ゆっくりいじめ系368 ゆっくりメーリン

これはゆっくりいじめ系359 踏みにじられた花の勝手に書いた続きです。
読む前に踏みにじられた花をお読み下さい。
更に、初投稿なので拙い所もあるかと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。








めーりんが引き伸ばされ餓死した夜に、ある一匹のゆっくりふらんが死んだめーりんを見つけた。
最初は何か分からなかったが興味を引かれ近づくにつれ、見慣れた帽子や髪を見て慌てて近寄るが、既に死んでいためーりんにふらんは肩を落と
し静かに泣く。伸ばされたお腹にゆっくりゆうかの死体があったが、ふらんにはどうでも良い事だった。



ふらん種にとってのめーりん種は母親に近い感情を持っている。
出会ったばかりの頃、めーりんはふらんを見るや齧られ投げられても、ニコニコして餌を取ってくれたり遊び相手になってくれる。
そんなめーりんにふらんも最初は疎んでいたが、自分を見る物は逃げ惑う者ばかりなのに変わらず側に居てくれるめーりんをふらんは家族に近い
感情で受け入れた。
それゆえに、ふらんはめーりんを襲うことは無い。それ所か子供が生まれたら自身が餌取りに出かける間、子供をめーりんに任せる位である。勿
論、子供を見てくれるめーりんの分のごはんも取らなければいけないが、安心して任せられるので苦にならない。
めーりんとふらんは実に良好な関係と言える。



そんな大好きなめーりんをこんな異常な殺し方をした犯人は許せないと、ふらんは泣き顔から一転憤怒の表情に変えて犯人を見つけ出して復讐す
る事を決心する。
決心したは良いが犯人の検討がつかないふらんは困ったが、すぐそばの花畑でゆっくりの気配を感じそのゆっくりを捕獲する。
「ゆっくりわからないよー! ゆっくり離してねー!」
「うるさい! ゆっくり黙れ!!」
ふらんが聞くにはそのゆっくりはゆっくりちぇん家族で、子供が美味しいゆっくりスポットが有ると言うのでお腹が減って食べに来たと言う。
「おい!」
「ゆぅっ? 何っ?!」
ふらんは捕まえた親ちぇんをめーりんの所に連れてくる。子供達は親から助けたいのか逃げれば良いのに着いて来る。
「このめーりんをこんなにした奴を知らないか! 知っていたら殺さないでやる!!」
「ゆっくりわからないよー! ちぇんは今来たばかりだから何もわからないよー!!」
思わず睨む顔がきつくなる。手がかりを掴んだと思ったら何も知らないゆっくりだったからだ。今は潰す時間も惜しいので親ちぇんを捨てようと
すると、周りで跳ねていた子ちぇんが大声を上げる。
「わっ、わかるよー! ちぇんはわかるよー!!」
「う?」
「ちぇんを此処に連れて来てくれたまりさ達がやっていたよー! 恐かったから近寄れ無かったよー!」
「そいつらが居る場所、分かる?」
「分かる、分かるよー! だからおねーちゃんお母さんを放してねー!」
手掛かりを掴んだと喜ぶふらんだが、親を助けたい為の出任せかもしれない。
「それじゃ、今からお前を掴んで空を飛ぶからそいつらの所に案内しろ!」
「ゆゆっ?!」
親ちぇんが抗議しようとするが掴む手を強めて黙らせる。
「ちゃんと案内出来たらお前達は殺さないと約束する。だから……頼む」
「ゆっ……」
親ちぇんも子ちぇんもふらんが命令からお願いに変わったのを聞いて、このめーりんがとても大事なものだと悟った。
「おねーちゃん、わかったよー! 案内するよー! ちぇんに任せてねー!!」
「……ありがとう」
ふらんはそっと親ちぇんを地面に下ろすと子ちぇんを両手で掴んで空に浮いた。
「凄いよー、お空を飛んでるみたいだよー!」
嬉しそうにはしゃぐちぇんに、みたいじゃなくほんとに飛んでるんだと言いたかったが案内を促す。
心配そうに見つめる親ちぇん家族を残し、ふらんは子ちぇんの案内の元犯人達へと急ぐ。
数分ばかり飛んだだろうか? ふらんは洞穴の前に居た。
子ちぇんが言うには此処だと言うが、確かな証拠が必要だ。勘違いで叩き潰しても良いが、本物の行方が掴めなくなっては困るからだ。
子ちぇんに静かにする様に言い含め地面に降ろし、洞穴の前で息を潜める。



