※半分ギャグとノリです。
やぁ、僕は虐待お兄さん。
『ゆっくりを虐待する程度の能力』を持つただの妖怪さ。
今日僕はまだゆっくりが発見されていないという幻想郷の端の方に来ている。
ついこの間ゆっくりが発見されたという話を聞いたので、ゆっくりがいると聞いては虐待しないわけにはいかない、とここまで来たのさ。
さて、話によるとこの辺りにいるはずだが……。
キョロキョロと周りを見回すがゆっくりが居る、または居た形跡が見当たらない。
もう少し奥かと思って更に歩を進めようとした時だった。
「ふっ、まさか本当にのこのことやってくるとはな」
「お、お前は……っ! ゆっくりんピースの愛でお兄さん!」
側の木の陰から一人の青年が現れた。
彼は愛でお兄さん。
『ゆっくりを愛でる程度の能力』を持つ、ゆっくりんピースに所属する妖怪だ。
「くっ、まさかこれは罠!?」
「そうだ。君たち虐待お兄さんがいてはゆっくりがゆっくりできない。ここで消えてもらう!」
互いに戦闘態勢に入る。
僕はゆっくりを虐待するため、ここで死ぬわけにはいかない。
睨みあい対峙する僕と愛でお兄さん。
その間に
「「ゆっくりしていってね!!!」」
二匹のゆっくりが乱入してきた。ゆっくりれいむとゆっくりまりさだ。
「ひゃっはぁ!! 虐待だぁぁ!!!」
その姿を認識した瞬間私は全力で弾幕を発射させた。
僕も妖怪の端くれ。弾幕も出せるんだ。
「ゆゆっ? なにこの光っ────ゆぶぅ!?」
弾幕に巻き込まれるゆっくり。
無数の弾丸が当たり餡子を吐き出し、切れた皮からは餡子がもれ出る。
だが死なない。
弾幕は殺傷目的ではない上に、虐待お兄さんによる対ゆっくり用の弾幕だ。
苦しませることを目的にしている。
「くっ! よくもゆっくりを!!」
愛でお兄さんがそんな僕を止めようと弾幕を発射してきた。
僕はそれをなんとか回避する。
もちろん、僕と愛でお兄さんの間にいるゆっくりは避けられない。
「いだい゛ぃぃぃぃ!! なに゛ごれぇぇぇぇ!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉぉ!!」
ゆーん、と滂沱の涙を流すゆっくり。
だが足を止めてしまっている。もちろん弾幕は直撃だ。
「「ゆぶっ! ゆげっ! ゆぼぉ!」」
面白いぐらいにヒットする弾幕。
普通の弾幕ごっこなら既に残機はゼロだろう。
それを見て僕の加虐心は更に増長し、
「ひゃっはぁ!! 虐待『ゆっくりさせるか』」
スペルカードまで使わせた。
「「ゆっぐり゛ぃぃぃぃl!?」」
無数の弾幕の奔流に目を見張るゆっくり。
そんな無力なゆっくり達を弾幕が飲み込む。
「いだいよ゛ぉぉぉ!! おうぢがえるぅぅぅぅ!!」
「まりざだぢなにもわるいごどじでないよぉぉぉ!!」
弾幕によって皮はところどころ破れ装飾品もズタボロになってゆっくり達が逃走を図る。
が、
「貴様っ! よくもゆっくりを! 喰らえ! 溺愛『ゆっくりとの蜜月』!」
愛でお兄さんが僕に放った弾幕に巻き込まれた。
「いやだぁぁぁぁ!! ゆっぐりじだいぃぃぃ!!」
「ゆ゛ぅぅぅぅぅぅん!!!」
その後、日が暮れるまで弾幕ごっこは続き、間にいたゆっくりをそれぞれが持ち帰ることで停戦協定が締結。
僕と愛でお兄さん双方が特になる結果になった。
めでたしめでたし。
─────────
完全に勢いだけです。申し訳ありません。
スレでの流れから湧き出たものです。
作者が他に書いたもの
ゆっくり合戦、ゆッカー、ゆっくり求聞史紀、ゆっくり腹話術(前)(後)、ゆっくりの飼い方 私の場合
最終更新:2008年09月14日 07:47