ゆっくりいじめ系654 普通に虐待2~以下無限ループ~


※これはfuku2126「普通に虐待」の続きです。



ゆっくりれいむは思い出の中にいた。
大切な、生涯を一緒にゆっくりしようと誓ったパートナーである、ゆっくりまりさとの思い出。

ゆっくりまりさは幼い頃人間に家族を殺され、家も潰され、ボロボロの姿になっていたところをゆっくりれいむの家族に発見された。
ゆっくりれいむの一家はまりさを家族の一員として迎え入れ、
温かいれいむ一家の優しさによってズタボロだって身も心も徐々に快復していったゆっくりまりさは、やがて家族の長女のゆっくりれいむと恋仲になった。

「ゆっ、まりさ、そっちにいったよ!」
協力して狩りをしたり、

「きゃっ、ちべた~い♪」
一緒に川で遊んだり、

「ゆぅ、ぽかぽかだねぇ、まりさぁ……」
共に草原で日向ぼっこをしたり、

「ゆぅ……ゆぅ……」
夜になれば巣の中で寄り添って眠ったりもした。

「ゆぅ、まりさぁ……」
「れいむぅ……」
夜の丘でのファーストちゅっちゅはとても甘かった。

やがて二匹とも子供を作っても死なない程までに大きくなり、遂に家を出て自立しようとした。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさ。その二匹から始まる新たな一家の門出を、ゆっくりれいむの一家は総勢で見送った。

「おねえちゃん、ずっとゆっくりしてね!」
「まりさおねえちゃん、おねえちゃんをよろしくね!」
「いつでもかえってきちぇね!」

妹達の温かい言葉。

「まりさ。まりさはれいむがおなかをいたくしてうんだこじゃないけど、まりさもれいむのこどもだよ。
つよいつよいれいむのこどもだよ。そんなつよいれいむのこどもがふたりいれば、どんなこんなんにだってかてるよ」

母親からの、激励。

「ゆっ! ありがとう、おかあさん! れいむずっと、まりさと一緒にゆっくりするよ! ほらっ、まりさ…………」
「ゆぅ……。いってきます…………おかぁさん……」

顔を赤くし視線を逸らしながらモゴモゴと応えるまりさは、とってもかわいかった。

「じゃあね、みんな! いってきます!」
「みんなげんきでね!」

元気一杯。
湿っぽい別れではなく、明るい旅立ちで。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさは、新しい道を二匹で駆け出した。

その日の夕方。
なかなか新しい巣が見つからず、内心不安に陥ったゆっくりれいむだったが、頬を触れて寄り添うゆっくりまりさがいればどんな困難も乗り越えられる気がしていた。
山の向こうに沈む夕日を眺めながら、ゆっくりれいむはゆっくりしていた。
「いつまでも ふたりで ゆっくりしようね、れいむ……」
「ゆぅ、ゆっくりするよまりさ……」

二匹の心は一つだった。
同体ではないけれど、思うことも、望むことも一緒。
ただゆっくりであれ、と。

巣は見つからないが、見つからなければ自分達で作ればいい。
そう閃いたれいむはその提案をパートナーに尋ねてみた。

「ねぇ、まりさぁ」

視線は共に夕日に向かいながら、頬を触れ合っているパートナーへの呼びかけ。
……しかし、返事が返ってこない。
「なぁに?」とも、「どうしたの?」とも、身じろぎすらもなかった。

「? まりさ? どうしたの……?」

ゆっくりと視線を夕日からまりさへと移すれいむ。
そこにいるはずのまりさは、既に事切れ、ただの饅頭になっていた。

「まりさ……?」

呼びかける。だが返事は返ってこない。

「ねぇ、まりさ? ねてるの? だめだよ、おきよう。おきておうちをつくろうよ……」

体を揺すってみる。反応はない。
ただの屍だった。

「どゔじだのま゙り゙ざッ!? ゆっくりしずぎだよぉ……!!! おぎでよッばりざッ!!!」




襖の開く音で、ゆっくりれいむは思い出の世界から現実へ帰還した。
涙でぐちゃぐちゃになった面をあげる。
そこには小さな小さな、妹達に似た赤ん坊のゆっくりが、人間と共に居た。









子れいむ達を持って部屋に戻ってみると、ゆっくりれいむはまだ面を伏せて泣いていたが、襖の開く音に気づいたのか、ゆっくりと顔をあげた。
涙と鼻水でぐちょぐちょだ。気持ち悪い。
「ゆぅ……その赤ちゃんたち、なぁに?」
「あぁ、これか? かわいいだろ?」

屈んで子れいむ達をれいむの目の前まで持っていってやる。
子れいむ達はきゃっきゃと手の上で跳ね回り、れいむに向かって「ゆっくちちていってね!」と話しかけていた。
そんな子れいむ達を見るゆっくりれいむの目は、とても優しそうな、姉のような目をしていたので