洞穴のゆっくり達は餌をたんまり溜め込んでいる様で盛大に盛り上がっていた。恐らくあの花畑から持ち帰った物が殆どなのだろう。
声の様子から、中に居るのがゆっくりれいむ、ゆっくりまりさ、ゆっくりありす、ゆっくりぱちゅりーの四匹だと分かった。
「あのゆうかは馬鹿だよねー!」
「ほんとほんと、さっさとご飯を渡せば死なずに済んだのにね!」
「都会派ならご飯はお裾分けするのが常識なのにね!」
「むきゅむきゅ……」
ゆうか……? そういえばめーりんのお腹の上にゆっくりゆうかが居た気がする。そうか、あの花畑はゆっくりゆうかの物だったのか。
勝手な事を言う中の四匹に苛立ちを感じるが、ゆうかの事は自分とは関係ないと思い続きを聞こうとする。
「あんな最低のくずと仲良くしてるから死んじゃうんだよねー!」
「ほんとほんと、ゆっくり死んでー♪ ゆっくり伸ばされてー♪ そして~仲良く~ゆっくり死んでも一緒~♪」
「あの死んだ田舎物を伸ばしたくずの田舎物の上に落とすように指示したのはあなたでしょ? あなたのセンスはいつもながら冴えてるわ!」
「むっきゅきゅ♪」
関係無いと思っていたが大いに関係有った。めーりんとゆうかは仲良しだった。そしてこいつらに殺されたのだ。それが今の会話で全部分かった。

「いつもご飯を集めるしか脳が無いくずなのに、まりさを突き飛ばすんだもんね!」
「あれは許せなかったよ! 温厚なまりさも思わずカッとなっちゃったね!!」
「何が温厚なまりさよ~」
洞穴の中に楽しそうな笑い声が響く。それは入り口で潜むふらんにも伝わってくる。

こいつらを今すぐ殺してやりたい衝動に襲われるが、その前に約束を果たさなければならない。
見るもの触れるもの全てを噛み殺さんと歯を剥き出しにするふらんに、地面に居る子ちぇんは恐ろしさから小刻みに震えている。
ふらんは深呼吸をして自分を落ち着かせ、子ちぇんに精一杯の作り笑いを向け大事そうに両手で掴み花畑に戻る。
子ちぇんは笑顔を見た瞬間、気が抜けて思わず気絶しそうになった。



「「「ゆっくりおかえりー!!!」」」
花畑に降りたふらんを待っていたちぇん家族は待ちきれないとふらんに殺到する。
親ちぇん達の勢いに負けたふらんは尻餅を着くが、両手に持った子ちぇんを自分のお腹に乗っている親ちぇんの頭に返してやる。
「ただいまー! ちゃんと案内してきたよー!」
「無事帰って来てくれたんだねー! うれしいよー!」
親子の頬擦りに周りの子供達も加わり、静かだった花畑が賑やかになる。
「約束通りお前達は食べないよ、それじゃ!」
頬擦りを続けるちぇん親子達にそう告げるとふらんは飛び上がり洞穴に向かおうとするが、ふと思い立ち親ちぇんに声をかける。
「めーりんのからだは食べないでね、あとでこの花畑に埋めてあげるから」
そう言い残し、ふらんは返事を聞かずに飛び去る。
「ゆっ?! ゆっくり……わかったよー! ゆっくり任せてねー!」
その声はふらんに届かず闇夜に消えた。



ふらんは洞穴に向かいながらめーりんを殺した犯人達をどうやって殺してやるか考える。
『伸ばして殺されたのなら、伸ばして殺してやれば良い。』
そうだ、それで良い。自分がどんなに酷い事をやったのか思い知らせてやれば良いのだ。

ふらん達が洞穴の前にそっと降り立った時も、中ではまだ宴会を終わらず賑やかだった。
相手は四人でこちらは一人。負ける事は無いが逃がす事はしたくない。
なので作戦を考える事にした。

まず四つ身に分身する。
ふらん種は胴有り無しに関わらず、一時的に自分の分身を3つ作り出す事が出来る。
そして、まず一人が洞穴に押し入り一匹を捕まえて威嚇する。
他のゆっくり達は逃げ出すだろうから分身が待ち構えて捕まえる。仮に逃げ出さずに闘う姿勢を見せたら分身を呼んで中で捕まえてしまえば良い。
それぞれが一匹ずつ捕まえた後、痛めつけて動けなくしてから順番に引き伸ばして殺してやる。

