ゆっくりいじめ系2868 新しい群れの壊滅方法

※俺設定注意










ここは、森の奥の広場。
多数のゆっくりが生息する、ゆっくりプレイスだ。
今日もゆっくり達はこのゆっくりプレイスでゆん生を謳歌する。

「ゆっゆっゆ~♪」
「ちょうとさん、ゆっくりまってね!!」
「たいようさん、とってもゆっくりしているよぉ~♪」

降り注ぐ暖かい日の光。
まるで彼女たちを誘うように飛び回るちょうちょさん。
存分に歌を歌い、跳ね回り、ゆっくりすることができる。

そんな時、広場の外れ、木の陰から一匹のゆっくりが飛び出してきた。
「ゆ?」と声を上げ、そのゆっくりに注目するゆっくり達。
見れば、その表情は暗い。どう見てもゆっくりできているとは言えなさそうだった。

「ゆ?どうしたの?ぽんぽんいたいの?」
「おなかへってるんだぜ?ちょうちょさんたべるんだぜ?」
「ゆっくりしようよぉ~・・・・・・」

心配になってゾロゾロとその子のもとに群がり始めるゆっくり達。
生まれてこの方悪意を受けたことの無いここのゆっくり達にとって、ゆっくりできていない子がいるというのは大事件だった。
当のその子は、暗い表情を浮かべ続けている。

「・・・・・・ゆっくり、したい」

ぽつり、と。
その子はそう言った。
その発言に驚いて飛び上がるゆっくり達。

「ゆっ!ゆっくりしたいんなら、ゆっくりしてもいいんだよ!!」
「ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだけど、いっしょにゆっくりしようね!!」
「・・・・・・ほんとう?」

「ゆっくりしたい」だなんて、この子はゆっくり出来ていなかったんだろうか。
それはとても悲しいことだ。ゆっくりなのに、ゆっくり出来ないなんて。
一緒にゆっくりしたい。この子をゆっくりさせてあげたい。

「・・・・・・でも、ゆっくりしちゃだめだって、いわれたの・・・・・・」

グスリと、その子の目から涙がこぼれる。
またしても飛び上がるゆっくり達。
ゆっくりしちゃ駄目だなんて!そんな事を言ったのは誰だろう!なんてひどい事を言うんだ!

「ゆっ!!だいじょうぶだよ!!ゆっくりしてもいいんだからね!!」
「ゆっくりできないのはかなしいことだよ!!いっしょにゆっくりしようね!!」
「・・・・・・でも、みんなとちがうから、ゆっくりできない・・・・・・」

よよよ、と涙を流しながらその子は言う。
見てみれば、確かにその子はどこか普通のゆっくりとは違った。
れいむとも、まりさとも、ありすとも群れのゆっくりの誰とも違う。その子はいわゆる希少種であった。

「だいじょうぶだよ!!そんなことで、ゆっくりできないなんてことはないよ!!」
「まりさたちはいっしょにゆっくりできるのぜ!!」
「すがたがすこしくらいちがっても、ゆっくりにはかわりないわ!!!」
「・・・・・・みんな・・・・・・」

熱い皆の言葉に、その子の涙が止まる。
それをみてほっとする一同。ああ、泣き止んでくれた。
ふと見ればその子を囲むゆっくりの間から子ゆっくりや赤ゆっくりが這い出てきている。

「ゆっくち!れいみゅ、おねーしゃんとゆっくちしたいよ!」
「まりしゃも!まりしゃも!」
「ありしゅたちがおねーしゃんをいっぱいゆっきゅりしゃしぇてあげるわ!」
「・・・おちびちゃんたち・・・!」

彼女たちの母親ゆっくりは涙を流す。
ああ、我が子達は良い子に育ってくれた。
涙を流すゆっくりにこの子達は「ゆっくりしよう」と言ってあげたのだ。

「ほんとう?・・・ほんとうに、ゆっくりしても・・・いいの?」

「ほんとうだよ!!いっしょにゆっくりしようよ!!」
「ここにはおいしいおはなさんやちょうちょさんがいるんだぜ!!いっぱいゆっくりできるぜ!!」
「むきゅ、もうがまんしてゆっくりしなくてもいいのよ」
「ゆっきゅち!ゆっきゅち!!」

「・・・・・・みんなぁ・・・・・・!」

群れ一同の温かい言葉に、その子の心の扉が開いていく。
ゆっくりしてもいい。ここではゆっくりしてもいいんだ。
そしてその子は、初めて皆の前で笑顔を見せる。

「ゆっ、ゆっくりしていってね!!!」

暖かい、どこまでも暖かい笑顔。
それはまるで、太陽のようだ。
照らされるかのような笑みの前に、群れのゆっくり達は感動する。

「ゆぅ~っ!!とってもゆっくりしてるよぉ!!」
「そうだね!!とってもゆっくりしてるね!!」
「おねーしゃん、いっぱいゆっくちちようね!!」

そうだ。種の垣根など必要ない。
ゆっくりは、ゆっくりできるんだ。そして一緒にゆっくりしていけるんだ。
みみずだって、おけらだって、あめんぼだって、みんなみんなゆっくりしていってね!!!