「ゆぅ、ゆっくりしていっ────」

グチャッ

子れいむ達を握りつぶすことでその目をやめさせた。
潰れた子れいむ達の餡子がボタボタと畳の上に落ちる。
手の中に残った皮や髪や装飾品を、よく見えるようにれいむの目の前に置いてやった。

「お前の飯だ」
「……………………ゆっ?」

茫然自失。
何が起こったのかまるでわかってないような目でこちらを見上げるゆっくりれいむ。
ああ、それだ。さっきの気持ち悪い目よりそっちの方がよっぽど、ゆっくりらしい。

「何度も言わせるな、お前の飯だ」
「なっ、なにいってるの……? これはあかちゃんだよ? たべものじゃないよ?」
「よく見てみろ。餡子の中身。餡子を練って細くした髪。小麦粉の皮とリボン。飴の歯。寒天の目。どれも食べられるじゃないか」

そう言ってやるがまだゆっくりれいむは分かってないようだった。
「……ゆ?」と首(体)を傾げて目の前の現実を否定しているそぶりすらった。
いい加減面倒なので、間抜けに開いている口に両手をつっこみ、むりやりこじ開けさせた。

「っ!? ゆがぁぁぁ!! ばべでっ! ばべでぇぇぇぇ!!」

「やめてぇぇぇ!!」と言っているのだろう。しったことか。
こっちもお前に死んでもらっては困る。

「そうら、栄養一杯の美味しいご飯だぞ」

足で下顎を押さえ、左手で上顎を持ち上げ、右手で子れいむ達の死骸をゆっくりれいむの口の中に落としてやる。
ボタボタパタパタ。

「ばべでぇぇぇ!! ぼいぢぶばいぼぉぉぉぉ!!(やめてぇぇぇ!! おいしくないよぉぉぉぉ!!)」
「そんなわけないだろう? ほぅら、むーしゃむーしゃ」

左手で口を閉じさせる。絶対に吐き出させないように。
右手は脳天を何度も拳骨で叩き咀嚼させている。

「ほぅれ、ごっくん!!」

餡子を吐き出さないように力を加減しながらゆっくりれいむの脳天をぶったたく。
ゴクン。
そのショックでゆっくりれいむは子れいむ達を嚥下したようだ。

「うべぇぇぇ!!! べっ! べっ!」

口を解放してやるとゆっくりれいむはなんとか飲み込んだ子ゆっくり達を吐き出そうとしているが、わずかに自分の餡子が口から出てくるだけだった。
鬱陶しいので蹴った。
見事な放物線を描き壁にぶつかり、ずり落ちる。

「い゛だい゛ぃぃぃ!! どぼじでごんなごどぉぉぉ!!」

さて、食事もさせたし、あの足では逃げられないだろうし、エサの補充に行くか。
「あがぢゃんがぁぁぁ!!!」と慟哭するゆっくりれいむを部屋に残し、もう一度さっきの部屋に向かった。







蓋を開けっ放しにしていた鉄のエサ箱を覗いてみると、親ありすが親れいむの底部を治療しているところだった。
横たわり底部を親ありすに向けている親れいむの傷口に、水で溶かした小麦粉をペロペロと舌で塗っていた。
子ありすの残骸はまだ片付けられていない。

「よぅ、元気かい?」
「「ゆっ!?」」

声をかけるまで気づかなかったのか、こちらの言葉にバッ!と起き上がる親れいむ。
親ありすは視線をこちらにむけている。その視線に込められているのは憎悪や殺意のブレンドだ。

「そんな目をしているのならまだ元気だな」

毎日ちゃんとしたエサやってるしな。子ありすも栄養価高いし。ゆっくりにとっては。
私は親ありすを鉄の箱から取り出すと、いつものように底部を持って体を揺すってやる。
発情させて子作りをさせるのだ。

「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」

最初は私の手が触れるのも嫌だったのか噛み付こうとしたり身を捩ったりしていたが、構わず揺すり続けてやると徐々に目がトロンとし頬も紅潮していき、体から力が抜けていった。
本当に、ゆっくりありすは発情しやすいな。

「ほい、今日もガンガン作れ」

発情した親ありすを鉄の箱に戻す。
こうしておけばたとえ親れいむが子作りを拒否しても親ありすがレイプするだろう。
だがそれは昨日までの話だったようだ。

親ありすが発情しているのにも関わらず親れいむを襲わない。
どうしたことかと訊ねてみる。

「どうした。早く子作りを始めろよ。じゃないとエサはないぞ」

「ゆっ!! ありずはもう゛あがじゃんつぐらない! おまえなんがにぐれでやるものか!
 おまえにうばわれるふこうなあがじゃんをつぐるぐらいなら、しんだほうがましだ!!」

