れいむの受難

fuku6541:赤ちゃんのゆっくり返しの勝手にその後です。





「このままじゃずっとゆっくりしちゃうよ…」

危機感を募らせたれいむは最後の賭けにでた。
思いっきり息を吸い込むと…

「ゆうううううううううううううううううううう!」
「おきゃーしゃん?」
「ゆうううううううううううううううううううう!」
「ゆ!?おきゃーしゃん!ゆううううはやめちぇね!」
「ゆうううううううううううううううううううう!」
「ゆぴっ!れ、れーみゅのあんこしゃんがぁぁぁぁ!!」

ゆっくりはそれほど高等な体の構造をしていない。
胎児のいる空間は子宮であり肺であり脳であり、そして胃でもある。

「ゆうううううううううううううううううううう!」
「ど、どげりゅ……れーみゅが……きゃわいい……れーみゅがぁぁぁぁ……」

れいむは体内に力を入れる事により、胎児を消化したのであった。





「ゆぅ…けっきょくおちびちゃんはぜんぶいなくなっちゃったよ……」

洞窟にて一人途方にくれるれいむ。

「でもれいむはあたらしいであいをもとめるよ!あんなげすまりさなんてこっちからねがいさげだよ!」





数ヵ月後、れいむは何とか一命を取りとめ、再度群で新しい出会いを探した。
しかし

「ゆぅん、とてもきれいなありすだね、れいむといっしょに……」
「ゆ゛!?いなかもののれいむはあっちにいってね!」
「ゆ!?」

別の場所でも

「もりのけんじゃであるぱちゅりーといっしょになれればれいむはしあわせだよぉー」
「むぎゅうううう、げすれいむなんてこっちからおことわりだわ!」
「ゆゆゆ!?」

温和なちぇんでさえ

「ちぇー……」
「わがらないよぉおおおおおおお!」

おかしい、行く先行く先でみんなに避けられている。
不思議に思ったれいむだったが、ある時その原因と遭遇した。
それは狩りに行った時に茂みの向こうから聞こえてくる声だった。

「れいむはごみくずだよ!あかちゃんができるとまりさを『かるきかい』あつかいするんだよ」
「それはとかいはじゃないわね…」
「もうまりさはどれいどうぜんのあつかいだったんだよ!」
「むきゅう……あいのないはなしだわ」
「おつかれさまのひとこともないんだよ!」
「わからないよーらんしゃまはちぇんをいつもほめてくれるよー」

声の主は別れたまりさだった。
れいむはまりさに対する怒りも当然の事ながら、まりさの狩る機械発言にさらに怒りを覚えた。

「そのまりさはゆっくりごろしのげすだよ!」
「「「「「ゆゆゆっ!?」」」」」






「れいむがいっしょうけんめいうんだあかちゃんを……」
「れいむ、おなかのなかにいたってあかちゃんはどうしたの?」
「ゆっ!?」

辺りに流れる静寂……

「そ、それはなかなかでてこないから、おなかのなかでゆっくりしちゃっ」
「ゆっくりごろしだぁぁぁぁああああああ!!」
「ゆ゛ん゛!?」

まりさが大声で叫んだ瞬間、我に返ったゆっくりたちはすぐさま攻撃を始める。

「だんなをあいさないいなかものはゆっくりしねっ!」
「ゆびッ!」
「ゆっくりごろしはしょけいするのよ!」
「ゆぐッ!」
「げすはしょけいだねーわかるよー!」
「ゆひぃいいいいいい!」



処刑が始まって数時間。
まさに虫の息状態のれいむの前にはまりさがいた。

「ゆ、ゆぐっ……ご、ごのげずゆっぐり……」
「ゆふぅ、まりさをどれいあつかいしてまでうんだあかちゃんをころすなんて、ほんとうにゆっくりしていないくずれいむだったね」
「ゆぎぃいいいい、くずはおばえだぁぁぁぁ」
「こんなのといっしょになったのがまりささいだいのおてんだよ」
「おばえにいわれだぐないいいいいいい」
「くずはゆっくり……しねっ!」

咥えていた棒がれいむの中枢を直撃する。

「ゆひぃ!!」

こうしてよくわからないれいむの処刑は終わった。
彼女はただ一言、表面上だけでもいいので「まりさ、まいにちありがとうね」とだけ言えばよかった。
それだけで家族は円満に営まれるのである。





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勢いで書いたらこんな結果に…
fuku6541の作者さん、ごめんなんだぜ

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最終更新:2011年07月31日 16:22
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