ゆっくりいじめ系718 ドスまりさのお願い(前)


ゆっくりのいる街に出てきたネタをお借りしました。
また他にも色々とネタが被ってたりしますが、許してください。


ドスまりさが出てきます。



















「ゆっくりしていってね!!!」
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」
「れいむはゆっくりおひるねをするよ!」
「まりさはおはなさんをたべてくるね!」
「ありすはしかたないからまりさについていってあげるわ!」
「みんな余り遠くまで行ったらダメだからね! ゆっくりできなくなるからね!」
「「「「「わかってるよ、ドスまりさ!」」」」」


 ドスまりさは群れのゆっくり達と共に小さな平原でゆっくりしていた。
 ここは小川が流れ、すぐ近くには豊かな森もあり、餌に困ることはないゆっくりプレイス。
 ドスまりさとその群れのゆっくり達はここに1年ほど前に辿り着き、巣を作って生活していた。
 だが、このゆっくりプレイスは人里からさほど離れていない場所にあった。
 人間というものは基本的に住みやすい場所に集落を作る。
 開けた場所であること。
 近くに川があること。
 森には豊かな食材があること。
 狩りに適した動物がいること。
 危険な生物がいないこと。
 など色々と求め、これらを多く満たした場所に集落を作る。
 そして、これらはゆっくり達が求めるゆっくりプレイスと通じるものがある。
 故にゆっくりプレイスを求めるゆっくり達は意識せずに人里近くに住んでしまうのだ。


「また畑を荒らしに来たのか」
「ここはまりさたちのゆっくりぷれ・・・ぶぎぇ」
「ごめんざいいい、ごめんなざいいいやあぁぁあぁああぁ!」
「どうじでごんなごどをずるのおおおおぉおぉあぐっ!」


 ここに来た当初は、群れに途中から合流してきたゆっくりや若いゆっくり達が人間の恐ろしさを理解できずに
 人里に近づき、人間の家や畑を自然に出来たものと勘違いして荒らしては捕まって殺されていた。
 野生の生き物というものは、仕方のないことだが人間のルールというものが分からず
 また生きることに必死なので周りのことなどまるで気にかけず、自分勝手に振る舞う。
 それは野生で生きるゆっくり達にも当て嵌まることだった。しかし、人間は知恵を持つ生物なのですぐに対策をする。
 通常の野生の生き物達は、痛い目に遭ったり柵や案山子やらで対策されたりなどで近づくことはかなり減ったが
 ゆっくり達は中途半端に知能がある分諦めが悪く、何度も何度も畑を荒らそうとした。
 一度や二度ならともかく、何度も繰り返したせいで遂に人間たちはゆっくり達を害獣と判断した。


「にんげんはまりさたちをいじめるんだよ!」
「ゆっくりぷれいすをひとりじめするわるいやつらだよ!」
「みんなでにんげんをやっつけようよ!」
「だめだよおおおおお! そんなことしたらゆっくりできなくなるよおおおお!」


 一部のゆっくり達は、ドスまりさに人間に復讐しようと迫ったが、ドスまりさはけして首を縦には振らなかった。
 他の群れのゆっくりや旅ゆっくり、人間から逃げてきたゆっくり達からドスまりさが何体も人間に殺されたということを聞いていたからだ。
 また知能を使って人間に勝とうにも、ドスまりさや参謀のゆぱちゅりー、ゆありすはゆっくりにしては賢いほうだったが
 それでも人間と較べると遥かに劣っていることをゆっくり伝えの話と長年の経験から知っていたのだ。
 人間と戦えば必ず負け、群れは全滅する。なぜそんな無謀がことが出来ようか。


「ドスまりさ、またまりさがにんげんのはたけにいってころされたわ」
「ゆうぅぅぅ! ダメって言ったのにどうして行っちゃうのおおお!」
「まりさのことはしかたないよ! れいむたちだけでもゆっくりしようね!」
「むきゅー! なんでわたしたちのいうことをきいてくれないのかしら」


 もう被害が出ないように群れのゆっくり達に何度も人間に近づいてはいけないと教えたが
 それでも中途半端な知能からくる過剰な自意識で一部の若いゆっくり達は人里に行き、そして帰ってくることはなかった。
 だが、住み始めてから半年もしたころには群れのゆっくり達は人間に近づくこともなくなっていった。
 群れのゆっくり達は長きに渡るドスまりさの説得と、さらに捕まり殺されていく仲間が増えていくことで、ようやく理解できたのである。
 また人里に行くのは若いゆっくりが多かったので、赤ゆっくりの頃から人間に近づいてはゆっくりできないことを教えたことも効果があった。