「ゆ?」

気付けば、笑顔を浮かべたその子の様子がおかしい。
いや、様子はおかしくないのだが、何かが変だった。
具体的に言えば、その子の身体が光り始めている。

「・・・みんな。とってもゆっくりできたよ。ありがとう」

「ゆぅ~!!すごいよ!!ぴかぴかさんだよぉ!!」
「まるでおほしさまみた~い!!」
「とってもゆっくりできるんだねー!!わかるよー!!」

光り輝くその子を目にして、群れのボルテージはMAXへと達する。
とってもゆっくりできる!この子はなんて素晴らしいのだろう!!!
すごく綺麗だ。この青い光は、この子のゆっくりを現しているかのような・・・・・・

「しゅご~い!!ゆっきゅちぃ~!!」
「ちーんぽ!!まらっ!!」
「みんな!いっせーのせでいうよ!!!」

「「「「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」」」」」





「・・・・・・だからおくうと、ふーじょんしましょ!!!」




















20○○年。ゆっくりプレイスは核の炎に包まれた。










森に接する村の住人たちは、巨大なキノコ雲を見上げながらまたもこう言う。

「またおくうか」「まーたうにゅほの仕業か」「バ烏なら仕方ないな」「ああ、お⑨なら仕方ない」










爆心地。
何もかも吹き飛んだゆっくりプレイスで、未だ蠢くものの気配があった。

「ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
「ばりざのぉ!!ばりざのがおがああああぁぁぁぁあぁぁ!!!!」
「おぢびじゃん!!?おぢびじゃん、めをあげでえええぇぇぇぇ!!!!」

そう。
(なぜか)奇跡的に爆発から生き残っていたゆっくり達が、絶叫をあげ続けている。
黒焦げになったもの、顔がケロイド状に爛れ落ちるもの、元我が子の消し炭に縋りつくもの。
行動は違えど、全員が全員、何処かしらに深い傷を負っている。

「お゛・・・・・・おがじいよー・・・・・・がらだが・・・・・・ア゛に゛ャあ゛あ゛あぁぁぁぁあsdjklghjkl・あsb!!!!」

奇怪な叫び声を上げて、突然変異を起こすものも居た。
最早ゆっくりとは呼べないソレは、同胞であるはずのゆっくりへと襲い掛かる。
そして彼女たちを喰らい、また別の標的へと狙いを定めていくのだ。





「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!やべで!!じぬ!!じんじゃう!!!」
「いぎいいいぃぃぃぃ!!!!がおがあああぁぁぁ!!!がおがあああああああああああぁぁぁぁ!!!!!」
「お゛っ、おぎゃーしゃん!?やべっ、やべでえええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「とg:q;lgr03か:lb・zx:い:d¥0-bはj:「@ー!!!!!」
「ちz、xchj。zーmx;¥:ん::q。l・ぽ;:p!!!」





こうして、また一つのゆっくりプレイスが一瞬にて灰燼へと化した。
ゆっくりにとって夢ともいえるゆっくりプレイス。それはいとも容易く失われる。
ゆっくりによって。人によって。自然によって。あるいはそれ以外のものによって。
今回は数多ある内の一例に過ぎない。こんな事は日常茶飯事なのだ。










「うにゅー♪」










そうしてまた世界のどこかで、ゆっくりうつほの産声があがった。
果たして彼女が何処のゆっくりプレイスを爆発させるのかは、今は誰にも分からない。










     新しい群れの壊滅方法を考えてみた
                  おわり









―――――
書き溜めです。またイ○ローか。
BGMはドリフのアレをご想像すると愉快になれるかもしれません。
ちなみに、あの森ではなぜかおくうがよく生まれるので村人の皆さんは慣れ切っています。
(なぜか)放射線の心配なし。でもガンマ線らしきものを浴びてまちょりーが生まれる。かもしれない。

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最終更新:2011年07月28日 03:55
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