ゆっくりいじめ系3186 だってそういったじゃん

注意
  • 「」はゆっくりの発言です。
  • 『』は人間の発言です。

ここに親れいむ1匹と子供れいむ1匹、子まりさ1匹がいる。
親れいむはもともと飼いゆっくりだったが、野良落ちした。
何故野良落ちしたか、なぜ親まりさがいないかは割愛する。テンプレ通りである。

「おなかすいたのじぇ! あまあましゃんがたべたいのじぇ!」
「あまあましゃん! あまあましゃん!」
空腹のあまり泣き叫ぶ子供たち。その反応にれいむは困った顔をする。

まりさがいなくなり、備蓄の食べ物も食べつくし、昨日は仕方なく狩りに出たれいむ。
しかし、生粋の飼いゆっくりだったれいむが食料を得られるはずもなく、
持って帰ってきたのは、人間が噛んだガムだけだった。
もちろんそんなんで、子供たちのお腹がいっぱいになるわけがない。

悩むれいむ。しかしここで餡子脳に1つの名案が浮かぶ。
「おちびちゃんたち、きょうはみんなでかりにいくよ! そしてみんなであまあましゃんをたべるよ!」
こうしてこの日は全員で狩りに出かけることにした。

「にんげんさん、かわいいかわいい、れいむのおちびちゃんたちをみせてあげるよ!
 だから、あまあまさんちょうだい! すぐでいいよ!」
れいむは人間たちのいる歩道に出てそう叫ぶ。
自分のおちびちゃんを人間に見せてゆっくりさせる→人間がお礼にあまあまさんをくれる
→みんなでむーしゃむーしゃ
の方程式である。

もちろん大抵の人間はスルーである。絡むだけ損なのである。
「にんげんさんはゆっくりしていないねぇ。」
れいむはスルーされる原因を人間にあると思っている。
そんななか―

『なんだなんだ?』
人間の青年が近寄ってきた。間抜けそうな人間だが贅沢はいってられない。
「れいむのおちびちゃんをみせてあげるから、かわりにあまあまちょうだいね。」
『おちびちゃんを見せて くれるのかい?』
「そうだよ。おちびちゃんをみせてあげるよ。おなじことなんかいもいわせないでね。」
『わかったよ。』
「おちびちゃん でばんだよ。」
というとれいむは自分のもみあげを使って、二匹の子供を自分の頭の上に移動させる。

「れいみゅは ゆっくりかいのしぇんたーだよ!」
「まりしゃの さたでーないとひーばーだじぇ!」
打ち合わせ通り子れいむは良くわからない歌を歌い、
子まりさは体をくねくねさせて踊りを踊る。

青年は子れいむと子れいむを手に乗せるとしげしげと見つめる。
二匹とも「れいみゅはとりしゃん!」「まりしゃはちゅばさをてにいれたのじぇ!」
と興奮していたが、すぐに青年の手のひらで歌ったり踊ったりしている。
『あはっ、なかなか芸達者でゆっくりしたおちびちゃんたちだね。』
「れいむのじまんのおちびちゃんだよ! わかったらあまあまちょうだいね! すぐでいいよ!」

『よしわかった。あまあまをあげよう。でもここだと、れいむがあまあまさんを運ぶのが大変だろう?
 だから、家まで運んであげるよ。』
「たしかにそれはそうだね。ふん、どれいにしては きがきくじゃないか。」

青年と3匹はれいむの家まで歩いていく。
子れいむと子まりさは青年の手のひらで、
「ひこーきさん! ひこーきさん!」「ふぉっくすつー ふぉっくすつー だじぇ!」
と喜んでいる。
やがて、れいむの家についた。

「おうちについたよ! あまあまさんちょうだい!」
『ちょっとまっててくれ。』
そういうと青年はそのままれいむに背をむけた。

「ひさしぶりに あまあまさんをたべられるよ!」
れいむは今から貰えるであろうあまあまの味を妄想し、口の中の涎が止まらなくなっていた。

マリシャノオボウシサン
リボンシャントラナイデエ

『はい。あまあまさんだよ。』
やがて、れいむの前においしそうな黒い塊が置かれる。
「おいしそうなあまあまさんだね。おちびちゃんたちとたべようかな?
 い、いや、どれいが どくをいれているかもしれないよ。
 だからおかあさんがあじみをするよ!」
というと、れいむはガツガツと目の前の黒い塊を食べ始めた。
「むーしゃむーしゃ!し、しあわせーーーー!!めちゃうめぇ!!まじぱねぇ!!!」
どう見ても味見の量じゃありません。本当にありがとうございます。

「このまるっこいのが くちのなかでぷちっとつぶれて うめぇ!
 そしてこのしかくくて ちょっとはごたえがあるのが またうめぇ!」
『満足してもらえたかな。それじゃお兄さんは帰るよ。』
あまあまさんに夢中になっていたれいむだが、肝心なことを思い出した。
「ちょ、ちょっとおちびちゃんをかえしてね!」

『え? おちびちゃん? くれるんじゃないの?』
「そんなこといってないよ! はやくかえしてね!」
『だって、「みせて あげるよ!」っていわなかったっけ?
 だから俺も「みせて くれるの?」って聞いたんだけど。』
「はぁああああああああああ!?」

『まあいいや、そんなことだと思ったし。
 結論からいうとね。もう返しているんだよ。』
そういうと青年はポケットからおちびちゃんの帽子とリボンを取りだし、
れいむががつがつ食べていた黒い塊の上に置いた。

れいむの動きが止まる。青年も何もいわずじっとしている。

ゆっくりは、お飾りで個体を判断する。
だから、お飾りの取れた子供を親は自分の子供と判断できない。

同時に、ゆっくりは人間よりも思い込みが強い生物(?)だ。
だから、例えばゆっくりが口に含んだものを他者が「それは毒だ!」と指摘すれば、
体が拒絶しダメージを負ってしまう。たとえそれが本当はおいしいものでも。

自分の娘たちである証明が自分が食べているものの上に置かれる。
あれ? これはおちびちゃんたち?
あまあまだと思っていたモノの上に乗っていたつぶつぶ。
これはおちびちゃんの目玉? その目玉がれいむを見つめる。

ドウシテタベチャッタノ?

「うげぇええええええええええええ!」
れいむは食べていたものを吐き出す。体が受け付けなくなったのだ。

人間で例えると、レストランに行って出された料理を食べていたら、シェフが来て、
「実はそれはあなたたちの子供なんです。」
といわれるようなものか。
大抵の人間は真に受けないだろうが。

「るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる」
恐らく食べたもの以上の分を吐いているだろうが、れいむはそれどころではない。

そしてれいむは自分しかいなくなった自分の家で大量の餡子を吐き出し、
誰にも見守られることなく、死んでいくのだった。


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初投稿です。駄文乱文申し訳ありません。

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最終更新:2013年01月10日 22:24
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