 しかし、群れの危機はこれだけではなかった。
 それは森に来た人間である。人間はゆっくりによる畑被害により
 ゆっくりを害獣のように思っていたので、ゆっくりを見つけ次第殺していったのである。


「ゆゆっ! にんげんだよ! ゆっくりしないでにげるよ!」
「まりさがおとりになるからみんなはそのあいだにゆっくりにげてね!」
「つかまったらころされちゃうから、あかちゃんたちはくちのなかにはいってね!」
「むきゅ! たかいくさむらのほうににげてね! そこならきづかれにくいわ!」


 ドスまりさは最初に人間に手を出したのは群れのゆっくりなので
 群れの仲間が殺されていくことに涙を流しながらも
 人間を見かけたら復讐などを考えず、すぐに逃げるように説得してまわった。
 幸い、また森に来た人間達は森の食材を取るために来てるのであって
 ゆっくりを狩るために来たのではないため、すぐ逃げると人間たちは深く追ってくることをしなかった。
 なので、たまに逃げ遅れたり人間が近くにいることに気付かず殺されるゆっくりもいたが
 それらは長雨による餓死、突如見舞われる天災などに較べたら被害は微々たるものだったのだからだ。


「やめでええぇぇぇ! れいぶのあかぢゃんをいじめないでええええぇぇぇ!」
「おがああぁぢゃあああぁぁぁん! だぢゅげでえええぇぇぇええぇぇぇ!」
「なら、さっさと巣に案内するんだな」
「そんなごどじだら、みんあがゆっぐりでぎなぐなっぢゃうううう!」
「いぢゃいいぢゃいよぉぉぉ!ゆっぎゅりでちないよぉぉ!!!」
「なら、こいつは諦めるか?」
「ゆっぐりざぜでえええええええええええええええ!」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」


 だが、時が経つにつれ人間たちにも変化が現れる。
 動物と同じようにゆっくりを狩って加工場に売って生計を立てる人や
 中途半端な知能を持つゆっくり故に、嗜虐心を煽られゆっくり虐めを楽しむ虐待お兄さんが出てきたのだ。
 こういった人たちは森の食材を取るために森に来るのではなく、野生のゆっくりを狩るために森に来るのだ。
 しかも、すぐに逃げても執拗に追ってきたり、捕まえたゆっくりを痛めつけて巣に案内させ全滅させたりして
 群れのゆっくり達は徐々に減ってきた。


「どずまりざあああ! まだまりざのごどもがごろざれぢゃっだああああぁぁあぁぁぁ!」
「れいぶだぢはわるいごどじでないのにどうじでごんなごどになるのおおぉぉぉおぉ!」
「ありずのいぼうどだぢがにんげんにづがまっぢゃっだああぁぁぁああぁ!」
「ゆっぐりじでね! ゆっぐりじでね!」


 ドスまりさは苦悩した。


 人間に迷惑をかけずに静かに暮らしていれば、人間たちもわざわざゆっくり達を殺しには来ないと思っていたのだ。
 しかし、現実は厳しい。この村には農家が多く、ゆっくりを苦々しく思っている人ばかりだった。
 害獣扱いとなったゆっくり達を助ける存在はなく、群れのゆっくり達は捕まり虐待され殺されていく。
 群れのゆっくり達は嘆き悲しみ、ドスまりさになんとかならないかと泣きながら毎日詰め寄るが
 ドスまりさも参謀というべきゆぱちゅりーもゆありすも頭を悩ませるだけで良い案など思い浮かばなかった。
 人間と戦うという選択肢はない。今住んでいるゆっくりプレイスを捨てて新しいゆっくりプレイスを探すという手はあるが
 今のゆっくりプレイスは長きに渡る流浪の末、多くの犠牲を出しながらもようやく辿り着けた場所だ。
 それに人里は危険な生物が少ない場所に作られることが多いため、逆説的に人里から離れていくと
 人間からの被害は減っていくが、その分妖怪や猛獣などの人間外の危険な生物からの被害が増えてくる。
 家族単位でも見知らぬ地を移動するのも危険だが、それが群れ単位になれば危険性は跳ね上がる。
 群れのゆっくり達の数が多い故に危険な生物に見付かりやすくなってしまうからだ。
 運悪く妖怪にでも見付かってしまっては、群れはあっさりと全滅してしまうだろう。