と、発情したせいなのか激怒しているせいなのか分からない「ふーっ、ふーっ」とした荒い息と共に答えが返ってきた。

おお、なんという親の愛か。
抗えぬはずの本能の猛威に堪え、自らの子供の不幸を望まぬが故の反抗。
そのゆっくりありす種らしからぬ慈愛に満ちた行動に、私は心を打たれた。
いうならば、尊敬の念とでもいおうか。自らの身を差し出す親の覚悟というものを、私は感じていた。


なんてことは、まるでない。

「そうか……。お前たちはもう子供を作りたくないんだな」
「「そうだよっ!!」」

親れいむと親ありすが同時に答える。

「死んだ方がましなんだな?」
「「そうだよっ! もうごはんもってこなくても、もうぜったいにあがじゃんはつぐ────」」
「じゃあ死ね」

弾幕。
鉄の箱一杯に張られた弾幕は、一部の避ける隙間もなくゆっくり達に降り注いだ。

「「ゆ゛ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」

心地よい断末魔とともに、親れいむと親ありすはグチャグチャのただの生ゴミになった。

「さて、新しいの補充しないとな」

鉄の箱のある部屋の押入れを開ける。そこには透明の箱が十三個あった。
そのどれもにゆっくりが詰められている。基本的にはれいむ種とまりさ種とありす種。
ぱちゅりー種は体が弱くこの保存方法ではすぐに死んでしまい、他の種類はなかなか見つからないのでここにはいない。

ここで保管しているゆっくり達には一切エサを与えていない。
そのためゆっくりのどれもが衰弱しきり、虚ろな目をしている。
あまりの空腹ゆえに眠ることもできないのだ。
八日ぶりに開けられ、射し込む光にわずかに目を細めるゆっくり達。

「さぁて、どいつに……うわっ、こいつ死んでやがる」

どのゆっくりにするか吟味していると、死んでいるゆっくりれいむを見つけた。
私はその死んだゆっくりれいむの透明の箱を取り出すと、蓋を開け、死体を原型を留めないようグチャグチャにした。
そして鉄の箱の中にその残骸をボトボトと落とした。

「よし、と。さぁて…………こいつとこいつだな」

残った十二匹の中で最も死にそうな二匹のゆっくりを取り出し、押入れを閉める。
ゆっくりまりさとゆっくりれいむだった。
既に息絶えているのかと思えるほど動かず、空腹のため皮は薄くなり中の餡子が透けて見える状態だ。
私は二匹のゆっくりを透明の箱から取り出すと、鉄の箱に落とした。

「さぁ、そこに食べ物があるだろ? お前らの飯だ。食え」

私の言葉に緩慢な動作で反応するゆっくりれいむとゆっくりまりさ。
寝たきりの老人だってもっと動く。

やがて私の言葉を理解したのかもぞもぞと動き鉄の箱一杯に広がるグチャグチャの生ゴミを食し始める二匹。
食べているのは同族だが、死にかけの状態では気づかないか。
最初は元気が無かったが食べていくうちに徐々に元気になっていった。
半分を食べ終える頃には「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~」と喜びを表せる程には快復していた。

やがてすっかり肌もむちむち、目も生気を取り戻したゆっくりれいむとゆっくりまりさ。
そりゃ四十九日ぶりに成体ゆっくり三匹と子ゆっくり四匹分を食べれば元気にもなるか。

「さて、元気になったな? ゆっくりしていってね!」
「「ゆっくりしていってね!!」」

よしよし。

「さて、お前ら。今日からお前らはここで過ごすことになる。私は毎日お前らに仕事を言い渡す。それができれば毎日美味しいご飯をやる」
「ゆっ? おいしいごはん? やるよっ、れいむやるよっ!」

先ほど食した飯の味が忘れられないのだろう。目を輝かせるゆっくりれいむ。
その横で「まりさもっ! まりさもっ!」とゆっくりまりさが跳ねている。

「頼もしいなぁ、よし」

私は鉄の箱から二匹を取り出すと、体を揺すって発情させてやる。
「ゆっ、ゆっ、ゆっ」と頬を紅潮させ発情したところで箱の中に戻す。

「まずはお前たちの可愛い子供が見たから、明日までに子供をつくってくれ」
「ゆほぉぉぉ!! でいぶっ、すっきりじよぉぉ!!」
「すっぎりするよぉぉ!!!」

ニチョニチョと体を寄せ合い粘液を垂らし始めた醜悪なゆっくりの交尾を見たくも聞きたくもないので、鉄の箱の蓋を閉じる。
部屋を後にする。






虐めていたゆっくりれいむが居た部屋に戻ると、ゆっくりれいむは部屋の外に向かってなんとか這おうとしていた。
逃げようとしているのか。
もちろん丹念に底部を焼いたので動けるわけがないのだが。
生意気なので蹴り飛ばした。