決まってしまえば素早く行動するのみ、ふらんは分身を生み出し入り口に残し、自分だけ素早く飛び込み一番近くに居たれいむを捕まえ頭頂部に
頭突きをする。
「ゆっがぁっ?!」
余りの速さに呻き声だけ残し気絶するれいむ。
「ゆっ、何なんだぜ! れいむをはな……ふらんだー!」
「ふ、ふらん? いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「むきゅー! むきゅー!」
「うるさい! ゆっくり黙れ!!」
ふらんが三匹に怒鳴るとぱちゅりーはガクガク震え、ありすはまりさと捕まっているれいむをキョロキョロ見返すだけで逃げようとしない。まり
さはふらんをじっと見つめ動かない。
ふらんは思わず評し抜けした。これなら外の分身を中に呼んで捕まえてしまおうかと、ふらんが考えた時である。

「まりさはゆっくり逃げるよ! 恐いふらんはれいむとありすとぱちゅりーを食べてね!!」
考え事をしたせいでまりさから視線が外れ、逃げるチャンスと考えたのかまりさが仲間を見捨てて外へ駆け出す。
「まりさひどいぃぃぃぃ!!」
「むっぎゅぅぅ!!」
置いていかれたぱちゅりーとありすがまりさを呼ぶが、まりさは構わず外に消える。
自分達も続こうとするが、目の前のふらんが恐いのか動けないで居る。
「びぎょうものぉーー!!」
「おいでがないでぇー!!」
「どんくさいありすやぱちゅりーはゆっくり食べられてね! まりさはゆっくりはやくにげぶぎゃっ!!」
だが、消えた瞬間まりさの悲鳴が洞穴に響く。
外に待たせた分身が捕まえたのだ。
ふらんは外に居る分身を全部洞穴の中に入る用に念じる。
まりさを抱えたふらんを先頭に残りのふらん達が洞穴に入ってくる。
「ゆっくり離してね! まりさだけでも助けてね!!」
「この裏切りまりさ! あなたなんか都会派じゃないわ!!」
「むきゅ~……」
一匹でも絶望的なのに三匹も来てはどうにもならぬとぱちゅりーは諦めるが、ありすは逃げたまりさを非難する事で忙しいのか現状を理解してい
ない。
結局ありすはふらんに抱えられるまでまりさを非難していた。

全員を捕まえるのに成功したので、作戦通りまずは適当に痛めつけて自力で逃げられないようにする。
分身を含めた四人で同時に地面や壁に叩き付けて痛めつける。
死に易いぱちゅりーは手加減しないといけないのでふらん自身がやった。
「むぎゅぁっ! ぐがっ!!」
「いだっ!! だぁっ! ぎゃべっ!!」
「ぶぶぅ! ごがぁっ!!」
「ぶぎゅっ……、うぶぅ……」
叫ぶまりさ達とは対照的にふらん達は黙々と叩き付ける。


全員が動かなくなるのを確認したふらんは手近にいたありすから引き伸ばす。
ありすに含む所があったのではなく、ただ一番近かっただけである。。
「いだあああああぁぁぁぁぁぁ!!! だぶげでぇぇぇ!!!」
泣き叫ぶありすを分身たちと協力して引き伸ばす。
「だれっ、でもいっ、いがらだず――ぎぁっ!!」
限界が来たのか分身Aが持っている足の部分がブチンと千切れるが、中身が漏れ出す皮を再度掴ませさらに引き伸ばす。
「うぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃぃぃ……がっ!」
ふらんが持つ頭の皮が破れたことでやっとありすは死ねた。

残ったまりさ達はありすの惨状を見て震えるが、その引き伸ばされた様子を見てぱちゅりーは何故自分達が襲われたかを理解した。
そうだ、これは先日めーりんにやった事と同じだ。
豊富な知識を誇るぱちゅりーはめーりん種とふらん種の関係を思い出し、何故自分達を襲われたのか理解した。
「むきゅ! ご、ごべんなざい、ごぜんなざい……」
「ゆっ、ごめんなさいだぜ! 謝るからまりさを許してほしいだぜ! この通りだぜ!」
一歩前に出て鼻声でふらんに謝るぱちゅりー。その様子を見てまりさも謝るふりをする。れいむは変わらず震えている。
ふらんは伸ばされたありすを踏み越え、次はぱちゅりーを掴み引っ張り出す。
「むぎゅー! ごべんなざい!! いやぁー、伸ばざないでー!!」
ぱちゅりーは尚も謝るが、洞穴の前で一部始終を聞いていたので当然ぱちゅりーも許すつもりは無い。