 ドスまりさは何日も群れのゆっくり達がゆっくりできる方法を考え
 そして人間にもう悪いことをしないから虐めないで欲しいとお願いしにいくことを思いついた。
 幸い、ゆっくりを狩りに来る人たちが数人しかいないことは群れのゆっくり達の話で分かっていた。
 その人たちがやめてくれれば、ゆっくり達が殺されることもなくなり、ゆっくりできると思ったのだ。


「ドスまりさ、どうしてもいくの?」
「うん、ゆっくりを虐めないようにお願いしてくるね!」
「でも、あいてはにんげんなのよ。ころされるかもしれないわ」
「れいむもしんぱいだから、ドスまりさについてくよ!」
「ついてきちゃダメだよ。これからまりさはゆっくりできないところにいくんだから!」
「ドスまりさああああ!」
「むきゅー、しなないでね。きけんならすぐにげてね!」
「心配しないで! 安心してゆっくりまっててね!」
「ゆっくりまってるね! ゆっくりまってるからね!」










 そして、ドスまりさは人間に虐待され生きて帰ってこれたゆっくり達に場所を聞き、虐待お兄さんの家に向かった。
 今向かっている虐待お兄さんは、ゆっくりを虐めたり狂わせたり壊したりしてから野生に返すのが趣味な人だった。


 あるゆっくりれいむは、無理矢理にんっしんっさせられ赤ちゃんを産んでは発情させられたゆっくり集団に赤ちゃんを犯し殺され
 赤ちゃんが全員死んだらまた無理矢理にんっしんっさせられ、赤ちゃんを産んではゆっくり達に犯し殺されていく。
 そんなことを繰り返して対人恐怖症ならぬ対ゆっくり恐怖症になった。普通のゆっくりを見ても怯え泣き逃げ惑うようになったので野生に返された。

 あるゆっくりまりさは、水と小麦粉と餡子と針金で粘土のように体を千切られたり付け加えられたりしながら体を弄ばれ
 きめら丸もかくやという感じに体を魔改造されてから、野生に返された。
 このゆっくりまりさにけして鏡を見せることはなかったので、自分がどのような姿なのか
 そして他のゆっくりがこのきめらまりさを見て、どう思うかを知らないまま野に帰っていった。

 あるゆっくりありすの集団には、全員に死んだゆっくりの髪飾りをつけてから野生に返された。
 死んだゆっくりの髪飾りをつけると、同様のゆっくり以外からは嫌われ執拗に攻撃されることになる。
 だが、発情中のゆっくりありすは戦闘力?が跳ね上がり、また集団であるため、ゆっくり達は簡単には排除できないだろう。
 さらに何が何でも殺したい思ってる連中から陵辱されるゆっくり達の屈辱はどれほどのものか計り知れない。

 あるゆっくりれいむ一家は、香霖堂で買ったバイブというものを体につけられ睡眠と食事以外は
 ずっとすっきりーをさせ続けられ、ゆありす集団以上のレイプ集団となってから野生に返された。
 なにせ挨拶が「ゆっくりしていってね!」から「すっきりしていってね!」に変わってしまってる。
 このゆっくりれいむ一家が、ゆありす集団と会ったらそれは面白いことになるだろう。

 あるゆっくりまりさ一家は、頬を水で溶かされ家族全員を一列に癒着させられてから野生に返された。
 全員同じ方向を向いてるため前進することは出来るが、みんなで同時に進もうとしないと前進することも出来ない。
 また大きさが違うので当然歩幅も違い、跳ねるたびに一番端にいる赤ちゃんは振り回され傷ついていく。
 そして赤ちゃんの痛みは癒着で共有しているため、家族全員に伝わる。もうゆっくりすることは出来ないだろう。


 またこの虐待お兄さんは間接的に殺したことなら数多くあれど、自分の手で直接殺したことは1回もない。
 ゆっくり達が虐めることによって示す反応を見るのが好きらしく、虐殺には興味がないらしい。
 それ故に虐待されたゆっくりがドスまりさの群れに戻ってこれたわけだが。