「ゆ゙っっ!!!」

再び壁に顔面から激突する。
その際壁に餡子がへばりついた。後でれいむに舐めとらせることにする。

「もうやべでぇぇぇ!! でいぶおうぢがえるぅぅぅ!!」

歩み寄る私に向かって泣き叫ぶれいむ。
どこからまだそんなに水分があるのかと涙をボロボロと流している。

「もういや゛っ!! まりざどいっしょにおうぢがえる! まりざどこっ!? ばりざぁぁぁ!!」

私の事が見えていないかのように泣き喚くれいむ。
非常に心地良いのだがこのままでは会話が出来ないので顔面を殴った後口を掴んで開けなくする。

「そうか。お前は家に帰りたいか……。分かった、一ヶ月だ。一ヶ月経ったらお前を家に連れていってやる」

そう言い手を離してやる。

「ゆぱぁ────ほんと!? おにいさん、ほんと!? でいぶおうじにがえじでぐれる!?」
「一ヶ月経ったらな」

ゆっくりを長期的に虐待するコツの一つ。
それは未来に希望を持たせておくこと。
あまりゆっくりを虐待し続けるとゆっくりは生きる気力を失ったり心を壊したりして何の反応も示さなくなる。
そうなっては面白くないので、正気を保たせるために希望をちらつかせてやるのだ。

それからゆっくりれいむにとって地獄の、
虐待お兄さんである私にとって天国のような生活が始まった。
全ての虐待を記すのは面倒なので一部抜粋する。

ある時は火をつけた蝋燭を体に刺し立てて溶けた蝋をその体に垂らした。

ある時は透明な箱に閉じ込めた状態で熱した鉄棒を敷き詰めた。

ある時は螺旋状の円錐で後頭部を抉った。

ある時は頬を切って餡子を垂れさせた常態で庭に放置し、蟻をたからせたりした。

ある時は「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」「ド」とそれぞれ書かれた釘を脳天に刺し立て、それぞれの釘をぶっ叩いた時に出るうめき声で曲を奏でたりもした。

また全ての食事も虐待だろう。
とれたての子ゆっくりを目の前で潰して嫌がるゆっくりれいむに無理矢理食させる。
その度に吐こうとするので殴ったり蹴り飛ばしたり、釘を眉間に刺してやる。

食事といえば鉄箱のゆっくりれいむとゆっくりまりさ。
以降エサれいむとエサまりさと呼ぼう。
あいつら、あろうことか最初の子供は妊娠型出産をしたのだ。
それも両方共だ。

「ゆっ、おにいさん! ゆっくりかわいいあかちゃんできたよ!」

鉄箱を開けてみると下顎が膨れたエサれいむとエサまりさが得意気な顔で私を出迎えた。
これではエサの供給が遅くなる。
私は膨れた下顎に腕を突っ込むと、「ゆがぁぁぁ!! いだいぃぃぃ!!」
グチャグチャ内部をかき回して見つけたまだ未発達な子ゆっくりをエサれいむとエサまりさの目の前で潰してやった。

「ま"り"ざのあがぢゃんがぢんじゃっだぁ"ぁ"ぁ"!! どおじでごんなごとずるのぉ"ぉ"!! 」
「ゆぎゃ"ぁ"ぁぁ"!!! あ"がぢゃんが!! いぎゃ"ぁ"ぁ"!!」

醜く泣き喚くので髪を一割ずつぶち抜いた。
その後で発情させ子供を作らせた。
その次の日はちゃんと植物型だったが、妊娠型を最初の十日のうちに四回もしやがった。
全て同じ処置をしたらもう妊娠型はしなくなった。

妊娠型出産をした日にはゆっくりれいむのエサは無い。
潰した子ゆっくりは罰としてエサまりさ達に食べさせるからだ。
そんな時私は庭にゆっくりれいむを放り出して自力で食事を集めさせた。
底部を丹念に焼かれ全く動けないゆっくりれいむをだ。

そんな日が十日続いた。
十日続くと、流石にゆっくりれいむは生きる気力を失いはじめた。

「どうした? そんなにゆっくりしていると死んじゃうぞ? 死ぬとお家に帰れないぞ?」
「ゆぅ、もういいよ……。もうしんだほうがましだよ……」

いかんな……。
だが、まぁいい。予想の範囲内だ。
第二段階へ移行する。










地獄のような日々が続いた。
熱い。痛い。苦しい。
まるで生きた心地のしない日が、十日も続いた。
それはゆっくりれいむにとって一年にも相当する長い時間に思えた。

だが十一日目のことだった。

「ゆべっ! ……ゆぅーん、でいぶうぅぅ……」

ゆっくりまりさがお兄さんに連れてこられた。
体に太い杭が刺さっており、それは鎖付き鉄球につながれていた。

泣いているゆっくりまりさに、お兄さんがいない間に話を聞いてみた。
するとこのゆっくりまりさはパートナーであるゆっくりれいむが何故か死んでしまったところをお兄さんに連れてこられたのだという。