今回はただ引っ張るだけでは許さない。
ありすの時とは違い四人で引っ張らず分身だけを使い、三角になる様にゆっくり引っ張り皮が千切れない様に余裕を残して暫く待つ。
「むぎゅぅ~~~~~、だずげでぇぇ~~」
その後、伸びた皮が安定したのを確認するとふらんはぱちゅりーから帽子を取り上げ口に突っ込み、伸びた皮を下から蹴り上げる。
「ゆっくり死ね! ゆっくり死ね!! ゆっくり死ね!!! ゆっくり死ね!!!!」
「むぐっ! むぎゅっ! むぅ~~!! むごぉ~~~!!」
口を塞がれ伸ばした背中を蹴り上げる苦痛にうめき声を上げるが、構わず蹴り続け段々力を強くする。
蹴られる衝撃で余裕が有った皮も耐え切れずに千切れるが、ありすの時と同じように千切れた部分は捨てて分身に再度持ち上げさせる。
「ゆっくり死ね!!!!! ゆっくり死ね!!!!!! ゆっくり死ね!!!!!!! ゆっくり死んでしまえ!!!!!!!!」
「むぎぃ!! むぎゃぁ!! むびゅっ!! むぎゅぁ――!!!」
最後の蹴りでふらんの足がぱちゅりーの口から飛び出し、皮を蹴り破られて帽子と一緒に餡子を撒き散らかしながらぱちゅりーは死んだ。

残るはれいむとまりさだ。
ふらんは先にれいむを始末しようと近づく。今度はどんな伸ばし方で殺してやろうか?
「ゆっ、もう充分だぜ! まりさを助けてほしいんだぜ!! ころさないでほじぶっ!!」
媚びた笑みを浮かべるまりさを蹴り飛ばし残酷な笑みを浮かべながられいむに立つが、さっきまで震えていたれいむがピクリとも動いて無い事に
気付くふらん。
「うー?」
様子を伺うと余りのショックに白目を剥いて死んでいた。思いっきり蹴飛ばしてみたが
まだこいつには伸ばして居ない。なのに死んでしまった!
「うがー!! 死ね死ね死ね!! ゆっくりせずに死ね!!」
既に死んでいたが構わない。
苦しまない相手を引き伸ばしても意味が無いとばかりに、れいむの髪飾りを掴み壁に叩き付けるが、それでも癇癪は治まらない。
髪の毛ごと引き千切れるほど叩き付けた頃には皮だけになっていた。

漸く落ち着いたふらんは荒れた呼吸を整え、最後の一匹のまりさを殺そうと洞穴を見渡すがまりさが居ない。
「う? 何処?」
れいむを潰すのに夢中になってる隙に逃げられてしまったようだ。
だが、あの痛めつけられた体ではそう遠くには逃げられまい。
ふらんは素早く外に飛び出し分身を使って四方を探すと、花畑とは反対の方向に飛ばした分身が川の側で水を飲むまりさを見つけた。
水を飲むまりさの背後に分身が降り立つ。
「ゆぐっ! ゆっくり?!」
物音に気付いて振り返るまりさが見たものは、今まさに自分を捕まえようとする分身の姿であった。
「ゆっ、ゆっくり来ないでね! まりさは川を降って逃げるよ!!」
まりさは帽子を川に放り、それに飛び乗る。
普段なら慎重に乗るが、今はそんな場合ではない。乗った直後は落ちそうになったが、すぐに安定させ分身から遠ざかる。
「ばかなふらんだね! まりさはゆっくり逃げるよ~。ゆ~ゆっゆ~♪」
水の勢いは急では無かったが、飛んで追いかけるのは難しい速さだった。
まりさは追って来るが距離を離される分身を見て安堵する。
すでに失った仲間の事は忘れ、はやくゆっくり出来る場所が無いかと考えていた。
そんなまりさの前にふらんが待ち構える。
「なんでぇぇぇぇーーーー!!」
分身から念を拾って駆けつけようとしたのだが、まりさが川を降ってる事を知って川下で待ち構えたのだ。
帽子の船に乗って降ってきたのは、両手を広げるだけで捕まえられるからふらんにとって実に都合が良かった。
「逃がさないよ! 最後のお前は絶対に!!」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」