 ズズーン ズズーン





「ん、なんだ?」


 虐待お兄さんは僅かに地鳴りがするので窓の外を目をやると
 遠くにドスまりさがこちらに向かって跳ねてきていた。
 この家は人里からは少し離れた場所に建っている。
 場所柄ゆえに生活する分には些か不便だったがその分、通常の家よりも安値だったこと
 ここなら、近所迷惑にならずにゆっくりを虐待できること
 それらの要因が重なり、思い切って購入した家だった。
 この家の周りには特に何も無く、また人里へ向かう方向とも違う。
 この家の先にある森に行くならば、わざわざ家付近を通らずに迂回路を取るだろう。
 なので、ドスまりさの目的地はこの家だと推測した。
 にしても普段ドスまりさは森の奥深くに住み、そこから出てこないので
 虐待することができなかったのだが、それがまさか向こうから来るとは。
 まだ来るまでしばらく時間がかかりそうなので、まずは捕獲のための準備を始めた。
 そして準備を終え、家でくつろいでいると地鳴りが止まった。


「ゆっくりしていってね!」


 との大声が聞こえた。どうやらドスまりさが家の前まで来たようだ。
 家を出てドスまりさを見上げるが間近で見ると本当にでかい。だいたい5mくらいはあるだろうか。
 これなら虐待もかなり楽しめそうだ。まぁ、まずは会話でも楽しむか。


「こんにちは、おにいさん! まりさはおにいさんにお願いがあって来たの!」
「で?」
「もうまりさ達は悪いことをしないからこれ以上ゆっくりを虐めないでね!」
「で?」
「何も悪いことをしていないゆっくりを虐めないでって言ってるの!」
「で?」
「ゆっくりたちがゆっくりできなくなるからだよ!」
「で?」
「ゆっくりたちをゆっくりさせてほしいっていってるの!」
「で?」
「悪いことをしたゆっくりならお仕置きされても仕方ないけど・・・
 でも、群れのみんなはゆっくりできる良いゆっくりだよ! いまは人間の家や畑を荒らしてないよ!」
「で?」
「だから、もう悪いことをしないから、ゆっくりを虐めないでね!」
「で?」
「この前、群れのゆっくりを虐めたのを知ってるよ!」
「で?」
「そんなことはもうやめてね! ゆっくりさせてね!」
「で?」
「もう一度言うからよく聞いてね! まりさはおにいさんにお願いがあって来たんだよ!」
「で?」
「ゆっくりをこれ以上虐めないでね!」
「で?」


 困った。すでにドスまりさと会話を始めてから3時間は経つ。
 まさか無限ループに陥るとは想像していなかった。さすがはドスまりさというべきことなのだろうか。
 よっぽど群れのゆっくり達が大事なのか、ドスまりさは諦めることなく、ゆっくりと説得を続けていく。
 ゆっくりの中のゆっくり、真のゆっくりというだけあって、こちらがからかっていることにも気付いてくれない。
 こちらに危害を加える様子は見られないが、これではこちらが折れない限りいつまでも終わりそうにない。
 普通のゆっくりならば、これだけ長く同じ返事しかしないことに対して何らかの反応を示すものなんだが。


 なんだか負けた気分だが、いい加減お腹も空いてきたので普通に虐待することにする。
 通常のゆっくりと違って、ドスまりさに体当たりされたり押し潰されたりしては危険なのでまずは捕獲。
 と言っても、先ほど玄関前に置いた加工所製の強力睡眠煙幕の入った箱を踏むだけだ。
 箱を踏むとプシューと言う音と共に、薄い霧のようなものが辺りに漂い始めた。
 対ゆっくり用だけあって、人間には一切効果がないので防毒マスクや解毒剤もいらないのでお手軽だ。


「ゆっ! なにか眠くなってきたよ!」
「で?」
「でも、まだお話が・・・おわ・・・って・・・すやすや~」


 ようやく静かになったか。
 眠ったことを確認すると、まずは腹と思われる部分を思い切り蹴ってみる。
 しかし、ドスまりさは何ごともなかったかのように眠り続けたままだ。
 この強力睡眠煙幕は、睡眠と同時に麻痺の効果もあるので色々と便利なのだが
 ドスまりさの場合、攻撃が効いてないから眠り続けたままなのか
 麻痺の効果で蹴られたことに気付かず眠り続けたままなのかいまいち判別が出来なかった。
 仕方ないので睡眠が効いてるので麻痺のほうもしっかり効いてるだろうと判断して
 次は動けなくするために足を焼くことにした。