私と同じだ、とゆっくりれいむは思った。
このまりさも私と同じ境遇なのだと。
そう思うと、少しだけ自分の苦しみが軽減されたような気がした。
このまりさが苦しみを肩代わりしてくれるわけではないけど、自分だけじゃないと思うと、少しだけ気が楽だった。

それに、このまりさはどこかしら、自分のパートナーだったまりさに似ている部分がある。
頬の涙を舐めとって慰める。
まりさはそれに最初驚いたが、まりさもれいむの涙を舐めとってあげた。
同じ境遇の者同士により傷の舐めあい。

その夜、ゆっくりれいむとゆっくりまりさはすっきりした。















「ここまで思い通りに事が運ぶと、流石に笑えるな」




翌日、メイン虐待のゆっくりれいむとゆっくりまりさの部屋に行くと、案の定にんっしんっ! していた。
予想外だったのは二匹とも妊娠していた点だ。こいつらここが野生だったらすぐに死ぬな。
それも植物型じゃなくて妊娠型だ。
見事なまでに下顎が膨れている。
ふてぶてしく見えて潰したくなる。

「おぉ、立派なお腹(?)だなぁ」
「ゆゆっ、まりさとれいむのあかちゃんだよっ!」

ゆっくりまりさが得意げに胸(?)をそらす。
殺したい。

それからの虐待は少し控えめにしてやった。
子ゆっくりを潰さないようにだ。
ゆっくりれいむはというと、案の定生きる気力を取り戻した。
自分の子供という新たな生きる目的を作ってやったためだろう。
控えめとはいえ辛いことには違いない虐待でも

「ゆぎゃぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ゆぐうぅぅぅうぅ、まりざぁぁぁぁ!! じっがりじでぇぇぇ!! でいぶもじっかりずるがらぁぁ!!!」
「わっ、わがっだぁぁぁぁ!! ばりざもがんばるぅぅぅ!!」

二匹で励ましあって乗り越えていた。
食事の時は

「ゆぅ、ごべんねっ。あがじゃんごべんねっ。でいぶのあがじゃんのだめなんだよ……」

と、泣きながらも自分の子供のために子ゆっくりの死骸を自分で食した。
まぁ、とりあえず。
そのような生活が十数日経った頃、遂に出産の時が来た。


日課の虐待をしている時、下顎が開き産道が現れ、そこから子ゆっくりが顔をのぞかせるという何時見ても気持ちの悪い出産が始まったのだ。

「おっ、遂に生まれるか!」

「ごちゃごちゃうるさいよ! いまからこどもうむんだから、さっさとでてってね!!」

ここに来てから比較的軽い虐待しか受けていないゆっくりまりさが生意気な言葉を出す。
お前後でみてろよ。

「もうすぐだぞっ、がんばれがんばれ」

徐々に見える子ゆっくりの顔が大きくなる。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさは我が子を産む苦しみに必死に耐えている。
閉じた目からは涙がポロポロとこぼれ、歯を必死に食いしばっている。

そして、

「「ゆっくり~!!」」

元気な子供が二匹生まれた。
それぞれ自分の種の子供。
妊娠型出産のためそれなりに大きい元気な子ゆっくりだ。

「「ゆっくりしていってね!!!」」
「「ゆっくちちていってね!!!」」

ゆっくりにとっての産声といっていい、生まれて最初の親子のやりとり。
一仕事を終えたゆっくりれいむの顔は、かつての生を放棄した時とは違って輝かしかった。
自分が生きた証。自分の分身。愛しの我が子。
これまでの苦しい生活の中でも守りきった、愛の結晶。
輝くゆっくりの涙は、虐待時のそれとは違った。

ああ、ゆっくりってこんな顔もするのか、と私は常にないことを思った。
普段ふてぶてしいゆっくりがこんなにも活き活きとした、ふてぶてしくない顔をするものなのか、と。
こんな表情をもっと見てみたい。そんな人生観を揺るがす感動を覚えた。




なんてことは、まるでない。

グチャリ

ゆっくりれいむとゆっくりまりさの笑顔が凍った。
私の掌にゆっくりが潰れた感触が伝わる。餡子と皮。それに装飾品。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさの、十数日におよぶ苦痛と愛の結晶は一瞬で壊れた。

「もういい? 満足した? じゃあ続き始めるよ」

「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「まりざのっ、ばりざのあがぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」






そしてそれからまた数日、通常通りの虐待に移行した。
ゆっくりれいむにとっては忘れかけていた苦痛。
ゆっくりまりさにとっては初めて味わう激痛。
いや、当初のものより強力になっていた。