暴れるまりさを洞穴に連れ戻し再度叩き付けて、こいつをどうしてやろうかと考えるふらん。
伸ばして殺すのはありすでやった。ぱちゅりーは伸ばして蹴り殺した。れいむは……残念だった。
それ以上の殺し方は……と考えた時、ふらんのお腹が鳴った。
そうだ、いつもやってるやり方をしよう。

「ゆぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
ふらんは千切れないギリギリの所までまりさを引っ張り伸ばす。
伸ばしたまりさをかつてまりさ自身がめーりんにやった様に固定して戻れないようにする。
「これで、お前はもう、ずーーーっと、伸びたままだ」
「いやぁぁぁぁ、もどにもどじでぇぇぇぇ!!」
暫くして戻らない事を確認したふらんはまりさを持って空に飛び立つ。
まりさは降ろせ降ろせと煩いがそれを無視してふらん達は手頃な棒を探す。

数分探した末にやっと見つけたのは、『この森はゆっくり達の森です』と書かれた立て看板だった。裏にゆっくりんピースと小さく書かれている。

ふらんたちはまりさをその看板の突き出た棒の部分に刺す。
「ゆぎぃぃぃぃぃぃ!!」
その際、餡子が漏れないように刺した部分を棒にくっ付けるように揉んで固定する。
「ゆぎぃ! ゆぎゅ! ゆぐぅ! ゆがぁ!」
「そこでゆっくり死んでいけ!!」
「いやだぁぁ、まりざをだずげでぇぇーー!!」
「煩い、ゆっくり食べられて死ね!」
「だずげでぇーー! だずげでゅぁ!!」
ようやく全て終わった事が分かると、ふらんは泣き叫ぶまりさの頭を最後に蹴飛ばしその場を飛び立つ。

お腹が空いていたが、その前に花畑に戻る。
めーりんを野ざらしには出来ず、ご飯の前に花畑に埋めてやろうと思ったのだ。
花畑に戻ったふらんは花畑で動くゆっくりを見つけたので、先に腹ごなしを済ませようか考えた。
「うー……」
だが、まずはめーりんの埋葬が先である。顔をパンパンと叩いて気合を入れてめーりんの所に向かう。
だが、めーりんの居た場所に降り立ってみるが、めーりんの死体が見当たらない。更にゆうかの死体まで無い。
「う? なんで? どこどこ?」
「おねーちゃん、おかえり~! わかるよー! 全部終わったんだねー!」
慌てて探すふらんのもとに、あの案内してくれた子ちぇんが現われてめーりんはこちらだと言う。
意味が分からないふらんは子ちぇんに着いて行くと、親ちぇんが穴を掘ってめーりんを埋めようとしているではないか。
「うぅ? 何してるの?!」
「わかるよー、埋めるんだねー。ちぇんはわかってるよー!」
ふらんは解らない。ここに戻ってくる事が解っていたのなら食べてしまう自分からは逃げてしまえば良いのに。
「いみがわからないんだねー、ちぇんはふらんが約束守って子供を帰してくれたからお礼をしてるだけだよー! わかってねー!」
お礼も何も、自分がやれと強要した事なのに……。
ふらんはそう思うが、親ちぇんにとっては一家全員が食べられててもおかしくない所を、お願いを聞いただけで助かったのだからお礼は当然だと
思っている。
ふらんは未だ分らない顔をしていたが、これがちぇん種なんだと無理やり理解した。
ちぇんに感謝したふらんは、これからはちぇん種は食べないようにしようと思い、親ちぇんと一緒にめーりんを穴へと運んだ。




そして、残されたまりさは――。
看板に固定されてすぐは夜だった為近づくものが居なかったが、朝になり鳥達が目覚め虫達が活動しだすと共に身を削られ餡子が付着した看板だ
けが残った。
「ゆっぐりだべないでぇぇぇぇぇ……」





fuku1450.txtさん、作品をお借りしました。





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最終更新:2008年09月14日 06:08
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