 本来なら泣き声を楽しみながら焼いたりするのだが、さすがにドスまりさ相手では危険なので
 眠ってるうちに焼いてしまうことにしたのだが、これが一苦労だった。
 ゆっくりの足とは地面との接地面であり、持ち上げるか横倒しにしなければ足は焼けない。
 以前2mほどの巨大ゆっくりを虐待したときは何とか転がすことが出来たが
 ドスまりさはでかすぎて押しても、体に手が食い込むだけでまったく動かないのだ。
 家にある道具を使い、テコの原理を応用してようやく仰向けの状態にすることが出来た。
 接地面だけでも幅6mほどあるので、焼いては転がし、焼いては転がしをひたすら繰り返し
 2時間もした所でようやくドスまりさの接地面すべてが黒焦げになった。
 念入りに焼いたので跳ねることはおろか這いずることすらも出来ず、自力での移動のは二度と出来ないだろう。
 これでどれだけ怒らせても体当たりされたり、押し潰されることはなくなった。


 またドスまりさの使う特殊能力、ゆっくりオーラやドスパークに関しても問題はない。
 ゆっくりオーラとは、ドスまりさに寄生したキノコの胞子のことだ。
 この胞子を吸ってしまうと思考能力を失ってしまう。なので強制的に相手の言いなりになってしまうのだ。
 もっとも便利な能力とはいえ使うのはゆっくりなので、ゆっくりさせられるだけで終わるのが間抜けなところだが。
 それに人間とは知恵を持つ生き物だ。原因さえ分かれば対策などいくらでも立てられる。
 そうして作られた解毒剤をあらかじめ飲んでおけば、ゆっくりオーラを使われても効くことはない。


 ゆっくりオーラと同様ドスパークに関しても、仕組みはすでに加工所により解明されていた。
 ドスまりさの頭頂部に生えるキノコを細かく噛み砕き、ドスまりさの唾液と混ぜ合わせることにより黄色い高温のガスが発生する。
 これを巨体に見合った恐るべき肺活量で吹き出すのがドスパークである。
 ドススパークを食らうと大火傷の状態になり、致命傷には至ることもある。
 もっともドスパーク撃つためには、大量の空気を吸ってからキノコを噛んで唾液と混ぜ合わせて思い切り吹くという手順を踏むため
 構えてから撃つまで10秒ほどの隙ができる。また肺活量のみで高温のガスを吐き出すため射程もかなり短かったりする。
 不意打ちでもなければそうそう当たらないだろう。またドスパークを撃つ瞬間に口を閉じると自分の口内を焼いてしまうらしい。
 もうここまでくると、ゆっくりらしいと言うべきところなのだろうか。
 他に解明されていることとしては
 同時に2本以上生えることは無く、また2週間ほどで成長する。
 普段使わない時はドスまりさの頬袋に保管されている。
 キノコは苗床となったドスまりさの唾液以外では反応せず
 ゆっくりはおろか、他のドスまりさにキノコを与えてもドスパークは撃つことが出来ない。
 など、色々と解明されていた。


 避けるのは簡単そうだが万が一もあるので念には念を入れて
 眠ってるうちにドスまりさの頬袋に潜り込んで、キノコを奪っておいた。
 奪った後、ドスまりさの唾液で体がベタベタになったのはさすがに泣きそうになったが。
 またいくら人里から離れ人目に付きにくい住んでいるとはいえ、ここは一応人里の中。
 玄関前で虐待するのは、さすがに問題があるだろう。ドスまりさはただでさえ目立つと言うのに。
 仕方なくまたテコの原理を応用して転がし、何とか家の裏手まで運べたが
 ドスまりさは家と同じほどの大きさなので、目立つことには変わりがなかった。
 まぁ、家の影に隠れたおかげで道から直接虐待しているところを見られることはないから問題ないか。
 目を覚ますまで暇なので、シャワーを浴びてすっきりしてから虐待の方法でも思案していると「ゆっ!」と声が聞こえた。
 どうやらドスまりさが目を覚ましたようだ。






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最終更新:2008年09月14日 08:01
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