そんな二匹のゆっくりの精神が壊れ始めるのに、長い時間はいらなかった。

「ごろじで……もう、ごろじで……」
「……ゆっぐり、じだっがよ……」

二匹のゆっくりはもう見るも無惨なボロボロの姿だった。
ゆっくりれいむは片目や歯を数本、髪の半分を失っており、リボンも半分千切れかかっており、無数の焦げ目が体中についている。
ゆっくりまりさは髪の九割を失い帽子は半分焼け落ちており、体中のいたるところに抉られた傷跡がある。

そんな二匹に私は言ってやる。

「何を言ってるんだれいむ。明日は約束の日じゃないか」
「……ゆ? 約束の日……?」
「そうだ。明日はお前を巣に連れていってやる約束だろ?」

カッ、とゆっくりれいむの目に生気が戻った。
思い出したのだろう。初日に一ヶ月経ったら巣に連れていってやる、という約束を。

「ゆっ……れいむ、おうちにかえれるの……?」
「ゆゆっ……。そうだ! おにいさん、よかったらまりさもいっしょにおねがい!」

れいむによると、どうやらまりさは家を人間に壊されて帰る家が無いという。
ならば自分の家に連れていって欲しい、ということらしい。
この半月以上の間にかつてのパートナーまりさと同じぐらいの愛着でも湧いたのだろうか。
れいむの話を一通り聞いた私は

「…………よし。まりさも明日連れていってやる」

「「やったぁ! ありがとう、おにいさん!!」」

二匹のゆっくりは希望に満ちた笑顔を見せた。
その笑顔は数分後に苦痛と絶叫に染め上げられた。






そして翌日。
私は透明な箱にゆっくりまりさとゆっくりれいむを入れてれいむの道案内通りれいむの巣に向かっている。
今向かっているのは巣立つ前のれいむの実家だという。
ちなみにまりさからは鎖付き鉄球を絡ませた杭は抜いてある。
その際「ゆ゛ぅぅぅぅぅぅぅ!!!」といううめき声と共に餡子がいくらかこぼれたが治療してある。

やがて巣に辿り着いた。
それは自然に出来た洞穴を利用したものだった。
ゆっくりにしてはかなり大きい。熊も冬眠できるほどだ。
そのため私でも楽に入ることができた。

洞窟の奥に進むと、ゆっくりの一家が目に入った。
大きな親ゆっくりれいむと、虐待したれいむの妹であろう子ゆっくりれいむが三匹だ。

「やぁ、ゆっくりしていってね」
「「「「ゆ? ゆっくりしていってね!!!」」」」

家族総勢で出迎えてくれた。
私はそんな家族にプレゼントをあげようと、とりあえず抱えた透明な箱を地面に置いた。
すると流石にゆっくり一家が透明な箱の中身に気づいた。

「ゆっ!? もしかしてそこにいるのはれいむ!?」
「ゆぅ……おかあさん……ひさしぶり……」

一ヶ月ぶりになる親子の対面。
見るも無惨なボロボロの我が子の姿に、親れいむは涙した。

「ゆ゛うぅぅぅぅぅ、どうしてこんなすがたになってるのぉぉ……?」
「「「おねぇぢゃぁぁぁぁん!!!」

「にんげんに、やられたんだよ……」

悲しむゆっくり一家の疑問に答えたのはゆっくりまりさだった。
そこではじめてまりさの存在に気づいたのか、ゆっくり一家は最初驚いた顔をしたが、同じく傷ついたまりさを見て

「ゆゆっ! まりさもにんげんにやられたんだねっ!」
「かわいしょう……」
「このまりさおねえちゃん、あのまりさおねえちゃんににてるね……」
「ゆぅ、だったられいむたちのなかまだよっ!」

と自己解決で同類と認めたようだ。

「そうだよ。人間に酷い目にあわされていたところを私が連れてきたんだよ」
「ゆっ! おにいさんがたすけてくれたんだね! どうもありがとう!」
「「「ありがちょう!!!」」」

まるで見当違いの礼をするゆっくり一家。笑いたい。だが堪えろ。まだ笑うな。
私は嘘はついていない。やつらが勝手に勘違いしただけだ。
「……ゆっ、おかしゃん、ちが────」
「さぁて、そんな皆にプレゼントがあるよ!!!」

ゆっくりれいむが何か下手なことを言う前に計画を実行する。
私は懐から団子のようなものをとりだし、ゆっくり一家の前に置いてやった。
全部で十個はある。多めに持ってきたのだが、ゆっくり一家皆で食べても余りある。

「これはね、人間が作ったゆっくり専用のおやつなんだよ」
「にんげんがっ!? だったらおいしいたべものだね!」

驚愕する親れいむ。
最初に驚かれた時は警戒されたかと思ったが、どうやら逆のベクトルだったようだ。
きっとこの親れいむは人間の食べ物が、自分達がいつも食べているものより遥かに美味しいことを知っているのだろう。
だから人間の作ったもの食べ物ならば美味しいに違いないと思っている。そんなところだろう。

