時期で協力してもらえるとは思えない。

「れいむ、わるいんだけどあかちゃんぜんいんをゆっくりさせることはできないんだよ。
 このあかちゃんたちが、ゆっくりできるだけのごはんがないんだ。」
「なにいってるの? ばかなの? しぬの? ドスはむれのみんなをゆっくりさせるぎむがあるんだよ。
 だからいままでみんながごはんをドスのところにもっていってたんじゃない!!」

思いもよらぬドスの言葉にれいむは大きく膨れて怒ってみせる。
本当は食べ過ぎてしまって餌が取れなくなってきたときのための備蓄に回されていたのだが
れいむ達はドスが独り占めしているものと決め付けていた。
狩場であまり餌が取れなくなったときにドスから分けていて貰ってもである。

「でもね、れいむ。このましょにあるごはんはかぎりがあるんだよ。
 このままだとみんながゆっくりできなくなっちゃうよ。」
「だったらにんげんのとことへいってくればいいよ。
 ドスだったらにんげんにもまけないってありすがいってたし、まりさもにんげんのところにはごはんがたくさんあるっていってたよ。」
「ゆう? そのまりさはにんげんのところにいってないよね?」
「とりにいったけどおいかえされたっていってたよ。
 にんげんがひとりじめしてるからひどいよね。」

その発言に青ざめていくドス。このままでは餌どころの話ではないのだが、れいむは暢気に続けていく。

「でもれいむはゆっくりまってあげるから、れいむのあかちゃんたちのぶんのごはんをちょうだいね。」

一先ずは備蓄食料を渡し、帰ってもらうことにしたドスは餌を渡し物思いにふける。
このままでは遠からず食料がなくなる。
口減らしもしたかったが、ゆっくり同士の殺し合いは禁忌である。
それはドスも例外ではない。
しかしドスはあることを思い出した。
前にも難度か急激に群れの数が増えたこともあったが、その時には人間に連れて行かれたりしたため何とかやっていける数まで減った。
そうして今回もまたそれが起こらないか知らず知らずのうちに願っていた。
その考えに気づいた瞬間、ドスは恐怖した。
自分がゆっくりしたいがために周りを売る考えにである。
こうして一人涙を流しながら、苦悩する。





あとがき

今回は植物型でしたので、次回はにんっしんっ型で書こうと思います。


これまでかいたもの

狭き門
ゴッドかなこ
ゆっくりとカビ
不可侵条約
家庭餡園





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最終更新:2008年09月14日 08:35
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