「おかぁしゃん、これおいちいの?」
「そうだよっ! にんげんのたべものはとってもおいしんだよ!」
「ゆっ、はやくちゃべよう!」

すっかり目の前の食べ物に熱中のゆっくり一家。
その様子を見て箱の中のれいむが「みんな、まって……」と呟いていたが、虐待によって体力の無いれいむの小さな声は熱狂しているゆっくり一家に届かない。
ちなみに、れいむとまりさの飯は昨日から抜きだ。
昨日エサれいむとエサまりさが「子供作らない宣言」をしたため、殺して新しいゆっくり二匹を入れたばっかだからだ。

「「「「ゆっくりいただきます!!!」」」」

ゆっくり一家の唱和の後、皆一斉に団子のようなものに噛り付いた。




ゴボッ


底なし沼が泡立ったかのような音と共に、子れいむは一斉に餡子を吐き出して絶命した。

「「「………………ゆ?」」」

残されたゆっくり三匹。
目の前で起こったことがまるで理解できていないようなので、説明してやる。

「お前らが今食べたのは『ゆっくりコロリ』っていうゆっくりにだけに効く猛毒餌だ。食べたゆっくりは餡子を吐き出して死ぬ」

ポカン、とした顔をしていた親れいむだったが、私の言葉を聞いてその顔を阿修羅のような憤怒の表情に染めた。

「よぐも゛っ!! よぐも゛でいぶのあがじゃんをごろじだなぁぁぁぁ!!! よぐもだまぢたなぁぁあ!!! ゆっぐりじね!! ゆっぐりじねぇぇぇ!!!!」

おぉ。なかなかゆっくりにしては理解が早いな。
だがな、親れいむよ。

「私は嘘はついてないし、騙してもいない」
「ゆっぐりぢね゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!!!」

親れいむの怒涛の体当たり。
それはまるで猛牛を彷彿とさせる、子供を失った親の乾坤一擲の一撃。


ゴボッ


だが届かない。
子れいむに比べて毒が回るのが遅かったようだが、所詮ゆっくり。
ゆっくりコロリの猛毒によって親れいむを餡子を吐き出して絶命した。
全滅だ。

箱の中のゆっくりに目を向ける。
さっきまでようやく家族と一緒に暮らせる、と希望に満ち溢れていた目は、絶望に染まっていた。

「おがぁぁぁぁざぁぁぁぁぁん!!!! でいぶのいもうどぉぉぉぉ!!!」
「どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉ!!!!」

「だって、家に連れていってやる、とは言ったけど、家族を殺さないとは言ってないじゃん」

キッパリ、と事実だけを伝える。
その私の言葉にれいむとまりさはもはや怒りも忘れて呆然としていた。
そんな二匹を箱から出して家族の亡骸の側においてやる。


「おがあさん……みんな゛……」
「ゆぅ、れいむのおかあさん……」

グズグズ泣きながら死んだゆっくりに哀悼の意を捧げるゆっくり二匹。


さて、この二匹。
このまま放って置いていったらどうなるだろうか?
まずゆっくりれいむは底部を焼かれているため動けない。すると餌集めは自動的にゆっくりまりさが担当することになる。
だが虐待によってボロボロの体のゆっくりまりさでは集める餌の量にも限界があるだろう。
すると食べるものはゆっくりの亡骸しかなくなる。
きっと泣きながら、謝りながら食べるに違いない。両親の呵責に責め立てられながら、生きるために仕方ないと自分に言い訳をして。

そしてゆっくりの亡骸も全部食べ終えたら?
たとえゆっくりまりさが虐待のダメージから回復しても、動けないゆっくりれいむがいる限りどうあがいても幸せな生活は送れないだろう。
子供を作るなんてもってのほかだ。
ああ、なんて心地よい未来だろうか。
そんなこいつらの行く末を想像するだけでお腹一杯だ。













なんてことは、まるでない。
私は全てのゆっくりが苦しむ様をこの目で見なければ気がすまない。

私はいい加減泣いているゆっくりれいむとゆっくりまりさを引っつかむと、再び透明の箱に入れた。
そして箱を持って巣から出て行く。

「ゆっ!? なにずるのっ!? れいむだちをかえじてぐれるんでしょ!?」
「やくそくはちゃんとまもってね!!」

「はぁ? 何言ってるんだお前ら。私は〝巣に連れていってやる〟とは言ったが、〝自由にしてやる〟とは一言たりとも言ってないんだが」

その一言でシンと黙る二匹。
やがてガタガタと涙をこぼしながら震えはじめた。
恐らく頭の中にはこれまでの虐待風景が去来しているのだろう。

「いや゛だぁぁぁぁぁ!!! やべでぇぇぇぇ!!! ゆっぐりじだいぃぃぃ!!!」
「どう゛じでっ!!! ゆっぐりでぎないよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ガタガタと透明の箱の中で泣き叫ぶ二匹。
きっと先ほどまで、これで自由になれると思っていたのだろう。
家族を失ってしまって悲しいが、ようやく苦痛の日々から解放される、と。

だがな、ゆっくりよ。こんな言葉を知ってるかい?

「希望は絶望を二乗させる」

誰の言葉だったか思い出せないが、なかなかいい言葉じゃないか。

「もう゛いやだぁぁぁぁ!!! がえじでよぉぉぉ!! がえぜぇぇぇ!!!」
「ゆっぐりぢだいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

「お前ら、そこまで今までの生活が嫌か?」

「い゛や゛だぁぁぁ!!! も゛う゛い゛や゛だぁぁぁ!!!!」
「ゆゅぐりざぜでぐだざい゛ぃぃぃぃぃ!!!!!」

「そうか、そこまで言うならそうしてやろう」

「「…………ゆ?」」

突然の私の手の平を返したような発言に驚いたのだろう。
それまで泣き叫んでいたれいむとまりさはピタリと泣きやみ、私の言葉の意味を図りかねているようだ。

「だから、お前らの言うとおりにしてやるって。れいむは自由の身に。まりさはゆっくりさせてやるんだよ」

「おにいさんほんとう!?」
「またうぞじゃない!?」

「ああ、本当さ。嘘だったら閻魔様に舌を引っこ抜かれてもいいよ」

「「やくそくだよ!!」」

「ああ、約束だ」











「ゆ゛がっ……ゆ゛がっ、べっ……あ゛がっ……」

目の前のれいむの状態にガタガタと、透明な箱の中で震えているまりさ。

今のれいむの状態は、頭には数十本の釘がまるでハリネズミのように刺さっており、頬には無数の切り傷があり餡子がポタポタと流れ落ちており、焼かれた底部にも数十本の釘が頭と同じように刺さっている。
さらには体中に有刺鉄線がグルグルとまったく身動きできないように絡められ、木の枝に吊られている状態なのだ。
それに加えて体中にまた新たな火傷が無数にできて黒焦げの饅頭のような様子になっており、また装飾品は糞尿などの汚物にまみれていた。

「さぁ、れいむ。こえでお前は自由の身だ。私はもうお前になにもしない。お前はこれから何をしてもいいんだ」

「ゆごっ、がっ……げぶべっ……」

まるで言葉になっていない音を口から漏らすゆっくりれいむ。
だがまだ生きている。木の枝にぶら下がった状態だから他のゆっくりに食べられることもないだろう。
仮に他の捕食種や鳥に食べられようとしても、有刺鉄線が邪魔で少しずつ啄ばまれるしかない。

「そうかそうか。喋れないほど嬉しいか」

そう言い残すと私は足元に置いたゆっくりまりさが入った透明な箱を持ってその場を立ち去った。
最後までれいむの行く末を見たかったが、約束は守らなければな。

「さて、次はまりさとの約束を果たさないとな」

その言葉にまりさは、涙と鼻水を垂れ流し、ガタガタと震えることで応えた。

「ばりざぁ…………だづげで……」

最後に聞こえたれいむの言葉は、果たしてかつてパートナーだった者にあてたのか、箱の中のまりさにあてたのか、私には分からなかった。





私は家に帰ると、鉄エサ箱のある部屋の押入れを開けた。

「さぁ、ここがお前がこれからゆっくりする場所だ」

そう言い聞かせながら透明の箱に入れられたゆっくりまりさを入れてやる。
まりさは押入れを開けた時、中に居たほかのゆっくりの生きているか死んでいるか分からない状態を見て「いや゛だぁぁぁぁぁ!!!」と泣き叫んだ。

「どうだい? みんなゆっくりしてるだろう? ここならゆっくりできるよ」
「ぢがうぅぅぅぅ!! ゆっぐりできな゛い゛ぃぃぃ!!!」

「はっはっは…………何言ってるんだ。黙れグズ饅頭」

ドスを効かせた声で脅しかけるとピタリ、と泣き止んだ。
今日までに植えつけた恐怖が頭の中に蘇ったのだろうか。

「お前はそこで一生、ゆっくりしていってね!!!」

ピシャン、と押入れを閉める。
久しぶりの押入れ組補充だからな。あれぐらい元気じゃないともたない。
押入れの中身を確認したが、まだ死んでいるゆっくりはいなかった。
鉄のエサ箱を開けて確認する。
新たに入れたゆっくりまりさとゆっくりありすは、ちゃんと植物型で子供を作っていた。

「さて、と」

新しい虐待用ゆっくりを捕まえてくるか。



以下無限ループ






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最終更新:2009年04月28日 20:48
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